JPS6017468B2 - 二液型接着剤およびそれを使用した接着方法 - Google Patents

二液型接着剤およびそれを使用した接着方法

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JPS6017468B2
JPS6017468B2 JP15041681A JP15041681A JPS6017468B2 JP S6017468 B2 JPS6017468 B2 JP S6017468B2 JP 15041681 A JP15041681 A JP 15041681A JP 15041681 A JP15041681 A JP 15041681A JP S6017468 B2 JPS6017468 B2 JP S6017468B2
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adhesive
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polymer
emulsion
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JP15041681A
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JPS5852376A (ja
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敏夫 門脇
修二 武川
宏秀 友安
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Sunstar Giken KK
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Sunstar Giken KK
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二液型接着剤およびそれを使用した接着方法に
関する。
近年、各種用途の接着剤として安全衛生上、公害上の問
題から有機溶剤型の接着剤が敬遠され、化学反応硬化型
あるいはヱマルジョン型接着剤が用いられるようになっ
てきた。
就中、ェマルジョン型接着剤は特に安全衛生性が高いと
ともに比較的低粘度のため、スプレー等による塗布作業
が客易で、簡単な設備で施工ができる利点があるが、初
期接着力の発現が遅く、さらには高温において接着強度
が、低下するという欠点を有する。例えば、三級アミノ
基を有するアクリル酸ェステルまたはメタクリル酸ェス
テルとェピハロヒドリンとの付加反応物をモノマーとす
る重合体または共重合体よりなるェマルジョンをセスキ
炭酸ナトリウムを触媒として反応努軒喬させて耐熱性を
向上させる方法(特公昭47一21087号)が提案さ
れているが、反応速度が遅いので、架橋がなかなか進ま
ないという欠点を有している。そこで、本発明者らは安
全衛生性が高いェマルジョン型接着剤において架橋速度
を向上させるべ,〈、鋭意研究を重ねた結果、三級アミ
/基を有するアクリル酸ェステルまたはメタクリル酸ェ
ステルとェピハロヒドリンとの付加反応物をモノマーと
する重合体または共重合体ェマルジョンに対して、特に
ポリエチレンィミンまたはその溶液を硬化剤とすると、
優れた架橋速度が得られ、耐熱性が向上することを見し
、出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の目的は三級アミノ基を有するアクリ
ル酸ェステルまたはメタクリル酸ェステルとェピハロヒ
ドリンとの付加反応物をモノマーとして重合または共重
合させた重合体または共重合体のェマルジョンからなる
主剤と、ポリェチレンィミンまたはその溶液からなる硬
化剤とからなる二液型接着剤を提供することにある。
本発明に係る接着剤は主として、自動車内装材、例えば
、ドア、ピラー等のィンサィドトリム類、インストルメ
ントパネル、成形天井、コンソールボックス等を製造す
るに適する。
すなわち、上記自動車内装材は真空成形、プレス成型ま
たは射出成型により成形されてなる複雑な形状の成形芯
材に柔軟性材料シートからなる表皮材を溶剤タイプの接
着剤あるいは水性タイプの接着材を使用し、真空成形機
またはプレス成形機により圧着させて作製されているが
、かかる圧縦作業は生産性向上のため秒単位で行なう必
要があるため、成形後、種々の後加工に際し、例えば、
加熱炉で加熱すると、従釆の二液型接着剤では架橋速度
が遅いため、接合部にふくれや剥がれを生ずることがあ
った。
しかしながら、本発明の接着剤を使用すると、後加工時
の加熱などにより、接合部にふくれや剥がれを生ずるこ
となく良好な耐熱接合が達成されることが見し、出され
た。
したがって、本発明の他の目的は本発明接着剤を用いて
柔軟性材料シートを予め成形された複雑な形状の板状体
(以下、単に成形板という)に接着させる方法を提供す
ることにある。
成形板は種々の成形材料から成形加工されたものであっ
てよく、例えば、ABS、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、樹脂含浸ハードボード等から製造される。
一方、柔軟性材料シートとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ウレタン、軟質塩化ピニル等のフオーム材
、各種天然あるいは合成繊維よりなる不織布、樹脂含浸
フェルトなどが挙げられる。本発明接着剤に用いる三級
アミノ基を有するアクリル酸ェステルまたはメタクリル
酸ェステルとヱピハロヒドIJンとの付加反応物として
、式または 式 〔式中、Rは水素またはメチル:Aは炭素数2〜6個の
アルキレンまたは(CQC日20)nCQC日2−(た
だし、nは1以上の整数)で示されるボリオキシェチレ
ン基:×はヨウ素、臭素または塩素:Yは1価の陰イオ
ンである〕で示されるモノマーが用いられる。
該モノマーは公知の方法、例えば、篤公昭47−210
87号に記載の方法により製造される。該モノマーの1
種または2種以上あるいは該モノマ−の1種または2種
以上と下記エチレン性二重結合を有するモノマーとを常
法により重合または共重合すれば、本発明で用いられる
重合体または共重合体がえられる。
エチレン性二重結合を有するモ/マ−としては、酢酸ビ
ニル、ラウリン酸ビニル、およびステアリン酸ビニルの
ようなC,〜C,8の脂肪酸ピニルェステル類;C,〜
C,8のアルカノール類、ベンジルアルコール、シクロ
ヘキシルアルコール、およびインポルニルアルコールを
包含するC,〜C,8のアルコール類のアクリル酸ェス
テル類またはメタアクリル酸ェステル類、例えばアクリ
ル酸メチルもしくはメタクリル酸メチル、アクリル酸エ
チルもしくはメタクリル酸エチル、アクリル酸ブチルも
しくはメタクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シルもしくはメタクリル酸2ーェチルヘキシル、アクリ
ル酸オクタデシルもしくはメタクリル酸オクタデシル:
ビニル芳香族炭化水素類(例えばスチレン、インプロベ
ニルトルェン、および種々のジアルキルスチレン):ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニト
ニル、およびフヱニルアクリロニトリル;アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、エタクリルアミド、Nーメチロ
ールアクリルアミド、N−モノアルキルアクリルアミド
類、Nージアルキルアクリルアミド類およびメタクリル
アミド類、すなわちN−モ/メチル、一エチル、ープロ
ピル、一ブチル、およびN−ジメチル、ージエチル、ー
ジブロピル、一ブチル等、アルアクリルアミド類、すな
わちNーモノフエニルー、およびN−ジフエニルアクリ
ルアミドおよび−メタクリルアミド;ブチルビニルェー
テルのようなビニルヱーテル類:N−ビニルピロリドン
のようなN−ビニルラクタム類;エチレンのようなオレ
フイン類;フツ化ピニリデンのようなフッ化ビニル化合
物:米国特許第3150112号明細書第2〜3欄に開
示のヒドロキシル基含有もしくはアミン基含有の単量体
または3ーオキシエチルアクリレートまたはメタアクリ
レート;塩化ビニルおよび塩化ビニリデン;アルキルピ
ニルケナン類、すなわちメチルビニルケトン、エチルビ
ニルケトン、およびメチルイソブロベニルケトン;1個
のC比=C〈基を含有するィタコン酸ジヱステル類、す
なわちィタコン酸のジメチル、ジエチル、ジプロピル、
ジブチルおよびその他の飽和脂肪族−価アルコールジヱ
ステル、ィタコン酸ジフェニル、ィタコン酸ジベンジル
、ィタコン酸ジ(フェニルェチル):飽和脂肪族モノカ
ルボン酸のアリルおよびメタリルェステル類、すなわち
酢酸アリル、酢酸メタリル、プロピオン酸アリル、プロ
ピオン酸メタリル、青草酸アリルおよび吉草酸〆タリル
;ビニルチオフェン;4−ビニルピリジン:およびピニ
ルピロールが挙げられる。
上記重合体または共重合体を主成分としてェマルジョン
接着剤が形成されるが、予め重合しておいたものを水中
に分散させてもよいし、乳化重合により直接製造しても
よい。
ェマルジョン中には、40〜60%(重合)の樹脂分を
含有するものを使用するのが好ましい。該ェマルジョン
中には必要に応じ、各種成分を配合することができる。
例えば、非イオン系増粘剤(例えば、デンプン、グアー
ガム、ローカストピーンガム、ゼラチン、ポリアクリル
アミド、ポリエチレンオキサイド、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、カチオ
ン系増粘剤(例えば、水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポリ
ジアリルジメチルアンモニウムクロラィド、キトサン等
)、充填剤(例えば、炭酸カルシウム、ケイ酸、ケイ酸
塩、クレー、タルク、アスベスト等)、タツキフアイア
ー(例えば、ロジン、変性フェノール樹脂、テルベン、
石油樹脂、クロマンィンデン樹脂等)、可塑剤(例えば
、高級アルコール、グリコール、フタル酸ェステル等)
、チタン白その他の染顔料りような着色剤、有機溶剤、
防腐剤、酸化防止剤、防鈴剤、粘度安定化剤、消泡剤、
付香剤などを添加することができる。本発明において架
橋剤としてポリエチレンィミンが使用される。
特に、その反応性、作業性および粘度等の関係から分子
量250〜10000の範囲のものが好ましい。通常、
架橋剤は0.1%以上の水溶液が用いられるが、希釈せ
ずに用いてもよい。また、必要に応じ、上記増粘剤、着
色剤、有機溶剤の他に触媒として金属水酸化物を添加し
てもよい。本発明に係る二液型接着剤は使用に際し、一
方のェマルジョン接着剤に対し架橋剤であるポリエチレ
ンィミンまたはその水溶液を混合して調製されるが、二
頭ガンを使用し、被接合面への同時スプレーにより塗付
と同時に混合されるうにしてもよい。
作業性の面から言えば、ェマルジョン接着剤10の重量
部に対しポリエチレンィミンまたはその水溶液50〜0
.1重量部の割合で混合されるのが好ましい。本発明接
着剤を用いて、柔軟性材料を成形板に接着するに当って
は、まず成形坂上に本発明接着剤を塗布して加熱乾燥す
るか、該接着剤層が硬化しすぎて活性が失なわれないよ
うに140℃以下好ましくは100qo以下で乾燥させ
るのがよい。
一方、柔軟性材料は上記成形板の接着剤層に接合させる
に当って、その表面を加熱するのが好ましい。柔軟性材
料と成形板は接合後真空成形機またはプレスにより圧縮
されるが、作業性の点から10〜18q妙が適当である
その後、後架橋処理を施す必要があるが、90℃以上の
温度が好ましく、加熱時間は数分以内で充分である。以
下、本発明を実施例にもとずき、さらに詳細に説明する
製造例 1〜5 分子量の異なる5種のポリエチレンィミン(商品名工ポ
ミンSP−103(分子量250)、SP−003(分
子量約300)、SP−006(分子量約600)、S
P−018(分子量約1800)およびSP−200(
分子量約10000);日本触媒化学工業■製)2の重
量部を水10の重量部に鷹梓下に溶解して架橋剤を調製
する。
実施例 1〜5 ェマルジョン接着剤(商品名プラィマールE−1126
:ローム・アンド・ハース社製アクリル酸ヱステル重合
体系ェマルジョン接着剤)10の重量部に対し上記製造
例1〜5で調製した架橋剤5重量部を混合して本発明に
係る二液型接着剤を調製する。
該混合接着剤をA茂樹脂板(100×200×2肋)の
一側にスプレーにて2.笹を塗布し、80℃×2分間で
乾燥させる。
一方、ポリエチレンフオ−ム(商品名トーレベフ;トー
レ社製、250×200×4肋)の接着表面を140℃
×5分間加熱処理し、これを上記A茂樹脂接着剤塗布面
に貼り合せ、プレスにて荷重20雌/めで10秒間圧縦
する。この段階で80oo雰囲気中ポリエチレンフオ−
ムを下側にして水平に設定し、ポリエチレンフオームの
一端に重り20雌を吊り下げたが全く垂れ下りを生じな
かった。また、90二0×1分間後架橋したものは全く
接合部にフクレや剥れを生じず、強固な接着強度を示し
た。比較例 上記ェマルジョン接着剤10の重量部に対しセスキ炭酸
ナトリウムの15%水溶液5重量部を用いる以外は実施
例と同様に処理する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 三級アミノ基を有するアクリル酸エステルまたはメ
    タクリル酸エステルとエピハロヒドリンとの付加反応物
    をモノマーとする重合体または共重合体エマルジヨンか
    らなる主剤と、ポリエチレンイミンまたはその溶液から
    なる硬化剤とからなることを特徴とする二液型接着剤。 2 三級アミノ基を有するアクリル酸エステルまたはメ
    タクリル酸エステルとエピハロヒドリンとの付加反応物
    をモノマーとする重合体または共重合体エマルジヨンか
    らなる主剤とポリエチレンイミンまたはその溶液からな
    る硬化剤とを混合して、成形板に塗布し乾燥する一方、
    柔軟性材料シートの接着表面を加熱し、該シートの加熱
    処理面を上記成形板の接着塗布面に真空成形機たは成形
    板と同形状のプレス型で圧縮し接着せしめる事を特徴と
    する接着方法。
JP15041681A 1981-09-21 1981-09-21 二液型接着剤およびそれを使用した接着方法 Expired JPS6017468B2 (ja)

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