JPS60158116A - 新規なプラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−およびその製法ならびにこれを含有する薬剤 - Google Patents

新規なプラスミノ−ゲン・アクチベ−タ−およびその製法ならびにこれを含有する薬剤

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JPS60158116A
JPS60158116A JP59013455A JP1345584A JPS60158116A JP S60158116 A JPS60158116 A JP S60158116A JP 59013455 A JP59013455 A JP 59013455A JP 1345584 A JP1345584 A JP 1345584A JP S60158116 A JPS60158116 A JP S60158116A
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JP
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fibrin
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JP59013455A
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English (en)
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Toshito Mori
森 俊人
Shigeo Yoshizaki
栄男 吉崎
Akio Hasegawa
長谷川 明郎
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Asahi Kasei Corp
Kowa Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なプラスミノーゲン・アクチベ−ターお
よびその製法ならびにこれを有効成分として含有する血
栓溶解剤に関する。さらに詳しくは、人の正常組織由来
細胞の組織培養液より採取した一本鎖プラスミノーゲン
・アクチベーターおよびこれを分離精製して得る方法な
らびにこれを有効成分として含有する血栓溶解剤として
の医薬用途に関する。
プラスミノーゲン・アクチベーターとしては今日、尿ま
たは培養腎細胞から分離4′#製されたウロキナーゼ、
およびストレプトコツキより採取されるストレプトキナ
ーゼが血栓溶解剤として実用に供されている。
しかし、これらはフィブリンに対する親和性の点で劣る
ので、治療に際し必要な効果を得るには大量に投与する
場合が多く、内出血等の副作用が発現することが知られ
ている。すなわち、これらによって循環血液中で生成さ
れるプラスミンは、血中のプラスミンインヒビタ−と結
合して速やかに失活するため、治療効果をあげるために
は、これらを大量に投与して、血中のプラスミンインヒ
ビタ−の量を上回るプラスミンを生成する必要がある。
しかし、大量のプラスミンが生成されるとフィブリノー
ゲンを分解して、出血傾向という副作用を引き起すこと
になる。これに対しフィブリンに親和性が高く、フィブ
リン上でプラスミンを生成することができれば、循環血
液中のプラスミンインヒビタ−の影響を受けることなく
、少量でフィブリンを分解することができ、循環血液中
のフィブリノーゲンを分解する作用も弱くなる。かかる
実情からフィブリン親和性が高く、小量でかつ血栓溶解
活性が高く、副作用の少ない血栓溶解剤が望まれている
先に、本発明者らは、種々の人の正常組織由来細胞の組
織培養液について検索したところ、ウロキナーゼとは異
なるプラスミノーゲン・アクチベーター活性を有する物
質が含まれていることを見い出し、これを分離精製する
ことに成功し、特許出願した(特願昭57−15565
5号)。
その後、このプラスミノーゲン・アクチベーター活性を
有する物質について種々研究を重ねた結果、該物質が複
数の蛋白よシなる混合物であること、さらに、それが一
本鎖、二本鎖からなることを見出し、本発明に到達した
本発明の目的は、フィブリン親和性が高く、少量で効果
を有する新規な一本鎖プラスミノーゲン・アクチペータ
ーを提供することにある。
他の目的は、該一本鎖プラスミノーゲン・アクチベータ
ーを分離精製して製造する方法、および得られた一本鎖
プラスミノーゲン・アクチベーターを有効成分とする新
規な血栓溶解剤を提供することである。
かかる目的で、本発明者らは、一本鎖プラスミノーゲン
・アクチベーターを選択的に製造する方法、さらに、一
本鎖プラスミノーゲン・アクチベーターの性質について
検討し、本発明を完成した。
本発明の一本鎖プラスミノーグン・アクチベーターは、
適当な生育培体中で人の正常組織由来細胞、たとえば、
人胎児の腎、腸、肺、心臓、輸尿管、皮膚、包皮および
全胎児由来の細胞、人の胎盤白米の細胞あるいは人の腎
、腸、肺、甲状腺、心臓、輸尿管、皮膚由来の細胞等を
組織培養するに際し、培養液中に蛋白分解酵素阻害剤を
添加し、さらに培養液から分離精製する工程を蛋白分解
酵素阻害剤の存在下に行なうことにより、選択的に製造
することができる。
培養液からの分離精製方法としては、蛋白質化学におり
て通常使用される方法、たとえば、担体による吸着法、
イオン交換法、分別沈殿法、ゲル濾過法、電気泳動法、
各種アフイニテイクロマトグラフイー特に特異抗体音用
いた方法が望ましく、これらを単独または組み合わせて
使用できる。かくして得られたプラスミノーゲン・アク
チベーターの用途としては、血栓溶解剤としての医薬用
途以外に、たとえば、人工血管、人工臓器等の材料に結
合させ、血栓の形成を防止する薬剤として、あるいは血
栓症等の診断薬としての用途があげられる。
本発明で用いる人の正常組織由来細胞の組織培養液は、
プラスミノーゲン・アクチベーター産生能を有する細胞
を種々の培養液中で培養したもの全周いることができ、
たとえば、特開昭54−107510号公報、特開昭5
4−107511号公報、特開昭55−19001号公
報、特開昭55−159325号公報、特公昭57−5
159号公報記載の培養液等があげられる。代表的な培
養方法については、参考例1,2に例示する。
培養および分離精製工程において添加可能な蛋白分解酵
素阻害剤としては、例えば、アプロチニン、ンイビーン
トリブシンインヒビター、ロイペプチン等の天然の蛋白
分解酵素阻害剤、FOY(小野薬品工業社製)、ε−ア
ミノカプロン酸、トランス−4−7ミノメチルシクロヘ
キサンカルボン酸等の合成阻害剤等が挙けられ、これら
は単独あるいは組合せて使用することができる。
本発明のプラスミノーゲン・アクチベーターの具体的な
分lll#精製方法の一例を挙げれば、蛋白分解酵素阻
害剤の存在下に組織培養した培養液あるいは濃縮した培
養液を、蛋白分解酵素阻害剤の存在下または不存在下に
硫酸アンモニウムを加えて生ずる沈殿を分取し、塩化ナ
トリウムを加えた四ダンアンモニウム溶液に溶解させ、
抗つロキナーゼIg−Gセファロースカラムに通し、フ
ィブリンセファロースカラムに吸着させる。これをフル
ギニンを溶出溶媒として用いて得られる溶出液を、さら
に抗ウロキナーゼIg −Gセファロースカラムに通し
た後、凍結乾燥処理し濃縮する。濃縮液をセファデック
スG−150(ファルマシア社登録商標)を用いゲル沖
過することによシ、目的の一本鎖プラスミノーゲン・ア
クチベーターが得られる。本物質はプラスミノーゲ/を
含まないフィブリンは溶解せず、プラスミノーゲンを含
むフィブリンを溶解することから、プラスミノーゲン・
アクチベーターであることは明らかである。
かくして得られる本発明のプラスミノーゲン・アクチベ
ーターの物理化学的性質について、以下に説明する。な
お、力価測定は次の方法で行なった(以下の実験につい
ても同じ)。
95チ凝固フイブリノーゲン(プラスミノーゲン含量約
50カゼイン単位/2凝固蛋白)を原料として作製した
寒天加フィブリン平板を用い、ウロキナーゼを標準品と
するプレート法で測定した。
本発明物質溶液を、1裂ゼラチン、0,1M塩化ナトリ
ウムおよび0.1 %窒化ナトリウムを含む0.067
 M )リス塩酸緩衝液(pH8,0)で希釈し、フィ
ブリン平板上で10 rU/atのウロキナーゼと同じ
溶解窓を示す本発明物質溶液の濃度を10 TJ / 
meとした。
a)分子量:63000±10000 1.5M塩化ナトリウム、口、I M EDTA、o、
1y1アルギニンおよび0.1饅ツイン80(花王アト
ラス登録商標)を含む0.01MIJン酸緩衝液(pH
7,0)で平衡化したセファデックスQ−150’i用
いるゲル濾過法にて測定した。
b)等’ilL点=7.0〜8.5 アンフオライトを用いた等電点電気原動法にて等゛lδ
点分画し測定した。
C)フィブリンに対する親和性: 生理食塩水に溶解したプラスミノーゲンを含有しないフ
ィブリノーゲン溶液(0,2% ) 950μt、本発
明物質(500U/d)20μtを加え、室温で1時間
放置する。生じたフィブリンを分取し、脱水後、生理食
塩水で洗浄する。2Mロダンアンモニウム溶液1−でフ
ィブリン中の本発明物質を抽出したところ、本発明物質
は約70チがフィブリンに取シ込まれた。一方、組織培
養ウロキナーゼは全く取り込まれなかった。
d)コンカナバリンAに対する親和性:本発明物質(5
0U / ml ) 2 mlを生理食塩水に溶解シテ
コンカナバリンへ−セファロース(ファルマシア社製)
のカラム(0,5x4crn)に吸着させ、1M塩化ナ
トリウム溶液で洗浄したところ、はぼ100チが吸着し
た。
C)至適pH: 7〜9.5 生理食塩水に溶解した本発明物質50μtに、10チグ
リセリンを含む生理食塩水に溶解したプラスミノーゲ7
 (8CU / */ ) 50 filおよび0.1
0M塩化ナトリウムを含むo、o s Mクエン酸緩衝
液(pHs、o 、 6.0 )、リン酸緩衝液(p)
l 6.0 。
7.0 、8.0 )またはグリシン−水酸化ナトリウ
ム緩衝7fi (pli s、o 、 ?、0 、10
.0.11.0 ) (pl(5.0 、 6,0 、
 7.0 、 8,0 、 9,0 、 1 0,0 
、 1 1.0の7種)を100μtずつ混合し、37
pで30分間グレインキュベートする。次いで、0.1
5Mトリス塩酸緩衝液(pH8,0)で溶解したBoc
 −Glu −Lys −Lys −MCA(5500
pt加え、さらに37Gで15分間インキュベートした
後、酢酸1−を加え反応を停止させて、生成するアミノ
メチルクマリ/を螢光法にて測定し、至適pH1に給1
ouC,i分間の脱つィルス処8!會施したところ、約
15優の失活が認めらiz7こ。
g)各種合成基質に対する氷解活性: 不発jJJ物質(100U / me ) 50111
に、0.1M塩化ナトリウムを含む0.05 M )リ
ス塩酸緩1荀液(1)H8,0) 450μtで溶解し
た各種基質0.1mM會加え、37Cで15分間反応さ
せる。20チ酢酸υ、5mlを加え反応全停止させ、こ
れを励起成長370nm、スリット幅5nm、螢光波長
460nm、スリット幅5 nmで生ずるアミノメチル
クマリンを測定し、氷解活性をめた。
結果を第1表に示す。
第 1 表 氷解活性(9))8 ′pi 1μMアミノメチルクマリンミ100チ** 
−:(2チ h)各種蛋白分解酵素阻害剤の影響 本発明物質(100U/m/り 50 /Itに、各種
蛋白分解酵素阻害剤の溶液50μtと0.I M塩化ナ
トリウム金倉む0.05 M トリス塩酸緩衝液(pH
8,0) 300μtを加え、57Cで5分間反応を行
う。次に、0.1mMのBoc−Phe−8er−Ar
g−MCA(ペプチド研究所)を100μを加え、57
cで600分間反応せる。ついで20%酢酸Q、5tn
lを加え、反応を停止させ、これを励起波長370nm
、スリット幅2nm、螢光波長460nm、スリット幅
2 nmで生ずるアミノメチルクマリンを測定し、氷解
活性をめた。
本発明物質の活性を50チ阻害する蛋白分解酵素阻害剤
の濃度(XC,。)をめ、その結果を第2表に示す。
第2表 (11KIU/m (2) 小野薬品工業■ i)還元処理に対する挙動: 本発明物質(0,5〜プロテイン/ゴ)を2チドデシル
硫酸ナトリウム、2チβ−メルカプトエタノールおよび
40チグリセリンのトリス塩酸緩衝液(pH6,8)と
等量混合し、100Cで5分間加熱処理する。この溶液
f Leamml iらの方法(Nature 227
 、680 、1970 )にしたがって、SDR・ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動に付した。
本発明物質は、分子量約68000に単一バンドとして
確認された。なお、分子量はカリブレーションキット(
ファルマシア・ファインケミカル社製)を用いて同定し
た。
蛋白分解酵素阻害剤を用いずに培養、分離、精製して製
造したものは、この還元処理をすると、分子量が約53
000.35000および約68000の5ケ所にバン
ドを示した。
j)フィブリンによる活性増強: プラスミノーゲ7 (10CU/me )溶液50μt
5本発明物質50 fit、0.1 mM Boc−V
al −Leu−Lys−MCA 100μtおよびト
ロンビン(2U/m )溶液100μtを、順次0.0
5チフイブリノーゲンを溶解した0、1M塩化ナトリウ
ムを含む0.05Mトリス塩酸緩衝液(pH7,s )
 200μtに加え、25Cで1時間反応させる。20
%酢酸500μtで反応を停止させ、試験(g)と同様
にして氷解活性をめた。なお、フィブリノーゲン無添加
の場合と比較した。その結果を第3表に示す。
第 3 表 以上の各種性質から、本発明の一本鎖プラスミノーゲン
アクチベーターは、人尿おるいは腎細胞の組織培養物由
来のウロキナーゼとは異なる新規な物質である。
次に、本発明の一本鎖プラスミノーグンアクチベーター
の血栓溶隔活性をチャンドラ−・ループ法[Quart
、 J、Exp、 Physiol、 46 、1 (
1961))により測定した結果を図面に示す。なお、
血液はヒト新鮮血を用い、血栓形成時間は30分、血栓
溶解時間は4時間で行なった。
この結果、本発明−重鎖プラスミノーゲンアクチベータ
ーの血栓溶解活性は、ウロキナーゼに比べて30倍強力
であることが確認された。
したがって、本発明−重鎖プラスミノーゲンアクチベー
ターは、少量の投与で強力な血栓溶解効果が得られる血
栓溶解剤として極めて有用である。
本発明物質は、静脈内投与するのが好ましく、投与量は
患者の状態により異なるが、1日当950〜1,000
,000単位の範囲で投与できる。静脈内投与の方法と
しては、注射による投与が好ましく、輸液等に溶解して
投与することもできる。
参考例1 ヒト胎児腎細胞−110011票プラスチックディツシ
ュに7 X 10’ cells/−の密度で植え込み
、37C,5%炭酸ガスを含む空気中で、成育培地とし
て10%ウシ胎児血清を含むメジウムMEM ′fc1
0me添加し、充分増殖させた後、生理食塩水で洗浄し
、血清を含まない0.5 %ラクトアルブミン氷解物、
口、13 %フマール酸および20 KIU/−アプロ
チニンを含むメジウム199から成る膀培地20−にお
きかえる。7日間保持した後、新鮮な生産培地と交換し
、本発明物質を含む培養液を回収する。
参考例2 ヒト胎児肺細胞を50ロー容スピナーフラスコに10’
 cells/−の密度で2.5In9/d濃度のサイ
トデツクス■(細胞培養用ビーズ担体、ファルマシア社
登録商標)と共に植え込み、37C,5%炭酸ガスを含
む空気中で、成育培地として10%ウシ胎児血清を含む
メジウムMEMを500m1添加し、60 rpmの回
転数で攪拌しながら懸濁培養する。8日間培養し、細胞
を充分増殖させた後、生理食塩水で細胞が接着したビー
ズ担体を洗浄し、血清を含まない0.5チラクトアルプ
ミン水解物および20 KIU/−アプロチニンを含む
メジウム199300−におきかえ、60 rpmの回
転数で攪拌しながら培養する。5日目毎に、この培地を
交換しながら、本発明物質を含む培養液を回収する。
実施例1 人胎児腎組織培養液32tK硫安を500 f/lの割
合で加え、OC2時間攪拌する。生じた沈殿を500O
rpm、30分間の遠心分離にて集め、0.5M塩化ナ
トリウム、0.1%ツイン80および25 KIU/m
1!アプロチニンを含む0.02 M )リス塩酸緩衝
液(pH7゜5)で溶解し、これと同一組成の溶液に対
して4Cで一晩透析する。得られた溶液は液量320 
me、本発明物質の活性は18U ’/ me 、比活
性は9.I U/A280であった。
これを亜鉛セファロースカラム(4φ×7.1cm)に
吸着させfc後、50 mMイミダゾール、0.5M塩
化ナトリウム、0.1%ツイン80および25KI U
 /meアプロチニンを0.02 M )リス塩酸緩衝
液(pH7,5)で本発明物質を溶出する。溶出液は液
量118+++l、本発明物質の活性は41 U / 
rrt、比活性は320 U/、A280であった。
この溶出液を0.1%ツイン80および25 KIU/
lntアプロチニンを含む生理食塩水で透析し、抗つロ
キナーゼIg−Gセファロースカラムを通過させた後、
アルギニンセファロースカラム(1,5φX 8 cm
 )に連続的に吸着させる。0.1チツイン80および
25 KIU/m/アプロチニンを含む0.5M塩化ナ
トリウム溶液で充分洗浄後、0.1%ツイン80および
25 KIU/dアプロチニンを含む0.5Mアルギニ
ン溶液で本発明物質を溶出する。得られた溶液は液量4
7−1本発明物質の活性は87 U / me %比活
性は3500 U/A280であった。
この溶液を限外濾過で濃縮後、1.5 M NaC1゜
0.1チツイン80を含む0.01 Mリン酸緩衝液(
pH7,0)で平衡化したセファデックスQ−150の
カラム(1,5φX10111crr1)でゲル濾過し
て、活性のある部分を集める。得られた溶液は液量15
d、本発明物質の活性は210U/7、比活性は140
00U/A280であった。
得られた標品はSDSポリアクリルアミド電気泳動によ
る分析で、1チドデシル硫酸ナトリウム、1%β−メル
カプトエタノールおよび20%グリセリン存在下、10
0C5分間の還元処理で分解しないことから、一本鎖で
あることが確められた。
実施例2 人胎児肺組織培養液1.5tを抗つロキナーゼIg−G
セファロースカラム通過後、フィブリンセファロースカ
ラム(1,5φX12cW1)に吸着させる。0.1 
% ツイン80および25 KIU/mgアプロチニン
を含む0.5M塩化す) IJウム溶液で充分洗浄後、
0.1チツイン80および25 KIU /−アプロチ
ニンを含む0.5Mアルギニン溶液で溶出し、本発明物
質の活性を有する部分の溶液65ゴを集める。本発明物
質の活性は68 U 7φX 、比活性は1020 U
/A280であった。
この溶液を0.1チツイン80および25 KIU/d
アプロチニンを含む生理食塩水に透析後、コンカナバリ
ンAセファロースカラム(1φX 25 cm )に吸
着させ、1M塩化ナトリウム、0.1%ツイン80およ
び25 KIU/窟lアプロチニンを含む0.01Mリ
ン酸緩衝液(pH7,0)で洗浄後、当該溶液から0.
4Mメチルマンノシド、2Mロダンアンモニウム、0.
1 %ツイン80および25 KIU/−アプロチニン
を含む0.01 Mリン酸緩衝液(pH7,0)まで直
線的に濃度を変え、本発明物質を溶出する。
得られた溶液は液量31−5本発明物質の活性は102
U/−1比活性は6500 U/A280であった。得
られた溶液を限外濾過で濃縮し、七ファデックスG−1
50でゲル濾過して、活性を有する部分を15−回収し
た。活性は151 U/m/、比活性は15100U/
A280であった。
得られた標品はSOSポリアクリルアミド電気泳動によ
る分析で、1チドデシル硫酸ナトリウム、1チβ−メル
カプトエタノールおよび20%グリセリン存在下、10
0C5分間の還元処理で分解しないことから、一本鎖で
あることが確められた。
実施例5 人胎児包皮組織由来の細胞を参考例2に示した方法と同
じ方法で培養して得た培養液3,4tt−1遠心分離に
て不溶物を除去した後、0.15M塩化ナトリウム、0
.1チツイン80および25 KIU/7!アプロチニ
ンを含んだ0.02 M )リス塩酸緩衝液(pH7,
5)で平衡化した亜鉛セファロースカラム(4φX7,
5crn)に吸着させる。このカラムの平衡化に用いた
緩衝液と同じ溶液で充分洗浄した後、50mMイミダゾ
ール、0.5M塩化ナトリウム、0.1チツイン80お
よび25 KIU/−アプロチニンを含む0.05 M
 ) ’)ス塩酸緩衝液(pH7.5)で溶出する。得
られた溶液は液量160m1゜本発明物質の活性は80
U/me、比活性は266U/A280であった。
この溶液をウサギよシ得た本発明物質に対する特異抗体
Ig−Gを結合させたセファロース4Bカラム(2φX
 5 cm )に吸着させ、2 s KIU/ゴアプロ
チニンを含む生理食塩水で充分洗浄後、25KIU/r
ntアプロチニンを含む0.2Mグリシン塩酸緩衝液(
pH2,5)で溶出する。溶出液は直ちにpHを中性付
近に上げた後、活性を測定し、液量82−5活性116
U/m7!、比活性4800 U/A280の溶液?得
る。
この液を限外濾過で濃縮した後、0.1チツイ/80.
1M塩化ナトリウムを含む0.02 Mリン酸緩衝液で
平衡化したセファクリルS−200のカラム(1,5φ
xioo、、、2)でグル濾過しで活性のある部分を回
収する。得られた溶液は液量15m、本発明物質の活性
は480 U / mk比活性は16000 U/A2
80であった。
得られた標品はSDSポリアクリルアミド亀気泳動によ
る分析で、1チドデシル硫酸ナトリウム、1チβ−メル
カプトエタノールおよび20tlJグリセリン存在下、
100C5分間の還元処理で分解しないことから、−重
鎖であることが確められた。
製剤例1 本発明物質 1,200単位 精製ゼラチン 20〃l マンニトール 100/ffjp 塩化ナトリウム 7.8〜 リン酸ナトリウム 15.tmg 上記成分を注射用蒸留水2−に溶解し、無菌バイアルに
入れ、−30C〜−40Cで2時間予備凍結し、−30
C〜+20C1真空度0.05〜0、I Torrで3
5時間、−次乾燥し、次いで30C5真空度0.01〜
0,05 Torrで5時間、二次乾燥して、注射用バ
イアルを製造した。
このものは、用時生理食塩水もしくはブドウ糖注射液5
00−に溶解して点滴静注する。
製剤例2 本発明物質 6,000単位 アルブミン 5 m9 マンニトール 25mg 塩化ナトリウム 1.957119 リン酸ナトリウム 3,851v 上記成分にて、製剤例1と同様にして注射用バイアルを
製造した。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明物質の濃度と血栓溶解率の関係金子すグラ
フである。 代理人 清 水 猛 0.1!II 2 46810 本発EA物貿濃度(U/mA血5夜)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (υ 人の正常組織由来細胞の組織培養液よシ採取した
    、下記の性質を有する一本鎖ブラスミノーグン・アクチ
    ベーター。 a)分子量二630口0±10000 b)等電点ニア、0〜8.5 C)フィブリンに対する親和性:あり d)コンカナバリンAに対する親和性:あシe)至適p
    )l : 7〜9.5 f)還元処理に対する挙動:実質的に分解しないg)合
    成基質に対する氷解活性:第1表のとおり(2)人の正
    常組織由来細胞の組織培養液よシプラスミノーゲン・ア
    クチベーターを含む両分を分取し、これを精製するに際
    し、培養および分離精製を蛋白分解酵素阻害剤の存在下
    に行なうことを特徴とする下記の性質を有する一本鎖プ
    ラヌミノーゲン・アクチペーターの製法。 a)分子量:6500Q±10000 b)等電点ニア、0〜8.5 C)ブイプリンに対する親和性:あシ d)コンカナバリンAK対する親和性:あ)e)至適p
    H: 7〜9.5 f)還元処理に対する挙動:実質的に分解しないg)合
    成基質に対する氷解活性:第1表のとおり(3)下記の
    性質を有する一本鎖プラスミノーゲン・アクチベーター
    を有効成分として含有する血栓溶解剤。 a)分子量H63ooo±10000 b)等電点ニア、0〜8.5 C)フィブリンに対する親和性=アシ d)コンカナバリンAに対する親和性:あシe)至適p
    H: 7〜9.5 f)還元処理に対する挙動:実質的に分解しないg)合
    成基質に対する氷解活性:第1表のとおシ
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ES539925A ES8605583A1 (es) 1984-01-30 1985-01-29 Un procedimiento de producir un activador de plasminogeno monocatenario
ES548974A ES8701840A1 (es) 1984-01-30 1985-11-16 Un procedimiento para preparar un activador de plasminogeno bicatenario purificado

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6051223A (en) * 1989-09-21 2000-04-18 Mitsui Toatsu Chemicals Incorporated Method of improving solubility of tissue plasminogen activator

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