JPH0315688Y2 - - Google Patents

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JPH0315688Y2
JPH0315688Y2 JP1984087433U JP8743384U JPH0315688Y2 JP H0315688 Y2 JPH0315688 Y2 JP H0315688Y2 JP 1984087433 U JP1984087433 U JP 1984087433U JP 8743384 U JP8743384 U JP 8743384U JP H0315688 Y2 JPH0315688 Y2 JP H0315688Y2
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JP1984087433U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、隣接する二つの構築物の高さが異な
る場合に、これら構築物間を伸縮接合して、地盤
の不当沈下や地盤の影響等により建造物に有害な
応力が加わることを防止し、且つその間に雨水等
が侵入することを防止するエキスパンシヨンジヨ
イントに関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、この種エキスパンシヨンジヨイントとし
ては、例えば第2図に示すようなものが提供され
一般に普及している。
即ち、1A及び1Bは、所要距離(例えば50mm
程度)離間して隣接された構築物としての建造物
であつて、建造物1Aの高さが建造物1Bのそれ
に比べて高く構成され、該建造物1Bの屋上には
連接用突条20が一体に形成されている。
21は覆体であつて、その一端が建造物1Aの
側壁に回動継手22を介して回動自在に取り付け
られ、他端が建造物1Bの連接用突条20上に支
持具23を介して回動自在に連結されている。
回動継手22は、例えばアルミニウムを引抜加
工することにより成形され、その長手方向に円形
の嵌合溝24が形成された断面略L字形状の基台
25と、前記嵌合溝24に回動自在に係合される
嵌合突条26が形成された断面略十字形状の回動
体27とから成り、前記基台25が建造物1Aに
固設されると共に、前記回動体27が覆体21に
取り付けられ、前記嵌合溝24と嵌合突条26と
が互いに係合されて覆体21をその全長にわたつ
て取付支持している。
支持具23は、連接用突条20の上端面に固着
され且つ摺動案内溝28を有する固定案内体29
と、その摺動案内溝28に水平方向に摺動自在に
挿入保持され且つ先端に係合凹部30を有する摺
動板31と、その係合凹部30と係合する係合柱
部32を有し且つ覆体21の側板部21aに固着
された固定板33とから成り、係合凹部30及び
係合柱部32が互いに係合されて覆体21の他端
を取付支持している。
然しながら、このような回動継手22及び支持
具23に覆体21の両端が支持された従来のエキ
スパンシヨンジヨイントにあつては、その両端の
平行状態が維持されたまま建造物1A及び1Bが
変位する場合には有効にその変位を許容し得るも
のであるが、覆体21に捩り力が作用するような
変位を生ずる場合は、回動継手22の嵌合溝24
と嵌合突条26、又は支持具23の係合凹部30
と係合柱部32の係合部分が容易に離脱して構造
破壊を起こし、所期の目的を達成し得ないという
重大な欠点があつた。
また、エキスパンシヨンジヨイント設置の際
に、まず、複雑な支持具23を設置しなければな
らず、その後、覆体21を支持具23の上から被
せて手探りで取付けなければならないので、取付
工事が非常に面倒になると同時に、部品点数が多
くコストが嵩むという問題があつた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、覆体に捩り力が作用するよう
な変位が生じたとしても、構造破壊を起こすこと
なくその変位を確実に許容し得るエキスパンシヨ
ンジヨイントを提供しようとするものである。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は、高さが
異なる二つの構築物間を伸縮接合するエキスパン
シヨンジヨイントにおいて、前記構築物間を覆う
覆体が、一方の構築物の側壁から他方の構築物の
上面側に延長され、当該覆体の一端が前記側壁に
蝶番を介して取り付けられ、覆体の他端側と対向
する構築物の側壁に、袖雨仕舞いを兼用する板ば
ね状の弾性支持体が覆体の全幅にわたつて取り付
けられ、当該弾性支持体の先端に前記覆体の他端
が掛止されていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、高い方の構築物の側壁に蝶番
を取り付けておき、低い方の構築物の外壁側に弾
性支持体を取り付けた状態で、覆体の一端を前記
蝶番に固定し、他端を弾性支持体に掛止させるだ
けで簡単に設置することができる。
そして、構築物が上下方向に相対移動すると、
蝶番が回動すると同時に弾性支持体が撓んでその
変位が許容され、近づいたり離れたりすると弾性
支持体が撓んでその変位が許容される。
また、弾性支持体は覆体の全幅にわたつて取り
付けられて袖雨仕舞いを兼用しているので、雨水
が覆体内部に侵入するおそれがない。
〔実施例 1〕 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は、本考案によるエキスパンシヨンジヨ
イントの一例を示す断面図である。
図中、2は一端が蝶番3を介して建造物1Aに
回動自在に取り付けられ、他端が建造物1Bの側
壁に固定された弾性支持体4により取付支持され
た覆体であつて、蝶番3に取り付けられる起立片
部2aと、建造物1Bを覆う天板部2bと、建造
物1Bの側壁に沿つて下方に折曲形成された側板
部2cとから成り、該側板部2cの下端には弾性
支持体4と係合せられる鉤片部2dが形成されて
いる。
蝶番3は、建造物1Aの側壁に所要間隔をもつ
て複数配設され、その下片3aが取付台5を介し
て取付ねじ6により建造物1Aに固設されると共
に、その上片3bに前記覆体2の起立片部2aが
取り付けられて、覆体2を回動自在に支持してい
る。
弾性支持体4は、逆U字状に形成された比較的
曲げ剛性の弱い板ばねで構成され、覆体2の全長
にわたつて建造物1Bの側壁と側板部2cとの間
に介装され、その一端が覆体3の鉤片部2dに係
合されると同時に、他端が建造物1Bの側壁に固
設されており、覆体2の側板部2cを建造物1B
に取付支持すると共に、袖雨仕舞を兼用するよう
になされている。
即ち、弾性支持体4は、垂直板部4aと、その
上端から逆U字状に湾曲された板ばね部4bと、
更にその先端に折曲形成された掛止片部4cとか
ら成り、前記垂直片部4aが取付ねじ7によつて
建造物1Bの側壁に固設されると同時に、その掛
止片部4cが覆体2の鉤片部2dに掛止されて、
覆体2を該弾性支持体4の長手方向に摺動可能に
取付支持している。
なお、8は、雨水等の浸入を防止するために覆
体2と建造物1Aとの間に充填されたシール剤で
ある。
以上が本考案の一例構成であり、次にその設置
方法及び作用について説明する。
まず、本考案に係るエキスパンシヨンジヨイン
トを設置する場合には、蝶番3を建造物1Aの側
壁に所要間隔をもつて配置し、その下片3aを取
付ねじ6により取付台5を介して建造物1Aに固
設した後、覆体2の起立片部2aを前記蝶番3の
上片3bに取り付ける。そして、弾性支持体4の
掛止片部4cと覆体2の鉤片部2dとを係合させ
て、垂直片部4aを建造物1Bの側壁に取付ねじ
7をもつて固設すれば、覆体2は建造物1A及び
1Bにそれぞれ蝶番3及び弾性支持体4によつて
支持される。
次に、このようにして設置されたエキスパンシ
ヨンジヨイントについて、まず建造物1A及び1
Bが上下方向に相対変位を生じた場合、即ち第1
図一点鎖線で示す如く、建造物1Bが下方に変位
した場合は、弾性支持体4が覆体2の側板部2c
を下方へ引つ張るので、覆体2は蝶番3を中心に
反時計方向に微少角度回転し、その結果、側板部
2cが建造物1Bに近づいた分だけ弾性支持体4
の板ばね部4bが撓んでその変位を許容すること
となる。
また、建造物1A及び1Bが離れたり近づいた
りする図で見て左右方向の変位を生ずる場合に
は、建造物1Bの側壁と側板部2cとの間隔が変
化するので、その変化に応じて、弾性支持体4の
板ばね部4bが撓んで収縮しあるいは開いてその
変位を吸収することができる。
更に、建造物1A及び1Bが図で見て前後方向
に変位を生ずる場合は、弾性支持体4の掛止片部
4cと、該掛止片部4cに係合された覆体2の鉤
片部2dとが摺動することによりその変位を吸収
することができる。
更にまた、覆体2に捩り力が作用するような変
位が生じたとしても、建造物1Aと覆体2とは蝶
番3を介して強固に取り付けてあるので外れて構
造破壊を起こすことなく、弾性支持体4が撓むこ
とによりその変位を許容することができる。
なお、本実施例においては、弾性支持体4とし
て板ばねを使用した場合について説明したが、本
考案はこれに限るものではなく、コイルばねや棒
状ゴムその他の弾性体を適用することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、隣接する
二つの構築物間を伸縮接合するエキスパンシヨン
ジヨイントの覆体の回動端部が蝶番を介して取り
付けられているので、該蝶番を中心に回転するよ
うな変位を許容し得るのは勿論のこと、覆体に捩
り力が作用するような変位を生ずる場合にも、従
来品のように回動端部が外れて構造破壊を起こす
ことがなく、他端に配設された弾性支持体あるい
は覆体自身を弾性変形させて、その変位を許容す
ることができるという優れた効果を有する。
また、本考案においては、エキスパンシヨンジ
ヨイント設置の際、蝶番を覆体の長手方向に所要
間隔をもつて取り付ければ良いので、従来用いら
れていた回動継手のような長尺物を取り付ける必
要がなく、したがつて、取付工事、補修工事が極
めて容易であり設置費用も非常に安価で済むとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によりるエキスパンシヨンジヨ
イントの一例を示す断面図、第2図は従来のエキ
スパンシヨンジヨイントの構成を示す断面図であ
る。 符号の説明、1A,1B……建造物(構築物)、
2……覆体、3……蝶番、4……弾性支持体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高さが異なる二つの構築物1A,1B間を伸縮
    接合するエキスパンシヨンジヨイントにおいて、
    前記構築物1A,1B間を覆う覆体2が、一方の
    構築物1Aの側壁から他方の構築物1Bの上面側
    に延長され、当該覆体2の一端が前記側壁に蝶番
    3を介して取り付けられ、覆体2の他端側と対向
    する構築物1Bの側壁に、袖雨仕舞いを兼用する
    板ばね状の弾性支持体4が覆体2の全幅にわたつ
    て取り付けられ、当該弾性支持体4の先端に前記
    覆体2の他端が掛止されていることを特徴とする
    エキスパンシヨンジヨイント。
JP8743384U 1984-06-14 1984-06-14 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS613810U (ja)

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JP8743384U JPS613810U (ja) 1984-06-14 1984-06-14 エキスパンシヨンジヨイント

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JP8743384U JPS613810U (ja) 1984-06-14 1984-06-14 エキスパンシヨンジヨイント

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