JPS60184026A - 組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助方法 - Google Patents
組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助方法Info
- Publication number
- JPS60184026A JPS60184026A JP59037280A JP3728084A JPS60184026A JP S60184026 A JPS60184026 A JP S60184026A JP 59037280 A JP59037280 A JP 59037280A JP 3728084 A JP3728084 A JP 3728084A JP S60184026 A JPS60184026 A JP S60184026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasminogen activator
- tissue
- ornithine
- tissue plasminogen
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、組織プラスミノーゲン・アクチペーターの溶
解補助法、詳しくは保存時、あるいは分離精製、凍結融
解、凍結乾燥などの操作を行う際の組織プラスミノーゲ
ン・アクチベーターの溶解補助法に関するものである。
解補助法、詳しくは保存時、あるいは分離精製、凍結融
解、凍結乾燥などの操作を行う際の組織プラスミノーゲ
ン・アクチベーターの溶解補助法に関するものである。
今日までプラスミノーゲン・アクチペーターとしては、
尿または培養腎細胞から分離精製されたウロキナーゼ、
訃よびストレプトコツキよシ採ったストレプトキナーゼ
が血栓溶解剤として実用に供されている。
尿または培養腎細胞から分離精製されたウロキナーゼ、
訃よびストレプトコツキよシ採ったストレプトキナーゼ
が血栓溶解剤として実用に供されている。
しかし、これらはフィブリンに対する親和性をもたない
ので、治療に際し、必要な効果を得るには大量に投与す
る場合が多く、内出血等の副作用が発現することが知ら
れている。
ので、治療に際し、必要な効果を得るには大量に投与す
る場合が多く、内出血等の副作用が発現することが知ら
れている。
すなわち、これらによって循環血液中で生成されるプラ
スミンは、血中のプラスミンインヒビタ−と結合して速
やかに失活するため、治療効果をあげるためには、仁れ
らを大量に投与して、血中のプラスミンインヒビタ−の
量を上回るプラスミンを生成する必要がある。しかし、
大量のプラスミンが生成されるとフィブリノーゲンを分
解して、出血傾向という副作用を引き起すことになる。
スミンは、血中のプラスミンインヒビタ−と結合して速
やかに失活するため、治療効果をあげるためには、仁れ
らを大量に投与して、血中のプラスミンインヒビタ−の
量を上回るプラスミンを生成する必要がある。しかし、
大量のプラスミンが生成されるとフィブリノーゲンを分
解して、出血傾向という副作用を引き起すことになる。
これに対しフィブリンに親和性が高く、フィブリン上で
プラスミンを生成することができれば、循環血液中のプ
ラスミンインヒビタ−の影響を受けることなく、少量で
フィブリンを分解することができ、循環血液中のフィブ
リノーゲンを分解する作用も弱くなる。かかる実情から
フィブリン親和性が高く、少量でかつ血栓溶解活性が高
く、副作用の少ない血栓溶解剤が望まれている。
プラスミンを生成することができれば、循環血液中のプ
ラスミンインヒビタ−の影響を受けることなく、少量で
フィブリンを分解することができ、循環血液中のフィブ
リノーゲンを分解する作用も弱くなる。かかる実情から
フィブリン親和性が高く、少量でかつ血栓溶解活性が高
く、副作用の少ない血栓溶解剤が望まれている。
このようなプラスミノーゲン・アクチベーターとして、
人または動物の子宮、腎、肺、小腸、包皮、血管壁など
の組織、これら組織由来の正常細胞培養液、または腫瘍
細胞培養液中に存在する組織プラスミノーゲン・アクチ
ベーターが注目され、血栓溶解剤としての開発が期待さ
れている。
人または動物の子宮、腎、肺、小腸、包皮、血管壁など
の組織、これら組織由来の正常細胞培養液、または腫瘍
細胞培養液中に存在する組織プラスミノーゲン・アクチ
ベーターが注目され、血栓溶解剤としての開発が期待さ
れている。
本発明に用いられる組織プラスミノーゲン・アクチベー
ターは、人または動物由来の組織、またはこれら組織由
来の組織培養液から抽出精製することができる。そのよ
うな例を挙げれば、組織プラスミノーゲン・アクチベー
ター産生能ヲ有する細胞、たとえば、人胎児の腎、腸、
肺、心臓、輸尿管、皮膚、包皮および全胎児由来の正常
二倍体細胞、人の胎盤由来の細胞あるいは人の腎、腸、
肺、甲状腺、心臓、輸尿管、皮膚由来の正常二倍体細胞
、人黒色腫細胞または類似の性質を有する腫瘍細胞等を
用いた組織培養液、特に好ましくは、人胎児の腎、肺お
よび包皮由来の正常二倍体細胞を用いた組織培養液を、
蛋白質化学において通常使用される方法、たとえば、担
体による吸着法、イオン交換法、分別沈殿法、グル沖過
法、電気泳動法、各種アフイニテイクロマトグラフイー
特に特異抗体を用いた方法が望ましく、これらを単独ま
たは組み合わせて精製したものを用いることができる。
ターは、人または動物由来の組織、またはこれら組織由
来の組織培養液から抽出精製することができる。そのよ
うな例を挙げれば、組織プラスミノーゲン・アクチベー
ター産生能ヲ有する細胞、たとえば、人胎児の腎、腸、
肺、心臓、輸尿管、皮膚、包皮および全胎児由来の正常
二倍体細胞、人の胎盤由来の細胞あるいは人の腎、腸、
肺、甲状腺、心臓、輸尿管、皮膚由来の正常二倍体細胞
、人黒色腫細胞または類似の性質を有する腫瘍細胞等を
用いた組織培養液、特に好ましくは、人胎児の腎、肺お
よび包皮由来の正常二倍体細胞を用いた組織培養液を、
蛋白質化学において通常使用される方法、たとえば、担
体による吸着法、イオン交換法、分別沈殿法、グル沖過
法、電気泳動法、各種アフイニテイクロマトグラフイー
特に特異抗体を用いた方法が望ましく、これらを単独ま
たは組み合わせて精製したものを用いることができる。
そのような精製法の例として、フィブリンを結合させた
セファロースを用いるフィブリンセファロースカラムク
ロマトグラフィー、カルボキシメチル基を結合させたセ
ファロースを用いるCMセファロースカラムクロマトグ
ラフィー、リジンを結合させたセファロースを用いるリ
ジンセファロースカラムクロマトグラフィー、亜鉛キレ
ートセファロースを用いる配位子交換クロマトグラフィ
ー、コンカナバリンA′l1l−結合させたセファロー
スヲ用いるレクチンカラムクロマトグラフィー、本発明
に用いるプラスミノーゲン・アクチベータ−と特異的に
結合する抗体を結合した抗体アフィニティークロマトグ
ラフィー、架橋したデキストラン粒子を用いるゲル濾過
全挙げることができる。
セファロースを用いるフィブリンセファロースカラムク
ロマトグラフィー、カルボキシメチル基を結合させたセ
ファロースを用いるCMセファロースカラムクロマトグ
ラフィー、リジンを結合させたセファロースを用いるリ
ジンセファロースカラムクロマトグラフィー、亜鉛キレ
ートセファロースを用いる配位子交換クロマトグラフィ
ー、コンカナバリンA′l1l−結合させたセファロー
スヲ用いるレクチンカラムクロマトグラフィー、本発明
に用いるプラスミノーゲン・アクチベータ−と特異的に
結合する抗体を結合した抗体アフィニティークロマトグ
ラフィー、架橋したデキストラン粒子を用いるゲル濾過
全挙げることができる。
本発明に用いるプラスミノーゲン・アクチベーターの具
体的な分離精製方法の一例を挙げれば、組織培養液ある
いは組織からの抽出液に硫酸アンモニウムを加えて生ず
る沈殿を分取し、塩化ナトリウムを加えたロダンアンモ
ニウム溶液に溶解させ、抗つロキナーゼIg−Gセファ
ロースカラムに通し、リジンセファロースカラムに吸着
させる。
体的な分離精製方法の一例を挙げれば、組織培養液ある
いは組織からの抽出液に硫酸アンモニウムを加えて生ず
る沈殿を分取し、塩化ナトリウムを加えたロダンアンモ
ニウム溶液に溶解させ、抗つロキナーゼIg−Gセファ
ロースカラムに通し、リジンセファロースカラムに吸着
させる。
これをε−アミノカプロン酸全溶出溶媒として用いて得
られる溶出液を、さらに抗つロキナーゼIg−Gセファ
ロースカラムに通した後、凍結乾燥処理し濃縮する。濃
縮液をセファクリルS−200(ファルマシア社登録商
標)を用いゲル濾過することによシ、目的のプラスミノ
ーゲン・アクチペーターが得られる。
られる溶出液を、さらに抗つロキナーゼIg−Gセファ
ロースカラムに通した後、凍結乾燥処理し濃縮する。濃
縮液をセファクリルS−200(ファルマシア社登録商
標)を用いゲル濾過することによシ、目的のプラスミノ
ーゲン・アクチペーターが得られる。
なお、力価測定は次の方法で行なった(以下の実験につ
いても同じ)。
いても同じ)。
95%凝固フィブリノーゲン(プラスミノーゲン含量約
50カゼイン単位/り凝固蛋白)を原料として作製した
寒天加フィブリン平板を用い、ウロキナーゼ全標準品と
するプレート法で測定した。
50カゼイン単位/り凝固蛋白)を原料として作製した
寒天加フィブリン平板を用い、ウロキナーゼ全標準品と
するプレート法で測定した。
本発明に用いるプラスミノーゲン・アクチベーター溶液
を、1チゼラチン、0,1M塩化ナトリウムおよび0.
1チ窒化ナトリウムを含む0.067 M トリス塩酸
緩衝液(pH8,0)で希釈し、フィブリン平板上で1
0 IU/m/!のウロキナーゼと同じ溶解窓ヲ示す本
発明に用いるプラスミノーゲン・アクチベーター溶液の
濃度を10U/−とした。
を、1チゼラチン、0,1M塩化ナトリウムおよび0.
1チ窒化ナトリウムを含む0.067 M トリス塩酸
緩衝液(pH8,0)で希釈し、フィブリン平板上で1
0 IU/m/!のウロキナーゼと同じ溶解窓ヲ示す本
発明に用いるプラスミノーゲン・アクチベーター溶液の
濃度を10U/−とした。
本発明者らは、かくして得られるフィブリン親和性の高
い組織プラスミノーゲン・アクチベーターを実用に供す
べく、精製を検討してきたが、高度に精製されるにした
がい、該プラスミノ、ゲン・アクチベーターは、その溶
解性が著しく低下することが半切した。例えば純度20
000U/η蛋白質の組織プラスミノーゲン・アクチベ
ーター含有水溶液(生理食塩水に溶解する)は、300
0U / ml!以上の溶解度は示さない。このような
現状では、その有用性にもかかわらず、高純度の該グラ
スミノーゲン・アクチベーターを効率よく安定的に工業
的規模で提供することは極めて困難である。
い組織プラスミノーゲン・アクチベーターを実用に供す
べく、精製を検討してきたが、高度に精製されるにした
がい、該プラスミノ、ゲン・アクチベーターは、その溶
解性が著しく低下することが半切した。例えば純度20
000U/η蛋白質の組織プラスミノーゲン・アクチベ
ーター含有水溶液(生理食塩水に溶解する)は、300
0U / ml!以上の溶解度は示さない。このような
現状では、その有用性にもかかわらず、高純度の該グラ
スミノーゲン・アクチベーターを効率よく安定的に工業
的規模で提供することは極めて困難である。
本発明者ら、は、このような問題を解消すべく、鋭意研
究を重ねた結果、該プラスミノーゲン・アクチベーター
水溶液中にオルニチン全添加することによって、践プラ
スミノーゲン・アクチベーターの溶解性が著しく増加す
ることを見い出し、本発明を完成したのである。本発明
の目的は、組織プラスミノーゲン・アクチベーターの溶
解補助方法全提供するものである。
究を重ねた結果、該プラスミノーゲン・アクチベーター
水溶液中にオルニチン全添加することによって、践プラ
スミノーゲン・アクチベーターの溶解性が著しく増加す
ることを見い出し、本発明を完成したのである。本発明
の目的は、組織プラスミノーゲン・アクチベーターの溶
解補助方法全提供するものである。
この目的は、組織プラスミノーゲン・アクチベーターと
オルニチンを共存せしめることによって容易に達成され
る。
オルニチンを共存せしめることによって容易に達成され
る。
前述の絹製各工程で得られる精製組織プラスミノーゲン
・アクチベーターは、精製度が上昇するにしたがい、そ
の溶解度が低下するが、本発明にしたがす、オルニチン
を添加することによって、尚純度の該プラスミノーゲン
・アクチベーターの高濃度溶液を得ることができる。す
なわち、前述のイオン交換樹脂、ゲル濾過、アフィニテ
ィーリガンド結合樹脂などのクロマトグラフィー、塩析
、透析、濃縮、殺ウイルス加熱処理、濾過、凍結融解、
凍結乾燥などの各工程においてオルニチンを添加し、溶
解度を上昇させた状態にて操作すれば、目的は達成され
る。
・アクチベーターは、精製度が上昇するにしたがい、そ
の溶解度が低下するが、本発明にしたがす、オルニチン
を添加することによって、尚純度の該プラスミノーゲン
・アクチベーターの高濃度溶液を得ることができる。す
なわち、前述のイオン交換樹脂、ゲル濾過、アフィニテ
ィーリガンド結合樹脂などのクロマトグラフィー、塩析
、透析、濃縮、殺ウイルス加熱処理、濾過、凍結融解、
凍結乾燥などの各工程においてオルニチンを添加し、溶
解度を上昇させた状態にて操作すれば、目的は達成され
る。
本発明にm−られるオルニチンは0体、L体またはラセ
ミ体のいずれであってもよく、また、それらの例えば塩
酸塩などの酸付加塩であってもよく、また、市販されて
いるものをそのまま使用することができるが、注射用と
して用いる場合には、医薬品の原料として使用できる品
質のものが望ましい。
ミ体のいずれであってもよく、また、それらの例えば塩
酸塩などの酸付加塩であってもよく、また、市販されて
いるものをそのまま使用することができるが、注射用と
して用いる場合には、医薬品の原料として使用できる品
質のものが望ましい。
組織プラスミノーゲン・アクチベーター水溶液の溶解度
を増加せしめるオルニチンの量は1mM以上、好ましく
は5mM以上飽和溶解度以内で有効である。実用的には
、該プラスミノーゲン・アクチヘ−ター 3000〜2
0000U当シのオルニチンの量は、100mM以下で
充分であるが、それ以上であってもさしつかえない。
を増加せしめるオルニチンの量は1mM以上、好ましく
は5mM以上飽和溶解度以内で有効である。実用的には
、該プラスミノーゲン・アクチヘ−ター 3000〜2
0000U当シのオルニチンの量は、100mM以下で
充分であるが、それ以上であってもさしつかえない。
オルニチンを含む組織プラスミノーゲン・アクテペータ
ー水溶液のpHは3〜11の範囲、よシ好ましくは6〜
11の範囲で、リン酸ナトリウムなどにより緩衝化され
て維持されるのが好1しく、また、塩化ナトリウム、硫
酸ナトリウム等の塩類を0.02M〜2Mの濃度で、よ
り好ましくは0.5M〜2Mの範囲で共存させることが
好ましい。
ー水溶液のpHは3〜11の範囲、よシ好ましくは6〜
11の範囲で、リン酸ナトリウムなどにより緩衝化され
て維持されるのが好1しく、また、塩化ナトリウム、硫
酸ナトリウム等の塩類を0.02M〜2Mの濃度で、よ
り好ましくは0.5M〜2Mの範囲で共存させることが
好ましい。
このようにオルニチンを添加した本発明のプラスミノー
ゲン・アクチベーターを含有する溶液は、溶液状態のま
までは0〜30C1・好ましくは0〜10Cで保存ある
込は分離精製、濃縮、凍結乾燥等の操作をすることが好
ましい。
ゲン・アクチベーターを含有する溶液は、溶液状態のま
までは0〜30C1・好ましくは0〜10Cで保存ある
込は分離精製、濃縮、凍結乾燥等の操作をすることが好
ましい。
本発明におけるオルニチンを添加したプラスミノーゲン
・アクチベーターを含有する溶液では、溶液状態または
凍結保存中あるいは分離精製、凍結乾燥などの操作中に
も、その溶解度および本発明のプラスミノーゲン・アク
チペーターの活性は保持される。
・アクチベーターを含有する溶液では、溶液状態または
凍結保存中あるいは分離精製、凍結乾燥などの操作中に
も、その溶解度および本発明のプラスミノーゲン・アク
チペーターの活性は保持される。
次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1
ヒト胎児肺細胞’i12を容スピナーフラスコにIQB
calls/−の密度で2.5ダ/ゴ濃度のサイドデツ
クスI(m胞培養用ビーズ担体、ファルマシア社登録商
標)七共に植え込み、37C55%炭酸ガスを含む空気
中で、成育培地として10%ウシ胎児血清を含むメジウ
ムMEM’e8を添加し、40rpmの回転数で攪拌し
ながら懸濁培養する。8日間培養し、細胞を充分増殖さ
せた後、生理食塩水で細胞が接着したピーズ担体を洗浄
し、血清を含まない0.5%ラクトアルブミン氷解物を
含むメジウム199 8Lにおきかえ、60 rpmの
回転数で攪拌しながら培養する。5日目毎に、この培地
を交換しながら、本発明で用いるプラスミノーゲン・ア
クチベーターを含む培養液を回収する。
calls/−の密度で2.5ダ/ゴ濃度のサイドデツ
クスI(m胞培養用ビーズ担体、ファルマシア社登録商
標)七共に植え込み、37C55%炭酸ガスを含む空気
中で、成育培地として10%ウシ胎児血清を含むメジウ
ムMEM’e8を添加し、40rpmの回転数で攪拌し
ながら懸濁培養する。8日間培養し、細胞を充分増殖さ
せた後、生理食塩水で細胞が接着したピーズ担体を洗浄
し、血清を含まない0.5%ラクトアルブミン氷解物を
含むメジウム199 8Lにおきかえ、60 rpmの
回転数で攪拌しながら培養する。5日目毎に、この培地
を交換しながら、本発明で用いるプラスミノーゲン・ア
クチベーターを含む培養液を回収する。
このようにして得られた培養液31tiO11%ツイン
80および0.15 M NaC4を含む20mMアセ
テート緩衝液(pH4,0)で平衡化し7tCMセファ
一−スカラム(2,5φX10cm)に吸着させる。O
,f % ツイン80およびDj 5 M NaC1k
含む20mMアセテート緩衝液(pH4,0)で洗浄し
た後、0.1%ツイン80およびI M NaCtを含
む20 mM )リス塩酸緩衝液(pH8,9)で溶出
し、本発明に用いるプラスミノーゲン・アクチペーター
活性を有する部分の溶液198dを集める。この溶液を
0.1Mロダンカリ、0.1%ツイン80o、o 5
M Nactk含む20 mM )リス塩酸緩衝液20
tに対して4U、−晩透析し、これと同二の緩衝液で平
衡化したリジンセファロースカラム(!1.6φX 2
0 t:m )に吸着させ、平衡化した緩衝液で洗浄し
た後、10mML−オルニチ”、1Mロダンカリ、0.
2M ε−アミノ−n−カブnン酸および0.1チツイ
ン80を含む20 mM )リス塩酸緩衝液で溶出する
。この溶出液236dを限外濾過用中空糸で30−まで
濃縮し、I M NaC1および10mML−オルニチ
ン塩酸塩を含む20mM リン酸緩衝液(pH7,5)
で平衡化したセファクリル3−200のカラム(5,0
φX 92 cm ) Kてゲル濾過を行なった。本発
明に用いるプラスミノーゲン・アクチベーター活性を有
する部分の溶液72−を回収する。得られた該プラスミ
ノーゲン・アクチベーター溶液の濃度は8800U/−
で、29000U/1119蛋白の比活性を示した。
80および0.15 M NaC4を含む20mMアセ
テート緩衝液(pH4,0)で平衡化し7tCMセファ
一−スカラム(2,5φX10cm)に吸着させる。O
,f % ツイン80およびDj 5 M NaC1k
含む20mMアセテート緩衝液(pH4,0)で洗浄し
た後、0.1%ツイン80およびI M NaCtを含
む20 mM )リス塩酸緩衝液(pH8,9)で溶出
し、本発明に用いるプラスミノーゲン・アクチペーター
活性を有する部分の溶液198dを集める。この溶液を
0.1Mロダンカリ、0.1%ツイン80o、o 5
M Nactk含む20 mM )リス塩酸緩衝液20
tに対して4U、−晩透析し、これと同二の緩衝液で平
衡化したリジンセファロースカラム(!1.6φX 2
0 t:m )に吸着させ、平衡化した緩衝液で洗浄し
た後、10mML−オルニチ”、1Mロダンカリ、0.
2M ε−アミノ−n−カブnン酸および0.1チツイ
ン80を含む20 mM )リス塩酸緩衝液で溶出する
。この溶出液236dを限外濾過用中空糸で30−まで
濃縮し、I M NaC1および10mML−オルニチ
ン塩酸塩を含む20mM リン酸緩衝液(pH7,5)
で平衡化したセファクリル3−200のカラム(5,0
φX 92 cm ) Kてゲル濾過を行なった。本発
明に用いるプラスミノーゲン・アクチベーター活性を有
する部分の溶液72−を回収する。得られた該プラスミ
ノーゲン・アクチベーター溶液の濃度は8800U/−
で、29000U/1119蛋白の比活性を示した。
実施例2
実施例1で得た組織プラスミノーゲン・アクチペーター
を生理食塩水で2000U/−になるように希釈し、そ
の30Wtを種々のオルニチン含有緩衝液で4C5−晩
透析した後、それぞれを限外濾過用中空糸で10倍に濃
縮した。濃縮後の溶解度と活性の測定結果を第1表に示
す。なお、凝集物の生じたサンプルは、その上清の活性
を測定した。
を生理食塩水で2000U/−になるように希釈し、そ
の30Wtを種々のオルニチン含有緩衝液で4C5−晩
透析した後、それぞれを限外濾過用中空糸で10倍に濃
縮した。濃縮後の溶解度と活性の測定結果を第1表に示
す。なお、凝集物の生じたサンプルは、その上清の活性
を測定した。
第 1 表
※ +:凝集物あタ −:縦集物なし
実施例3
ヒト胎児包皮由来の細胞培養液を実施例1と同様の方法
で精製した純度29000U/Ing蛋白質の組織プラ
スミノーゲン・アクチベーターを、生理食塩水で200
0U/−になるように希釈し、その50mtfD体、L
体またはり、L混合体のオルニチンを添加した2 0
mMリン酸緩衝液(pH7,5,0,5M硫酸ナトリウ
ム含有)で4C5−晩透析した後、それぞれを限外濾過
用中空糸で10倍に濃縮した。
で精製した純度29000U/Ing蛋白質の組織プラ
スミノーゲン・アクチベーターを、生理食塩水で200
0U/−になるように希釈し、その50mtfD体、L
体またはり、L混合体のオルニチンを添加した2 0
mMリン酸緩衝液(pH7,5,0,5M硫酸ナトリウ
ム含有)で4C5−晩透析した後、それぞれを限外濾過
用中空糸で10倍に濃縮した。
実施例2と同様に溶解度と活性の測定を行なった結果を
第2表に示す。
第2表に示す。
Claims (2)
- (1)組織プラスミノーゲン・アクチペーター水溶液に
オルニチンを添加することを特徴とする組織プラスミノ
ーゲン・アクチペーターの溶解補助方法。 - (2)組織プラスミノーゲン・アクチベーターが人の正
常組織由来細胞の組織培養液より採取したプラスミノー
ゲン・アクチベーターである特許請求の範囲第1項記載
の溶解補助方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59037280A JPS60184026A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | 組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助方法 |
EP85102058A EP0156169B1 (en) | 1984-02-29 | 1985-02-25 | An aqueous solution of a tissue plasminogen activator dissolved therein at an increased concentration and a method |
DE8585102058T DE3584902D1 (de) | 1984-02-29 | 1985-02-25 | Waessrige loesung eines darin in erhoehter konzentration aufgeloesten gewebe-plasminogen-aktivators und herstellungsverfahren. |
US06/705,896 US4568544A (en) | 1984-02-29 | 1985-02-26 | Aqueous solution of a tissue plasminogen activator dissolved therein at an increased concentration and a method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59037280A JPS60184026A (ja) | 1984-03-01 | 1984-03-01 | 組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60184026A true JPS60184026A (ja) | 1985-09-19 |
Family
ID=12493279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59037280A Pending JPS60184026A (ja) | 1984-02-29 | 1984-03-01 | 組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60184026A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6226234A (ja) * | 1985-05-28 | 1987-02-04 | ザ ウエルカム フアウンデ−シヨン リミテツド | 非経口溶液製剤 |
JPS6281326A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-14 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | 血栓溶解剤及びその製法 |
JPS62120321A (ja) * | 1985-11-20 | 1987-06-01 | Eisai Co Ltd | tPA含有医薬組成物 |
JPS6442442A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-14 | Eisai Co Ltd | Injectable composition containing modified type tpa |
JPH0418032A (ja) * | 1989-09-21 | 1992-01-22 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 組織プラスミノーゲンアクチベーター若しくはその誘導体を含有する血栓溶解剤 |
-
1984
- 1984-03-01 JP JP59037280A patent/JPS60184026A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6226234A (ja) * | 1985-05-28 | 1987-02-04 | ザ ウエルカム フアウンデ−シヨン リミテツド | 非経口溶液製剤 |
JPS6338327B2 (ja) * | 1985-05-28 | 1988-07-29 | Wellcome Found | |
JPS6281326A (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-14 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | 血栓溶解剤及びその製法 |
JPS62120321A (ja) * | 1985-11-20 | 1987-06-01 | Eisai Co Ltd | tPA含有医薬組成物 |
JPS6442442A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-14 | Eisai Co Ltd | Injectable composition containing modified type tpa |
JPH0418032A (ja) * | 1989-09-21 | 1992-01-22 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 組織プラスミノーゲンアクチベーター若しくはその誘導体を含有する血栓溶解剤 |
US6051223A (en) * | 1989-09-21 | 2000-04-18 | Mitsui Toatsu Chemicals Incorporated | Method of improving solubility of tissue plasminogen activator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0156169B1 (en) | An aqueous solution of a tissue plasminogen activator dissolved therein at an increased concentration and a method | |
EP0100982B1 (en) | Novel purified plasminogen activator, process for its production and thrombolytic composition containing it | |
EP0123304B1 (en) | A method for stabilizing tissue plasminogen activator and a stable aqueous solution or powder containing the same | |
US4245051A (en) | Human serum plasminogen activator | |
EP0217379B1 (en) | Thrombolytic composition and a process for production thereof | |
DE69015182T2 (de) | Thrombus-gerichtete komplexe, die aus plasminogenaktivator und fibrinfragmenten zusammengesetzt sind. | |
JPS61243024A (ja) | 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物 | |
Thorsen et al. | Reversible and Irreversible Alterations of Human Plasminogen Indicated by Changes in Susceptibility to Plasminogen Activators and in Response to∈-Aminocaproic Acid | |
JP2010540432A (ja) | ヒト組織型プラスミノーゲンアクチベータの精製方法 | |
JPS60136520A (ja) | フイブリン吸着性ウロキナ−ゼ複合体 | |
JPS60184026A (ja) | 組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助方法 | |
US4550080A (en) | Process for the preparation of a plasminogen activator | |
JPS60181028A (ja) | 組織プラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の溶解補助法 | |
EP0151996B1 (en) | Process for the preparation of a double-chain plasminogen activator | |
EP0163751B1 (en) | Process for the preparation of a plasminogen activator | |
US5750378A (en) | Method for preparing cellular fibronectin | |
JPH02503635A (ja) | 原核生物中で発現されたプラスミノゲン活性化因子の調製物 | |
EP0251806B1 (en) | Plasminogen activator production | |
CA1206903A (en) | Process for the preparation of a plasminogen activator | |
JPS60248621A (ja) | 一本鎖組織プラスミノ−ゲンアクチベ−タ−の安定化方法 | |
JPH0521551B2 (ja) | ||
JPS6338327B2 (ja) | ||
JPS60174727A (ja) | 新規なプラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−の安定化方法 | |
JPS60158116A (ja) | 新規なプラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−およびその製法ならびにこれを含有する薬剤 | |
CA1189788A (en) | Method of producing a tissue plasminogen activator and composition comprising same |