JPH074300U - 吸入、吐出兼用の二重管を用いた燃料油加熱装置 - Google Patents

吸入、吐出兼用の二重管を用いた燃料油加熱装置

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JPH074300U
JPH074300U JP3841193U JP3841193U JPH074300U JP H074300 U JPH074300 U JP H074300U JP 3841193 U JP3841193 U JP 3841193U JP 3841193 U JP3841193 U JP 3841193U JP H074300 U JPH074300 U JP H074300U
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JP
Japan
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fuel oil
tank
fuel
discharge
heated
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JP3841193U
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一水 山本
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一水 山本
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料油の高謄に伴い省エネルギー対策の一環
として舶用機関等には低質燃料油（高粘度）の使用が増
えその低質燃料油移送のため使用中の燃料貯油タンク９
全体の燃料油を常時加熱しているため熱量の損失が大き
いが燃料油移送に必要な量の燃料油だけを加熱すれば最
小の熱量で移送が可能であり専用の加熱蒸気管も設ける
必要がない。 【構成】別置きタンクク（燃料油セツトリングタンク１
燃料サービスタンク２）で加熱した燃料油を吸入、吐出
兼用の二重管８内側の吐出管を通じて加熱燃料油移送ポ
ンプ１０で燃料貯油タンク９に直接還元して燃料油を加
熱する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は別置きタンク（燃料油セツトリングタンク１燃料油サービスタンク２ ）で加熱した燃料油を吸入、吐出兼用の二重管８内側の吐出管を通じて加熱燃料 油移送ポンプ１０で使用中の燃料貯油タンク９に還元して直接燃料油を加熱する ものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の船舶等の燃料貯油タンク９の加熱装置では図１に示すようにそれぞれの 燃料貯油タンク９に専用の加熱蒸気管６を設けて使用中の燃料貯油タンク９の燃 料油全量を加熱しているため加熱に要する熱量も多く、又一方において専用の加 熱蒸気管６は他の燃料貯油タンク９を貫通して設けているため加熱を必要としな い燃料貯油タンク９の燃料油も加熱するため不経済である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
図２に示すように船舶の二重底に設けた燃料貯油タンク９に別置きタンク（燃 料油セツトリングタンク１、燃料油サービスタンク２）で加熱した燃料油を加熱 燃料油移送ポンプ１０で吸入、吐出兼用の二重管８内側の吐出管を通じて吸入、 吐出兼用の二重管８外側の吸入管吸入口周辺に還元して直接燃料油を移送に必要 な量だけ加熱するので熱効率も良好であり、又専用の加熱蒸気管６を設ける必要 もなく経済的である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案による吸入、吐出兼用の二重管８内側の管は加熱燃料油移送ポンプ１０ の吐出管であり、吸入、吐出兼用の二重管８外側の管は燃料油移送ポンプ４の吸 入管である。加熱燃料油移送ポンプ１０は別置きタンク（燃料油セツトリングタ ンク１燃料油サービスタンク２）で加熱した燃料油を使用中の燃料貯油タンク９ の吸入管、吸入口周辺に還元して吸入口周辺の燃料油を直接加熱する。燃料油移 送ポンプ４は使用中の燃料貯油タンク９の吸入口周辺の加熱された燃料油を燃料 油セツトリングタンク１に移送する。
【０００５】
【作用】
従来の方法で燃料貯油タンク９の高粘度燃料油を移送可能な温度に加熱するに は２０時間内至３０時間まえから加熱しなければ移送が困難であるが本考案の装 置であれば別置きタンク（燃料油セツトリングタンク１燃料油サービスタンク２ ）の燃料油を加熱しておけば使用する燃料貯油タンク９に加熱燃料油移送ポンプ １０で還元することにより短時間で燃料油の移送が可能である。
【０００６】
【実施例】
燃料油移送ポンプ４は燃料油セツトリングタンク１の油量が一定量以下になれ ば起動し、一定量になれば停止する自動運転である。燃料油清浄機３は燃料油セ ツトリングタンク１〜燃料油清浄機３〜燃料油サービスタンク２と連続運転して 燃料油サービスタンク２に補給し油面は燃料油の消費に関係なく一定に保持する 。
【０００７】 加熱燃料油移送ポンプ１０は別置きタンク（燃料油セツトリングタンク１燃料油 サービスタンク２）で加熱した燃料油を使用中の燃料貯油タンク９に還元する。 還元する燃料油の量と温度は燃料貯油タンク９の粘度により決定する。
【０００８】
【考案の効果】
本考案による吸入、吐出兼用の二重管８を用いた燃料油加熱装置は使用中の燃 料貯油タンク９の燃料油全量を加熱することなく別置きタンク（燃料油セツトリ ングタンク１燃料油サービスタンク２）の燃料油を直接燃料貯油タンク９に還元 するので燃料油を移送するのに必要な熱量も少なく、加熱に要する時間も短い。 又別置きタンク（燃料油セツトリングタンク１燃料油サービスタンク２）で加熱 した燃料油は吸入、吐出兼用の二重管８内側の吐出管を通じて還元するので貫通 している他の燃料貯油タンク９を加熱することもない。
【０００９】 専用の加熱蒸気管６を設ける必要もないので経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の燃料貯油タンク加熱装置の配管図であ
る。
【図２】本考案の吸入、吐出兼用の二重管を用いた燃料
油加熱装置の配管図である。
【符号の説明】 １ 燃料油セツトリングタンク ２ 燃料油サービスタンク ３ 燃料油清浄機 ４ 燃料油移送ポンプ ５ 機関 ６ 加熱蒸気管 ７ 燃料油吸入管 ８ 吸入、吐出兼用の二重管 ９ 燃料貯油タンク １０ 加熱燃料油移送ポンプ １１ 加熱燃料油移送ポンプ吐出管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 別置きタンクで加熱した燃料油を吸入、
    吐出兼用の二重管内側の吐出管を通じて加熱燃料油移送
    ポンプで燃料貯油タンクに還元して直接燃料油を加熱す
    る装置。
JP3841193U 1993-06-08 1993-06-08 吸入、吐出兼用の二重管を用いた燃料油加熱装置 Pending JPH074300U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018158634A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 ホクシン産業株式会社 燃料油移送システム
KR20180118029A (ko) * 2017-04-20 2018-10-30 호쿠신 산교 가부시키가이샤 연료유 이송장치
CN109436279A (zh) * 2018-10-19 2019-03-08 上海船舶研究设计院（中国船舶工业集团公司第六0四研究院） 舱柜节能系统及船舶
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JP2019119252A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 ホクシン産業株式会社 燃料油移送装置

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CN109436280B (zh) * 2018-10-23 2020-10-30 上海船舶研究设计院（中国船舶工业集团公司第六0四研究院） 一种舱柜节能系统热交换箱及船舶燃油预热系统

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