JPS60176848A

JPS60176848A - 安全ベルトシステムにおけるベルト留具の移動装置

Info

Publication number: JPS60176848A
Application number: JP59243129A
Authority: JP
Inventors: フリツツ　ナウマン; ハンス‐ギユンター　ハルデンバンガー
Original assignee: Audi NSU Auto Union AG; Audi AG
Current assignee: Audi AG
Priority date: 1983-12-02
Filing date: 1984-11-16
Publication date: 1985-09-10
Also published as: US4600217A; EP0149728B1; DE3343619C1; EP0149728A2; EP0149728A3; DE3481904D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、後部座席への乗客の乗り込みを妨げない後退
位置から自動的に移動してベルト留具を利用者のつかみ
易い送給位置へもたらすための特に２ドア自動車用安全
ベルトシステムにおけるベルト留具の移動装置に関する
。

この種の移動装置はたとえば西ドイツ公開特許第３１２
０８４３号公報から公知である。この場合ベルトまたは
ベルト止金は供給アームにより利用者に送給され、この
アームは電気モータおよびサーボ装置により後部側方外
装部から出てくる。この公知の装置は多くの機械的部品
のため極めて高価であるばかりでなく、大きい設置空間
を必要とする。

しかしながら、大きな設置空間は多くの車両にはないも
のであり、あるいは新たに問題を生じさせる（たとえば
昇降できる後部側方窓ガラスを設ける場合）。

本発明の目的は、安全ベルトシステムにおける従来のベ
ルト留具の移動装置を再構成し、製造費用を減少させ場
所を取らない設置を可能とすることにある。

この目的は、移動装置がポンプにより膨らますことので
きる送給要素を含み、この要素を、それが膨らんだ時に
ベルト留具を利用者のつかみ易い送給位置にもたらすよ
うに構成配置することにより達成される。

ａ− 膨らますことのできる移動要素の使用により、ベルト留
具の送給が僅かな機械的構造部品により可能となり、使
用しない場合は移動要素を空気の排出により場所を取ら
ずに収容することができる。

後退位置での僅かな］法のために本発明による移動要素
は乗用車の側部中央柱の内側にも固定できるため、後部
側方窓の下の空間は他の目的のために残される。移動要
素を膨らませるために必要なポンプは車両の任意の場所
に配置することができ、場合により既に設けられている
システムやメモリー（たとえば集中ロック装置）と連結
することができる。移動要素とポンプの間の連絡管は容
易に中央柱の中に収容することができる。

移動装置の制御はそれ自体としては公知の方法により、
たとえはドア錠のはまりまたは点火のスイッチを入れる
のに反応する接触スイッチによって行うことができる。

膨らますことのできる移動要素の構成とその車内での配
置に関しては多くの可能性がある。たとえば、移動要素
を後退位置で中央柱の窪みの中に４− 収容される蛇腹により構成することができ、この蛇腹が
膨らむと前方に延び、この時フォークによりベルトをつ
かみ利用者に送給する。ベルト装着の後（ベルト留具が
所属の留具受けの中にはまる）、移動要素は空気の吸出
により窪みの中に戻る。移動要素はベルト着用の際にこ
れと連結していないため、安全ベルトシステムに追加の
摩擦を生じることがなく、摩擦があると巻き取りメカニ
ズムにより一層強い引き戻し力が必要となり、このため
着用快適度が減少する。

ボデー（側部中央柱）に固定されたＬ部の案内具で方向
転換される３点支持安全ベルトと結合する場合、移動要
素がト部案内具の領域に固定された蛇腹により構成され
ていると特に有利である。

蛇腹を用いた場合、大きい延出長さにもかかわらず後退
位置では移動装置に僅かしか場所を必要としない。Ｌ部
案内具の領域での配置は、このような装置を追加してま
たは選択して車両に装備することを可能にし、しかもボ
デーの中空部に取付は空間を必要とすることがない。

この蛇腹の固定には案内具の固定手段を共用するのが適
切であり、このようにすれば移動要素の固定に追加の構
造部品を必要としない。

構造−トの条件によっては蛇腹を直線構造とせず、ベル
トまたはベルト留具をつかみ易い位置にもたらすため湾
曲形とする必要がある場合が有り得る。

これは蛇腹は、それが膨らまされた時にベルト利用者の
方向に延びるように予じめ所定の形状に形成されている
か、及び／又は希望の変形特性を得るため種々の壁厚を
有し、あるいは異なる硬さの材料からなることによって
達成できる。

特許請求の範囲第５項と第６項は蛇腹の補強を達成し、
ベルト案内を改善する本発明の実施形態の特徴を示して
いる。

案内具と反対側の蛇腹末端は抑圧部材に収容するのが有
利であり、との押圧部材は蛇腹が延び出す際にベルト留
具に密接し、同時に安全ベルトを案内するように構成さ
れている。

移動要素がその後退位置に完全に戻るようにするため、
また後部座席乗客の乗り込みを妨げない＝７− ようにするため、前述のように蛇腹の中の空気を救出す
ることができる。これに適しているのは２重に働くポン
プであって、ベルト留具が対応する留具受けにはまった
後吸出作動に切換ねる。

ポンプが遮断された後、移動要素の帰還はしかし一移動
要素の仕様と関連して一移動要素の固有剛性及び／又は
補助的な機械的手段（たとえばスプリング）の帰還によ
って行うこともできる。

以下、添付図面に基づき本発明の詳細な説明する。

第１図においては、ベルト留具（５）の移動装置を備え
た自動車の３点支持式安全ベルトシステムの−ｈ部ベル
ト案内部の領域が示されている。安全ベルトシステムの
ベルト（７）の案内のために、自動車の側部中央柱（図
示せず）の１部領域に案内具（９）が設けられている。

案内具（９）はベルト（７）が挿通されるリング（］１
）を備えており、第２図に示すようにボルト（１３）に
より中央柱に固定されている。ボルト（１３）には突起
部（１５）が形成されており、これが案内具（９）の外
装（１７）を貫通して蛇腹（１９）＝８− の末端を受けている。

蛇腹（Ｉ９）は、利用者（運転手及び同乗者）がつかみ
易い位置にベルト留具（５）を送給する役割を果たす。

蛇腹（１９）の特別な特徴は、折り畳んだ後退位置から
第１図に示した送給位置へと移動できるという状況であ
る。この目的のため２重の働きをするポンプ（図示せず
）が設けられ、これは導管（２１）を通じて蛇腹（１９
）に空気を供給するか、または蛇腹（１９）中にある空
気を吸出する。従って、軟質弾性の材質から気密にでき
ている蛇腹（１９）が膨らんだ時に希望の湾曲を得るた
めに、断面が略長方形の蛇腹（１９）の壁は部分ごとに
種々な厚さであり、従ってまた種々な硬さである。

ベルト留具（５）に向いた蛇腹（１９）の末端には押圧
部材（２３）が取付けられており、この押圧部材（２３
）は蛇腹（１９）が延び出た時にベルト留具（５）に密
接する。押圧部材（２３）にはベルト（７）の一部が貫
通しており、ベルトのこの部分は安全ベルトシステムの
自動巻きトげ装置に通じていない。ベルト留具（５）の
滑り抜けを防ぐためベルト（７）の適切な個所にストッ
パ（２５）が取りつけである。

以−ヒの装置の作動方式は、先ず蛇腹（１９）が後退位
置にあり、ここでは折り畳まれて案内具（９）の近くで
、後部座席乗客の乗り込みを妨げない状態にある。ベル
ト利用者が前部座席に坐りドアを閉めた後、座席と対応
するドアに設けた接点を通じてポンプが働き、導管（２
１）を通して蛇腹（１９）を膨らませる。蛇腹（１９）
はこれにより送給位置に達する。この時抑圧部材（２３
）はベルト（７）に沿って滑り、ベルト留具（５）をス
トッパ（２５）まで移動する。

この位置でベルト留具（５）は利用により容易につかむ
ことができ、従ってベルト（７）はさらに引き出すこと
ができる。

対応する留具受けの中にベルト留具（５）を入れて固定
した後、その留具受けに設けた接点によりポンプは吸出
作動に切換わり、このため蛇腹（１９）の内部は負圧を
受け、このため折り畳まれた初期の後退位置に戻る。

第４図には本発明の別の実施例が示されている。

（２７）で現した蛇腹はその静止位置において車両ボデ
ーに設けた窪み（２９）の中に埋め込まれている。

蛇腹（２７）を膨らます前提条件が揃うと、ポンプ（３
１）により蛇腹（２７）が膨らませられる。その前方へ
の運動の際に蛇腹（２７）に固定されたフォーク（３３
）により安全ベルトシシステムのベルト（３５）をつか
み、これを直線的に利用者に都合のよい位置へと送給す
る。ベルト（３５）に取付けたベルト留具（３７）が対
応する留具受け（３９）に入れられ固定された後、ポン
プ（３１）を吸出作動に切り換える接点が働く。これに
より蛇腹（２７）は再び収縮し初期の後退位置に戻る。

これにより装着した安全ベルトが送給位置との摩擦を高
める結合状態にないことが保証される。

以上述べたように、本発明によるベルト留具の移動装置
では、膨らますことができる移動要素を用いているので
、多くの構造部品及び大きな設置スペースを必要とする
ことなく、確実にベルト留具を所望のように移動できる
ものである。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の第１実施例に係るベルト留具の移動装
置を示す斜視図、第２図は第１図のｎ　−■線に沿った
断面図、第３図は第１図の■−■線に沿った断面図、第
４図は本発明の第２実施例に係るベルト留具の移動装置
を組込んだ車両を示す概略側面図である。（５）（３７）・・　ベルト留具、（７）（３５）・・
・ベルト、（９）・・・上部案内具、（１３）・・・ボ
ルト（固手具）、（１９）　（２７）・・・蛇腹（移動
要素）　、　（２１）・・・導管、　（２３）・・・押
圧部材、（２５）・・・ストッパ、（２９）・・・窪み
、（３１）・・・ポンプ、（３３）・・・フォーク、（
３９）・・・留具受は代理人　森　本　義　弘

Claims

【特許請求の範囲】１、後部座席への乗客の乗り込みを妨げない後退位置か
ら自動的に移動してベルト留具を利用者のつかみ易い送
給位置へもたらすための移動装置であって、ポンプ（３
Ｉ）により膨らますことのできる移動要素（１９）　（
２７）を含み、この移動要素は、それが膨らんだ時に利
用者にベルト留具（５）　（３７）を前記送給位置にも
たらすように構成配置されていることを特徴とする特に
２ドア自動車用安全ベルトシステムにおけるベルト留具
の移動装置。２、送給要素がト部案内具（９）の領域に固定された蛇
腹（１９）により形成されていることを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載の移動装置。３、蛇腹（１９）が案内具（９）の固定具（１３）によ
り保持されていることを特徴とする特許請求の範囲第２
項に記載の移動装置。４、蛇腹（１９）は、それが膨らま庄れた時にベルト利
用者の方向に向かって延びるように予じめ所定の形状が
与えられているか、及び／又は希望の変形特性を得るた
め種々な壁厚あるいは種々な硬さを有していることを特
徴とする特許請求の範囲第２項または第３項に記載の移
動装置。５、蛇腹（１９）が少なくとも部分的にバックアップリ
ング（Ｓ　ｔｉｉｔｚｒｊｎｇｅ）で包囲されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第２項ないし第４項のい
ずれかに記載の移動装置。６、バックアップリングの少なくとも１つで安全ベルト
用の案内具が共に形成在れでいることを特徴とする特許
請求の範囲第５項に記載の移動装置。７、蛇腹（１９）の案内具（９）と反対の末端が押圧部
材（２３）により受けられており、これがベルト留具（
５）と密着すると共に、ベルト（７）を案内するように
適合されていることを特徴とする特許請求の範囲第２項
ないし第６項のいずれかに記載の移動装置。８、ポンプ（３１）が２重に働くポンプであって、対応
する留具受けの中にベルト留具（３７）がはまった後、
ポンプの吸引作動への切換が行われ、これにより移動要
素（１９）　（２７）が収縮することを特徴とする特許
請求の範囲第１項ないし第７項のいずれかに記載の移動
装置。９、ポンプが遮断された後の移動要素（１９）　（２７
）の帰還が送給要素の固有剛性により、及び／又は帰還
を補助する機械的手段により行われることを特徴とする
特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれかに記載の
移動装置。