JPS60184154A - 既設瓦棒葺屋根の補修屋根 - Google Patents
既設瓦棒葺屋根の補修屋根Info
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- JPS60184154A JPS60184154A JP3627384A JP3627384A JPS60184154A JP S60184154 A JPS60184154 A JP S60184154A JP 3627384 A JP3627384 A JP 3627384A JP 3627384 A JP3627384 A JP 3627384A JP S60184154 A JPS60184154 A JP S60184154A
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- JP
- Japan
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- roof
- sides
- tile
- mating
- hanger
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- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、既設瓦棒葺屋根をそのままにして、その上か
ら新たな嵌合屋根を葺成する既設瓦棒葺屋根の補修屋根
に関する。
ら新たな嵌合屋根を葺成する既設瓦棒葺屋根の補修屋根
に関する。
従来より、瓦棒葺屋根は溝板(屋根板)、吊子等によっ
て現在でも盛んに葺成されている。この瓦棒葺屋根が長
期の使用によって老朽化したり、或いは腐蝕したりして
雨水が室内に浸入するようになると、新たな屋根に葺替
える必要が生じ、その瓦棒葺屋根を全面的に撤去して新
たな屋根に葺替えていた。この撤去に際しては、会社、
工場等では撤去時に塵埃等がたちこめたり、取外した溝
板等様々の部品が落下したり、雨天の場合には室内が濡
れるため設備品、製品等の保護のためテント天幕等を敷
かなければならず、さらには会社。
て現在でも盛んに葺成されている。この瓦棒葺屋根が長
期の使用によって老朽化したり、或いは腐蝕したりして
雨水が室内に浸入するようになると、新たな屋根に葺替
える必要が生じ、その瓦棒葺屋根を全面的に撤去して新
たな屋根に葺替えていた。この撤去に際しては、会社、
工場等では撤去時に塵埃等がたちこめたり、取外した溝
板等様々の部品が落下したり、雨天の場合には室内が濡
れるため設備品、製品等の保護のためテント天幕等を敷
かなければならず、さらには会社。
工場等の仕事又は操業を一旦中断しなければならず、会
社、工場に与える損失、損害も甚大であった。又、体育
館では、その床面ば雨に濡れると競技中等にスリップ事
故が多発したり、或いはその床面が反ったりして公式競
技が不可能になること等から天幕等を敷くことは必須で
あった。又、一般住宅においては、居住のまま葺替え作
業を行うと雨に降られる可能性もあって、撤去した箇所
はその日の内に新たな屋根葺成を行わなければならず、
作業に一貫性がなく面倒で作業能率が悪い欠点があった
。何れの場合にも既設瓦棒葺屋根の撤去に手間と時間を
要し、さらには会社2住宅等の機能を停止させるのみな
らず、新たな屋根に葺替えるのに施工日数が増加し、施
工費が割高になる等の欠点があった。又、従来の葺替え
では固着手段として既設瓦棒葺屋根の母屋に上から吊子
をポル1−・ナツト、ドリルビス等にて固着している。
社、工場に与える損失、損害も甚大であった。又、体育
館では、その床面ば雨に濡れると競技中等にスリップ事
故が多発したり、或いはその床面が反ったりして公式競
技が不可能になること等から天幕等を敷くことは必須で
あった。又、一般住宅においては、居住のまま葺替え作
業を行うと雨に降られる可能性もあって、撤去した箇所
はその日の内に新たな屋根葺成を行わなければならず、
作業に一貫性がなく面倒で作業能率が悪い欠点があった
。何れの場合にも既設瓦棒葺屋根の撤去に手間と時間を
要し、さらには会社2住宅等の機能を停止させるのみな
らず、新たな屋根に葺替えるのに施工日数が増加し、施
工費が割高になる等の欠点があった。又、従来の葺替え
では固着手段として既設瓦棒葺屋根の母屋に上から吊子
をポル1−・ナツト、ドリルビス等にて固着している。
これを現場にて行おうとすると、屋根上からその母屋は
目視できないために、予めその位置をスケール等にて測
ったりしているが、これでも必ずしも母屋位置に上から
確実に固着できないことが多かった。実際には、既設瓦
棒葺屋根上で吊子を、目視できない母屋に確実に固着す
ることは施工上極めて困難であった。このようなことか
ら、吊子の固着力が低下し、これに取付ける新設の嵌合
屋根等が早期に飛散等する欠点があった。
目視できないために、予めその位置をスケール等にて測
ったりしているが、これでも必ずしも母屋位置に上から
確実に固着できないことが多かった。実際には、既設瓦
棒葺屋根上で吊子を、目視できない母屋に確実に固着す
ることは施工上極めて困難であった。このようなことか
ら、吊子の固着力が低下し、これに取付ける新設の嵌合
屋根等が早期に飛散等する欠点があった。
そこで発明者は、前記欠点等を解消すべく鋭意。
研究を重ねた結果、本発明を、既設瓦棒葺屋根の瓦棒部
の適所に、本体部両側より下方に向かう爪を設け、且つ
本体部両(JIIJより上側に向かう係止片を設けた改
修用吊子を被嵌してその爪を瓦棒部の両側に食い込み固
定させ、主板の両側に、係合用段部を形成した保合用例
辺部を各々対称的に設けた嵌合用建築用板を前記改修用
吊子間で既設瓦棒葺屋根上に載置しつつその係合用段部
と係止片とを係合し、隣接する再嵌合用建築用板の係合
用側辺部間に、頂辺部の両側に、保合用段部を形成した
側辺部を設けた新設キャンプ材を被嵌して、該新設キャ
ンプ材の保合用段部を前記両係合用側辺部の係合用段部
に係合したことにより、既設瓦棒葺屋根をそのままにし
て、撤去処理の必要がなくなると共に、その上から新た
な嵌合葺屋根を葺成することが簡易且つ迅速にでき、さ
らに屋根全体を強固にでき、特に改修用可動吊子の取付
が確実且つ強固にでき前記の欠点等を解決し、その目的
を達成したものである。
の適所に、本体部両側より下方に向かう爪を設け、且つ
本体部両(JIIJより上側に向かう係止片を設けた改
修用吊子を被嵌してその爪を瓦棒部の両側に食い込み固
定させ、主板の両側に、係合用段部を形成した保合用例
辺部を各々対称的に設けた嵌合用建築用板を前記改修用
吊子間で既設瓦棒葺屋根上に載置しつつその係合用段部
と係止片とを係合し、隣接する再嵌合用建築用板の係合
用側辺部間に、頂辺部の両側に、保合用段部を形成した
側辺部を設けた新設キャンプ材を被嵌して、該新設キャ
ンプ材の保合用段部を前記両係合用側辺部の係合用段部
に係合したことにより、既設瓦棒葺屋根をそのままにし
て、撤去処理の必要がなくなると共に、その上から新た
な嵌合葺屋根を葺成することが簡易且つ迅速にでき、さ
らに屋根全体を強固にでき、特に改修用可動吊子の取付
が確実且つ強固にでき前記の欠点等を解決し、その目的
を達成したものである。
以下、図面の実施例に基づき本発明を説明する。
第1図、第4図、第5図には本発明の既設瓦棒葺屋根の
補修屋根が図示されており、Aは既設瓦棒葺屋根であっ
て、溝板1と吊子とキャップ材2とからなり、これらが
図示するようにその端で適宜馳締され、瓦棒部AIが形
成されて、母屋3上に直接又は母屋3上に敷設した木毛
板1発泡合成樹脂等の断熱材4上に載置され、ボルト・
ナンド。
補修屋根が図示されており、Aは既設瓦棒葺屋根であっ
て、溝板1と吊子とキャップ材2とからなり、これらが
図示するようにその端で適宜馳締され、瓦棒部AIが形
成されて、母屋3上に直接又は母屋3上に敷設した木毛
板1発泡合成樹脂等の断熱材4上に載置され、ボルト・
ナンド。
ドリルビス等の固着具にて固着されて葺成されている。
その瓦棒部A1の構成を具体的に述べると、図面に示す
ようにその溝板1,1が適宜の間隔(吊子のU字状部の
幅)に併設されてその吊子が固着具にて固着され、そし
てキャップ材2の偏平U字状部が、隣接する溝板1,1
の間隔に嵌合されてキャンプ材2の端部が折返され溝板
1の端縁の裏面に圧着されて馳締加工されたり、或いは
この馳締部が図示するように垂下状に屈曲加工されて瓦
棒部AIが施工されている。
ようにその溝板1,1が適宜の間隔(吊子のU字状部の
幅)に併設されてその吊子が固着具にて固着され、そし
てキャップ材2の偏平U字状部が、隣接する溝板1,1
の間隔に嵌合されてキャンプ材2の端部が折返され溝板
1の端縁の裏面に圧着されて馳締加工されたり、或いは
この馳締部が図示するように垂下状に屈曲加工されて瓦
棒部AIが施工されている。
Bは改修用吊子であって、本体部5の両側より下方に向
かう爪6,6が形成され、且つ本体部5の両側より上部
位置に係止片7.7が一体形成されている。実施例では
、その本体部5の両側で、前後位置又はその中央位置に
爪6,6が設けられている。該爪6は断面り字形をなし
、その先端は尖鋭状をなしている。又、係止片7.7は
、その爪6の位置と交互になって、本体部50両側で、
その中央位置又は前後位置に、断面り字形をなしてその
係止片7の下片が水平状をなして互いに外側を向いてい
る。前記本体部5は偏平U字状部5aの両側に頂辺部5
b、5bが形成されている。
かう爪6,6が形成され、且つ本体部5の両側より上部
位置に係止片7.7が一体形成されている。実施例では
、その本体部5の両側で、前後位置又はその中央位置に
爪6,6が設けられている。該爪6は断面り字形をなし
、その先端は尖鋭状をなしている。又、係止片7.7は
、その爪6の位置と交互になって、本体部50両側で、
その中央位置又は前後位置に、断面り字形をなしてその
係止片7の下片が水平状をなして互いに外側を向いてい
る。前記本体部5は偏平U字状部5aの両側に頂辺部5
b、5bが形成されている。
前記本体部5と爪6,6と係止片7とからなる改修用吊
子Bは一枚の板材でプレス加工等にて一体形成されてい
る。場合によっては別体に形成されることもある。又、
その材質は、金属製であるが、耐久性、耐蝕性の面から
ステンレス材が好適である。又、その爪6,6、取付前
では第2図、第6図、第7図に示すように下方が開くよ
うに形成されている。
子Bは一枚の板材でプレス加工等にて一体形成されてい
る。場合によっては別体に形成されることもある。又、
その材質は、金属製であるが、耐久性、耐蝕性の面から
ステンレス材が好適である。又、その爪6,6、取付前
では第2図、第6図、第7図に示すように下方が開くよ
うに形成されている。
Cは長平方向に適宜の長さ又は長尺の金属製の新たな嵌
合用建築用板であって、第1図、第4図に示すように主
板8の両側に、係合用段部9a。
合用建築用板であって、第1図、第4図に示すように主
板8の両側に、係合用段部9a。
9aを有する保合用例辺部9,9が形成されている。実
施例では該係合用例辺部9は、第1図等に示すように傾
斜状部9bの上端より内方に係合用段部9aが形成され
、その上端より断面錠状の係止端縁9Cが設けられてい
る:その係合用段部9aは前記改修用吊子Bの係止片7
の隅角部に係合し、その係止端縁9cがその係止片7の
上縁に係止するように構成されている。又、前述した主
板8が広幅の場合には必要に応じて中間山形状部が膨出
形成されることもある。その嵌合用建築用板Cの係合用
側辺部9は、これらに限定されることもなく、傾斜状部
9bと係合用段部9a等を有していれば、その係合用側
辺部9の範晴に含まれる。
施例では該係合用例辺部9は、第1図等に示すように傾
斜状部9bの上端より内方に係合用段部9aが形成され
、その上端より断面錠状の係止端縁9Cが設けられてい
る:その係合用段部9aは前記改修用吊子Bの係止片7
の隅角部に係合し、その係止端縁9cがその係止片7の
上縁に係止するように構成されている。又、前述した主
板8が広幅の場合には必要に応じて中間山形状部が膨出
形成されることもある。その嵌合用建築用板Cの係合用
側辺部9は、これらに限定されることもなく、傾斜状部
9bと係合用段部9a等を有していれば、その係合用側
辺部9の範晴に含まれる。
又、その係合用側辺部9の高さが高く折版状に形成され
ることもある。又、その嵌合用建築用板Cの裏面に必要
に応じて発泡合成樹脂等の断熱材が貼着されることもあ
る。
ることもある。又、その嵌合用建築用板Cの裏面に必要
に応じて発泡合成樹脂等の断熱材が貼着されることもあ
る。
Dは新設キャップ材であって、頂辺部10の両側に、係
合用段部11a、llaを設けた側辺部11.11が一
体形成されている。又、該側辺部11の下端は断面く字
状に屈曲された端縁11bが形成されることが多い。
合用段部11a、llaを設けた側辺部11.11が一
体形成されている。又、該側辺部11の下端は断面く字
状に屈曲された端縁11bが形成されることが多い。
Eは吊子取付工具であって、本体12の両側に設けた軸
受部に、軸13.13が軸支され、この軸13.13に
、L字形で、下片の先端が尖鋭状をなす刃14.14の
上端が固着されている。又、その軸13.13にはハン
ドル杆15.15の下端が固着され、これによって、該
両ハンドル杆15.15が開くと、両刃14.14が閉
じるように、又、両ハンドル杆15.15が閉じると、
その両刃14.1’4が開くよう構成されている。
受部に、軸13.13が軸支され、この軸13.13に
、L字形で、下片の先端が尖鋭状をなす刃14.14の
上端が固着されている。又、その軸13.13にはハン
ドル杆15.15の下端が固着され、これによって、該
両ハンドル杆15.15が開くと、両刃14.14が閉
じるように、又、両ハンドル杆15.15が閉じると、
その両刃14.1’4が開くよう構成されている。
前記改修用吊子Bの本体部5及び爪6.6が既設瓦棒葺
屋根Aの瓦棒部A1を跨くようにして載せられ、第2図
、第3図に示すように吊子取付工具Eの両ハンドル杆1
5.15の開き作用にて両側の刃1414が次第に閉じ
て、該刃14.14の内側に存する爪6.6の端が瓦棒
部A1の両側に食い込み固定される。その改修用吊子B
、B。
屋根Aの瓦棒部A1を跨くようにして載せられ、第2図
、第3図に示すように吊子取付工具Eの両ハンドル杆1
5.15の開き作用にて両側の刃1414が次第に閉じ
て、該刃14.14の内側に存する爪6.6の端が瓦棒
部A1の両側に食い込み固定される。その改修用吊子B
、B。
・・・・・・が瓦棒部Ax箇所に該長手方向に適宜の間
隔を有して複数設けられている。そして嵌合用建築用板
Cが前記改修用吊子B、B間で既設瓦棒葺屋根A上に載
置されつつその係合用段部9aと係止片7とが係合され
、次いで隣接する再嵌合用建築用板C,Cの係合用側辺
部9.9間に、係合用段部11a、Llaを形成した側
辺部11.11を設けた新設キャップ材りが被嵌され該
新設キャップ材りの係合用段部L1a、’llaと前記
両係合用側辺部9,9の係合用段部9a、9aとが係合
され、これらが順次繰り返されて新たな嵌合用屋根が葺
成されている。
隔を有して複数設けられている。そして嵌合用建築用板
Cが前記改修用吊子B、B間で既設瓦棒葺屋根A上に載
置されつつその係合用段部9aと係止片7とが係合され
、次いで隣接する再嵌合用建築用板C,Cの係合用側辺
部9.9間に、係合用段部11a、Llaを形成した側
辺部11.11を設けた新設キャップ材りが被嵌され該
新設キャップ材りの係合用段部L1a、’llaと前記
両係合用側辺部9,9の係合用段部9a、9aとが係合
され、これらが順次繰り返されて新たな嵌合用屋根が葺
成されている。
第8図、第9図に示したものは、瓦棒葺屋根の補修屋根
の別の実施例であり、この場合に使用する改修用吊子B
は第9図に示すように本体部50両側辺下端より側辺部
5c、5cが形成され、該両下端より外方に底辺部5
d、’ 5 dが設けられ、さらにこの外端より立上り
片5e、5eが一体形成されている。この場合の爪6.
6は前記側辺部5c、5cの適所が切込みされており、
点線のように屈曲することで爪6としての役割をなす。
の別の実施例であり、この場合に使用する改修用吊子B
は第9図に示すように本体部50両側辺下端より側辺部
5c、5cが形成され、該両下端より外方に底辺部5
d、’ 5 dが設けられ、さらにこの外端より立上り
片5e、5eが一体形成されている。この場合の爪6.
6は前記側辺部5c、5cの適所が切込みされており、
点線のように屈曲することで爪6としての役割をなす。
又、嵌合用建築用板Cの主板8の両側端寄りには、係止
用膨出部8aが形成され、且つ係合用側辺部9の端部に
は、傾斜部9bに続いて頂辺9dが一体形成されている
。このよ膜数修用吊子Bが既設瓦棒葺屋根Aの瓦棒部A
1に載置されつつ爪6゜6の端が瓦棒部Axの両側に食
い込み固定さ北腎、且つその底辺部5d、5dが既設瓦
棒葺屋根A上ゝに載置される。そして、嵌合用建築用板
Cの係止用膨出部8aが改修用吊子Bの立上り片5eに
示すように係止され、さらに頂辺9dが改修用吊子Bの
係止片7の下面に重合されて、この後は、前記同様に葺
成施工される。
用膨出部8aが形成され、且つ係合用側辺部9の端部に
は、傾斜部9bに続いて頂辺9dが一体形成されている
。このよ膜数修用吊子Bが既設瓦棒葺屋根Aの瓦棒部A
1に載置されつつ爪6゜6の端が瓦棒部Axの両側に食
い込み固定さ北腎、且つその底辺部5d、5dが既設瓦
棒葺屋根A上ゝに載置される。そして、嵌合用建築用板
Cの係止用膨出部8aが改修用吊子Bの立上り片5eに
示すように係止され、さらに頂辺9dが改修用吊子Bの
係止片7の下面に重合されて、この後は、前記同様に葺
成施工される。
次に作用効果について説明する。
本発明においては、既設瓦棒葺屋根Aの瓦棒部A1の適
所に、本体部5両側より下方に向かう爪6゜6を設け、
且つ本体部5両側より上側に向かう、係止片7.7を設
けた改修用吊子Bを被嵌してその爪6,6を瓦棒部A1
の両側に食い込み固定させ、主板8の両側に、係合用段
部9ag9aを形成した係合用側辺部9,9を各々対称
的に設けた嵌合用建築用板Cの前記改修用吊子8.8間
で既設瓦棒葺屋根A上に載置しつつその係合用段部9a
と係止片7とを係合し、隣接する両嵌合用建築用板C,
Cの係合用側辺部9,9間に、頂辺部10の両側に、係
合用段部11a、llaを形成した側辺部11.11を
設けた新設キヤ、7プ材りを被嵌して、該新設キャップ
材りの係合用段部11aを前記両係合用側辺部9,9の
係合用段部9a、9aに係合したことにより、第1に既
設瓦棒葺屋根Aをそのままにして、撤去処理の必要がな
(なるし、その上から新たな瓦棒葺屋根を葺成すること
が簡易且つ迅速にでき、ひいては施工日数が短縮でき、
施工費を大幅に軽減できるし、第2にその改修用吊子B
の取付が簡易且つ迅速で強固にできるし、第3に既設瓦
棒葺屋根Aと新たな嵌合屋根とが二重に葺成されて強固
にできる等の作用効果を奏する。
所に、本体部5両側より下方に向かう爪6゜6を設け、
且つ本体部5両側より上側に向かう、係止片7.7を設
けた改修用吊子Bを被嵌してその爪6,6を瓦棒部A1
の両側に食い込み固定させ、主板8の両側に、係合用段
部9ag9aを形成した係合用側辺部9,9を各々対称
的に設けた嵌合用建築用板Cの前記改修用吊子8.8間
で既設瓦棒葺屋根A上に載置しつつその係合用段部9a
と係止片7とを係合し、隣接する両嵌合用建築用板C,
Cの係合用側辺部9,9間に、頂辺部10の両側に、係
合用段部11a、llaを形成した側辺部11.11を
設けた新設キヤ、7プ材りを被嵌して、該新設キャップ
材りの係合用段部11aを前記両係合用側辺部9,9の
係合用段部9a、9aに係合したことにより、第1に既
設瓦棒葺屋根Aをそのままにして、撤去処理の必要がな
(なるし、その上から新たな瓦棒葺屋根を葺成すること
が簡易且つ迅速にでき、ひいては施工日数が短縮でき、
施工費を大幅に軽減できるし、第2にその改修用吊子B
の取付が簡易且つ迅速で強固にできるし、第3に既設瓦
棒葺屋根Aと新たな嵌合屋根とが二重に葺成されて強固
にできる等の作用効果を奏する。
該作用効果を詳述すると、特に、本発明では、本体部5
両側より下方に向かう爪6.6を設けた改修用吊子Bを
被嵌してその爪6,6を瓦棒部A1の両側に食い込み固
定させたことで、食い込み固定作業時において、その爪
6,6が瓦棒部A1の両側に食い込むと同時に、実際に
はその瓦棒部A1の側部板をパリとして切り起こす状態
となり、この箇所の強度が著しく増加でき、これによっ
て改修用吊子Bの取付強度が増加し、ひいては屋根強度
も増加して強固なる新たな嵌合屋根を葺成施工できるし
、さらに、又、従来の葺替えでは固着手段として既設瓦
棒葺屋根の母屋に上から吊子をボルト・ナンド、ドリル
ビス等にて固着しており、これを現場にて行おうとする
と、屋根上からその母屋は目視できないために、予めそ
の位置をスケール等にて測ったりしているが、これでも
必ずしも母屋位置に上から確実に固着できないことが多
かったし、実際には、既設瓦棒葺屋根上で吊子を、目視
できない母屋に確実に固着することは施工上極めて困難
であったが、本発明では、その母屋位置に固着する構成
でなく、その改イ1r用吊子Bを瓦棒部AXのどの位置
でもよく、施工が極めて簡易且つ迅速にできる大きな効
果がある。
両側より下方に向かう爪6.6を設けた改修用吊子Bを
被嵌してその爪6,6を瓦棒部A1の両側に食い込み固
定させたことで、食い込み固定作業時において、その爪
6,6が瓦棒部A1の両側に食い込むと同時に、実際に
はその瓦棒部A1の側部板をパリとして切り起こす状態
となり、この箇所の強度が著しく増加でき、これによっ
て改修用吊子Bの取付強度が増加し、ひいては屋根強度
も増加して強固なる新たな嵌合屋根を葺成施工できるし
、さらに、又、従来の葺替えでは固着手段として既設瓦
棒葺屋根の母屋に上から吊子をボルト・ナンド、ドリル
ビス等にて固着しており、これを現場にて行おうとする
と、屋根上からその母屋は目視できないために、予めそ
の位置をスケール等にて測ったりしているが、これでも
必ずしも母屋位置に上から確実に固着できないことが多
かったし、実際には、既設瓦棒葺屋根上で吊子を、目視
できない母屋に確実に固着することは施工上極めて困難
であったが、本発明では、その母屋位置に固着する構成
でなく、その改イ1r用吊子Bを瓦棒部AXのどの位置
でもよく、施工が極めて簡易且つ迅速にできる大きな効
果がある。
又、その既設瓦棒葺屋根Aの上に新たな嵌合屋根を葺成
するため、必然的にその嵌合用建築用板Cの係合用側辺
部9.9の高さも高くなり、新たな嵌合屋根の嵌合部箇
所内部にも空隙部が存在することで、雨水の毛管現象を
阻止して水密性(雨仕舞)が勝れ、施工後にその屋根上
に木場ができて留水が生じても、内部に雨水が極めて浸
入しにくくでき、すがもれを確実に防止できる。又、そ
の新たな嵌合屋根を葺成するのには、既設瓦棒葺屋根A
の瓦棒部A1が割付けの目安にできることから施工を一
層簡単にできる。さらに既設瓦棒葺屋根Aと新たな嵌合
屋根とが二重に葺成されることとなり、全体として外力
(積雪荷重や風圧等の引張荷重)に対して強固にできる
。又、適宜傾斜した既設瓦棒葺壁の補修壁としても良好
に対応できることは勿論である。
するため、必然的にその嵌合用建築用板Cの係合用側辺
部9.9の高さも高くなり、新たな嵌合屋根の嵌合部箇
所内部にも空隙部が存在することで、雨水の毛管現象を
阻止して水密性(雨仕舞)が勝れ、施工後にその屋根上
に木場ができて留水が生じても、内部に雨水が極めて浸
入しにくくでき、すがもれを確実に防止できる。又、そ
の新たな嵌合屋根を葺成するのには、既設瓦棒葺屋根A
の瓦棒部A1が割付けの目安にできることから施工を一
層簡単にできる。さらに既設瓦棒葺屋根Aと新たな嵌合
屋根とが二重に葺成されることとなり、全体として外力
(積雪荷重や風圧等の引張荷重)に対して強固にできる
。又、適宜傾斜した既設瓦棒葺壁の補修壁としても良好
に対応できることは勿論である。
又、前記改修用吊子Bに嵌合用建築用板C及びキャンプ
材りを固着せず、嵌合のみのため、該嵌合用建築用板C
又はキャンプ材りが外気温に応じてその長手方向に熱伸
縮しても、相対的に摺動等して好適に対応でき、その嵌
合用建築用板C及びキャップ材りには何等の熱応力が生
ぜず、これによって熱歪等の発生も確実に防止できるし
、板鳴現象の発生も防止できる。
材りを固着せず、嵌合のみのため、該嵌合用建築用板C
又はキャンプ材りが外気温に応じてその長手方向に熱伸
縮しても、相対的に摺動等して好適に対応でき、その嵌
合用建築用板C及びキャップ材りには何等の熱応力が生
ぜず、これによって熱歪等の発生も確実に防止できるし
、板鳴現象の発生も防止できる。
又、本発明の嵌合用建築用板Cは幅方向に左右対称であ
るため、葺成方向に関係なく施工現場のどの位置からで
も嵌合用建築用板Cを葺成施工できる利点があるし、施
工後にあっては、嵌合外囲体の適所の一部が破損等した
場合に取替補修作業が簡単にできる利点もある。
るため、葺成方向に関係なく施工現場のどの位置からで
も嵌合用建築用板Cを葺成施工できる利点があるし、施
工後にあっては、嵌合外囲体の適所の一部が破損等した
場合に取替補修作業が簡単にできる利点もある。
第1図は本発明の斜視図、第2図、第3図は改修用吊子
の取付工程の縦断正面図、第4図は本発明の要部縦断正
面図、第5図は第4図の要部斜視図、第6図、第7図は
改修用吊子の斜視図、第8図は本発明の別の実施例の要
部縦断正面図、第9図は第8図に使用する改修用吊子の
斜視図である。 A・・・・・・瓦棒葺屋根、A1・・・・・・瓦棒部、
B・・・・・・改修用吊子、 C・・・・・・嵌合用建
築用板、5・・・・・・本体部、 6・・・・・・爪、
7・・・・・・係止片、 8・・・・・・主板、9.1
0・・・・・・係合用側辺部、 9a、10a・・・・・・係合用段部。 第2図 り 第3図 第4図 第5図 り 第6図 第7図 第8図 第9図
の取付工程の縦断正面図、第4図は本発明の要部縦断正
面図、第5図は第4図の要部斜視図、第6図、第7図は
改修用吊子の斜視図、第8図は本発明の別の実施例の要
部縦断正面図、第9図は第8図に使用する改修用吊子の
斜視図である。 A・・・・・・瓦棒葺屋根、A1・・・・・・瓦棒部、
B・・・・・・改修用吊子、 C・・・・・・嵌合用建
築用板、5・・・・・・本体部、 6・・・・・・爪、
7・・・・・・係止片、 8・・・・・・主板、9.1
0・・・・・・係合用側辺部、 9a、10a・・・・・・係合用段部。 第2図 り 第3図 第4図 第5図 り 第6図 第7図 第8図 第9図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11既設瓦棒葺屋根の瓦棒部の適所に、本体部両側よ
り下方に向かう爪を設け、且つ本体部両側より上側に向
かう係止片を設けた改修用吊子を被嵌してその爪を瓦棒
部の両側に食い込み固定させ、主板の両側に、係合用段
部を形成した係合用側辺部を各々対称的に設けた嵌合用
建築用板を前記改修用吊子間で既設瓦棒葺屋根上に載置
しつつその係合用段部と係止片とを係合し、隣接する両
嵌合用建築用板の係合用側辺部間に、頂辺部の両側に。 係合用段部を形成した側辺部を設けた新設キャップ材を
被嵌して、該新設キャップ材の保合用段部を前記両係合
用側辺部の係合用段部に係合したことを特徴とした既設
瓦棒葺屋根の補修屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3627384A JPS60184154A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 既設瓦棒葺屋根の補修屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3627384A JPS60184154A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 既設瓦棒葺屋根の補修屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60184154A true JPS60184154A (ja) | 1985-09-19 |
JPH0420058B2 JPH0420058B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=12465158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3627384A Granted JPS60184154A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 既設瓦棒葺屋根の補修屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60184154A (ja) |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP3627384A patent/JPS60184154A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420058B2 (ja) | 1992-03-31 |
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