JPS60184352A - 調味料含有油脂 - Google Patents

調味料含有油脂

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JPS60184352A
JPS60184352A JP59041719A JP4171984A JPS60184352A JP S60184352 A JPS60184352 A JP S60184352A JP 59041719 A JP59041719 A JP 59041719A JP 4171984 A JP4171984 A JP 4171984A JP S60184352 A JPS60184352 A JP S60184352A
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JP
Japan
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oil
glutamate
fat
seasoning
salt
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JP59041719A
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English (en)
Inventor
Hachiro Wakamatsu
若松 八郎
Fumiko Shimada
文子 島田
Tetsuji Shimizu
清水 哲二
Toru Takeyama
武山 徹
Tetsuo Kono
哲夫 河野
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸塩、5
′−リボヌクレオチド、5′−リボヌクレオチド塩を油
脂中に微粒子として懸濁分散せしめることにより、油脂
含有食品に対し、汎用性でかつ作業性に優れた調味料含
有油脂に関する。
各種の油脂、例えば、バター、ラード、ヘット等の動物
油脂、大豆油、菜種油、コーン油、及びこれらの水添油
脂等の植物油脂は、高カロリーでかつ食品に好ましい風
味を与える栄養素材として広く用いられている。また、
近年これらの油脂に対し、香辛成分をはじめとする各種
の風味成分を添加して、調理用油脂乃至は調味料として
利用する等、従来の油脂にない新たな機能の付加が行な
われている。
そのような油脂の具体例としては、バター又はマーガリ
ン中に香辛性を有する食品を添加練合した加工食用油脂
(特開昭58−18638)、食塩の微結晶を分散せし
めた調理用可塑性油脂(特開昭58−75061) 、
精製塩、グルタミン酸モノナトリウム塩、ニンニクエキ
スと胡麻油を混捏した調味料(特開昭54−13861
3)等が挙げられ、或いは、マヨネーズ、ドレッシング
等も、油脂を配合したエマルジョン型調味料として普及
している。
一方、L−グルタミン酸ナトリウムは、旨味調味料とし
て発見されて以来、多くの用途に用いられてきた。同様
に5′−イノシン酸す−トリウム、5′−グアニル酸ナ
トリウム等の5′−リボヌクレオチド塩も、L−グルタ
ミン酸ナトリウムとの併用による複合調味料に代表され
るように調味料として極めて一般的であり、各種の食品
に配合されている。これらのL−グルタミン酸ナトリウ
ム及び5′−リボヌクレオチド塩は、結晶吠で粉末調味
料として使用される場合、特に加工食品製造工程で、飛
散性が問題となったり、家庭では保存中の吸湿により流
動性を失い易い等から、顆粒化することにより、物性の
改善を図るときが行われ、更には顆粒品表面のオイルコ
ーティングも試みられている。このオイルコーティング
は、特に、5′−リボヌクレオチド塩の酵素による分解
を抑制する目的でも実施され、練製品等のフォスファタ
ーゼ活性を有する食品の製造に利用されている。しかし
ながら、L−グルタミン酸ナトリウム、5′−リボヌク
レオチド塩類を主体とする調味料については、粉末乃至
は顆粒以外の形態で物性、取り扱い性等を積極的に改善
し、実用化を図るととは従来行われてなかった。
本発明者らは、かかる背景下、L−グルタミン酸塩、5
′−リボヌクレオチド塩の新しい形態における利用に行
目し鋭意検討を行った結果、油脂中に微結晶として分散
させた場合に、L−グルタミン酸塩、L−グルタミン酸
、5′−リボヌクレオチド塩又は5′−リボヌクレオチ
ドの作業物性等が著しく改善されると共に、呈味成分の
含有により新機能を備えた汎用性油脂として、油脂含有
食品の多くに適用できるとの知見を得た。
本発明は上記知見に基づき、更に研究を重ねた結果、完
成されたもので、即ち、L−グルタミン酸、L−グルタ
ミン酸塩、5′−リボヌクレオチド及び5′−リボヌク
レオチド塩の中から選ばれた1種以」二の微結晶、好ま
しくは50μ以下の微結晶を懸濁成分として、好ましく
は0.1〜50重量%含有することを特徴とする調味料
含有油脂であり、(1)加工食品製造時、添加工程で、
結晶の飛散がないことから作業環境が改善され、他の原
料との混合作業も極めて容易であり、■かまぼこ、ソー
セージ等の練製品をはじめとし、5′−リボヌクレオチ
ド塩の分解が生じる食品における5′−リボヌクレオチ
ド塩の安定性が向上し、(3)炒め油、揚げ油等の調理
油脂として使用する場合、炒め物、揚げ物等に旨味を補
い、特に、短時間で調味と加熱を終了する必要のある炒
め調理等では、簡便性、迅速性が得られ、一方、食塩そ
の他の調味料配合油脂の場合に生じる焦げつき等もみら
れず、(4)バター、マーガリン等のパン等にそのまま
展延して食する油脂の場合では、塩味と調和して、嗜好
性が向上する等、多くの効果を奏することができる。
本発明で懸濁成分として使用するL−グルタミン酸、L
−グルタミン酸塩は、L−グルタミン酸、5− L−グルタミン酸ナトリウム、L−グルタミン酸カリウ
ム、L−グルタミン酸カルシウム、L−グルタミン酸ア
ンモニウム、L−グルタミン酸マグネシウム、リシング
ルタメート、アルギニングルタメート等のL−グルタミ
ン酸の塩類であれば、いずれも使用可能であるが、L−
グルタミン酸ナトリウム、L−グルタミン酸カリウム、
L−グルタミン酸カルシウム又はこれらの組合せが一般
的であり、呈味上も好ましい。また、5′−リボヌクレ
オチド、5′−リボヌクレオチド塩は、5′−イノシン
酸、5’−グアニル酸、5′−イノシン酸ナトリウム、
5′−イノシン酸カリウム、5′−イノシン酸カリウム
、5′−グアニル酸ナトリウム、5′−グアニル酸カリ
ウム、5′−グアニル酸カルシウム等であり、これらの
中から単独でも2種以上の組合せであってもよい。強い
呈味力を要求される場合には、上記グルタミン酸塩及び
/又はL−グルタミン酸と5′−リボヌクレオチド塩及
び/又は5′−リボヌクレオチドとの併用が望ましい。
−〇− 懸濁媒体としての油脂は、大豆油、菜種油、コーン油、
米油、綿実油、胚芽油、サフラワー油、ヒマワリ浦、オ
リーブ油等の植物油、ヤシ油、バーム油等の植物脂、イ
ワシ油、ニシン油等の動物油、牛脂、豚脂、バター等の
動物脂、或いは水添動植物油その他、液体乃至は固型を
問わず使用可能であり、これらの中から目的に応じ、1
種又は2種以上を選択する。尚、グアガム、キザンタン
ガム等のガム質、アルギン酸ナトリウムその他の21剤
、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、レシチンその他の乳化剤等
を油脂の種類に応じ適宜添加することにより、懸濁状態
の安定性が向上するととはいうまでもない。
グルタミン酸、グルタミン酸塩、5′−リボヌクレオチ
ド、5′−リボヌクレオチド塩を油脂中に懸濁させるが
、その際、グルタミン酸、グルタミン酸塩、5′−リボ
ヌクレオチド、5′−リボヌクレオチド塩の結晶平均粒
径は、好ましくは50μ以下、更に好ましくは結晶粒径
が10μ以下である。50μ以」二の場合には結晶の粒
状感が食感を損う場合があり、特に、液体油において、
結晶の沈降がみられ、使用時に呈味力が不均一な結果と
なり易い。逆に10μ以下であれば、結晶の沈降が防止
され、均一性の高い調味料金を油脂が得られる。
グルタミン酸、グルタミン酸塩、5′−リボヌクレオチ
ド、又は5′−リボヌクレオチド塩をかかる微細な結晶
とする方法は、例えば、(1)超微粉砕機により、結晶
を単独で粉砕する。(2)油脂との混合状態で超微粉砕
機により結晶を粉砕する。(3)結晶を水、アルコール
等の溶媒に溶解させ、該溶液と油脂を混合均質化してエ
マルジョンを調製した後、溶媒を除去する等の方法が挙
げられる。また晶析工程で微結晶として晶析させてもよ
い。
グルタミン酸、グルタミン酸塩、5′−リボヌクレオチ
ド、5′−リボヌクレオチド塩の油脂組成物中における
含有量(総量)は、特に限定されないが、好ましくは0
.1〜50重量%、更に好ましくは1〜40重量%であ
る。50重量%以」二の場合、特に液体油においては、
粘度が増し、クリーム状となり、また、呈味力が強すぎ
る等で作業性、調味機能が損われる傾向にある。逆に0
.1重量%より少ないと調味料含有油脂としての本発明
の効果が得られにくい。
かくして得られる本発明の調味料含有油脂は、そのまま
調理用油脂として、或いは加工油脂乃至は油脂含有加工
食品の原料として等、各種の用途に適用可能である。
尚、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸塩、5′−リ
ボヌクレオチド、5′−リボヌクレオチド塩及び油脂以
外の成分、例えば、その他のアミノ酸、アミノ酸塩、食
塩、塩化カリウム、糖等の呈味成分、香料、香辛料等の
香味成分等については、本発明の特徴であるし一グルタ
ミン酸、L−グルタミン酸塩、5′−リボヌクレオチド
、5′−リボヌクレオチド塩の油脂中での懸濁状態が保
持できる限り、その配合を妨げられないことは言うまで
もない。
以下、実施例により本発明を更に説明する。
−〇一 実施例I L−グルタミン酸ナトリウム、L−グルタミン酸、5′
−イノシン酸625重量部をコーンサラダ油各100重
量部と共に連続式ダイノーΦミル(WAB MASCH
INFABRIK、BASEL、5CHWEIZ製、1
501fバッチ方式、130!IJ!、0.5關φグラ
スビーズ使用、回転数540Or、 p、m)により微
粉砕し、L−グルタミン酸ナトリウム、L−グルタミン
酸又は5′−イノシン酸含有油を調製した(実験区1)
次に同一組成で、L−グルタミン酸ナトリウムをコーン
サラダ油と共にウルトラーラボゲラーゼ:(Janke
 & Kunkel KG、5taufeni、Bre
isgau製)により均質化処理しL−グルタミン酸ナ
トリウム含有油を調製した(実験区2)。
上記2種類のし一グルタミン酸ナトリウム含有油につい
て、その物性を測定した。結果を第1表に示す。尚、乳
化性については、シリンダー中にサンプルを一定の高さ
まで充填しく高さ=10)、10− −日装置した後の乳濁部の高さく1)を測定し、1 /
 l o値をめた。
第 1 表 実施例2 5′−イノシン酸ナトリウムの微結晶(平均粒□径6μ
)2.3重量部をコーンサラダ油100重量部と共に約
5分間撹拌混合して、5′−イノシン酸ナトリウム含有
油を調製した(実験区3)。
次に5′−イノシン酸ナトリウム微結晶(平均粒径14
μ)2.3重量部及びレシチン0.23重量部をコーン
サラダ油100重量部と共に約5分間撹拌混合した(実
験区4)。
上記2種の5′−イノシン酸ナトリウム含有油について
実施例1と同様にして乳化性を測定したところ、実験区
3は0.08であったが一方、実験区4は1.0で極め
て安定な懸濁状態を維持することが判明した。
実施例3 脂肪含量率80%の市販マーガリン1oo重量部に予め
平均粒径5μに微粉砕したL−グルタミン酸ナトリウム
3.0重量部を混和した後、再冷却してL−グルタミン
酸ナトリウム含有マーガリンを調製した。
上記マーガリンを60℃で完全に融解したところ、油相
中におけるL−グルタミン酸ナトリウムの懸濁状態が観
察された。
このマーガリン並びに対照としてL−グルタミン酸ナト
リウム無添加の市販マーガリンを、パンに塗ったものを
それぞれ官能評価したところ、本発明品は、対照に比べ
食感においては差がみられなかったが、呈味性において
は有意に好まれた。
実施例4 ラード100重量部を溶融し、L−グルタミン酸ナトリ
ウム4.5重量部及び5′−イノシン酸ナトリウム0.
5重量部を予め平均粒径5μに微粉砕したものを添加撹
拌し、L−グルタミン酸ナトリウム及び5′−イノシン
酸ナトリウム含有ラードを得た。
実施例5 L−グルタミン酸カリウム30重量%水溶液30重量部
及びコーンサラダ油70重量部をコ゛ロイドミルにより
均質化し、エマルシヨンを調製した。
次いでとのエマルジョンを真空乾燥し、水分を除去して
、L−グルタミン酸カリウムの微結晶が懸濁したコーン
サラダ油を得た。
利用例1 蒸熱、水浸処理したスパゲティーに対し、実施例1の実
験区1及び実験区1のL−グルタミン酸Na含量を1/
10.115乃至は2倍に変化さ− 13− せてそれぞれダイノー・ミルでコーンサラダ油中に分散
させたものをマカロニ重量の5%となるように添加混合
したものを袋詰し、殺菌後冷却してソフトスパゲティー
を得た。
得られた4種類のスパゲティー並びに対照として、上記
と同一の方法で、L−グルタミン酸ナトリウム無添加の
コーンサラダ油を添加したものを、よく訓練された味覚
パネル5名を用いて、対照との2点比較による官能評価
に供した。結果を第2表に示ず。
第 2 表 14− 利用例2 実施例4のL−グルタミン酸ナトリウムと5′−イノシ
ン酸ナトリウム含有ラードを熱した中華ナベに入れ、次
いでキャベツ、モヤシ、ニンジン、玉ねぎ及びきくらげ
の細切りを添加して炒め、塩、コシヨウをふり入れて野
菜炒めを調製したところ、炒め作業が迅速でナベ底への
焦げつきもみられず、また野菜炒めとして十分な旨味を
有するとの評価を得た。
利用例3 実施例1のL−グルタミン酸ナトリウム含有油(実験区
1)を用いて、コーンパフの油かけ及び調味付けを行っ
た。
水分3%の40〜60メツシユのコーンミール1 kg
に対し水15gを加え、密閉容器中で24時間貯蔵し、
調湿した。さらに15gの水を加え、エクストルーダー
の出口が150℃となるように調整しながらコーンミー
ルをフィードした。エクストルーダー処理により膨化し
たザンプルを100°Cの熱風乾燥器に入れ、20分間
乾燥さぜた。
この膨化乾燥物500gに対し実施例1の実験区1の組
成物70gを添加混合し、さらに食塩粉末5gを添加、
混合しコーンパフを得た。得られたコーンパフはL−グ
ルタミン酸ナトリウムがまぶし粉としてハク離せず、呈
味性に優れたものであった。
特許出願人 味の索株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸塩、5′−リ
    ボヌクレオチド及び5′−リボヌクレオチド塩の中から
    選ばれた1種以上の微結晶。 を懸濁成分として含有するととを特徴とする調味料含有
    油脂。 2 微結晶の平均粒径が50μ以下であるととを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の調味料含有油脂。 3、 微結晶の含有量が0.1〜50重量%であるとと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の調味料含有油
    脂。 ↓ 乳化剤が共存することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の調味料含有油脂。
JP59041719A 1984-03-05 1984-03-05 調味料含有油脂 Pending JPS60184352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009009266A3 (en) * 2007-07-11 2009-03-05 Frito Lay North America Inc Method for making hard pretzels that effectively absorb seasoning slurry
JP2018038274A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 理研ビタミン株式会社 呈味物質含有油脂組成物の製造方法

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