JPH0740017Y2 - 自在型受金具 - Google Patents

自在型受金具

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JPH0740017Y2
JPH0740017Y2 JP13539789U JP13539789U JPH0740017Y2 JP H0740017 Y2 JPH0740017 Y2 JP H0740017Y2 JP 13539789 U JP13539789 U JP 13539789U JP 13539789 U JP13539789 U JP 13539789U JP H0740017 Y2 JPH0740017 Y2 JP H0740017Y2
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JP
Japan
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plate
mounting portion
roof
hanging
rising
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JP13539789U
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JPH0375220U (ja
Inventor
辰雄 臺
良雄 古内
二郎 関根
Original Assignee
辰雄 臺
三晃金属工業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エキスパンション機能を持たせつつ、隣接し
た構造物相互間の間隔を同一の折板屋根で葺成施工する
ことができる自在型受金具に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来では、第12図,第13図に示すように、隣接した構造
物S,S相互間に亘って同一の折板屋根を葺成施工するの
に、その隣接する間隔箇所にはエキスパンション修めを
行っていた。即ち、施工すると、そこが、別の部材で、
その接合箇所を覆うようにした特別の修めを行ってお
り、特に、エキスパンション機能を有し、且つ雨仕舞を
考慮するため、構造が複雑化し、施工が面倒で高価とな
る等の不都合があった。また、その隣接する構造物S,S
の屋根が同一の屋根であっても、その間隔箇所にエキス
パンションカバーaが存在することとなり、外観が著し
く損なわれる等の欠点もあった。
このため、この箇所に使用するような簡単な部材の開発
が望まれていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、下部取付部に立上り搖動板を
搖動自在に枢着し、且つ上部取付部に垂下状搖動板を搖
動自在に枢着し、その両枢着軸心方向を略平行とし、そ
の立上り搖動板と垂下状搖動板とを、その両枢着軸心方
向に略平行な横方向長孔と、両枢着軸心方向に略直交す
る縦方向長孔とを介して連結具にて摺動自在に連結した
自在型受金具としたことにより、これを使用すること
で、隣接した構造物相互間の間隔を同一の折板屋根を葺
成施工しつつ、エキスパンション機能を奏することがで
き、前記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第11図に基づいて説
明する。
Aは屋根用の自在型受金具であって、第1図乃至第3図
に示すように、下部取付部1と、立上り搖動板2と、垂
下状搖動板3と、上部取付部4とから構成されている。
その立上り搖動板2と垂下状搖動板3とは、重合状態で
且つ、水平方向及び上下方向に適宜摺動可能に構成され
ている。具体的には、その立上り搖動板2は、水平方向
に横幅が広く形成され、その略中央位置に、水平方向を
向く(Y方向)横方向長孔5hが穿設されている(第1
図,第2図参照)。また、その垂下状搖動板3は、2枚
の方形状の板片がその上端で固着され、且つ所定間隔
(前記立上り搖動板2の略板厚)で略平行に形成されて
いる。その垂下状搖動板3の略中央位置に、上下方向
(Z方向)を向く縦方向長孔5vが穿設されている(第1
図,第2図参照)。
また、垂下状搖動板5の上端は、第8図,第9図に示す
ように、単に折返し状に形成されるときもあり、かかる
場合には、第9図に示すように、後述する軸杆8aの両端
が上方に屈曲して上部取付部4の下面に固着されてい
る。
その垂下状搖動板3の間隔に、立上り搖動板2が挟持さ
れ、ボルト6a,ナット6b等の連結具6にて固着され、立
上り搖動板2と垂下状搖動板3とは、重合状態で且つ、
水平方向及び上下方向に適宜摺動可能に構成されてい
る。
また、第3図に示すように、立上り搖動板2に縦方向長
孔5vが穿設され、垂下状搖動板3に横方向長孔5hが穿設
されることもあり、要は、立上り搖動板2と垂下状搖動
板3とは、重合状態で且つ、水平方向及び上下方向に適
宜摺動可能であれば、図面の実施例に限定されない。
その下部取付部1は板状をなし、該下部取付部1の端と
前記立上り搖動板2の下端とが枢着7されている。具体
的には、その下部取付部1の一端の円弧状巻付け部と、
立上り搖動板2の下端に設けた円弧状巻付け部との間に
軸杆7aが設けられて、その前記立上り搖動板2及び垂下
状搖動板3が、枢着7箇所を中心として搖動自在に設け
られている。
また、前記上部取付部4の一側に設けた円弧状巻付け部
と、前記垂下状搖動板3の上端とが枢着8されている。
この具体的な構成としては、その上部取付部4の一端の
円弧状巻付け部又はその中間位置と、垂下状搖動板3の
上端に設けた円弧状部との間に軸杆8aが設けられて、そ
の前記立上り搖動板2及び垂下状搖動板3が、枢着8箇
所を中心として搖動自在に設けられている。
このように下部取付部1の枢着7と、上部取付部4の枢
着8とで、垂下状搖動板3と立上り搖動板2とを介し
て、下部取付部1と上部取付部4とが互いに水平方向
(X方向)に対して可動可能に構成されている。その上
部取付部4の具体的実施例としては、第7図に示すよう
に、上側が剣先状のボルト9が固着されている。この場
合には、例えば、合成樹脂製の板状体本体の中に、ボル
ト9のボルト頭が下側となって、先端側上向きに構成さ
れることもある(第10図参照)。
また、上部取付部4には、第1図に示すように、吊子10
の座金部が上部取付部4の上面に固着されていることも
ある。
以上のように、自在型受金具Aは、下部取付部1に立上
り搖動板2が搖動自在に枢着7され、且つ上部取付部4
に垂下状搖動板3が搖動自在に枢着8され、その両枢着
7,8軸心方向が互いに略平行とされ、その立上り搖動板
2と垂下状搖動板3とが、その両枢着7,8軸心方向に略
平行な横方向長孔5hと、両枢着7,8軸心方向に略直交す
る縦方向長孔5vとを介して連結具6にて摺動自在に連結
されている。
11は母屋等の構造材であり、前記構造物S,Sの主梁12,12
上に板片を介して横設されている。前記自在型受金具A
が、構造物Sの構造材11上の妻側位置に、1乃至複数所
定間隔に取り付けられている。具体的には、その構造材
11上の妻側位置に、自在型受金具Aの下部取付部1が固
着されている。
13は固定型受金具であって、台形山形部13a及び底辺取
付部13b,13bとが連続形成されたもので、その固定型受
金具13が、前記自在型受金具Aを取り付けた構造物Sの
構造材11上の妻側位置を除いて、その他の構造材11上
に、所定間隔に固着されている。
Bは金属製の折板屋根であって、隣接する構造物S,Sそ
れぞれの上部に葺成されている。該折板屋根Bは、具体
的には、山部と谷部とが連続形成されており、この構成
部材なる単位屋根材14は、隣接のものと結合するのに、
上馳部14a及び下馳部14bを設けてこれらを順次馳締する
馳締タイプ(第4図,第5図参照)と、山形部相互を単
に重ね合わせて葺成するタイプ(第6図,第8図参照)
と、さらには、単位屋根材14の被嵌合用端部14c,14c相
互に、嵌合用キャップ材15を嵌合して結合する嵌合タイ
プ(第10図等参照)とが存在している。
このように、単位屋根材14は、葺成したときに、山部と
谷部とが連続形成されるならば、その断面形状や、馳形
状等には限定されない。
このように取り付けた自在型受金具A,A,…及び固定型受
金具13上に、前記単位屋根材14,14の連結箇所が固着さ
れ、折板屋根Bが施工されている。
特に、その隣接する構成物S,S間の間隔部にも、上面か
ら見た限りにおいては、他の箇所(例えば、構成物Bの
中間箇所)と同様に、前記単位屋根材14,14が構成材11
に略直交するようにして葺成施工されている。
Cは上部側折板屋根であって、前記折板屋根Bと同等な
形状,構造をなし、上部側折板屋根Cを、その折板屋根
B上に適宜の間隔をおいて設けることにより、二重屋根
が施工されている(第11図等参照)。その上部側折板屋
根Cの構成部材も、前記単位屋根材14,嵌合用キャップ
材2が使用される。
16は発砲合成樹脂,グラスウール,石綿等の断熱材で、
その二重屋根の内部に充填されている。
〔考案の効果〕
本考案においては、下部取付部1に立上り搖動板2を搖
動自在に枢着7し、且つ上部取付部4に垂下状搖動板3
を搖動自在に枢着8し、その両枢着7,8軸心方向を略平
行とし、その立上り搖動板2と垂下状搖動板3とを、そ
の両枢着7,8軸心方向に略平行な横方向長孔5hと、両枢
着7,8軸心方向に略直交する縦方向長孔5vとを介して連
結具6にて摺動自在に連結した自在型受金具としたこと
により、第1にその下部取付部1と上部取付部4の動き
が互いに三次元的な動きができるし、第2にこれを使用
した隣接する構造物Sの屋根をエキスパンション機能を
発揮させることができるし、第3にこれを使用すること
で、隣接する構造物S,S間隔箇所でも同一の屋根葺きが
でき、外観を著しく良好にできる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、本考案では、
その枢着7,8箇所の存在にて、X方向の動きに対応で
き、さらに、両枢着7,8軸心方向に略平行な横方向長孔5
hと、両枢着7,8軸心方向に略直交する縦方向長孔5vとを
介して連結具6にて摺動自在に立上り搖動板2と垂下状
搖動板3とを連結したことで、Y方向(横方向),Z方向
(縦方向)の動きに対応でき、これらX方向,Y方向,Z方
向の動きによって、下部取付部1と上部取付部4とを三
次元的な動きに極めて良好に対応できる。
また、本考案を、隣接する異なる構造物S,Sの境界付近
の構造材11上に取り付け、本考案上間に亘って金属製の
単位屋根材14,14,…にて葺成した屋根取合い伸縮修め構
造とすることで、地震,振動等に対して、隣接する異な
る構造物S,S相互が互いに離れたり、近接すたり、上下
にズレが生じたりしても、本考案のX方向,Y方向,Z方向
の動きによって、吸収するが如くにでき、これによっ
て、エキスパンション機能を十分に発揮させることがで
きる利点がある。
また、従来のように、別の部材で、その接合箇所を覆う
ようにした特別の修めを行ったり、特に、エキスパンシ
ョン機能を有し且つ雨仕舞を考慮するため、構造が複雑
化し、施工が面倒で高価となる等の不都合があったが、
本考案では、以上のように簡単な構成の自在型受金具A
を使用することのみで、そのような部材等一切不要とな
り、単位屋根材14のみで、その屋根取合い伸縮修めを施
工できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は吊子付き本考案の斜視図、第2図は本考案の分解斜視
図、第3図は本考案の別の実施例の斜視図、第4図は本
考案を使用した屋根取合い伸縮修め構造の略示図、第5
図は第4図の要部断面図、第6図は第4図とは別の実施
例の断面図、第7図は第6図に使用した本考案の要部斜
視図、第8図は第6図の変形例の本考案を使用した屋根
構造の一部断面図、第9図は第8図に使用した本考案の
要部斜視図、第10図は第6図とは別の実施例の断面図、
第11図は二重屋根に使用した略示断面図、第12図,第13
図は従来の修め図の断面図である。 1……下部取付部、2……立上り搖動板、3……垂下状
搖動板、4……上部取付部、5h……横方向長孔、5v……
縦方向長孔、6……連結具、7,8……枢着。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部取付部に立上り搖動板を搖動自在に枢
    着し、且つ上部取付部に垂下状搖動板を搖動自在に枢着
    し、その両枢着軸心方向を略平行とし、その立上り搖動
    板と垂下状搖動板とを、その両枢着軸心方向に略平行な
    横方向長孔と、両枢着軸心方向に略直交する縦方向長孔
    とを介して連結具にて摺動自在に連結したことを特徴と
    した自在型受金具。
JP13539789U 1989-11-24 1989-11-24 自在型受金具 Expired - Lifetime JPH0740017Y2 (ja)

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JP13539789U JPH0740017Y2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 自在型受金具

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JP13539789U JPH0740017Y2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 自在型受金具

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Publication Number Publication Date
JPH0375220U JPH0375220U (ja) 1991-07-29
JPH0740017Y2 true JPH0740017Y2 (ja) 1995-09-13

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JP13539789U Expired - Lifetime JPH0740017Y2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 自在型受金具

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JP (1) JPH0740017Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102628470B1 (ko) * 2023-04-18 2024-01-24 주식회사 흥성이엔씨 회전조립 및 내진구조를 구비한 지붕 패널 시스템과 그 시공 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102628470B1 (ko) * 2023-04-18 2024-01-24 주식회사 흥성이엔씨 회전조립 및 내진구조를 구비한 지붕 패널 시스템과 그 시공 방법

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JPH0375220U (ja) 1991-07-29

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