JPS60176414A - リレ−動作監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は雷害などの事故より電力系統を保護するリレー
動作監視システムに関する。

〔発明の技術的背景〕

電力系統は数多く且つ種々の保護継電装置によって常時
保護されている。これら保護継電装置は。

広範な電力系統の異常を検出し、系統を異常から保護す
るための種々の保護継電器（リレー）によって構成され
ている。これらリレーは、系統に発生する事故のモード
２二よって動作すべきものと動作すべきでないものに区
分けすることができる。

したがって、ある系統事故Ｃ二関して動作したリレーお
よび動作しな力）つたリレーを調査することによって、
その系統事故の事故モードを究明することができる。ま
九逆ｆ二、ある事故モードに対しリレーが正しく応動し
たか否かが判明する。このように、リレーの応動状態を
詳細且つ正確に、その上迅速に知ることは系統運用１鳶
わめて重要なことである。ところが、最近の大規模で複
雑化した電力系統の変電所に設置される保護継電装置の
数は、数十を越え、それら各々の中に収納されているリ
レー数は数百Ｃ二もなり、これら数多くのリレー要素の
動作状態を事故時、あるいは常時人手で記録管理するこ
とは多大な労力を要し、このことは変電所の省力化ある
ーは無人化への流れをはばむ大きな障害となってｂる。

この障害を克服しようとするのが、リレーの動作状態な
電気所等へ遠隔伝送し、これを集中管理するリレー動作
監悦システムである。このシステムは系統運用上、その
ニーズは極めて高いものとなっている。

これら系統運用上からのニーズをもとに１例えば特開昭
５６−４６６３６　＋二て公知の従来のリレー動作監視
システムを第１図に基づいて説明する。第１図Ｃ二おい
て、ｌは複数のリレー１ａ、ｌｂ、・・・１ｎから構成
される保護継電装置である。２は電力系統の事故発生を
不足電圧リレーなどで検出する事故検出部であり、リレ
ー動作監視システムへの起動信号を発生する。３は保護
継電装置１を構成するリレー　１ａ、ｌｂ、・・・１ｎ
の動作状態をオン・オフデータとして一定時間間隔でス
キャンニングにて取込み、その取込んだデータを事故検
出部２から発せられる起動信号の発生に対応できるよう
に常時一定容量だけ一時記憶しておき、起動信号の発生
でその一定容鰍の一時記憶データをデータ編集処理部に
伝送するデータ入力処理部である。４は事故検出部２か
らの記動信号に従って送出されるデータ入力処理部３の
一時記憶データを受入れ記憶し、この受入れデータを保
護継電装置ごと【二所定時間間隔で偏集し１次の送信部
へ伝送するデータ編集処理部である。５ａはデータ編集
処理部４から伝送された所定時間間隔毎の各種保護継電
装置ｌのリレーの動作状態（オン・オフデータ）を電気
所等へ遠隔伝送するためのモデＪＡなど力）ら構成され
る送信部である。６は受信部５ｂを介して伝送されてき
た保護継電装置１の中のリレーの動作状態である一定時
間間隔毎のオン・オフデータを事故検出部２が動作して
から復帰するまでの所定時間分だけ順次記憶するための
データ記憶部である。７はデータ記憶部６に所定時間分
だけ順ｖｃ記憶された保護継電装置ＩＣ二関するオン・
オフデータを入力順に記録するための記録部である。

以上説明した構成を有するリレー動作監視システムの動
作は、概略的には次のようになる。変電所などの電気所
に設置された多数の保護継電装置１内のリレー要素１ａ
、　ｌｂ、・・・、１ｎなどの動作の監視と記録を遠方
で実施するため、リレー要素１ａ。

１ｂ、・・・、ｌｎなどの動作状態であるオン・オフデ
ータをデータ入力処理部３で一定時間間隔毎にスキャン
ニングＣ二℃取込み、それらデータをｌＱＱｍｓ程度の
一定時間分だけ常時更新しながら一時記憶しておき、系
統事故発生による事故検出部２の動作出力を起動信号と
して、一時記憶データを事故前までさかのぼってデータ
編集処理部４に伝送する。

データ編集処理部４は、各々の保護継電装置１ごと（ニ
一定の時間順序に従って、データ入力処理部３から伝送
されてきたオン・オフデータを記録部７で直接記録しや
すい情報フォーマットにし王。

各種の高速な伝送方式でディジタルデータ伝送を行う送
信部５ａを介して電気所等の常時人の居る電気所に遠隔
伝送する。遠隔伝送されてきたオン・オフデータは、記
録部７の記録速度がふつうデータ伝送より遅いので、記
録部７がデータ打出しを実施できるよ）に、データ記憶
部６に一時すべて記憶される。そして、このデータ記憶
部６に記憶したデータは記録部７自身の有する速さにて
記録される。

〔背景技術の問題点〕

上記のように従来のリレー動作監視システムでは、保護
継電装置ｌの動作情報であるオン・オフデータを一定時
間間隔のスキャンニングで取込み。

その取込んだオン・オフデータをすべて電気所などの有
人電気所に遠隔伝送して保護継電装置１の動作を監視す
るように構成してｂるため、リレー動作監視システムの
対象である保護継電装置１の故が多い場合、記録部７の
記録計の出方速度が余り速くできないため、データ記憶
部６の記憶容量を増大させるか、オン・オフデータのス
キャンニング取込みの周期を大きくするかのいずれかの
対策を実施しなければならない。し力）シ、オ′／・オ
フデータのスキャンニング取込みの周期を大きくするこ
とは十分な精度の＊視が不可能Ｃ二なり、また、データ
記憶部６の記憶容置を拡大させることはリレー動作監視
システムな高価なものとしてしまい、更Ｃ二このシステ
ムにおい又は、系統事故に伴うリレー動作のみを監視対
象とし１点検によるリレー動作を監視対象外とし℃いる
。このためコストパフォーマンスが低下してしまうとい
う欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上述の欠点を克服した監視精ｋが高くコ 且今ヘトパフォーマンスのよいリレー動作監視システム
を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成するため１本発明は、複数のリレーよ
り構成され系統に接続される保護継電装置の前記リレー
の少くとも動作状態信号を一時記憶するデータ入力処理
部と、このデータ入力処理部よりの伝送信号に基づき各
リレーの状態変化を検出し、状態変化が有った１」レー
の情報のみ前記系統の事故発生を検出する事故検出部の
起動信号（二基づきデータ編集処理部へ伝送する状態変
化検出部と。

このデータ編集処理部よりの信号を遠隔に位置する受信
部に伝送する送信部と、前記受信部に接続され、る記録
部とを備えて成ることを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下図面を参照しつつ本発明の一実施例を説明する。

第２図において、第１図と同一の符号は第１図の場合と
同一であることを示しており、ここではその説明を省略
する。図中の８Ｆｉ状態変化検出部であり、データ入力
処理部３にスキャンニングで取込まれた保護継電装置ｌ
の動作状態の変化を検出する処理を所定時間間隔で行い
、状態変化のあったリレーの情報だけを事故検出部の起
動信号に基づきデータ編集処理部４に伝送する。

第３図に、マイクロコンピュータなどにより構成した状
態変化検出部８をブロック図に℃示す。

第３図菖二おいて、８ａはデータ入力処理部３から出力
されたワードシ＋１アルなデータを一定量だけ順次更新
しながら記憶するランダムアクセスメモＩＪ（ＲＡＭ）
である。８ｂはランダムアクセスメモＩＩ　８　ａを直
接制御してデータ入力処理部３からの出力データを順次
更新しながら取込むためのメモリ制御回路である。８Ｃ
は状態変化検出処理の手順を示すプログラムを記憶する
ためのリードオンリメモリ（ＲＯＭ）である。８ｄはリ
ードオンリメモＩＪ　８　Ｃに記憶されているプログラ
ムに従って状態変化検出処理を実行する中央演算処理部
（ＣＰＵ）である。８ｅは中央演算処理部８ｄの状態変
化検出処理Ｃ二おいて、リレー要素１ａ、１ｂ＋・・・
、ｌｎの中の動作状態に変化有と判断されたものＣ二関
するデータのみをデータ編集処理部４へ一定時間でブロ
ック伝送するディジタル出力回路（ＤＯ）である。

次に中央演算処理部８ｄの動作を第４図に示すフロー図
を参照して説明する。データ読込み処理８０１において
、ランダムアクセスメモリ８ａから保護継電装置１のリ
レー要素１ａ、　ｌｂ、・・・、Ｉｎの動作状態に関す
るオン・オフデータを読込む。そし℃。

このデータを状態変化検出処理８０２≦二おいて、各保
護継電装置１のリレー要素１ａ、ｌｂ、・・・、１ｎの
動作状態の液化の有無を１サンプリング時点前のデータ
と比較することによって検出し、状態変化有でない場合
は次のリレー要素の状態変化検出を行い、状態変化有の
場合には次に説明する処理に移る。状態変化検出処理８
０２において、状態変化有と判定された全リレー要素と
そのリレー要素を含む全保護継電装置とに各々対応する
ディジタル符号をディジタル出力回路８ｅを介してデー
タ編集処理部へブロック転送する処理を行う。各保護継
電装置ｌ、の全リレー要素に対する状態変化検出処理が
完了したか否かを判定する第１の判定部８０４゜監視す
べき全保護継電装置１　ｃ対する状態変化検出処理が完
了したか否かを判定する第２の判定部８０５の処理手順
を順次実行することになる。尚、全保護継電装置ｌに対
する状態変化検出処理が完了していない場合１次の保護
継電装置ｌに対する状態変化検出処理を行わせるよう状
態変化検出処理８０２へ処理手順をもどして処理を続行
する。一方一全保護継電装置に対する状態変化検出処理
が完了した場合（二は、新オン・オフデータ番二対する
処理を行わせるようにデータ読込み処理を続行する。

以上説明したような状態変化検出部８を設けた本発明（
＝よるリレー動作監視システムの総合的動作は次のよう
（二なる。データ入力処理部３を介して取込んだ複数の
保護継電装置工のリレー要素１ａ。

１ｂ、・・・、Ｉｎの動作状態６二関するオン・オフデ
ータを第３図に示す回路構成を有し、第４図に示した動
作プログラムを有する状態変化検出部８で処理し、状態
変化検出部８において状態変化有と判定されたリレー要
素名とその状態変化方向（動作から復帰へ、復帰から動
作へ）をデータ編集処理部４へ伝送する。データ編集処
理部４は一定な時間スロットで状態変化のあったリレー
要素名とその情報（状態変化方向および時刻）とを保護
継電装置毎に編集して送受信部５ａ、５ｂ　を介して記
録部７のテレタイプへ遠隔伝送されることになる。なお
、データ編集処理部４はその機能の一部として伝送制御
機能を有し、テレタイプに対する伝送制御も行う。また
データ編集処理部４は時刻を発生する。

第５図は本発明の他の実施例を説明するためのフローチ
ャート図である。点検機能付保護継電装置Ｃ：対して有
用である。

第５図において、第４図と同一部分には同符号を用いて
いる。第４図との相違手順は、保護継電装置工が点検実
施中であるか否かを検出する処理手順８０６が挿入され
ていることである。そして。

点検実施中であると判定された場合は、各保護継電装置
に対応した装置名符号の転送処理、及び点検実施後の保
護継電装置に対応する点検結果を転送処理するルーチン
が加えられたことである。即ち、データ読込み処理８０
１で読込まれた保護継電装置Ｉ　Ｃ関するオン・オフデ
ータに対し、そのデータが点検実施によるデータである
か否かを点検実施検出処理８０６で判定する。点検実施
検出処理８０６においてオン・オフデータが点検実施ｆ
二伴うデータであると判定されると１点検装置名転送処
理８０７と点検結果転送処理８０８により点検実施装置
名に対応したディジタル符号と点検結果がデータ編集処
理部４へ転送されることになる。その他の処理手順に関
しては第４図の実施例と同様である。

次いで、第６図に、保護継電装置１内のリレー要素１例
えばｌａの動作状態＋：　Ｉｖ！する遠隔伝送すべきデ
ータ量を従来の実施例と比較して示すこととする。第６
図（二おいて、　８０はリレー要素１ａの動作状態ｌ：
関するオン・オフデータである。Ｓｌは従来の実施例に
おいて４隔伝送すべきディジタル信号のタイムチャート
である。８２１ま本発明の実施例（二係る遠隔伝送すべ
きディジタル信号のタイムチャートである。Ｓ２におい
て、［１つはリレー要素１ａが復帰から動作、「Ｏ」は
動作から復帰したこと？示しており、よたＸは伝送すべ
きデータが無いことを示し℃いる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、多数の保護ｇ電装置の動作状態の
監視をリレーの動作状態情報（便化方向（動作から復帰
へ、ＴＪ！帰から動作へ〕とその状態変化のあった時間
）とを遠隔伝送すること（二よつ又。

監視精度が高く且つコストパフォーマンスの良好なリレ
ー動作監視システムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリレー動作監視システムの構成図、第２
図は本発明の一実施例Ｃ二よるリレー動作監視システム
の構成図、第３図は状態変化検出部の構成図、第４図は
状態変化検出部の処理の淀れを示すフロー図、第５図は
本発明の他の実施例の処理の流れを示すフロー図、第６
図ね、タイムチャート図でおる。 ■・・・保護継電装置　２・・・事故検出部３・・・デ
ータ入力処理部　４・・・データ編集処理部５ａ・・・
送信部　５ｂ・・・受信部 ７・・・記録部　８・・・状態変化検出部代理人　弁理
士　則近麻右　（ばか１名）第４図 第５図 Ｊ　６　図 と−シ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のリレーより構成され系統１：接続される保護継電
   装置の前記リレーの少くとも動作状態信号を一時記憶す
   るデータ入力処理部と、このデータ入力処理部よりの伝
   送信号に基づき各リレーの状態変化を検出し、状態変化
   が有ったリレーの情報のみ前記系統の事故発生を検出す
   る事故検出部の起動信号に基づきデータ編集処理部へ伝
   送する状態変化検出部と。 このデータ編集処理部よりの信号を遠隔に位置する受信
   部に伝送する送信部と、前記受信部に接続される記録部
   とを備えて成ることを特徴とするリレー動作監視システ
   ム。 ２、状態変化検出部は保護継電装置の点検実施中か否か
   の状態検出機能を有する特許請求の範囲第１項記載のリ
   レー動作監視システム。