JPS60184899A - 化粧面の立体化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面処理鋼板、プライマー鋼板、ガルファン、
ガルバリウム鋼板、ステンレス板、アルミニウム板、銅
板などからなる平板状の金属薄板（以下、単にコイルと
いう）に同一模様をエンボス加工時に１つのエンボスロ
ーラを介して印刷模様と凹凸模様とを能率よく安価に、
しかも深い立体感の外観に形成しうる化粧面の立体化装
置（以下、単に立体化装置という）に関するものである
。

一般にコイルは立体感と意匠性、ファツション性に欠け
るという欠点があった。そこで、コイルに対しエンボス
加工を施したり、印刷を付加したコイルも上市されてい
る。しかしながら、模様が眠っていたり、耐候性、防食
性に欠けたり、ペコッキが化粧面に多く生じたりする不
利があった。

本発明はこのような欠点を除去するため、エンボス加工
時に下塗塗膜、または化粧塗膜を含む全塗膜を柔らかく
して延性を発揮させ、しかもエンボス加工による凹凸模
様の形成と、これに印刷する模様、色彩、コントラスト
とを１つのエンボスロールを用いて同時に行い、さらに
、エンボス加工、印刷後の凹凸模様面にトップシートを
塗布して耐候性、防食性、模様間のズレをなくして美し
いと共に、立体感に冨み、その上に工程も低減して高能
率で安価に生産できる立体化装置を提案するものである
。

以下に、図面を用いて本発明に係る立体化装置の一実施
例について詳細に説明する。第１図は上記装置の一例を
示す構成略図であり、上は金属薄板送給部（以下、単に
送給部という）でアンコイラ２とピンチローラ３、また
は図示しないがアンコイラ２のみ、もしくはリックだけ
などからなり、コイル状に巻回されたコイル、定尺に切
断されたコイル（図示せず）Ａを装着し、前処理剤塗布
機ｉ（以下、単に塗布機という）に送給するためのもの
である。塗布機−１はコイルへの化粧面となる面に洗浄
剤、下塗祠、下塗兼インク吸着剤の１種以上をスプレー
ガン、ロールコータ、カーテンフシ ロコータなどの装置を用いて塗布する。なお、図におい
てはロールコータによって下塗り兼インク吸着剤Ｂを化
粧面に均一・に塗布する場合を示すものである。５はヒ
ータ部でコイルＡに付着している洗浄液等を蒸発させる
と共に、コイルＡの化粧面に塗布されている塗膜を約３
０〜６０℃に加温し、上記塗膜を柔らかくし、エンボス
加工時に化粧塗膜（カラー鋼板等の１コート、２コート
）、前処理剤被膜（ある場合）に化粧被膜、前処理被膜
がコイル自体（素材等）から剥離したり、割れたり、き
すがついたり、クラックを生起しないようにするもので
ある。その加熱方式としては熱風方式、直火方式、熱線
方式のいずれかである。工は印刷兼エンボス部（以下、
単にロールという）でコイルＡに第２図（ａ）、ｆｂ）
に示すような凹模様Ｃ２凸模様りに示ずような模様が平
面図として永わされ、拡大断面が、例えば第３図（ａｌ
〜（ｅ）に示すような凹凸模様として現れるようにエン
ボス加工と印刷とを同時に行うものである。その構成例
としては、版胴兼４型となる上ロール７、圧胴兼ハック
アップロール、または圧胴と雄型ロールとなる下ロール
８とインクパン９、インキングローラ１０、アニロック
スローラ１１、コーテングローラ１２、ン容剤入れ１３
、拭き取りローラ１４、ドクターブレード１５とからな
るものである。なお、印刷用のインクＥは第４図（Ｊｌ
）〜（ｅ）に示すように凹凸模様の任意個所に、任意の
濃度、色彩等で印刷するものである。、胆はオーブンで
インクＥが第４図（Ｃ１、（ｄ）に示すように凸模様り
の頂部に存在するときに必要なものであり、インクＥを
乾燥するものである。Ｈばレベラでエンボス加工された
コイルＡ′に存在する残留歪を矯正するものであり、例
えば第５図に示すように上ローラ１７ａ　＋、１７ａ　
２．１７ａ３、・・・１７ａＴ１（第５図では１７ａ　
：ｌまで示す）、下ローラ１７ｂ　１．１７ｂ２．１７
ｂ３．１７ｂ　４、・・・　１７ｂ’ｎ　（第５図では
１７ｂ４まで示す）の順にジグザグ状に配列し、かつ、
上ローラ群と下ローラ群のギヤ・ノブ１８を任意に調整
しうるように構成したものである。１９は引張り用ピン
チローラでロールエの回転より速く回転し、コイルＡ′
を引張った状態でコイルＡがロール■、レヘラ１７を通
過するようにしたものである。

次ぎに本発明に係る立体化装置の動作について説明する
と、まず送給部上に装着されたコイルＡはピンチローラ
３を介して塗布機↓に送給される。

なお、この際、コイルＡはピンチローラ３によって引張
られた場合でもアンコイラ２にブレーキ装置（図示せず
）が装着されているため、コイルＡはある許容された張
力下で塗布機生へ送給されるものである。そして、ヒー
タ部５ではコイルＡに塗布した前処理剤Ｂを蒸発、もし
くは乾燥、硬化すると共に、コイルＡの素材上に被着し
ている塗膜を柔らかくしてロール■に送給するものであ
る。

そこで、コイルＡに対しては、例えば第２図（ａ）、（
ｂｌに示すような模様（トーン差のみで示す）−乙かつ
、その凹模様Ｃに第４図（ｂｌに示すようにインクＥを
塗布し、レベ５１７を介して引張り用ピンチローラ１９
に送給するものである。レベラＨではコイルＡ′を引張
った状態でエンボス加工による残留歪を除去した後で次
工程、例えばオーブン２０に送給するものである。

以上説明したのは本発明に係る立体化装置の一実施例に
すぎず、第１図において１点鎖線で示す位置にループ部
２１、ピンチローラ２２、プライドルローラ２３、トッ
プコート材（透明塗料）Ｆを塗布する装置２４の少なく
とも１つを目的に応じて介在さ廿ノこりすることができ
る。

」二連したように本発明に係る立体化装置によれば、■
印刷とエンボスを同一ロールで行うため、印刷模様とエ
ンボス加工による凹凸模様との間にズレがなく、高能率
で、しかも安価に生産できる。

■印刷模様と凹凸模様間にズレが生じないため、美しく
、かつ、立体感にあふれる化粧面を形成できる。■コイ
ル上の塗膜を加温してエンボス加］二に対応できる柔ら
→＋かさにしたため、エンボス加工時に化粧被膜が鋼板
から剥離した化粧塗膜がしわになったり、割れたり、き
すがついたり、クラックが生じたりすることがなべ、美
しい化粧塗膜と耐候性、面・１スクラツチ性、耐薬品性
にずくれた化粧面を形成できる。■エンボス加工によっ
て形成された歪によるペコッキはテンション下での矯正
によって容易に、かつ、十分に残留歪が除去され、ペコ
ッキのない、しかも立体感にあふれる凹凸状模様を形成
できる。■ラインを直線状に配列し、コイルに列し無理
な力が付加されない流れによる工程としたため、スムー
スにエンボス加工できる。■コイルを加温してエンボス
加工するため、作業環境に左右されない。■直線ライン
のため高速でエンボス加工できる。等の特徴を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る化粧面の立体化装置の一実施例を
示す構成略図、第２図（ａ＋、（ｂｌは印刷、凹凸模様
の一例を示す平面図、第３図（ａ＋〜（ｅ）は凹凸レヘ
ラの一例を示す斜視図である。 上・・・金属薄板道山部、↓・・・前処理剤塗布機、５
・・・ヒータ部、１６−−−エンボスロール、■・・・
レヘラ。 特許出願人　株式会社アイジー技術研究所蕗　２　図 為　、、３　図 １八） （１）） 不　４　図 （ｂ’１ （ｃｌ） （ｅ’） 第　５　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属薄板を送出する金属薄板送出部と、該金属薄
   板の化粧面に洗浄剤下塗、または下塗兼インク吸着剤の
   １種を塗布する前処理剤塗布機と、該塗布機から送出さ
   れる金属薄板の前処理剤を乾燥するヒータ部と、該ヒー
   タ部から送出される金属薄板に任意の凹凸模様を施すと
   同時に、その凹凸模様の任意部分に任意の色を印刷する
   印刷兼エンボス部と、印刷、およびエンボス加工された
   化粧面に透明なトップコートを塗布するオーバコート塗
   布機と、該トップコート、およびインクを乾燥する乾燥
   炉と、該乾燥炉の次に配したレベラと、該レヘラの出口
   に配設した引張り用ピンチローラとを直列に配列したこ
   とを特徴とする化粧面の立体化装置。