JPS601877B2 - 高分子多糖類物質mps−80及びその製造法 - Google Patents
高分子多糖類物質mps−80及びその製造法Info
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- JPS601877B2 JPS601877B2 JP303981A JP303981A JPS601877B2 JP S601877 B2 JPS601877 B2 JP S601877B2 JP 303981 A JP303981 A JP 303981A JP 303981 A JP303981 A JP 303981A JP S601877 B2 JPS601877 B2 JP S601877B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P19/00—Preparation of compounds containing saccharide radicals
- C12P19/04—Polysaccharides, i.e. compounds containing more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic bonds
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/715—Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な高分子多糖類物質MPS−80及びそ
の製造法に関するものである。
の製造法に関するものである。
更に詳細には、本発明は、高粘性で、抗腫場作用を有す
る高分子多糖類物質M門‐80及びその製造法に関する
ものである。
る高分子多糖類物質M門‐80及びその製造法に関する
ものである。
本発明の高分子多糖類物質M鴎−80はラクトバチルス
属及びストレプトコッカス属に属する高分子多糖類物質
M博一80生産菌を培養することによって製造すること
ができる。
属及びストレプトコッカス属に属する高分子多糖類物質
M博一80生産菌を培養することによって製造すること
ができる。
高分子多糖類物質MPS−8比生産菌の具体例としては
、徴工研に寄託された菌として、ラクトバチルス・ュー
グルテイNo.851、FERMBP一66(FERM
一PNo.5851)〔仏ctobachlus 瓜処
ni No.851、FERMBP−66(FERM−
P No.5851)〕及びストレプトコツカス・サー
モフイラスNo.127、FERM BP−65(FE
RM−P No.5850)〔S08ptococc
聡〜 thermoph肌s No.127、FERM
BP−65(FERM−P No.5850)〕が示さ
れ、有効に使用される。本発明は、高分子多糖類物質M
PS−80に関し、そして高分子多糖類物質MPS−8
0を製造する方法に関するものである。
、徴工研に寄託された菌として、ラクトバチルス・ュー
グルテイNo.851、FERMBP一66(FERM
一PNo.5851)〔仏ctobachlus 瓜処
ni No.851、FERMBP−66(FERM−
P No.5851)〕及びストレプトコツカス・サー
モフイラスNo.127、FERM BP−65(FE
RM−P No.5850)〔S08ptococc
聡〜 thermoph肌s No.127、FERM
BP−65(FERM−P No.5850)〕が示さ
れ、有効に使用される。本発明は、高分子多糖類物質M
PS−80に関し、そして高分子多糖類物質MPS−8
0を製造する方法に関するものである。
高分子多糖類物質MPS−80は、高分子多糖類物質M
PS−8逆生産菌を培養した後、培養物の液体区分およ
び菌体区分から分離採取することによって得ることがで
きる。
PS−8逆生産菌を培養した後、培養物の液体区分およ
び菌体区分から分離採取することによって得ることがで
きる。
培養培地としては、いかなる組成の培地でもよいが、脱
脂乳、ホェー等を含有する乳酸菌培養培地が好ましい。
脂乳、ホェー等を含有する乳酸菌培養培地が好ましい。
培地条件としては、例えば、2000〜45qoの静暦
培養で十分であり、また、高分子多健類物質MPS−8
0生産菌の生育が可能で高分子多糖類物質MPS−80
を産生する条件であればいかなる条件でもよい。高分子
多糖類物質M$−80生産菌の培養物から遠心分離によ
り液体区分および菌体区分を得、次いで、これらから抗
腫場作用を有する高分子多糖類物質MPS一80を採取
する。
培養で十分であり、また、高分子多健類物質MPS−8
0生産菌の生育が可能で高分子多糖類物質MPS−80
を産生する条件であればいかなる条件でもよい。高分子
多糖類物質M$−80生産菌の培養物から遠心分離によ
り液体区分および菌体区分を得、次いで、これらから抗
腫場作用を有する高分子多糖類物質MPS一80を採取
する。
液体区分から高分子多糖類物質MPS一80を採取する
には常法によればよく、例として、ゲル炉過、イオン交
換クロマトグラフィー、塩析、溶媒分画、透析などの操
作を単独あるいは適宜併用すればよい。菌体区分から高
分子多糖類物質MPS一80を採取するには、菌体区分
から例えば水抽出を行ない、その後は液体区分からの採
取法に準ずればよい。本発明方法において、一般的には
、ホロー培地で高分子多糖類物質MPS−80生産菌を
培養し、培養終了後、遠心分離にて培養上燈液を得る。
には常法によればよく、例として、ゲル炉過、イオン交
換クロマトグラフィー、塩析、溶媒分画、透析などの操
作を単独あるいは適宜併用すればよい。菌体区分から高
分子多糖類物質MPS一80を採取するには、菌体区分
から例えば水抽出を行ない、その後は液体区分からの採
取法に準ずればよい。本発明方法において、一般的には
、ホロー培地で高分子多糖類物質MPS−80生産菌を
培養し、培養終了後、遠心分離にて培養上燈液を得る。
次いで、この培養上燈液に有機溶媒を添加し、沈澱物を
得る。一方、遠心分離にて得られた菌体区分につき水抽
出を行ない、次いで、遠心分離を行ない抽出上燈液を得
る。
得る。一方、遠心分離にて得られた菌体区分につき水抽
出を行ない、次いで、遠心分離を行ない抽出上燈液を得
る。
この上燈液に有機溶媒を添加し、沈澱物を得る。
このようにして得られた両沈澱物を水に溶解した後、同
様に有機溶媒を添加し、再沈澱させる。
様に有機溶媒を添加し、再沈澱させる。
この沈澱物質を適当な緩衝液に溶解した後、同種の緩衝
液で十分緩衝化したイオン交換体に負荷する。次いで、
同種の緩衝液を流し、イオン交換体に吸着されない高分
子多糖類物質を含む通過液を回収し、イオン交換水に対
して透析する。透析内液を凍結乾燥し、精製高分子多糖
類物質MPS−80を得る。ここに得られた高分子多糖
類物質MPS−80は優れた抗腫嬢作用を有し、抗腫場
剤として有用であり、かつまた、高粘性であるために、
増粘剤として有用である。
液で十分緩衝化したイオン交換体に負荷する。次いで、
同種の緩衝液を流し、イオン交換体に吸着されない高分
子多糖類物質を含む通過液を回収し、イオン交換水に対
して透析する。透析内液を凍結乾燥し、精製高分子多糖
類物質MPS−80を得る。ここに得られた高分子多糖
類物質MPS−80は優れた抗腫嬢作用を有し、抗腫場
剤として有用であり、かつまた、高粘性であるために、
増粘剤として有用である。
本発明の高分子多糖類物質MPS−80の理化学的性質
を次に示す。
を次に示す。
‘1} 元素分析
C:42.2%
H:6.9%
0:50.4%
■ 分子量
(i’限外涙過法による場合。
Sepharose班による限外炉週を行なった結果を
第1図に示した。
第1図に示した。
力ラムサイズ2.5×40.5弧;フラクシヨン5夕;
試料2.5の9(1の‘)を負荷:展開剤0.08けり
ん酸緩衝液(pH6.0);の条件により、本物質はほ
ぼVo紅Volume付近に分固される。
試料2.5の9(1の‘)を負荷:展開剤0.08けり
ん酸緩衝液(pH6.0);の条件により、本物質はほ
ぼVo紅Volume付近に分固される。
(ii) 超遠心法による場合。
0.2けりん酸緩衝液(pH7.3)に0.1%濃度で
溶解した試料について超遠′D法(言設定回転数512
0皿PM)により沈降定数を求めたところ7.9$(S
:Sved戊rg単位)であった。
溶解した試料について超遠′D法(言設定回転数512
0皿PM)により沈降定数を求めたところ7.9$(S
:Sved戊rg単位)であった。
(沈降は単一状態を示した。)【3ー 融点(分解点)
本物質は262℃付近で変色が始まり、263〜26△
0で黒変する。
0で黒変する。
‘4ー 比旋光度
〔Q〕背=十33‐2(C=○‐5%)
■ 紫外部吸収スペクトル
第2図に示す通りである。
■ 赤外部吸収スペクトル
第3図に示す通りである。
(7} 溶剤に対する溶解性
水に可溶、メタノール、エタノール、アセトン・エーテ
ルに不溶。
ルに不溶。
{8) 呈色反応
(i)モーリッシュ反応 +
(ii) アンスロン反応 +皿 システ
イン−硫酸反応 +Gの アニリン−塩酸反応 M カルバゾール−硫酸反応 M ェルソンーモルガン反応 Vil ビュレット反応 ‘9’塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.1%〜0.5%水溶液のpHは中性である
。
イン−硫酸反応 +Gの アニリン−塩酸反応 M カルバゾール−硫酸反応 M ェルソンーモルガン反応 Vil ビュレット反応 ‘9’塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.1%〜0.5%水溶液のpHは中性である
。
OQ 物質の色
本物質の凍結乾燥物は白色繊維状である。
00 構成糖の種類
5%SE−52(2のカラム)を使用し、GLCによる
構成糖の種類を調べた。
構成糖の種類を調べた。
条件:昇温150qo〜230oo(300/mm)試
料を州一日交04で沸とう水中4時間加水分解し、炭酸
バリウムで中和後炉遇した。
料を州一日交04で沸とう水中4時間加水分解し、炭酸
バリウムで中和後炉遇した。
炉液についてアンバーライトIRA−410およびアン
バーライトIR−120Rで脱塩後濃縮乾固し、TMS
化してGLCにかけた。その結果、本物質の構成糖とし
てグルコース、ガラクトースが認められた。02 構成
糖の組成比 試料を州一馬S04で務とう水中4時間加水分解し、炭
酸バリウムで中和後炉過し、その炉液について酵素法に
より構成糖の組成比を調べた。
バーライトIR−120Rで脱塩後濃縮乾固し、TMS
化してGLCにかけた。その結果、本物質の構成糖とし
てグルコース、ガラクトースが認められた。02 構成
糖の組成比 試料を州一馬S04で務とう水中4時間加水分解し、炭
酸バリウムで中和後炉過し、その炉液について酵素法に
より構成糖の組成比を調べた。
その結果グルコース:ガラクトース=2.2〜1.9:
1であった。03 CI3一NMRスペクトル(D20
中、TMS基準)(ppm)第4図に結果を示した。
1であった。03 CI3一NMRスペクトル(D20
中、TMS基準)(ppm)第4図に結果を示した。
仙 酵素による分解性
0.09M酢酸緩衝液に溶解した本物質について各種酵
素を作用させた。
素を作用させた。
酵素による分解性はソモギー・ネルソン法による還元糖
量の増加で判定した。使用した酵素と反応条件。
量の増加で判定した。使用した酵素と反応条件。
a Q−Amylase(ベーリンガー社)pH5.9
370、4時間b 8−Amylase(ベーリンガー
社)pH4.83000、4時間c 3一Galacb
sidase(ベーリンガー社)pH4.& 30o○
、4時間d Amyloglucos℃ase(ベーリ
ンガー社)pH4.8、3000、4時間e Q−G
alacのsidase(ベーリンガー社)pH4.8
30q○、4時間上記条件下ではa〜eすべてにおい
て、還元糖量の増加は全く認められなかった。
370、4時間b 8−Amylase(ベーリンガー
社)pH4.83000、4時間c 3一Galacb
sidase(ベーリンガー社)pH4.& 30o○
、4時間d Amyloglucos℃ase(ベーリ
ンガー社)pH4.8、3000、4時間e Q−G
alacのsidase(ベーリンガー社)pH4.8
30q○、4時間上記条件下ではa〜eすべてにおい
て、還元糖量の増加は全く認められなかった。
03 LD50
ddY5w千マウス(平均体重21.3夕、1群7匹)
を用い、生理食塩水に溶解した試料を各種投与量で腹腔
内に1回投与してloB間観察しLD5oを求めた。
を用い、生理食塩水に溶解した試料を各種投与量で腹腔
内に1回投与してloB間観察しLD5oを求めた。
その結果LD5。は200の9/k9体重以上であった
。次に本発明の実施例及び試験例を示す。実施例 1 ホェー培地(10%w/vホェー粉十0.5%w/vビ
ール酵母エキス)10夕にいctobac可lusJu
則niNo.851、FERM BP−65(FERM
−PNo.5851)を接種し、3700で24時間静
道培養し、培養終了後、遠心分離(1000仇pm、1
5min)にて培養上燈液9.2そを得る。
。次に本発明の実施例及び試験例を示す。実施例 1 ホェー培地(10%w/vホェー粉十0.5%w/vビ
ール酵母エキス)10夕にいctobac可lusJu
則niNo.851、FERM BP−65(FERM
−PNo.5851)を接種し、3700で24時間静
道培養し、培養終了後、遠心分離(1000仇pm、1
5min)にて培養上燈液9.2そを得る。
この上燈液に99.5%エチルアルコールを最終濃度と
して35%(v/v)となるように添加する。本操作に
より沈澱物質が認められるようになり、この沈澱物質を
遠心分離(1000仇pm、靴h)し、沈澱物質1.2
夕を得る。この沈澱物質にイオン交換水を加え溶解後、
不溶性物質を遠心分離(1000仇pm、15min)
にて除去する。本操作を計3回繰り返すことにより80
0の9の粗精製物が得られる。ここに得られた粗精製物
を0.09 Mりん酸緩衝液(pH6.0)に溶解し、
同緩衝液で十分に緩衝化したジエチルアミノエチルセル
ロース(DEAE〜セルロース)を充填したカラムに負
荷する。
して35%(v/v)となるように添加する。本操作に
より沈澱物質が認められるようになり、この沈澱物質を
遠心分離(1000仇pm、靴h)し、沈澱物質1.2
夕を得る。この沈澱物質にイオン交換水を加え溶解後、
不溶性物質を遠心分離(1000仇pm、15min)
にて除去する。本操作を計3回繰り返すことにより80
0の9の粗精製物が得られる。ここに得られた粗精製物
を0.09 Mりん酸緩衝液(pH6.0)に溶解し、
同緩衝液で十分に緩衝化したジエチルアミノエチルセル
ロース(DEAE〜セルロース)を充填したカラムに負
荷する。
同緩衝液を流し、DEAE−セルロースに非吸着性物質
を含む通過液を採取する。非吸着性物質を含む溶液を凍
結乾燥した後、イオン交換水に溶解し、イオン交換水に
対して1oo0で4日間、透析チューブにて透析を行な
う。透析終了後、透析内液を凍結乾燥し、高分子多糖類
物質MPS−80の凍結乾燥標品500の9を得る。実
施例 2 10%w′vのホェー粉溶液10れこビール酵母エキス
を0.5%w′v添加して培地とした。
を含む通過液を採取する。非吸着性物質を含む溶液を凍
結乾燥した後、イオン交換水に溶解し、イオン交換水に
対して1oo0で4日間、透析チューブにて透析を行な
う。透析終了後、透析内液を凍結乾燥し、高分子多糖類
物質MPS−80の凍結乾燥標品500の9を得る。実
施例 2 10%w′vのホェー粉溶液10れこビール酵母エキス
を0.5%w′v添加して培地とした。
− の 培 地 に Streptococ
c瓜the皿。
c瓜the皿。
phil低No.I27・FERMBP−65(FER
M−P No.5850)を接種し、37℃で20時間
静置培養する。培養終了後、遠心分離(1000仇pm
、15min)にて培養上燈液を9〆得る。この上燈液
に99.5%エチルアルコールを最終濃度として50%
(v/v)となるように添加する。遠心分離(1000
仇pm、5hh)により生じた沈澱物質1.7夕を得る
。この沈澱物質にイオン交換水を加えて溶解し、遠心分
離(1000仇pm、15mm)にて不溶性物質を除去
する。
M−P No.5850)を接種し、37℃で20時間
静置培養する。培養終了後、遠心分離(1000仇pm
、15min)にて培養上燈液を9〆得る。この上燈液
に99.5%エチルアルコールを最終濃度として50%
(v/v)となるように添加する。遠心分離(1000
仇pm、5hh)により生じた沈澱物質1.7夕を得る
。この沈澱物質にイオン交換水を加えて溶解し、遠心分
離(1000仇pm、15mm)にて不溶性物質を除去
する。
本操作を3回繰り返すことにより1.2夕の粗精製物が
得られる。
得られる。
ここに得られた粗精製物を0.09けりん酸緩衝液(p
H6.0)に熔解し、同緩衝液で十分に緩衝化したジエ
チルアミノエチルセルロース(DEAEセルロース)を
充填したカラムに負荷する。
H6.0)に熔解し、同緩衝液で十分に緩衝化したジエ
チルアミノエチルセルロース(DEAEセルロース)を
充填したカラムに負荷する。
同緩衝液を流し、DEAE−セルロースに非吸着性物質
を含む通過液を採取する。
を含む通過液を採取する。
非吸着性物質を含む溶液を凍結乾燥した後、イオン交換
水に溶解し、イオン交換水に対して1oo0で4日間透
析チューブにて透析を行なう。透析終了後、透析内液を
凍結乾燥し、高分子多糖類物質M円S−8の東結乾燥品
800の9を得る。ここに得られた標品は、セファロー
ス餌によるカラムクロマトグラフイーの結果および超遠
心分析の結果、いずれも単一物質であることが明らかに
なり、標品を水に解した場合には無色透明を呈した。
水に溶解し、イオン交換水に対して1oo0で4日間透
析チューブにて透析を行なう。透析終了後、透析内液を
凍結乾燥し、高分子多糖類物質M円S−8の東結乾燥品
800の9を得る。ここに得られた標品は、セファロー
ス餌によるカラムクロマトグラフイーの結果および超遠
心分析の結果、いずれも単一物質であることが明らかに
なり、標品を水に解した場合には無色透明を呈した。
試験例 1
Ehr比h腹水癌に対する効果
ddY系8週令の雌性マウスを用い、1群7匹とし、予
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水癌細月包を1×1び個腹腔内に移植し、翌日より連続
9日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩
水に溶解した、実施例1で得た高分子多糖類物質MPS
−80を腹腔内投与した。
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水癌細月包を1×1び個腹腔内に移植し、翌日より連続
9日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩
水に溶解した、実施例1で得た高分子多糖類物質MPS
−80を腹腔内投与した。
投与量は15の9/k9′dayおよび60の夕/k9
/舷yの2段階とした。高分子多糖類物質MPS−80
のEhmch腹水癌に対する効果は、対照群に対して試
験群でどの程度延命したかで判定した。
/舷yの2段階とした。高分子多糖類物質MPS−80
のEhmch腹水癌に対する効果は、対照群に対して試
験群でどの程度延命したかで判定した。
結果を第1表に示した。
第1表
第1表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80はE
hrlich腹水癌に対して強い抗癌性を示すことが分
る。
hrlich腹水癌に対して強い抗癌性を示すことが分
る。
試験例 2
Ehr比h腹水癌に対する効果
ddY系8週令の雌性マウスを用い、1群7匹とし、予
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水癌細胞を1×1び個腹腔内に移殖し、移安直日を含め
連続3日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理
食塩水に溶解した、実施例2で得た高分子多糖類物質M
PS−80を腹腔内投与した。
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水癌細胞を1×1び個腹腔内に移殖し、移安直日を含め
連続3日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理
食塩水に溶解した、実施例2で得た高分子多糖類物質M
PS−80を腹腔内投与した。
投与量は12.5の9/k9′day、25.0の9′
k9/舷y、および50の9ノX9′dayの3段階と
した。結果を第2表に示した。第2表 第2表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80は、
延命率では顕著な効果は認められないが60日生存マウ
スの匹数において有効性が認められる。
k9/舷y、および50の9ノX9′dayの3段階と
した。結果を第2表に示した。第2表 第2表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80は、
延命率では顕著な効果は認められないが60日生存マウ
スの匹数において有効性が認められる。
試験例 3
Ehr比h固型癌に対する効果
ddY系8週令の雌性マウスを用い、1群8匹とし、予
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水建細胞を1×1ぴ個皮下移殖し、翌日より連続8日間
、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩水に溶
解した、実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80
を腹腔内投与した。
め1週間ddY系マウスに継代増殖させたEhr比h腹
水建細胞を1×1ぴ個皮下移殖し、翌日より連続8日間
、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩水に溶
解した、実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80
を腹腔内投与した。
投与量は12.5の9/k9′礎yおよび25.0の9
/k9/dayの2段階とした。高分子多糖類物質のE
hrlich固型癌に対する効果は、試験群において、
Ehrlにh固型癌が消失した動物が何匹認められるか
により判定した。
/k9/dayの2段階とした。高分子多糖類物質のE
hrlich固型癌に対する効果は、試験群において、
Ehrlにh固型癌が消失した動物が何匹認められるか
により判定した。
結果を第3表に示した。第3表
第3表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80は、
Ehr比h団型癌に対して顕著な効果が認められる。
Ehr比h団型癌に対して顕著な効果が認められる。
試験例 4
Sarcoma180腹水腫湯に対する効果ddY系8
週令雌性マウスを用い、1群5匹とし、予め1週間dd
Y系マウスに継代増殖させたSarcoma180腹水
腫湯細胞を1×1び個腹腔内に移植し、翌日より連続9
日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩水
に溶解した、実施例1で得た高分子多糖類物質M円S−
80を腹腔内投与した。
週令雌性マウスを用い、1群5匹とし、予め1週間dd
Y系マウスに継代増殖させたSarcoma180腹水
腫湯細胞を1×1び個腹腔内に移植し、翌日より連続9
日間、対照群には生理食塩水を、試験群には生理食塩水
に溶解した、実施例1で得た高分子多糖類物質M円S−
80を腹腔内投与した。
投与量は12.5の9/k9/泌y、25.0の9/【
9′舷y、50の9/k9/dayの3段階とした。高
分子多糖類物質MPS−80のSarcoma180腹
水腰場に対する効果は、対照群に対して試験群でどの程
度延命したかで判定した。結果を第4表に示した。
9′舷y、50の9/k9/dayの3段階とした。高
分子多糖類物質MPS−80のSarcoma180腹
水腰場に対する効果は、対照群に対して試験群でどの程
度延命したかで判定した。結果を第4表に示した。
第4表
第4表の結果から、高分子多糖類物質MPS−80はS
arcoma180腹水腫場に対して強い抗腫傷性を示
すのが分る。
arcoma180腹水腫場に対して強い抗腫傷性を示
すのが分る。
試験例 5
リンホサイテイツク・リュケミアP−38期庫湯に対す
る効果CDF,、6週令の雄性マウスを用い、1群8匹
とし、予め1週間DBAマウスに継代増殖させたP−3
8母細胞を5×1ぴ個腹腔内に移植し、マィトマィシン
Cと実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80との
併用実験を行なった。
る効果CDF,、6週令の雄性マウスを用い、1群8匹
とし、予め1週間DBAマウスに継代増殖させたP−3
8母細胞を5×1ぴ個腹腔内に移植し、マィトマィシン
Cと実施例1で得た高分子多糖類物質MPS−80との
併用実験を行なった。
対照群には移植翌日より生理食塩水のみを連続10日間
、マィトマイシンC単独投与群には移植翌日にマイトマ
イシンC(1池/k9)を1回のみ、マィトマィシンC
と高分子多糖類物質MPS−80との併用実験群には、
移植翌日にマィトマィシンC(1雌′kg)を1回、移
植後2日目から高分子多榛類物質M俺−80を連続9日
間、それぞれ腹腔内に投与した。
、マィトマイシンC単独投与群には移植翌日にマイトマ
イシンC(1池/k9)を1回のみ、マィトマィシンC
と高分子多糖類物質MPS−80との併用実験群には、
移植翌日にマィトマィシンC(1雌′kg)を1回、移
植後2日目から高分子多榛類物質M俺−80を連続9日
間、それぞれ腹腔内に投与した。
高分子多糖類物質MPS−80の投与量は12.5の9
/k9/船y、25.肋夕/k9/day、50.0雌
′k9/day、77.5の9/k9/船yの4段階と
した。高分子多糖類物質MPS−80の併用効果は、延
命率および70日生存マウス匹数によって判定した。結
果を第5表に示した。
/k9/船y、25.肋夕/k9/day、50.0雌
′k9/day、77.5の9/k9/船yの4段階と
した。高分子多糖類物質MPS−80の併用効果は、延
命率および70日生存マウス匹数によって判定した。結
果を第5表に示した。
第5表
第5表の結果から、高分子多糖類物質M門−80をマィ
トマイシンCと併用することにより延命率および70日
生存マウス数を見ると併用効果が認められる。
トマイシンCと併用することにより延命率および70日
生存マウス数を見ると併用効果が認められる。
第1図は高分子多糖類物質MPS−80の限外炉過によ
る展開図である。 a・・・・・・高分子多糖類物質MPS−80、b・・
・・・・BlueDe九ran。 第2図は高分子多糖類物質MPS−80の紫外部吸収ス
ペクトルを、第3図は同じく赤外部吸収スペクトルを、
第4図は同じくCI3−NMRスペクトルを示す図であ
る。 第1図 第2図 図 の 鯨 第4図
る展開図である。 a・・・・・・高分子多糖類物質MPS−80、b・・
・・・・BlueDe九ran。 第2図は高分子多糖類物質MPS−80の紫外部吸収ス
ペクトルを、第3図は同じく赤外部吸収スペクトルを、
第4図は同じくCI3−NMRスペクトルを示す図であ
る。 第1図 第2図 図 の 鯨 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の理化学的性質を有する高分子多糖類物質MPS
−80。 (1)元素分析 C:42.2% H:6.9% O:50.4% (2)分子量 (i)限外濾過法による場合。 Sepharose2Bによる限外濾過を行なつた結果
を第1図に示した。 カラムサイズ2.5×40.5cm;フラクシヨン5g
;試料2.5mg(1ml)を負荷;展開剤0.05M
りん酸緩衝液(pH6.0);の条件により、本物質は
ほぼVoid Volume付近に分画される。 (ii)超遠心法による場合。 0.2Mりん酸緩衝液(pH7.3)に0.1%濃度で
溶解した試料について超遠心法(設定回転数51200
RPM)により沈降定数を求めたところ7.98S(S
:Svedberg単位)であつた。 (沈降は単一状態を示した。)(3)融点(分解点) 本物質は262℃付近で変色が始まり、263〜264
℃で黒変する。 (4)比旋光度 〔α〕■=+33.2(C=0.5%) (5)紫外部吸収スペクトル 第2図に示す通りである。 (6)赤外部吸収スペクトル 第3図に示す通りである。 (7)溶剤に対する溶解性 水に可溶、メタノール、エタノール、アセトン、エーテ
ルに不溶。 (8)呈色反応 (i)モーリツシユ反応+ (ii)アンスロン反応+ (iii)システイン−硫酸反応+ (iv)アニリン−塩酸反応− (v)カルバゾール−硫酸反応− (vi)エルソン−モルガン反応− (vii)ビユレツト反応− (9)塩基性、酸性、中性の別 本物質の0.1%〜0.5%水溶液のpHは中性である
。 (10)物質の色 本物質の凍結乾燥物は白色繊維状である。 (11)構成糖の種類 5%SE−52(2mカラム)を使用し、GLCによる
構成糖の種類を調べた。 条件:昇温150℃〜230℃(3℃/min)試料を
2N−H_2SO_4で沸とう水中4時間加水分解し、
炭酸バリウムで中和後濾過した。 濾液についてアンバーライトIRA−410およびアン
バーライトIR−120Bで脱塩後濃縮乾固し、TMS
化してGLCにかけた。その結果、本物質の構成糖とし
てグルコース、ガラクトースが認められた。(12)構
成糖の組成比 試料を2N−H_2SO_4で沸とう水中4時間加水分
解し、炭酸バリウムで中和後濾過し、その濾液について
酵素法により構成糖の組成比を調べた。 その結果グルコース:ガラクトース=2.2〜1.9:
1であつた。(13)C^1^3−NMRスペクトル(
D_2O中、TMS基準)(ppm)第4図に結果を示
した。 (14)酵素による分解性 0.05M酢酸緩衝液に溶解した本物質について各種酵
素を作用させた。 酵素による分解性はソモギー・ネルソン法による還元糖
量の増加で判定した。使用した酵素と反応条件 a α−Amylase(ベーリンガー社)pH5.9
、37℃、時間b β−Amylase(ベーリンガー
社)pH4.8、30℃、4時間c β−Galact
osidase(ベーリンガー社)pH4.8、30℃
、4時間d Amyloglucosidase)(ベ
ーリンガー社)pH4.8、30℃、4時間e α−G
alactosidase(ベーリンガー社)pH4.
8、30℃、4時間上記条件下ではa〜eすべてにおい
て、還元糖量の増加は全く認められなかつた。 (15)LD_5_0 ddY5w♀マウス(平均体重21.3g、1群7匹)
を用い、生理食塩水に溶解した試料を各種投与量で腹腔
内に1回投与して10日間観察しLD_5_0を求めた
。 その結果LD_5_0は200mg/kg体重以上であ
つた。2 ラクトバチルス属又はストレプトコツカス属
に属する高分子多糖類物質MPS−8生産菌を培養し、
培養物より高分子多糖類物質MPS−80を採取するこ
とを特徴とする高分子多糖類物質MPS−80の製造法
。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP303981A JPS601877B2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 高分子多糖類物質mps−80及びその製造法 |
US06/322,183 US4396763A (en) | 1981-01-14 | 1981-11-17 | High molecular polysaccharide MPS-80 |
GB8135111A GB2090846B (en) | 1981-01-14 | 1981-11-20 | Anti-tumor polysaccharide |
NL8105281A NL8105281A (nl) | 1981-01-14 | 1981-11-21 | Polysaccharide mps-80 met een hoog molekuulgewicht, werkwijze voor de bereiding hiervan en therapeutische toepassing. |
FR8122548A FR2497809B1 (fr) | 1981-01-14 | 1981-12-02 | Polysaccharide mps-80 de haute masse moleculaire et sa preparation |
DE19813147954 DE3147954A1 (de) | 1981-01-14 | 1981-12-03 | Hochmolekulares polysaccharid mps-80, verfahren zu dessen herstellung und verwendung desselben |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP303981A JPS601877B2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 高分子多糖類物質mps−80及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57117503A JPS57117503A (en) | 1982-07-22 |
JPS601877B2 true JPS601877B2 (ja) | 1985-01-17 |
Family
ID=11546165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP303981A Expired JPS601877B2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 | 高分子多糖類物質mps−80及びその製造法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601877B2 (ja) |
DE (1) | DE3147954A1 (ja) |
FR (1) | FR2497809B1 (ja) |
GB (1) | GB2090846B (ja) |
NL (1) | NL8105281A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6028401A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-13 | Advance Res & Dev Co Ltd | トリグリセリド低下活性多糖類 |
JPS61151128A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-09 | Advance Res & Dev Co Ltd | コレステロ−ル低下活性rna画分 |
JPS625991A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-12 | Advance Res & Dev Co Ltd | コレステロ−ル乃至トリグリセリド低下活性rna画分 |
JPH0436187A (ja) * | 1990-05-31 | 1992-02-06 | Sapporo Breweries Ltd | 抗腫瘍性デキストランの製造法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4229440A (en) * | 1978-11-27 | 1980-10-21 | Fujiya Confectionery Company Limited | Pharmaceutical composition containing the polysaccharide KGF-C as active ingredient |
-
1981
- 1981-01-14 JP JP303981A patent/JPS601877B2/ja not_active Expired
- 1981-11-20 GB GB8135111A patent/GB2090846B/en not_active Expired
- 1981-11-21 NL NL8105281A patent/NL8105281A/nl not_active Application Discontinuation
- 1981-12-02 FR FR8122548A patent/FR2497809B1/fr not_active Expired
- 1981-12-03 DE DE19813147954 patent/DE3147954A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2090846A (en) | 1982-07-21 |
DE3147954A1 (de) | 1982-09-02 |
JPS57117503A (en) | 1982-07-22 |
NL8105281A (nl) | 1982-08-02 |
GB2090846B (en) | 1984-10-17 |
FR2497809A1 (fr) | 1982-07-16 |
FR2497809B1 (fr) | 1986-07-18 |
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