JPS6017400Y2 - 車輛用マスタシリンダへの油槽取付装置 - Google Patents

車輛用マスタシリンダへの油槽取付装置

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Publication number
JPS6017400Y2
JPS6017400Y2 JP1977032569U JP3256977U JPS6017400Y2 JP S6017400 Y2 JPS6017400 Y2 JP S6017400Y2 JP 1977032569 U JP1977032569 U JP 1977032569U JP 3256977 U JP3256977 U JP 3256977U JP S6017400 Y2 JPS6017400 Y2 JP S6017400Y2
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JP
Japan
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oil tank
cylinder
tank body
oil
outlet tube
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Expired
Application number
JP1977032569U
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English (en)
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JPS53127091U (ja
Inventor
雄三 山崎
Original Assignee
日信工業株式会社
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Publication date
Application filed by 日信工業株式会社 filed Critical 日信工業株式会社
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オートバイ等の車輌において油圧ブレーキを
作動するマスクシリンダに、その作動油を貯留する油槽
を取付ける装置に関する。
上記マスクシリンダとしてへ例えば特開昭51−899
73号公報に示されるように、マスクシリンダのシリン
ダ本体上面に配置される透光性合成樹脂製の油槽本体の
下面に油出口筒を突設し、この油出口筒を、シリンダ本
体上面に開口すると共にシリンダ本体内のシリンダ孔と
連通ずる受孔に環状シール部材を介して嵌合し、油槽本
体およびその開放上面を閉じる蓋板を、それら油槽本体
および蓋板を貫通する共通の取付ボルトによりシリンダ
本体に共締めしたものが従来公知であり、このものでは
、油槽本体を透視して内部の貯留油面を容易に確認でき
る上、油槽本体の軽量化を遠戚できる等の効果がある。
ところで上記従来のものでは給油等のために蓋板を開放
したときでも油槽本体がシリンダ本体より離脱しないよ
うに、上記油出口筒の底壁を貫通してシリンダ本体に螺
着される、前記共通の取付ボルトとは別個の専用ボルト
により、油槽本体をシリンダ本体に固定しているので、
該専用ボルトの特設によりそれだけ構造が複雑化すると
共に組付けが面倒になって、油槽本体およびその蓋板を
共通の取付ボルトによりシリンダ本体に共締めする意味
が失なわれてしまい、また上記油出口筒には上記専用ボ
ルトの受けとなるべき比較的広い面積の底壁を設けなけ
ればならないから、この底壁の分だけ油槽本体の有効容
積が減少し且つ重量が多くなるといった欠点がある。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、上記従来のもの
の欠点をすべて解消することのできる構造簡単な、車輛
用マスタシリンダへの油槽取付装置を提供することを目
的とする。
以下、図面により本考案をオートバイの油圧ブレーキ用
マスクシリンダに実施した場合について説明すると、1
はマスクシリンダを示し、それは従来普通のようにシリ
ンダ本体2と、その内部のシリンダ孔3に摺合する作動
ピストン4とよりなり、そのピストン4は、シリンダ本
体2に軸支されるブレーキレバー5により前進作動され
るとき、公知の作用によりシリンダ孔3前部の油室に、
それに連なる油圧ブレーキの作動油圧を発生することが
できる。
シリンダ本体2の上面中央部には後述する油槽本体10
の油出口筒13を嵌合する受孔6を開口し、この受孔6
は公知の戻し孔7および吸入孔8を介してシリンダ孔3
に連通される。
9は油槽であって、シリンダ本体2の上面に配置される
透光性合成樹脂製の油槽本体10と、その開放上面を閉
じる蓋板11とよりなり、それらの間には油槽本体10
内の貯留池を外気から隔離するダイヤフラム12が挾持
され、蓋板11にはダイヤフラム12の上面を大気に連
通ずる通気孔(図示せず)が設けられる。
油槽本体10の下面中央部には、下面が全部開放された
油出口筒13を一体に突設し、それはシリンダ本体2の
前記受孔6に嵌合されるもので、その嵌合を容易にする
ために油出口筒13の下端外周縁には面取り14を施す
油出口筒13および受孔6の嵌合面には相対向する環状
溝15,16をそれぞれ形成し、内側め環状溝15には
01Jング等の弾性環状シール部材17の内周部を、ま
た外側の環状溝16にはその外周部をそれぞれ係合する
このシール部材17は、油出口筒13を受孔6に嵌合す
るとき予め環状溝15に装着され、そして環状溝15内
に圧縮されつつ油出口筒13と共に受孔6内に挿入され
、両環状溝15゜16が合致したとき自己の復元力で膨
張してそれらに上記のように係合する。
而して、シール部材17は油出口筒13と受孔6間から
の油洩れを防止し得ることは勿論、その剪断抵抗力によ
り油出口筒13の受孔6からの離脱を防止する仮止め機
能をも有する。
油槽本体10および蓋板11にはそれぞれ周囲3個所に
互いに合致したボルト孔18.19を穿設し、各組のボ
ルト孔18,19に共通の取付ボルト20を挿通してそ
の先端を、シリンダ本体2上面に開口するねじ孔21に
螺合することにより、油槽本体10および蓋板11を共
締めする。
以上のように本考案によれば、マスクシリンダ1のシリ
ンダ本体2上面に配置される油槽本体10を透光性合成
樹脂により形成したので、油槽本体10を透視して内部
の貯留油液面を容易に確認することができる上、油槽本
体10自身の軽量化を遠戚することができる。
また上記油槽本体10とその蓋板11を、それらを貫通
する共通の取付ボルト20によりシリンダ本体2に共締
めするようにしたので、上述のように油槽本体10がシ
リンダ本体2と別個に形成されるも、その油槽本体10
とシリンダ本体2間の結合と、該油槽本体10とその蓋
板11間の結合とを、それらの共通の結合手段である上
記取付ボルト20の締付けにより一挙に行うことができ
、従って構造を簡素化すると共に組付性を大巾に向上さ
せることができる。
さらに前記油槽本体10の油出口筒13を、シリンダ本
体2上面に開口すると共にシリンダ孔3と連通する受孔
6に嵌合し、それらの嵌合面にそれぞれ形成した相対向
する環状溝15,16に弾性環状シール部材17の内、
外周部をそれぞれ係合して、そのシール部材17を介し
て油槽本体10をシリンダ本体2に仮止めしたので、給
油等のために蓋板11を開放すべく上記共通の取付ボル
ト20をシリンダ本体2より取外した場合において、油
槽本体10の油出口筒13がシリンダ本体2の受孔6か
ら離脱しようとしても、その際前記シール部材17が強
力な剪断抵抗を示してその油出口筒13を受孔6内に確
実に止め置くことができ、従って油槽本体10の離脱に
よる内部作動油の流出を防止することができる。
しかも油槽本体10とシリンダ本体2間の油漏れ防止に
使用される上記シール部材17が、油槽本体10に対す
る仮止め手段に兼用されているから、油槽本体10の離
脱防止のために前記従来装置に設けられていた専用ボル
トを省略するとかでき、その結果、装置の構造を簡素化
できるこことは勿論、前記油出口筒13の底面を全部開
放することができ、前記従来装置のように油出口筒にボ
ルトの受けとなるべき比較的広い面積の底壁を設けなけ
ればならないものに比べて、その底壁の分だけ油槽本体
10の有効容積を広くとることができ且つその重量を軽
減することができるから、油槽本体10の軽量、コンパ
クト化に寄与し得る。
しかもまた油槽本体10を仮止めするに際しては前記環
状溝15.16の一方にシール部材17を嵌着した状態
で油出口筒13を受孔6内に単に押込むだけでよいから
、前記従来装置のように油槽本体離脱防止のために専用
ボルトを使用するものに比べ作業が簡便で能率が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を備えたオートバイ用マスタシリン
ダの平面図、第2図はその縦断側面図である。 1・・・・・・マスクシリンダ、2・・・・・・シリン
ダ本体、3・・・・・・シリンダ孔、6・・・・・・受
孔、9・・・・・・油槽、10・・・・・・油槽本体、
11・・・・・・蓋板、13・・・・・・油出口筒、1
5.16・・・・・・環状溝、17・・・・・・弾性環
状シー/L’i材、20・・・・・・取付ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスクシリンダ1のシリンダ本体2上面に配置される透
    光性合成樹脂製の油槽本体10の下面に、下面が開放さ
    れた油出口筒13を突設し、この油出口筒13を、シリ
    ンダ本体2上面に開口すると共にシリンダ本体2内のシ
    リンダ孔3と連通する受孔6に嵌合し、これら油出口筒
    13および受孔6の嵌合面にそれぞれ形成した相対向す
    る環状415.16に弾性環状シール部材17の内、外
    周部をそれぞれ係合して、そのシール部材17を介して
    油槽本体10をシリンダ本体2に仮止めし、さらに前記
    油槽本体10およびその開放上面を閉じる蓋板11を、
    それら油槽本体10および蓋板11を貫通する共通の取
    付ボルト20によりシリンダ本体2に共締めしてなる、
    車輌用マスクシリンダへの油槽取付装置。
JP1977032569U 1977-03-17 1977-03-17 車輛用マスタシリンダへの油槽取付装置 Expired JPS6017400Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977032569U JPS6017400Y2 (ja) 1977-03-17 1977-03-17 車輛用マスタシリンダへの油槽取付装置

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JP1977032569U JPS6017400Y2 (ja) 1977-03-17 1977-03-17 車輛用マスタシリンダへの油槽取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53127091U JPS53127091U (ja) 1978-10-09
JPS6017400Y2 true JPS6017400Y2 (ja) 1985-05-28

Family

ID=28886311

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977032569U Expired JPS6017400Y2 (ja) 1977-03-17 1977-03-17 車輛用マスタシリンダへの油槽取付装置

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JP (1) JPS6017400Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217904A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 日信工業株式会社 リザーバ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018216Y2 (ja) * 1971-04-01 1975-06-04

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JP2015217904A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 日信工業株式会社 リザーバ

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JPS53127091U (ja) 1978-10-09

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