JPS6017170A - 難燃性・撥水性合成繊維 - Google Patents

難燃性・撥水性合成繊維

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JPS6017170A
JPS6017170A JP12483983A JP12483983A JPS6017170A JP S6017170 A JPS6017170 A JP S6017170A JP 12483983 A JP12483983 A JP 12483983A JP 12483983 A JP12483983 A JP 12483983A JP S6017170 A JPS6017170 A JP S6017170A
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JP
Japan
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water repellent
flame
water
synthetic fiber
retardant
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JP12483983A
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English (en)
Inventor
細意 義則
達山 俊六
小阪 義一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は難燃性および撥水性の優れた合成繊維に関する
(従来技術とその問題点) 従来、衣料やインテリア材料に適用される布帛の撥水処
理に関しては多くの知見があり、繊維に対して撥水効果
の高いパラフィン系化合物、含弗素化合物、シリコン系
化合物、アルキル尿素系化合物、脂肪酸アミド系化合物
などを主成分とする化合物が付与されることにより、撥
水性の改善された繊維製品の製造が可能にされた。しか
し、どれらΩ撥水剤を難燃性合成繊維に付与した場合。
難燃性を著しく低下させることが一般の通念であり、難
燃性に加えて撥水性の要求される分野には合成繊維から
なる製品が進出できなかった。近年。
火災事故による被害の増大に伴ないホテル、旅館。
学校や病院など公共の建物に使用されるカーテンや敷物
類は消防法で防炎規制4されているし、さらに家具調度
類に対しても防炎規制の機運が高まりつつある。かかる
用途に対しては難燃性が優れているだけでは満足されず
、撥水性や撥油性などの機能性を兼ね備えた製品が要求
されているのが実状である。特にホテルで使用されるシ
ャワーカーテンや敷物類には難燃性および撥水性が強く
望1れている。可融性合成繊維の難燃化は着炎した繊維
が熱で融解して垂れ下がシ燃焼を持続させないドリップ
効果によるものであシ、従来の撥水加工を適用した場合
には難燃性を阻害するという欠点がある。一方、特開昭
55−163270号にはナイロン製品を熱硬化型樹脂
で加工する方法が記載されているが、かかる熱硬化型樹
脂を表面付着させる方法では消防法に合格しうる高度な
難燃性を得ることができない。
(発明の目的) 本発明者らは、かかる従来技術の撥水剤処理に起因する
難燃性低下の原因を究明し、難燃性を阻害させないで撥
水性付与する処理方法に関し、鋭意検討の結果、特定の
融解流動開始温度を有する撥水剤が、かかる目的を達成
し得ることを究明し本発明に到達した。
すなわち1本発明によれば従来不可能とされてきた可融
性を有する難燃性合成繊維に対し撥水性の付与か可能に
された。難燃性を低下させないばかりでなく、撥水性に
起因する親水性の汚れを付着させ安い防汚効果をももた
らしだ。本発明の非炭化分解性撥水剤を用いて処理する
ことにより可融性を有する難燃性合成繊維は熱論のこと
炭化分解性繊維たとえば木綿、ウールなどに適用されて
も好ましく適応される。
(発明の構成) 可融性を有する難燃性合成繊維に、融解流動開始温度が
該難燃性合成繊維の融点以下である非炭化分解性撥水剤
が付与されていることを特徴とする難燃性・撥水性合成
繊維。
(発明の作用機構) 本発明でいう可融性を有する難燃性合成繊維とは合成繊
維の製造段階で難燃性化合物たとえば含リン、含ノ・ロ
ゲン化合物を共重合まだは混合し。
溶融紡糸された原糸難燃性合成繊維あるいは溶融紡糸に
より製造された合成繊維を含リン、含ハロゲン、含アン
チモンなどの難燃性化合物が付与された後加工難燃性合
成繊維をあげることができる。
可融性を有する合成繊維としてポリエステル系繊維、ポ
リアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維を例示すること
ができ、特にポリエステル系繊維に対して極めて有効で
あシ、かかるポリエステルとしてはポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、あるいはこれ
にイソフタル酸。
イソフタル酸ソジウムスルポネート、ポリオキシベンゾ
エートなどを共重合したコポリマなどがあり、ポリアミ
ド系繊維にはナイロン4. 6. 66などをあげるこ
とができる。可融性合成繊維と非町融性繊維との組合せ
1例えば、ポリエステルと綿の混合物も含まれる。
撥水剤の融解流動開始温度とは撥水剤を構成する化合物
が熱により融解し流動性を発現する温度を示す。すなわ
ち融解流動開始温度は下記の方法により測定される。
撥水剤中の水分を105℃で蒸発乾固した残査を試料と
し、微量(約0[15〜D、1g)採取する。融点測定
機を用いて、試料が液状に融解を開始する温度を、該撥
水剤の融解流動開始温度とする。
撥水剤の融解流動開始温度は可融性を有する難燃性合成
繊維の融点以下であることが好ましい。
撥水剤の融解流動開始温度が可融性を有する難燃性合成
繊維の融点より高い場合には難燃性を著しく阻害する。
撥水剤の融解流動開始温度は60〜200’aが好寸し
く、特に好ましくは可融性を有する合成繊維の融点より
も60〜100°C低いものが好ましい。いずれにして
も撥水剤の融解流動開始温度が可融性を有する難燃性合
成繊維の融点以下であれば難燃性と撥水性を共有する。
本発明でいう撥水剤とは」1記要件すなわち融解流動開
始温度のみを限定するものであって、撥水剤の組成には
規制を受けるものではないが、下記の撥水剤を例示する
ことができる。
パラフィンおよび (1) 一般式Rf’−X’ −A’ −C0NH−Y
’ −NHCO−A2−2(但し、 Rf+は炭素数4
〜16個のポリフルオロアルキル基であり、XlはR’
、 C0N(R2) Q+。
又は5o2N (R2) −Q’の1つであシ R1は
アルキレン基 R2は水素原子又は低級アルキル基 □
y+は二価の有機基であり AI及びA2は各々0.S
又はN(R5)から選ばれた1つであj)、R5は水素
原子又は低級アルキル基であI)、Y’は二価の有機基
であシ、zは非親水性の一価の有機基である)で表わさ
れるウレタン化合物工及び分岐ブチルメタクリ4レート
/メチルメタクリレート系共重合体からなる撥水剤。
(2) ウレタン外合物Iが水を主体とする媒体中に、
一般式Rf”−X2−A5Co“HH−Y2− NHC
O−W(但し、 Rf’は炭素数4〜16個のポリフル
オロアルキル基であり、X2はR’ 、CON (R)
−Qt又はSO□N 12) −Q、’の1つであり 
R+はアルキレン基 R2は水素原子又は低級アルキル
基 Qtは二価の有機基であり、A!′はo、s又はN
 (RS)の1つであり R3は水素原子又は低級アル
キル基であり Y2は二価の有機基であり、Wは親水基
である)で表わされる親水基含有ウレタン化合物11の
共存下に分散せしめられてなる撥水剤。
」−記ウレタン化合物I及びIIのRf+及びRf2は
各々炭素数4〜16個の直鎖状又は分岐状のポリフルオ
ロアルキル基であり1通常は末端部がパーフルオロアル
キル基であるものが使用されるが。
末端部に水素原子あるいは塩素原子を含むもの。
あるいはオキシパーフルオロアルキレン含有基なども使
用可能である。−1及びRf′の好ましい様態はパーフ
ルオロアルキレン基であり、炭素数6〜12個のものが
特に好ましい。Xl及びX2は各々アルキレン基、特に
炭素数1〜20個のものが好適である。AI 、 A2
及びA3は各々−〇−が好ましい。Yl及びy2、は二
価の有機基であり2通常は炭素数24個以下、特に6〜
15個のものが選定され、ウレタン分子を剛直化し耐久
性を向上させるという面から芳香環又は脂肪族環を少な
くとも1個含むものが好捷しく採用される。ウレタン化
合物■における2は非親水性の一価の有機基であシ、ア
ルキル基、アリール基、ヘテロ原子を含むもの、さらに
はX2.埒’などが例示可能であるが。
撥水、撥油の面からは炭素数1〜4個の低級アルキル基
が好捷しい。ウレタン化合物■におけるWは親水基であ
り、(CH2CH20)、R’ (但いmは1〜50の
整数 H4は水素原子又は炭素数1〜4個のアルキル基
を示す)などで代表されるノニオン性基、CCH2CC
H2CH20)、M (但し1Mは水素原子。
アルカリ金属、アンモニウム基の1つを示す)。
(CH2CH20) PO,M、CH2CH25C1,
M、CH2CH2C00Mなどのアニオン性基、さらに
はCH2CH2N”R’ R” E″’ X○(但[7
,R′、R“、R″はアルキル基、アリール基。
XはC1,Br、■、 0COCR,などを示す)など
のカチオン性基など種々なものが例示可能であるが。
ノニオン基たとえば(CH2CH20)2o−CH3な
どが好ましい。
ウレタン化合物Iとウレタン化合物aの共存割合は特に
限定されないが9515〜50150の範囲が好ましい
撥水処理は難燃性合成繊維に本発明の撥水剤を伺与する
ことにより可能にされる。付カ方法としては含浸、スプ
レー、浸漬、塗布などが適用され。
含浸法が好1しく用いられる。その後、乾燥し。
必要に応じて熱処理たとえば100〜200°Cの温度
で処理される。撥水剤の繊維への付着量は目的とする撥
水性の穆度により適宜決定されるが9通常は初期撥水性
が上限となる最少付着量が好′ましい。
tIL燃剤と撥水剤の共存する混合液を合成繊維に伺与
し、熱処理することによっても本発明の目的は達成され
る。
(発明の効果) 本発明は従来不可能とされてきた可融性合成繊維の難燃
性と撥水性を共有させたことに最大の特徴がある。
以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例中の難燃性はJ工S、L−1091のA−1法(
45°ミクロノく−ナ法)およびD法(45°コイル法
)で測定した。撥水性はJ工E+、、L1092で測定
した。
実施例1 目付12067m2のポリエステルタフタを難燃イヒす
るため、ヘキサブロモシクロドデカンを主成分とする難
燃剤(有効成分、41m1)を12%owf。
液流染色機の染浴中に添加し、1ろ[]°0x60分の
処理をした。水洗、乾燥後の難燃性をJ]:S 、 L
l 091のA−1法およびD法で確認した。次に融解
流動開始温度が62℃の撥水剤Aおよび124゛Cの撥
水剤Bを用いて有効成分05および2係の浴に含浸後、
ゴムロールで絞り(絞り率65係)。
160〜180°Cのテンターで30秒間熱処理した。
得られたポリエステルタフタの難燃性と撥水性を測定し
、第1表に示した。
撥水剤A マルレツクス114 (パラフィン系)〔モービル石油
(株)製〕 撥水剤B の14.4g(0,009モル)、脱イオン水の80g
 およびエチレングリコールモノメチルエーテルの2[
]gをI D O’aで30分間攪拌して作製した分散
液■とメチルメタアクリレートの50g(0,5モル)
、インブチルメタアクリレートの50g(0,35モル
)、乳化剤C,,H,50(CH,0M20)3oHの
5g、脱イオン水2’00g、アゾビスアミジン塩酸塩
を60°Cで10時間重合することによって得た分散液
(りの2対1の混合液。
比較例1 実施例1で作製した難燃性ポリエステルタフタに炭化タ
イプの撥水剤または融解流動開始温度がポリエステルの
融点よりも高い撥水剤を実施例1と同様に撥水処理を行
々い、その布帛の難燃性と撥水性を測定した。結果を第
2表に示す。
第1表および第2表から撥水剤の融解流動開始温度がポ
リエステルの融点以下であるものだけが難燃性と撥水性
を同時に有することがわかる。なお、撥水剤の布帛への
付着量は難燃性にはほとんど影響がなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 可融性を有する難燃性合成繊維に、融解流動開始温度が
    該難燃性合成繊維の融点以下である非炭化分解性撥水剤
    が付与されていることを特徴とする難燃性・撥水性合成
    繊維。
JP12483983A 1983-07-11 1983-07-11 難燃性・撥水性合成繊維 Pending JPS6017170A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61198298U (ja) * 1985-05-24 1986-12-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54106693A (en) * 1978-02-06 1979-08-21 Meisei Chemical Works Ltd Flame proofing and water repellent finish of synthetic fiber product

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