JPS6153378A - 二液型接着剤 - Google Patents

二液型接着剤

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JPS6153378A
JPS6153378A JP17434384A JP17434384A JPS6153378A JP S6153378 A JPS6153378 A JP S6153378A JP 17434384 A JP17434384 A JP 17434384A JP 17434384 A JP17434384 A JP 17434384A JP S6153378 A JPS6153378 A JP S6153378A
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resin
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resins
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Masahito Mori
正仁 森
Masaaki So
宗 正明
Koichiro Yamaji
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は二液型接着剤、更に詳しくは、水性の主剤エマ
ルジョンと硬化剤から成り、特に貼合せ後の初期接着力
と高温加熱時の接着強度(耐クリープ性)に優れた二液
型接着剤に関する。
従来技術と解決すべき問題点 近年、各種用途の接着剤として安全衛生上、公害上の問
題から有機溶剤型の接着剤が敬遠され、化学反応硬化型
あるいはエマルジョン型接着剤が用いられるようになっ
てきた。就中、エマルジョン型接着剤は特に安全衛生性
が高いとともに比較的低粘度のため、スプレー等による
塗布作業が容易で、簡単な設備で施工゛ができる利点が
あるが、初期接着力の発現が遅く、さらには高温におい
て接着強度が低下するという欠点を有する。
そこで、本発明者らは、三級アミノ基を有するアクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステルとエピハロヒド
リンとの付加反応物を必須モノマーとする重合体または
共重合体の水性エマルジョンを主剤とし、これに硬化剤
としてポリエチレンイミンを組合せて成る、架橋速度が
速く且つ熱時接着強度に優れた二液型接着剤を創製し、
これについて既に特許出願係属中である(特開昭58−
52376号公報参照)。しかしなから、かかる二液型
接着剤をその後の実用試験1ζ供し、各種形状の合成樹
脂製成形板に柔軟性材料シート(例えば合成樹脂製フオ
ーム等に表皮層を積層したもの)を真空成形機またはプ
レス成形機で圧着して自動車内装材を作製した場合、例
えばドア、ピラー等のインサイドトリム類、インストル
メントパネル、成形天井、コンソールボックス等の接着
加工工程において、加工性および生産性向上のため該接
着剤の未塗布側の被着体を予熱したり、あるいは更に貼
合せ後に加熱して養生硬化する訳であるが、凹部形状部
分等の曲率面では柔軟性材料シートに張力がかかった状
態で貼合しているので、接着強度が柔軟性材料シートの
張力より大であれば問題はないが、接着強度が低い場合
には浮き上ってふくれ等が発生することかあり、とくに
複雑な形状では実用化し難い。
本発明者らは、かかる事情に鑑みエマルジョン型接着剤
における初期接着力および熱時接着強度の向上について
鋭意研究を進めた、所、上記二液型接着剤の主剤エマル
ジョンに特定の粘着付与樹脂エマルジョンおよびエポキ
シ樹脂エマルジョンを併用配合すれば所望の接着効果が
得られ、かつ硬化剤の種類を拡大しつることを見出し、
本発明を完成するに至った。
既ち、本発明は(1)■三級アミノ基を有するアクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステルとエピハロヒド
リンとの付加反応物を必須モノマーとする重合体または
共重合体の水性エマルジョン、■石油系炭化水素樹脂、
フェノール系樹脂、テルペン樹脂、ロジン誘導体、クマ
ロン樹脂およびクマロンインデン樹脂の群から選ばれる
粘着付与樹脂エマルジョンおよび■エポキシ樹脂エマル
ジョンからなる主剤エマルジョンと、 ((il硬化剤
として第1級、第2級アミ7基を有する化合物とから成
る二液型接着剤を提供するもので、これにより特に合成
樹脂製成形板と柔軟性材料シートとの接着加工が有利j
こ成しうる。
本発明における主剤エマルジョンの■成分にあって、必
須上ツマ−である三級アミノ基を有するアクリル酸エス
テルまたはメタクリル酸エステルとエピハロヒドリンと
の付加反応物としては、才 または 視 〔式中、艮は水素またはメチル;Aは炭素数2〜6のア
ルキレンまたは(CH2CH20)。CH2CH2−(
ただし、nは1以上の整数)で示されるポリオキシエチ
レン基;Xはヨウ素、臭素または塩素;Yは1価の陰イ
オンである〕で示されるモノマーが用いられる。該モノ
マーは公知の方法、例えば、特公昭47−21087号
公報に記載の方法により製造される。
該モノマーの1種または2種以上あるいは該モ/マーの
1種または2種以上と下記エチレン性二重結合を有する
モノマーとを常法により重合または共重合すれば、本発
明で用いられる重合体または共重合体かえられる。
エチレン性二重結合を有するモノマーとしては、酢酸ビ
ニノペラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニルのような
C1〜C18の脂肪酸ビニルエステル類;C1〜C18
のアルカノール類、ベンジルアルコール、シクロヘキシ
ルアルコール、インボルニルアルコールを包含する01
〜C18のアルコール類のアクリル酸エステル類または
メタアクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチルも
しくはメタクリル酸メチル、アクリル酸エチルもしくは
メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチルもしくはメタク
リル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルモジくは
メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクタデ
シルもしくはメタクリル酸オクタデシル);ビニル芳香
族炭化水素類(例えばスチレン、イソプロペニルトルエ
ン、および種々のジアルキルスチレン);アクリロニト
リル、メタシクロニトリル、エタクリロニトリル、およ
びフェニルアクリロニトリル;アクリルアミド、メタク
リルアミド、エタクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−モノアルキルアクリルアミド類、N−ジ
アルキルアクリルアミド類およびメタクリルアミド類、
スなわちN−モノメチル、−エチル、−プロピル、−ブ
チル、およびN−ジメチル、−ジ ジエチル、−ジプロピル、−/モノげクリノげミドまた
はメタクリルアミド等;アルアクリルアミド類、すなわ
ちN−モノフェニル−1およびN−ジフェニルアクリル
アミドおよび−メタクリルアミド;ブチルビニルエーテ
ルのようなビニルエーテル類;N−ビニルピロリドンの
ようなN−ビニルラクタム類;エチレンのようなオレフ
ィン類;フ゛ン化ビニリデンのようなフッ化ビニル化合
物;米国特許第3150112号明細書第2〜3欄に開
示のヒドロキシル基含有もしくはアミノ基含有の単量体
またはβ−ヒドロキシエチルアクリレートまたはメタア
クリレート;塩化ビニルおよび塩化ビニリデン;アルキ
ルビニルケトン類、すなわちメチルビニルケトン、エチ
ルビニルケトン、およびメチルイソプロペニルケトン;
1個のCH2=C基を含有するイタコン酸ジエステル類
、すなわちイタコン酸のジメチル、ジエチル、ジプロピ
ル、ジブチルおよびその他の飽和脂肪族−価アルコール
ジエステル、イタコン酸ジフェニル、イタコン酸ジベン
ジル、イタコン酸ジ(フェニルエチル);飽和脂肪族モ
ノカルボン酸のアリルおよびメタリルエステル類、すな
わち酢酸アリル、酢酸メタリル、プロピオン酸アリル、
プロピオン酸メタリノペ吉草酸アリルおよび°吉草酸メ
タリル;ビニルチオフェン;4−ビニルピリジン;およ
びビニルピロールが挙げられる。
このような重合体または共重合体は水性エマルジョンの
形態で使用されるが、かかる水性エマルジョンとするに
は予め重合しておいたものを水、中に乳化分散させても
よいし、あるいは乳化重合lこより直接製造してもよい
。エマルジョン中には、40〜60%(重量%、以下同
様)の樹脂分を含有するものを使用するのが好ましい。
本発明における主剤エマルジョンの■成分である粘着付
与樹脂エマルジョンとしては、下記の群(工〜■)から
選ばれる1種もしくは2種以上のエマルジョンが用いら
れる。
■6石油系炭化水素樹脂:例えば合成ポリテルペン樹脂
(日本ゼオン社製商品名「フィントン」)、脂肪族系炭
化水素樹脂、脂肪族系環状炭化水素樹脂、芳香族系炭化
水素樹脂、オレフィン系不飽和炭化水素樹脂、イソプレ
ン系樹脂(三井石油化学社製商品名「ベトロジン」、「
ハイレツッ」、エッソ石油社製商品名「エスコレツッ」
)等。
■、ラフエノール樹脂、例えばp−t−ブチルフェノー
ル・アセチレン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹
脂(荒用林産化学工業社製商品名「タマノル」)、テル
ペン・フェノール樹脂(安原油脂工業社製商品名1’−
YSポリスター」)等。
■、テルペン樹脂。
■、ロジン誘導体、例えばロジンのペンタエリスリトー
ル・エステル、ロジンのグリセロール・エステル(播磨
化成社製商品名「ハリニスター」)、水素添加ロジン等
■、クマロン樹脂。
■1クマロン・インデン樹脂。
この中で、特に石油系炭化水素樹脂およびロジン誘導体
が好ましい。
かかる粘着付与樹脂は水性エマルジョン形態で使用に供
する。エマルジョンとするには、先ず該樹脂を水不溶性
有機溶剤(例えばトルエン、キシレン、ベンゼン、シク
ロヘキサン、四塩化炭素など)で比較的高濃度(好まし
くは50呪以上)に希釈溶解して樹脂溶液どする。一方
、適当な乳化剤、例えば第1乃至第3級アルキルアミノ
の塩類(ラウリルアミノ塩酸塩、ジラウリルアミノ塩酸
塩、ラウリルジメチルアミノ塩酸塩など)、アルカノー
ルアミノ塩類(エタノールアミノ塩酸塩など)、ポリエ
チレンポリアミノ塩類(エチレンジアミノ塩酸塩、ジエ
チレントリアミノ塩酸塩など)、4級アンモニウム塩類
(アルキルトリメチルアンモニウム塩酸塩など)、カチ
オン系界面活性剤(モルホリン、グアニジン、ヒドラジ
ン、N eN−ジエチルエチレンジアミノ、アミノエチ
ルエタノールアミノの塩類など)、カルボン酸塩型ノニ
オン系界面活性剤(ラウリルアミノプロピオン酸メチル
塩酸塩、ラウリルジメチルベタインなど)、ノニオン系
界面活性剤(硫酸エステル塩型、スルホン酸塩型、リン
酸エステル塩型など)の1種または2種以上、および必
要に応じて保護コロイド(部分ケン化ポリビニルアルコ
ール、カゼイン、ニカワなど)を水に溶解せしめた水溶
液(通常濃度0.1〜5%)を高速攪拌下上記樹脂溶液
に徐々に滴下する溶液乳化法で相反転乳化し、次いで要
すれば系中の有機溶剤を除去すればよい。また、粘着付
与樹脂の乳化の別法として、これを融点以上に加熱溶融
せしめ、これに80℃以上に加熱した上記乳化剤水溶液
を滴下しなから乳化する熱溶融乳化法が採用されてよい
◇通常1固形分30〜50%の水性エマルジョンで使用
に供する。
この粘着付与樹脂エマルジョンの配合量は固形分換算で
、上記■成分エマルジョン100部(重量部、以下同様
)に対して5〜200部、好ましくは10〜100部の
範囲で選定すればよい。5部未満であると、所望の接着
力が発現しに<<、また200部を越えると、粘着力が
低下し、初期接着力が発現しにくくなる。
本発明における主剤エマルジョンの■成分であるエポキ
シ樹脂エマルジョンとしては、(1)多価フェノールま
たは多価フェノールのアルキレンオキシド付加物のポリ
グリシジルエーテル(例えばビスフェノールA型ジグリ
シジルエーテル、ビスフェノールA型エチレンオキシド
および/またはプロピレンオキシド付加物、のジグリシ
ジルエーテル)、+21多価フェノールまたは該多価フ
ェノールのアルキレンオキシド付加物の水添生成物のポ
リグリシジルエーテル(例えば水添ビスフェノールA型
ポリグリシジルエーテル)、+31脂肪族ポリアルコー
ルのポリグリシジルエーテル(例えばグリセリントリグ
リシジルエーテル、1.6−ヘキサンシオールジグリシ
ジルエーテル、ヒマシ油のジグリ、 シジルエーテル)
、(4)式: の化合物などの含珪素化合物のジグリシジルエーテルベ
(5)式: の化合物などのアミノまたはアミドのポリグリシジル化
合物、(6)後記のエポキシ樹脂変性ポリブタジェン樹
脂、および(7)式: チル、即ち、コハク酸ジグリシジルエステル(n;2)
、アジピン酸ジクリシジルエステル(n=4)、フタル
酸ジグリシジルエステル、イソフタル酸ジグリシジルエ
ステル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステルの
エマルジョンが挙げられ、これらの群から選ばれる1種
もしくは2種以上を使用に供することができる。特に好
ましいエポキシ樹脂エマルジョンは、水添ビスフェノー
ルA型ジグリシジルエーテル、脂肪族ポリアルコールジ
グリシジルエーテル、エポキシ樹脂変性ポリブタジェン
樹脂のエマルジョンである。なお、この■成分も上記■
成分と同様なエマルジョン化処理によって水性エマルジ
ョン形態とすることができる。
上記エポキシ樹脂変性ポリブタジェン樹脂は2個以上の
末端エポキシ基を有し、末端にカルボキシル基を有する
ポリブタジェンホモポリマーおよび/またはコポリマー
(以下、ポリブタジェンポリマーと称す)とエポキシ樹
脂とを反応させることにより得られる。かかる反応は、
通常両者をカルボキシル基1当量に対しエポキシ基2.
0〜20当量となるように配合し、反応触媒(例えば2
−エチルイミダゾール、臭化テトラエチルアンモニウム
、ベンジルジメチルアミノ、トリエチレンジアミノ、ジ
エチルアミノおよびブチルアミノの1種または2種以上
をエポキシ基に対して0.01〜5モル%添加)の存在
下、130〜190℃の温度で2〜5時間時間攪拌口て
実施する。
上記ポリブタジェンポリマーの具体例としては、日本曹
達社製商品名[N15so PB −G −1000J
 。
「同PB−G−2000J汀同PB−(1,−3000
J、アーコ社製商品名[Po1y−BD J等、更に末
端カルボキシル基を有しないポリブタジェンホモポリマ
ーまたはコポリマーに無水マレイン酸を付加したものが
挙げられる。また、上記エポキシ樹脂としては通常のも
のが使用されてよく、例えばビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(シェル化学社製商品名[二ピコ−)$827 
J 、r同#828J、r同#834J、r同$836
J、r同#1001J 、 r同#1004」、「同$
1007J、チバガイギ二社製商品名「アラルダイトC
Y252 J 、r同CY250J、「同GY260 
J 、 r同GY280 J 、 r同GY5Q71J
、r同GY6084Jなど)、更にノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールA側鎖型ジグリシジルエーテル
樹脂(旭電化工業社製商品名「アデカレジンEP400
0J) 、ウレタン変性エポキシ樹脂、脂環型エポキシ
樹脂、レゾルシンジグリシジルエーテルエポキシ樹脂、
グリシジルエステル型エポキシ樹脂、P−オキシ安息香
酸ジグリシジルエーテルエポキシ樹脂、臭素化ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、グリシジルアミノエポキシ樹
脂等が挙げられる。
かかるエポキシ樹脂変性ポリブタジェン樹脂の具体例と
しては、1.2−ポリブタジェンとビスフェノールAジ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂で を反応したもの、一般式: %式%) で示されるものが挙げられる。
かかるエポキシ樹脂エマルジョン(■成分)の配合量は
固形分換算で、上記■成分エマルジョン100部に対し
て0.5〜100部、好ましくは1〜50部の範囲で選
定すればよい。0.5部未満であると、初期接着力が得
られに<<、また100部を越えると、凝集力が低下し
、耐熱性が発現しにくい傾向1こある。
本発明における主剤エマルジョンは、上記■〜■成分を
所定割合で配合し、更に必要に応じて通常の各種成分を
配合することにより調製される。
上記通常の配合成分としては、例えば、非イオン系増粘
剤(例えば、デンプン、グアーガム、ローカストビーン
ガム、ゼラチン、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオ
キサイド、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース等)、カチオン系増粘剤(例えば、水
溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポリジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、キトサン等)、充填剤(例えば、炭
酸カルシウム、ケイ酸、ケイ酸塩、クレー、タルク、ア
スベスト等)、可塑剤(例えば、高級アルコール、クリ
コール、フタル酸エステル等)、チタン白その他の染顔
料のような着色剤、有機溶剤、防腐剤、酸化防止剤、防
錆剤、粘度安定化剤、消泡剤、付香剤などを添加するこ
とができる。
本発明において硬化剤として、第1級、第2級アミノ基
を有する化合物、たとえばポリエチレンイミンおよびそ
のアダクト、ポリアミドポリアミノ、イミダゾール、あ
るいはアミノ樹脂が挙げられるが、特に望ましいものと
してポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミノが使用
される。特に、その反応性、作業性および粘度等の関係
から分子量250〜10000の範囲のものが好ましい
。通常、硬化剤は011%以上の水溶液で用いられるが
、希釈せずにそのまま用いてもよい。なお、他の硬化剤
として知られているポリスルフィド樹脂やフェノール、
アルキルフェノールなどのフェノール類とホルマリンの
縮合物も適宜併用してもよ(、更に必要に応じて上述の
増粘剤、着色剤、有機溶剤の他に触媒として金属水酸化
物およびセスキ炭酸ナトリウムを添加してもよい。
本発明lこ係る二液型接着剤は使用lこ際し、一方の主
剤エマルジョンに対し硬化剤である第1級。
第2級アミノ基を有する化合物またはその水溶液を混合
して調製されるが、二頭ガンを使用し、被接合面への同
時スプレーにより塗付と同時に混合されるようにしても
よい。作業性の面から言えば、主剤エマルジョン固形分
100部に対し第1級。
第2級アミノ基を有する化合物50〜0.1部、好まし
くは20〜0,02部の割合で混合して使用するのが好
ましい。
以上の構成から成る本発明の二液型接着剤は主として、
自動車内装材、例えば、ドア、ピラー等のインサイドト
リム類、インストルメントパネル、成形天井、コンソー
ルボックス等を製造するに適する。すなわち、上記自動
車内装材はプレス成型または射出成型により成形されて
なる複雑な形状の成形芯材に柔軟性材料、シートからな
る表皮材を水性タイプの本発明接着剤を使用し、真空成
形機またはプレス成形機により圧着させて作製される。
上記成形板は合成樹脂製であって、例えばABS1ポリ
プロピレン、ポリエチレン、樹脂金Wハードボード等か
ら製造される。一方、柔軟性材料シートとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、軟質塩化ビ
ニル等の合成樹脂製フオーム材および/またはそれらに
表皮層としてポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の合成皮
革またはシートを積層したもの、または各種天然あるい
は合成繊維よりなる不織布、樹脂含浸フェルトなどが挙
げられる。
本発明接着剤を用いて、柔軟性材料シートを成形板に接
着するに当っては、まず成形板上に本発明接着剤を塗布
して加熱乾燥するが、該接着剤層が硬化しすぎて活性が
失なわれないように140’CI2を下杆tしくは10
0℃以下で乾燥させるのがよい。
一方、柔軟性材料シートは上記成形板の接着剤層に接合
させるに当って、その表面を予じめ加熱するのが好まし
い。
柔軟性材料シートと成形板は接合後真空成形機またはプ
レスにより圧締されるが、作業性の点から10〜180
秒が適当である。その後、後架橋処理を施す必要がある
が、90℃以上の温度が好ましく、加熱時間は数分以内
で充分である。
以下、本発明を実施例にもとずき、さらに詳細に説明す
る。
製造例1〜17(@、■成分の水性エマルジョン調製) 表1に示す粘着付与樹脂(石油系炭化水素樹脂、ロジン
誘導体)とエポキシ樹脂(ポリグリコール系エポキシ樹
脂、水添ビスフェノールA型ポリグリシジルエーテル、
エポキシ樹脂変性ポリブタジェン樹脂)をトルエンに5
0重量%濃度となるように溶解する。一方、上記樹脂ト
ルエン溶液に対し、ホモミキサーで高速攪拌下表1の乳
化剤水溶液を30分間にわたって徐々に適下する反転法
で乳化せしめ、水性エマルジョンを調製する。なお、エ
マルジョンの成分濃度(部数)と粘度を表1に示す。ま
た、製造例17は比較のための例である。
注■)[エスコレツツ1102J:エツソ化学社製商品
名、[ゼオンD−100J:日本ゼオン社製商品名、「
ハイレジン90」:東邦化学社製商品名。
■)「エステルガム11」:荒用化学社製商品名。
■)「DER−73・2J 、rDER−736Jは共
にダウケミカル社製商品名、rEP−506」:電電化
工業社製商品名、「エポリカR−63」、「エポリカR
−105」、rエポリカV −520Jは共に放鳥紡績
社製商品名。
■)[エピクロン750J:大日本インキ化学工業社製
商品名、rEP−4080J :電電化工業社製商品名
■) 「EPB−13J :日本曹達社製商品名。
■)三洋化成工業社製のポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル(EO付加モル数9.5)。
■)日本油脂社製のオクタデシルアミノ酢酸塩。
製造例 18〜23(硬化剤水溶液の調製)表2に示す
部数割合で、ポリエチレンイミン。
ポリアミド樹脂、ポリアミドポリアミノまたはイミダゾ
ールを水に攪拌下で溶解して、硬化剤水溶液を調製する
表2 注■)「エポ、ミーン5P−006J:日本触媒化学工
業社製商品名。
■)「ポリアミドL−45−3J:三洋化成工業社製商
品名。
[相])「アデカハードナーX−6225J 、 「ア
デカハードナーX −6303Jは共4ζζ電電化工業
製商品名。
■)[ポリトロンHR−1000J 、rポリトロンH
R−1100Jは共に旭化成工業社製商品名。
実施例1〜21 三級アミノ基含有アクリル酸エステル重合体エマルジョ
ン(ローム・アンド・ハース社製商品名「ブライマール
E−1126J、固形分60悌)100部に対し上記製
造例1〜16で調製した水性エマルジョン50部および
製造例18〜23で調製した硬化剤水溶液10部を表3
に示すように混合して本発明lこ係る二液型接着剤を調
製する。
該混合接着剤をABS樹脂板(100X200X 2 
mm )の−側にスプレーにて2.41を塗布し、80
℃×2分間で乾燥させる。一方、ポリエチレンフオーム
(商品名トーレペフ;東し社製、250 X 200 
X 4 m )の接着表面を140℃×5分間加熱処理
し、これを上記ABS樹脂の接着剤塗布面に貼り合せ、
プレスにて荷重2009/♂で10秒間圧締する。この
段階で80℃雰囲気中ポリエチレンフオームを下側にし
て水平に設定し、ポリエチレンフオームの一端に重り2
00グを1時間吊り下げたが、垂れ下りは生じなかった
。また、接着力を測定した所、3.sxy/inの強度
を示してポリエチレンフオームが材料破壊した。結果を
表3に示す。
比較例1 上記製造例17で調製した水性エマルジョン50部およ
び製造例19で調製した硬化剤水溶液10部を用いる以
外は、実施例と同様に処理する。
しかしなから80℃雰囲気中での落下試験では30分後
に落下してしまった。また接着強度を測定すると、1.
5に?/inの強度を示し、ポリエチレンフオーム側か
らの界面破壊を示した。結果を表3に示す。
注@)80℃中、25mX70+mの接着面積で200
7の荷重をかけて90°角となるように設定し、静置し
、1時間後の剥離長さを求める。
[相])25no巾のテストピースをオートクラフ1M
−5QQにて20℃、65%RH雰囲気下180゜角で
200mmのクロスヘッドスピードにて測定。
上記実施例1−21と比較例の試験結果を比較すると明
らかなように、本発明接着剤は従来のエマルジョン系二
液型接着剤に比し著しく初期接着力と耐熱性が大きいこ
とがわかる。また、本発明接着剤を用いれば、柔軟なプ
ラスチックフオーム等のシート材の圧締接着に好適なも
のであることが理解されよう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(i)下記成分(a)〜(c)からなる主剤エマル
    ジョン: (a)三級アミノ基を有するアクリル酸エステルまたは
    メタクリル酸エステルとエピハロヒドリンとの付加反応
    物を必須モノマーとする重合体または共重合体の水性エ
    マルジョン (b)石油系炭化水素樹脂、フェノール系樹脂、テルペ
    ン樹脂、ロジン誘導体、クマロン樹脂およびクマロンイ
    ンデン樹脂の群から選ばれる粘着付与樹脂エマルジョン (c)エポキシ樹脂エマルジョン (ii)硬化剤として第1級、第2級アミノ基を有する
    化合物から成ることを特徴とする二液型接着剤。 2、主剤エマルジョンにおいて、(a)成分と(b)成
    分と(c)成分の固形分配合割合は、(a)成分100
    重量部に対して(b)成分が5〜200重量部および(
    c)成分が0.5〜100重量部となるように選定され
    る前記第1項記載の二液型接着剤。 3、主剤エマルジョンと硬化剤の固形分配合割合は、主
    剤100重量部に対して硬化剤が0.02〜20重量部
    となるように選定される前記第1項記載の二液型接着剤
    。 4、該粘着付与樹脂エマルジョンが石油系炭化水素樹脂
    およびロジン誘導体から選ばれる1種もしくは2種以上
    のエマルジョンである前記第1項記載の二液型接着剤。 5、該エポキシ樹脂エマルジョンが多価フェノールのア
    ルキレンオキサイド付加物の水添ジグリシジルエーテル
    および脂肪族ポリアルコールのポリグリシジルエーテル
    から選ばれる1種もしくは2種以上のエマルジョンであ
    る前記第1項記載の二液型接着剤。
JP17434384A 1984-08-21 1984-08-21 二液型接着剤 Granted JPS6153378A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6356582A (ja) * 1986-08-26 1988-03-11 Nagoya Yuka Kk 自動車内装材の接着方法
JPS63126981A (ja) * 1986-11-11 1988-05-30 Nagoya Yuka Kk 自動車内装材の製造方法
JPH01201355A (ja) * 1988-02-04 1989-08-14 Nippon Steel Chem Co Ltd 樹脂乳化組成物および接着剤
WO1997030132A1 (fr) * 1996-02-16 1997-08-21 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Adhesif autocollant et thermosensible et feuille adhesive autocollante et thermosensible
CN104212391A (zh) * 2014-08-26 2014-12-17 安徽神舟飞船胶业有限公司 环氧树脂-丙烯酸酯共聚胶黏剂配方及其制备工艺

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