JPH0314581Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0314581Y2 JPH0314581Y2 JP17259885U JP17259885U JPH0314581Y2 JP H0314581 Y2 JPH0314581 Y2 JP H0314581Y2 JP 17259885 U JP17259885 U JP 17259885U JP 17259885 U JP17259885 U JP 17259885U JP H0314581 Y2 JPH0314581 Y2 JP H0314581Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- master cylinder
- clutch
- communication port
- vibration isolator
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 3
- 101100441413 Caenorhabditis elegans cup-15 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、クラツチマスタシリンダに関する
ものである。
ものである。
(従来の技術)
自動車のパワープラントの振動等に基いてクラ
ツチペダルが振動したり、クラツチ操作時に異音
が生じるという現象は、よく知られるところであ
る。これは、パワープラントの振動等がクラツチ
の油圧系を通して伝達されるからである。したが
つて、上記の問題点を解決する一手段として、従
来では、クラツチの油圧配管系の所定位置(例え
ば、クラツチマスタシリンダとレリーズシリンダ
との間)にクラツチアキユームレータを組込むこ
とがあつた。
ツチペダルが振動したり、クラツチ操作時に異音
が生じるという現象は、よく知られるところであ
る。これは、パワープラントの振動等がクラツチ
の油圧系を通して伝達されるからである。したが
つて、上記の問題点を解決する一手段として、従
来では、クラツチの油圧配管系の所定位置(例え
ば、クラツチマスタシリンダとレリーズシリンダ
との間)にクラツチアキユームレータを組込むこ
とがあつた。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、以下のような問題点がある。
(1) アキユームレータ本体にエアが混入した場合
に、その抜取りが面倒である。
に、その抜取りが面倒である。
(2) アキユームレータを組込む関係上、組込み位
置でクラツチ油圧配管が2分割されるため、構
造の複雑化を招く。また、組付け用ブラケツト
を要する等、コスト的にも問題がある。
置でクラツチ油圧配管が2分割されるため、構
造の複雑化を招く。また、組付け用ブラケツト
を要する等、コスト的にも問題がある。
この考案は、こういつた問題点に鑑み、構成の
簡素化とユアー抜きの容易化を目的とする。
簡素化とユアー抜きの容易化を目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するために、本考案はクラツ
チマスタシリンダのシリンダボデイの下部には、
油圧の脈動を吸収するための防振部を一体に付設
し、かつ防振部の内部とクラツチマスタシリンダ
内の油圧室とを連絡口を介して連通するととも
に、この連絡口における防振部側の周縁部を上向
きのテーパー面とすることとしたのである。
チマスタシリンダのシリンダボデイの下部には、
油圧の脈動を吸収するための防振部を一体に付設
し、かつ防振部の内部とクラツチマスタシリンダ
内の油圧室とを連絡口を介して連通するととも
に、この連絡口における防振部側の周縁部を上向
きのテーパー面とすることとしたのである。
(作用)
したがつて、本考案は防振部をマスタシリンダ
に一体に形成することで、構成の簡素化を図るも
のである。また、連絡口を防振部の上方に設け、
さらにその穴縁をテーパー面としたことにより、
防振部にエアーが混入した場合でも、エアーは連
絡口へ確実に導かれるため、マスタシリンダの油
圧室を通して簡単に抜き取ることができる。
に一体に形成することで、構成の簡素化を図るも
のである。また、連絡口を防振部の上方に設け、
さらにその穴縁をテーパー面としたことにより、
防振部にエアーが混入した場合でも、エアーは連
絡口へ確実に導かれるため、マスタシリンダの油
圧室を通して簡単に抜き取ることができる。
(実施例)
以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
がつて詳細に説明する。
図面において1はクラツチマスタシリンダのシ
リンダボデイであり、ここには図示しないクラツ
チペダルに連結されたプツシユロツド2にて図面
の左右方向へ摺動する第1ピストン3が組込まれ
ている。このピストン3の油圧室4側の端面から
は軸方向に沿つて所定深さの挿通孔5が穿孔され
ており、ここへはリザーバタンク6からの給油ポ
ート7を閉塞するためのインレツトバルブ8のバ
ルブロツド8a側が抜け止め部材9を介したもと
でスライド可能に挿通されている。また、インレ
ツトバルブ8のバルブヘツド8b側は有底筒状の
バルブサポート10へスライド可能に貫通されて
おり、かつ同バルブヘツド8bには前記給油ポー
ト7を密封するためのシール部材11が冠着され
ている。
リンダボデイであり、ここには図示しないクラツ
チペダルに連結されたプツシユロツド2にて図面
の左右方向へ摺動する第1ピストン3が組込まれ
ている。このピストン3の油圧室4側の端面から
は軸方向に沿つて所定深さの挿通孔5が穿孔され
ており、ここへはリザーバタンク6からの給油ポ
ート7を閉塞するためのインレツトバルブ8のバ
ルブロツド8a側が抜け止め部材9を介したもと
でスライド可能に挿通されている。また、インレ
ツトバルブ8のバルブヘツド8b側は有底筒状の
バルブサポート10へスライド可能に貫通されて
おり、かつ同バルブヘツド8bには前記給油ポー
ト7を密封するためのシール部材11が冠着され
ている。
バルブサポート10と第1ピストン3との間に
はリターンスプリング12が介在されていて、バ
ルブサポート10を図示左方へ付勢している。ま
た、バルブヘツド8bとの間には第1コニカルス
プリング13が介在されて、インレツトバルブ8
全体を図示左方へ付勢している。但し、リターン
スプリング12のばね力は第1コニカルスプリン
グ13のばね力よりも充分に大きく設定されてい
る。また、図示はしないが、油圧室4にはレリー
ズ系配管を通じてクラツチレリーズシリンダに連
通するポートが開口している。
はリターンスプリング12が介在されていて、バ
ルブサポート10を図示左方へ付勢している。ま
た、バルブヘツド8bとの間には第1コニカルス
プリング13が介在されて、インレツトバルブ8
全体を図示左方へ付勢している。但し、リターン
スプリング12のばね力は第1コニカルスプリン
グ13のばね力よりも充分に大きく設定されてい
る。また、図示はしないが、油圧室4にはレリー
ズ系配管を通じてクラツチレリーズシリンダに連
通するポートが開口している。
さて、バルブサポート10と第1ピストン3と
の間であつて、シリンダボデイ1の真下位置に
は、油圧の脈動を吸収するための防振部Aが設け
られている。すなわち、防振部Aのケーシング1
4は下方へ開口する円筒状に形成されるととも
に、シリンダボデイ1の外壁から下向きにかつ一
体に形成されている。また、このケーシング14
の内部にはピストンカツプ15が嵌着された第2
ピストン16がスライド可能に組込まれている。
また、この第2ピストン16はシリンダボデイ1
との間に介在された第2コニカルスプリング17
にて図示下方へ付勢されている。一方、ケーシン
グ14における第2ピストン16の下部開口側に
は、弾性材17がプレート18,19により上下
から挟み付けられた状態で、ボルト20等を介し
て締着されている。なお、防振部Aにおいて弾性
材17に対する収納空間21には、弾性材17の
圧縮変形を許容するための充分なスペースが確保
されている。
の間であつて、シリンダボデイ1の真下位置に
は、油圧の脈動を吸収するための防振部Aが設け
られている。すなわち、防振部Aのケーシング1
4は下方へ開口する円筒状に形成されるととも
に、シリンダボデイ1の外壁から下向きにかつ一
体に形成されている。また、このケーシング14
の内部にはピストンカツプ15が嵌着された第2
ピストン16がスライド可能に組込まれている。
また、この第2ピストン16はシリンダボデイ1
との間に介在された第2コニカルスプリング17
にて図示下方へ付勢されている。一方、ケーシン
グ14における第2ピストン16の下部開口側に
は、弾性材17がプレート18,19により上下
から挟み付けられた状態で、ボルト20等を介し
て締着されている。なお、防振部Aにおいて弾性
材17に対する収納空間21には、弾性材17の
圧縮変形を許容するための充分なスペースが確保
されている。
ところで、防振部Aの上面には油圧の連絡口2
2が開口しており、防振部Aと油圧室4とを連通
させている。また、この連絡口22における防振
部A側の周縁には、上向きのテーパー面23が形
成されている。これは、防振部A内に混入したエ
アーを連絡口22に集めやすくするためである。
2が開口しており、防振部Aと油圧室4とを連通
させている。また、この連絡口22における防振
部A側の周縁には、上向きのテーパー面23が形
成されている。これは、防振部A内に混入したエ
アーを連絡口22に集めやすくするためである。
引き続き、上記のように形成された本例の作用
と効果を具体的に説明する。
と効果を具体的に説明する。
パワープラントの振動が圧油に伝えられると、
第1ピストン3を経て最終的にクラツチペダルに
伝達される。ところが、こういつた場合、油圧室
4内の油圧脈動を、防振部Aにおける弾性材17
がプレート18を介して受承し、弾性材17を収
納空間21内で弾性変形させることで、油圧脈動
を可及的に吸収することができる。こうして、パ
ワープラントの振動がクラツチペダルに伝えられ
るのが抑制され、クラツチペダル上に発生する振
動およびこれに付随する異音を低減させることが
できるわけである。また、一般的にこういつた防
振機構は、マスタシリンダに近いほどその効果が
大きいが、この意味からすれば、本例のようにマ
スタシリンダに一体に組込んだものでは、構成の
簡素化の効果に加えて防振・防音対策の上からも
きわめて有効と言える。
第1ピストン3を経て最終的にクラツチペダルに
伝達される。ところが、こういつた場合、油圧室
4内の油圧脈動を、防振部Aにおける弾性材17
がプレート18を介して受承し、弾性材17を収
納空間21内で弾性変形させることで、油圧脈動
を可及的に吸収することができる。こうして、パ
ワープラントの振動がクラツチペダルに伝えられ
るのが抑制され、クラツチペダル上に発生する振
動およびこれに付随する異音を低減させることが
できるわけである。また、一般的にこういつた防
振機構は、マスタシリンダに近いほどその効果が
大きいが、この意味からすれば、本例のようにマ
スタシリンダに一体に組込んだものでは、構成の
簡素化の効果に加えて防振・防音対策の上からも
きわめて有効と言える。
さらに、防振部Aがマスタシリンダの真下位置
に設けられ、かつ連絡口22の周縁が上向きのテ
ーパー面23とされていることから、防振部A内
に混入したエアーは浮力によつて上昇し、ここに
確実に集められる。そして、油圧室4へ導かれた
もとで、適当なエアー抜き治具等によつてリザー
バタンク6から容易に抜き取られる。
に設けられ、かつ連絡口22の周縁が上向きのテ
ーパー面23とされていることから、防振部A内
に混入したエアーは浮力によつて上昇し、ここに
確実に集められる。そして、油圧室4へ導かれた
もとで、適当なエアー抜き治具等によつてリザー
バタンク6から容易に抜き取られる。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、防振部
をマスタシリンダに一体に形成することで、構成
の簡素化を図ることができる。また、連絡口を防
振部の上方に設け、さらにその穴縁をテーパー面
としたことにより、防振部にエアーが混入した場
合でも、エアーを連絡口へ確実に導いてこれを簡
単に抜き取ることができる。したがつて、防振部
におけるエアーを抜き残しなく、確実かつ容易に
排出することができる。
をマスタシリンダに一体に形成することで、構成
の簡素化を図ることができる。また、連絡口を防
振部の上方に設け、さらにその穴縁をテーパー面
としたことにより、防振部にエアーが混入した場
合でも、エアーを連絡口へ確実に導いてこれを簡
単に抜き取ることができる。したがつて、防振部
におけるエアーを抜き残しなく、確実かつ容易に
排出することができる。
図面は、本例クラツチマスタシリンダの断面図
を示すものである。 1……クラツチマスタシリンダのシリンダボデ
イ、4……油圧室、17……弾性材、22……連
絡口、23……テーパー面、A……防振部。
を示すものである。 1……クラツチマスタシリンダのシリンダボデ
イ、4……油圧室、17……弾性材、22……連
絡口、23……テーパー面、A……防振部。
Claims (1)
- クラツチマスタシリンダのシリンダボデイの下
部には、油圧の脈動を吸収するための防振部を一
体に付設し、かつ防振部の内部とクラツチマスタ
シリンダ内の油圧室とを連絡口を介して連通する
とともに、この連絡口における防振部側の周縁部
を上向きのテーパー面としたことを特徴とするク
ラツチマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17259885U JPH0314581Y2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17259885U JPH0314581Y2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6280027U JPS6280027U (ja) | 1987-05-22 |
JPH0314581Y2 true JPH0314581Y2 (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=31109281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17259885U Expired JPH0314581Y2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314581Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP17259885U patent/JPH0314581Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6280027U (ja) | 1987-05-22 |
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