JPS6018694Y2 - タイロツドエンド連結部の保護キヤツプ - Google Patents

タイロツドエンド連結部の保護キヤツプ

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JPS6018694Y2
JPS6018694Y2 JP12580378U JP12580378U JPS6018694Y2 JP S6018694 Y2 JPS6018694 Y2 JP S6018694Y2 JP 12580378 U JP12580378 U JP 12580378U JP 12580378 U JP12580378 U JP 12580378U JP S6018694 Y2 JPS6018694 Y2 JP S6018694Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tie rod
rod end
fitting
fitting part
fitted
Prior art date
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Expired
Application number
JP12580378U
Other languages
English (en)
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JPS5541986U (ja
Inventor
茂行 山田
勉 藤本
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばトラクタ等の車輌ステアリング関係構造
におけるタイロッドエンドの弾性体製キャップの改良に
関する。
通常、タイロッドエンド1の連結部は第1図及び第2図
に示すように、ナイロンブツシュ2を介してタイロッド
エンドボルト3の球状枢支部分を支持しており、このボ
ルト3に連結されたステアリングレバー4aから又はナ
ックルアーム4bに動力が伝達されるように構成されて
いる。
タイロッドエンド1は一端面が蓋部材6て閉鎖されてい
るが、他端面1aはボルト3のピボット運動(球面支持
運動)を許容するために開放されており、この他端面1
aからの泥水、塵埃等の侵入を防ぐために、タイロッド
エンド1とステアリングレバー4a等の連結部材4の端
部との間にゴム等の弾性体で形成された保護キャップ7
が配置されている。
28はスプリング、29はナツトを示す。
このゴムキャップ7はタイロッド30の回動力向と直交
する方向の揺動に伴なって部分的に圧縮されるものであ
り、そのため2箇所に屈折部8゜9が形成されている。
ところが、従来のゴムキャップ7においては、圧縮され
ると第2屈折部9が土壁部10とタイロッドエンド1′
の端面1aとの間で挟まれ、繰り返しの圧縮動作により
、土壁部10又は第2屈折部9に亀裂を生じ、防水、防
塵の作用がなくなることがある。
また、上壁部10と端面1aとの間に第2屈折部9があ
るが故に、ゴムキャップ7の圧縮許容範囲、即ち縮み代
が少ない。
更に、ゴムキャップ7の最下部の嵌合部にはすング部材
が固着されていて、タイロッドエンド1に嵌着されてい
るが、このリング部材は嵌合部の全長に設けられている
ため、嵌合部の上部における径方向の変形はなく、変形
可能量及び箇所が少なく、これが上壁部10と端面1a
との間で第2屈折部9を挟圧する原因にもなっている。
このような従来のゴムキャップの欠点を解消するには、
ゴムキャップ7の高さAを長くすれば良いのであるが、
高さAを増長すると高さBも長くなり支障をきたす。
特に、タイロッドエンド1とステアリングレバー4aと
の連結の場合には、前車軸ブラケット内のブラケットの
構造によって規制された空間内に配置されているため、
高さBを増長することは困難である。
本考案は以上の問題点に鑑み、ゴムキャップの高さを増
長することなく、土壁部とタイロッドエンドの端面によ
る第2屈折部の圧挟を回避し得るように構成したタイロ
ッドエンド連結部の保護キャップを提供することを目的
とする。
この目的を遠戚するための本考案の特徴とするところは
、タイロッドエンドに球面支持されているタイロッドエ
ンドボルトに嵌合した環状シール面を有し且つ比較的厚
肉の平担な土壁部と、この上壁部の外周から下方広がり
ラッパ状に延設され且つ漸次薄肉となった第1保護部と
、タイロッドエンドに嵌合された嵌合部と、この嵌合部
から上方広がりラッパ状に延設されて第1保護部の下端
と断面くの字状に且つ屈伸自在に連結し且つ第1保護部
の下端以下の薄肉の第2保護部とを有するタイロッドエ
ンド連結部の保護キャップにおいて、 前記嵌合部はタイロッドエンドの嵌着部と略平行で且つ
その端面から軸方向に嵌合可能なストレート筒状に形成
されると共に、その下縁に嵌着部に嵌着するリング部材
が嵌装され、且つリング部材より上方で径方向に変形自
在であり、 前記第2保護部はその下端が嵌着部の外方で嵌合部の上
端と断面くの字状に且つ屈伸自在に連結されている点に
ある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第3図において、ゴム又は合成樹脂等の弾性体で形成さ
れ保護キャップ15は、ボルト3に嵌合する■形溝を形
成したシール面16aを有し且つ連結部材4に当接する
平担な土壁部16と、この上壁部16から外下方向に(
下方広がりラッパ状)に延設された第1保護部18と、
この第1保護部18の外周から白下方向に延設された第
2保護部19と、この第2保護部19から連続していて
タイロッドエンド1の嵌着部1cに嵌合固定される嵌合
部20とを有している。
土壁部16の肉厚は第2保護部及び嵌合部20の肉厚と
比較して厚肉であり、その内部に補強リング21が挿入
されている。
第1保護部18の肉厚は土壁部16側から第2保護部1
9側へ漸次薄肉となっている。
前記第1保護部18は平担な傾斜面(全体円錐台形状)
であっても良いが、第3図の如く横断面円弧状(全体椀
形状)であることが好ましく、また、嵌合部20の上端
から上方広がりラッパ状に形成された第2保護部19も
平担傾斜面より横断面円弧状のほうが好ましい。
第1保護部18と第2保護部19とは互いに角度をもっ
て連結し、その接続部分には第1屈折部22が形成され
ており、ゴムキャップ15の最外周を形成しており、第
2保護部19と嵌合部20との間には第2屈折部23が
形成されており、タイロッドエンド1の嵌着部1cの外
方に位置し、端面1aの近傍に位置することが好ましい
嵌合部20はタイロッドエンド1に嵌合し易すくするた
めに、また強固に嵌合固定し得るように金属製リング部
材25を嵌装して形成されており、下端外周にはリング
状突起26が形成されている。
即ち、嵌合部20タイロツドエンド1の嵌着部1cと略
平行で且つその端面1aから軸方向に嵌合可能なストレ
ート筒状に形成され、その下縁に嵌着部1cに嵌着する
ためのリング部材25が嵌装されている。
この嵌合部20の上端は第2保護部19の下端と嵌着部
1cの外方で断面くの字状に且つ屈伸自在に連結されて
いる。
第3図に示すゴムキャップ15は伸張した状態であり、
通常は若干圧縮された状態に組込まれ、ボルト3の枢支
部分を中心に上下方向にタイロッド30が揺動すると、
第3図一点鎖線又は二点鎖線で示す状態に部分的に圧縮
される。
この圧縮の際、第1保護部18は比較的厚肉であるので
ほとんど変形せず、第2保護部19及びその両端の第1
、第2屈折部22.23が変形する。
特に、第1屈折部22は第1、第2保護部18.19が
角度をもって交差しているので最も折曲し易い。
第2保護部19はゴムキャップ15が圧縮されると、第
1保護部18がほとんど変形しないことにより、第2保
護部19及び第2屈折部23の内方向の収縮はほとんど
なく、第11第2屈折部22.23間の距離の変化は、
第2保護部19の横断面円弧形状の曲率が縮少すること
により吸収される。
従って、ゴムキャップ15は圧縮されても、タイロッド
エンド1の端面1aに対する第2屈折部23の位置は内
方向へ変位することがなく、むしろ圧縮が大きければ第
2保護部19が第1保護部18によって外方向に引張ら
れ、第2屈折部23は端面1aから遠のく方向へ変位す
る。
即ち、嵌合部20の上部はリング部材25によっては拘
束されれていないので、径方向の変形が許容されており
、この嵌合部20の上部の径外方向の変形によって第2
屈折部部23は嵌着部ICから離れる。
これによって、上壁部16と端面1aとの間で第2屈折
部23を挟圧することはなく、土壁部16又は第2屈折
部に亀裂を生じることもない。
また、第2屈折部23を挟持しないことにより、ゴムキ
ャップ1の縮み代は大きくなり、更にタイロッドの揺動
に対する追随性も良好となる。
以上詳述した本考案によれば、嵌合部20はタイロッド
エンド1の嵌着部ICと略平行で且つその端面1aから
軸方向に嵌合可能なストレート筒状に形成されると共に
、その下縁に嵌着部1cに嵌着するリング部材25が嵌
装され、且つリング部材25より上方で径方向に変形自
在であり、第2保護部19はその下端が嵌着部1cの外
方で嵌合部20の上端と断面くの字状に且つ屈伸自在に
連結されているので、リング部材25によってタイロッ
ドエンド1への嵌合部20の嵌着が容易になり、嵌合部
20の上部における変形及び嵌合部20と第2保護部1
9との間の屈伸により、変形可能な量及び箇所が増大で
き、且つ嵌合部20を変形自在にしたことにより、第1
保護部18が比較的厚肉で変形が少ないことと相俟って
、嵌合部20が径外方向へ変形可能となり、第2保護部
19と嵌合部20とが第1保護部18とタイロッドエン
ド端面1aとの間で挟圧されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はタイロッドエンド連結部の位置を示すステアリ
ングレバー関係説明図、第2図は従来のタイロッドエン
ド連結部の一部断面説明図、第3図は本考案の保護キャ
ップの実施例を示すタイロッドエンド連結部の断面図で
ある。 1・・・・・・タイロッドエンド、1a・・・・・・端
面、1c・・・・・・嵌着部、3・・・・・・タイロッ
ドエンドボルト、4・・・・・・連結部材、15・・・
・・・保護キャップ、16・・・・・・上壁部、16a
・・・・・・シール面、18・・・・・・第1保護部、
19・・・・・・第2保護部、20・・・・・・嵌合部
、22・・・・・・第1屈折部、23・・・・・・第2
屈折部、25・・・・・・リング部材、30・・・・・
・タイロッド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タイロッドエンド1に球面支持されているタイロッドエ
    ンドボルト3に嵌合した環状シール面16aを有し且つ
    比較的厚肉の平担な土壁部16と、この上壁部16の外
    周から下方広がりラッパ状に延設され且つ漸次薄肉とな
    った第1保護部18と、タイロッドエンド1に嵌合され
    た嵌合部20と、この嵌合部20から上方広がりラッパ
    状に延設されて第1保護部18の下端と断面くの字状に
    且つ屈伸自在に連結し且つ第1保護部部18の下端以下
    の薄肉の第2保護部19とを有するタイロッドエンド連
    結部の保護キャップにおいて、前記嵌合部20はタイロ
    ッドエンド1の嵌着部1cと略平行で且つその端面・1
    aから軸方向に嵌合可能なストレート筒状に形成される
    と共に、その下縁の嵌着部1cに嵌着するリング部材2
    5が嵌装され、且つリング部材25より上方で径方向変
    形自在であり、 前記第2保護部19はその下端が嵌着部1cの外方で嵌
    合部20の上端と断面くの字状に且つ屈伸自在に連結さ
    れていることを特徴とするタイロッドエンド連結部の保
    護キャップ。
JP12580378U 1978-09-12 1978-09-12 タイロツドエンド連結部の保護キヤツプ Expired JPS6018694Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5541986U JPS5541986U (ja) 1980-03-18
JPS6018694Y2 true JPS6018694Y2 (ja) 1985-06-06

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