JPS6016767Y2 - 燃料加熱装置を有するデイ−ゼル機関 - Google Patents

燃料加熱装置を有するデイ−ゼル機関

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JPS6016767Y2
JPS6016767Y2 JP6596980U JP6596980U JPS6016767Y2 JP S6016767 Y2 JPS6016767 Y2 JP S6016767Y2 JP 6596980 U JP6596980 U JP 6596980U JP 6596980 U JP6596980 U JP 6596980U JP S6016767 Y2 JPS6016767 Y2 JP S6016767Y2
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JP
Japan
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fuel
oil
seawater
heating device
diesel engine
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JP6596980U
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JPS56165957U (ja
Inventor
正博 坂本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、低質燃料を予め加熱し、粘度を高め燃料系統
の閉塞防止等に役立たせようとするものである。
昨今、石油事情の悪化に伴いディーゼル機関は、増々低
質燃料の使用が余儀なくされるようになった。
たとえば、A重油およびA−C重油ブレンダーなどでブ
レンドした安価な低質のものが使用されている。
その結果、船費の約50〜60%となる船舶の燃料費が
節減できる。
かかる節減手段としては、前記ブレンド油としても、ま
た、低質油そのものにしても最良の噴射効果を得るため
に、必ず、燃料の加温設備を持っている。
加温の方法としては、漁船等では排気熱を利用するもの
が多く、大型船では一般に蒸発で加熱を行っている。
加熱の限度は約80〜90cが最高で、これ以上は実際
には種々の困難が伏在する。
一方、舶用機関は運転継続時間が長期にわたり、かつ、
その信頼性と耐久性が要求されることがきわめて大であ
るので、潤滑油を各部に必要にしてかつ充分注油するの
みならず、潤滑油温度も適度かつ、一定であることが必
要である。
例えば、クランク・ピン軸受あるいは主軸受にホワイト
メタル・ライニングを施したものは70℃を超すことは
好ましくない。
したがって、潤滑油クーラの能力は機関最大出力におい
て、冷却水の入口温度が25℃のとき潤滑油クーラの入
口の油温度が60℃〜65℃を超えない程度の容量を選
ぶ必要がある。
さて、本考案は、前記燃料の加温設備において、排気ガ
スが高温のため火災の問題を誘起したことに徹し、機関
冷却水の熱エネルギーを利用しようと試行錯誤した結果
、機関恒高温冷却システムに付設した、潤滑油温度にす
るための潤滑油クーラ用冷却水が、温度、流量とも、恒
常的であって、低質油加温に最適であることをつきとめ
、ここに以下の考案を提供するものである。
以下本考案の構成を実施例につき説明すれば、1は小形
舶用機関本体で、機関の冷却を清水冷却で行っている恒
高温冷却システムであり、清水クーラ2で清水を冷却し
く80℃→7’7’C)にし、清水ポンプ3を経て、再
び機関シリンダーへ送られる(A矢印)。
一方、海水(実測の場合30℃の海水)を海水ポンプ4
によって吸揚げ、清水クーラ2の冷媒として使用し、そ
の後、更に潤滑油クーラ5の冷媒として使用すると、こ
の海水が40℃前後に温められており、この海水を高流
動点燃料タンク6に放熱器11を介して流通させる。
該燃料タンク6には重質のA重油を収納すればよい。
一方、7は軽質A重油を収納した低流動点燃料タンクで
あるが、該燃料タンク7と前記燃料タンク6とを切換コ
ック8を介して連結し、切換コック8より油水分離器9
、燃料フィードポンプP1燃料フィルタ10を経て、燃
料噴射ポンプへと導いている。
なお、図中Tは調温弁、B矢は潤滑油波器よりの入口管
、C矢は潤滑油調整弁への出口管、D矢は各シリンダー
内潤滑油主管への出口管を示す。
以上要するに本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載
された構成を採択したので、以下の効果を奏する。
すなわち、本考案によれば、恒高温冷却システム、いわ
ゆる清水冷却システムと潤滑油クーラとの組合わされた
冷却システムにおける冷却用海水を、低質油タンクの放
熱器で放熱するので、低質油が高温化することなく、ま
た、恒高温冷却システムと、恒温を必要とする潤滑油ク
ーラとによって恒常的加熱された冷却用海水を利用する
ので、特に、長時間運転される舶用機関における低質油
の粘度も一定となり、燃料系統内の流量も一定化し、燃
料噴射状態を常に最良の状態に長時間保持できる。
しかも、機関始動時又は停止時には軽質油に、単に切換
えるだけ、軽質油用の燃料系統を特設することなく、構
造簡単とすることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案の実施例を示す。 1・・・・・・機関本体、6・・・・・・高流動点燃料
タンク、7・・・・・・低流動点燃料タンク、11・・
・・・・放熱器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軽質油タンクと重質油タンクとを併存させ、該重質油タ
    ンクに、恒高温冷却システムに用いる冷却用海水の廃熱
    を放熱する放熱器を内蔵し、これらタンクを切換弁を介
    して連結し、該切換弁の下流側に油水分離器、燃料フィ
    ードポンプおよび燃料フィルタ等を介在させて燃料噴射
    ポンプへ連結して燃料系統を形威し、前記放熱器には海
    水ポンプ、清水クーラ、潤滑油クーラを経由した冷却用
    海水の廃熱を放熱させるようにした多気筒舶用ディーゼ
    ル機関における燃料加熱装置。
JP6596980U 1980-05-13 1980-05-13 燃料加熱装置を有するデイ−ゼル機関 Expired JPS6016767Y2 (ja)

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JPS56165957U JPS56165957U (ja) 1981-12-09
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