JPS60184977A

JPS60184977A - 手動式デイスペンサ−

Info

Publication number: JPS60184977A
Application number: JP59040434A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Tada; 哲也多田; Kazuyuki Kawamoto; 河本　和幸
Original assignee: Canyon Corp
Current assignee: Canyon Corp
Priority date: 1984-03-05
Filing date: 1984-03-05
Publication date: 1985-09-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明はピストンの摺動によってシリンダ内に液体を
吸上げかつ加圧して流出させる手動式ディスペンサーに
関する。

一般にこの種のディスペンサーでは、シリンダ内に液体
を吸上げることによシ、ディスペンサーの取付けられた
容器は、その液面が降下する。液面降下によって容器内
は負圧化し、もしそのまま放置すれば負圧によシ液体の
吸上げが不可能となる虞れがある。そのためピストンの
押込みストロークに対応して大気中の空気を容器内に導
入し、喚それによって層圧化を防止する手動式ディスペンサーが
提供されている。たとえば特公昭５３−４９２１号によ
れば、ピストンとともに作動棒を移動させ、ピストンが
押込まれるとき、作動棒がバッキングを押圧して通気孔
を開口している。また実公昭５２−１１６８６号では、
負圧防止用に通気シリンダおよび通気ピストンを設け、
通気ピストンを押込むとき空気が、通気シリンダを介Ｑ
て、容器内に流入している。しかしながらこのような構
成は複雑化して成形加工を難しくするとともに、作動棒
や通気ピストンが露出し美感的に好ましく々い欠点があ
る。またピストンの内端に形成された第１のフレアース
カート状のシール片に加えて、負圧防止のために、第２
のフレアースカート状のシール片をピストンに設けると
ともに、シリンダ壁に負圧防止孔を設けたディスペンサ
ーが知られている。ここで第２シール片は第１シール片
と同一方向に拡開して、ピストン内壁との間でシール状
態を確保している。しかしピストンを押込むことにより
、第２シール片は負圧防止孔上方に移動してシール状態
を解除し、大気中の空気が負圧防止孔を介して容器内に
流入するのを許容している。

このような構成では構成も簡単でかつ美感的にも問題が
ない。

しかしながら公知の構成では、ピストンが押込み位置に
あるとき、容器内が大気と連通している。

そのためピストンを押込んだとき、容器が傾いたシ倒れ
たシすれば容器内の液体が大気中に漏れる虞れがある。

また漏れないまでも液体のにおいが大気中に拡散されて
しまう。従来のディスペンサーにあっては、これについ
て考慮されておらず、容器内と大気との連通な防げつつ
負圧化を防止するものは提供されていない。

この発明はこの点に鑑みなされたもので、容器内を大気
から遮断するにもかかわらす負圧化を防止する手動式デ
ィスペンサーの扶供を目的としている。

この目的を達成するため、この発明によれば、ピストン
の突出位置を規制するストッパは、ピストンが突出位置
にあるとき、ピストンに接触してピストンとの間のシー
ル状態を確保している。壕だ、ストッパは、ピストンが
押込み位置にあるとき、ピストンまたはヘッドに接触し
てピストン寸たはヘッドとの間のシール状態を確保して
いる。

このような構成では、ピストンが突出位置にあるときは
勿論、押込み位置にあるときでも、シール状態が確保さ
れて容器内を大気から遮断するため、液体の漏出やにお
いの拡散が防止できる。そして、突出位置と押込み位置
との間の中間位置では、容器内が大気に連通して空気が
容器内に流入できるため、容器内の負圧化が妨げられる
。

以下図面を参照しながらこの発明の実施例について詳細
、に説明する。

第１図に示すように、手動式ディスペンサーｌＯはシリ
ンダ１２と、シリンダ内に摺動自在に収納されたピスト
ン１４と、ピストンの外端に取付けられてピストンと一
体的に移動するヘッド１６とを具備している。シリンダ
１２の外端】８は開口し、液体流入孔２２が内端２０に
形成されている。

そして少々くとも１個、たとえば４個の負圧防止孔２４
がシリンダ壁に形成されている。なお実施例においてシ
リンダ１２は直立配置されているが水平または傾斜して
配置してもよい。−次弁２６、たとえば球弁、が液体流
入孔２２を開閉自在にシリンダ内端２０に配設されてい
る。また液体流入孔２２に容器２８内の液体をみちびく
ための吸上げ管３０がシリンダ内端２０の延出部に僚合
されている。

ピストン１４は、第１図かられかるように、シリンダの
外端１８を介してシリンダ１２内に配設され、軸線方向
の液体流出路３２を内部に備えた中空円筒状をしている
。そしてピストン１４が押込位置（実施例では下降位置
）にあるとき、−次弁２６を弁座に押圧する弁押え３４
が軸線方向にピストンの下端からのびている。ここで弁
押え３４は、−次弁方向の端部が開口した４個のスリッ
ト３５を有して形成されている。液体流出路３２を開閉
し一重弁２６との間で加圧室３６を却定する二次弁３８
がピストンの液体流出路３２内に配設されている；この
二次弁３８はピストン内端の孔４０を閉塞可能な弁体４
２と、ピストン外端に取付けられた取付は部４４と、そ
れらの間に設けられて孔４０を閉塞するように弁体を偏
倚する圧縮波形ばね４６とを一体的に（Ｉｉｉｉえてい
る。そして弁体４２は孔４０を閉塞可能な円柱形の弁本
体４２ａと半径方向に延出する４枚の羽根からなる案内
部４２ｂとを備えている。取付は部４４は半径方向に延
出する４枚の羽根からなる案内部４４ａｅ備えている。

このように弁体４２および取付は部４４が羽根形の案内
部をそれぞれ持つことにょシ、液体は妨げられること々
く液体流出路３２内を円滑に流れることができる。

更に、第１図かられかるように、ピストン１４は、シリ
ンダの内壁に摺接するフレアースカート状シール片４８
を、その下端に備えている。そしてシール片４８とシリ
ンダ仙１端のリプ５０との間に圧縮はね５２が配設され
て、ピストンを一次弁２６から離反する方向（実施例で
は上方）に偏倚している。シール片４８の上面に環形溝
を形成することによって上方に延出する環状部５４が構
成されている。伸方、ストッパ５６がシリンダの内壁に
嵌合されており、このストッパはピストンの内端方向（
下方）にのびた第１の環状部５８と、ピストンの外端方
向（上方）にのびた第２の環状部６０とを備えている。

そして、シール片４８の上面に形成された環形溝の下面
に、ストッパの第１環状部が当接することによって、ピ
ストンの突出位置（実施例では上昇位置）が規制されて
いる。

ここでピストンの環状部５４の延出長をストッパの第１
甲状部５８のそれよシも長くして、ピストンの環状部が
ストッパ５６の下面に当接する構成としてもよい。また
、ストッパの第１環状部５８はその外円面がピストンの
環状部５４の内円面に接触してそれらの間のシール彷態
を確保するように形成されている。これに対してストツ
ノくの＠２環状部６０は、ピストンが押込み位置（実Ｍ
Ｏ例では下降位置）にあるとき、その外吉面がヘッド１
６の内周面に接触してそれらの間のシール状態を確保す
るように形成されている。捷た第２伊状部６０はその上
縁にヘッド１６が当接することによって、ヘッド１６お
よびピストン１４の下降ストロークを規制している。つ
壕りストッパ５６はピストン１４の突出位置だけでなく
押込み位置をも規制している。

上記のようなディスペンサー１０は、第１図ｖｃ示すよ
うに、キャンプ６２によって容器２８に框付けられる。

参照番号６４は容器２８とキャップ６２との間に配設さ
れたガスケットを、６６はシリンダ１２の内面に取付け
られてキャップの脱落を防止するキャップストッパをそ
れぞれ示している。

キャップストッパ６６は係合突起６８、たとえは互に９
０′離間した４個の係合突起、を内壁に一体的に備れて
いる。そしてヘッド１６の外壁に、対応する保合突起７
０が形成されている。これらの係合突起６８．７０は、
ヘッド１６を押圧してピストン１４を押込み位置に下降
させた後、ヘッドを回転させることによシ、係合突起７
０の上面が係合突起６８の下面に当接してヘッドおよび
ピストンを押込み位置にロックすることができる（第２
図参照）。

ディスペンサー１０はピストン１４をシリンダ１２内で
摺動することによってシリンダ内に容器２８から液体を
吸上げかつ加圧して流出させる。

つまり保合突起６８．７０の保合をのぞくとピストン１
４はヘッド１６とともに圧縮はね５２の偏倚力によって
第１図に示す突出位置まで上昇する。

ピストン１４の上昇に伴なって加圧室３６の体積が増加
して加圧室が負圧化され、この負圧によって一次弁２６
は重力に抗して弁座から離反する。

そのため液体が容器から吸上げ管３０．液体流入孔２２
を介して、加圧室内に流入する。その後、ピストン１４
を圧縮ばね５２の偏倚力に抗して押圧し下降させれば加
圧室３６内の液体は加圧され、液圧によって二次弁の弁
体４２を弁座から離反させて、液体流出路３２を介して
流出されろ。ピストン１４を下降させた後、押力を除け
ば、ピストンは圧縮はねの偏倚力によって上昇して液体
が加圧室内に流入する。このようにピストンの上昇・下
降を繰返すことによって液体を連続的に加圧し流出する
ことができる。

またディスペンサー１０の使用前の搬送時および不使用
時において、ピストン１４はその押込み位置にロックさ
れる（第２図参照）。ピストン１４の押込み位置におい
て、ピストン下端の弁押え３４は一次弁２６に押圧され
る。ここで弁押え３４にスリット３５が形成され、スリ
ットは一次弁方向の端部が開口されているため、弁押え
は一次弁を押圧しつつピストンの半径方向外方に拡開さ
れる。

このように弁押え３４が半径方向外方に拡開されるため
、構成部制に加工誤差、組立誤差があっても十分吸収で
き、−次弁２６を確実に抑圧できる。

また接触点間の距離が大きくな多安定した強固な抑圧が
可能となる。更に、ピストンの押込み位置では、ストッ
パの第２環状部６０の外周面がヘッド１６の内周面に接
触してシール状態を確保しているため、においの拡散は
勿論たとえ容器を倒したシ傾けたシしても液体の漏出が
生じない。

また、ピストンの突出位置においては、ストッパの第１
環状部５８の外周面がピストンの環状部５４の内周面に
接触してシール状態を保つことにより、液体の漏出やに
おいの拡散が、同様に、防止できる。そして突出位置と
押込み位置との間の位置（中間位置）では、ストッパの
第１．第２環状部５８．６０はピストンの環状部５４お
よびヘッドからいずれも離反され、シール状態が解除さ
れる。そのため、空気は、負圧防止孔２４を介して、容
器内に流入し、それによって容器内の負圧化が防止され
る。また、ストッパを利用して必要に応じてシール状態
を確保するこの発明による構成では、独立部側を追加す
る必要もなく、ストッパの形状等を少し変えるだけで足
シ、公知の構成に比較して、構成が一層簡単化される。

なお、実施例ではストッパ５６はその第１歩状部５８の
外周面が、ピストンの突出位置で、ピストンのノ状部５
４の内片面に接触してシール状態を維持しているが、ス
トッパは、ピストンの突出位置で、ピストンに接触して
シール状態を維持すれば足シ、実施例の構成に限定され
々い。たとえば第１環状部５８の内周面が環状部５４の
外周面に接触する構成でもよい。また環状部５４０代シ
ニ、ピストンの内端方向に広がるフレアースカート状シ
ール片または斜面をピストンに形成してもよい。同様に
、実施例では、ストッパの第２環状部６０の外周面が、
ピストンの押込み位置で、ヘッド１６の内周面に接触し
ているが、ストッパ５６は、ピストンの押込み位置で、
ピストンまたはヘッドに接触してソール状態を維持すれ
ば足シ、実施例の構成に限定されない。そして、上記と
同様に、第２環状部６０の内周面をヘッド１６の外周面
に接触させたシ、ピストンの外端方向に広がるフレアー
スカート状シール片または斜面をピストンに形成しても
よい。更に、別の実施例として、第１．第２の環状部を
設ける代シに、ストッパの内周面に、ピストンの内端方
向につぼんだ逆フレアースカート状シール片を設けても
よい。そしてこのシール片は、ピストンの突出位置およ
び押込み位置では、ピストンの外周面に液密に接触して
シール状態を確保し、中間位置、では、たとえばピスト
ン外周面に形成した軸線方向の凸条部によって変形させ
て、シール状態を解除することが好ましい。

上記のようにこの発明に係る手動式ディスペンサーはシ
リンダと、シリンダ内で突出位置と押込方位置との間を
摺動するピストンと、ピストンの外端に取付けられてピ
ストンとともに移動するヘッドと、ピストンの突出位置
を規制するストッパとを具備している。そして、ストッ
パは、ピストンが突出位置にあるとき、ピストンに接触
してピストンとの間のシール状態を確保するとともに、
ピストンが押込み位置にあるとき、ピストンまたはヘッ
ドに接触してピストンまたはヘッドとの間のシール状態
を確保するように構成されている。このような構成では
、ピストンが突出位置および押込み位置にあるとき、液
密状態が確保されて、液体の漏出やにおいの拡散が防止
される。他方、ピストンの中間位置では、液密状態が解
除されて容器内が大気に連通し空気が容器内に流入する
ため、負圧化が防止できる。更に、この発明によればデ
ィスペンサーの構成を一層簡単化できる。

上記の実施例は、この発明を説明するためのものでアシ
、この発明を何んら限定するものではなく、この発明の
技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発
明に包含されることはいうまでも々い。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、ピストンが突出位置および押込
み位置にある場合での、この発明に係る手動式ディスペ
ンサーの縦断面図である。１０・・・手動式ディスペンサー、１２・・・シリンダ
。１４・・・ピストン、１６・・・ヘッド、５４・・・ピ
ストンｏｉ状部、５６・・・ストッパ、５８．５０・・
・ストッパの第１．第２環状部妬（罵箋２＠

Claims

【特許請求の範囲】

シリンダと、シリンダ内で突出位置と押込み位置との間
を摺動するピストンと、ピストンの外端に取付けられて
ピストンとともに移動するヘッドと、ピストンの突出位
置を却制するストッパとを具備し、ストッパは、ピスト
ンが突出位置にちるとき、ピストンに接触してピストン
との間のシール状態を確保するとともに、ピストンが押
込み位置にあるとき、ピストンまたはヘッドに接触して
ピストンまたはヘッドとの間のシール状態を確保するよ
うに、構成されている手動式ディスペンサー　〇