JPS6026167Y2 - エンジンの潤滑油保温装置 - Google Patents

エンジンの潤滑油保温装置

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Publication number
JPS6026167Y2
JPS6026167Y2 JP5898681U JP5898681U JPS6026167Y2 JP S6026167 Y2 JPS6026167 Y2 JP S6026167Y2 JP 5898681 U JP5898681 U JP 5898681U JP 5898681 U JP5898681 U JP 5898681U JP S6026167 Y2 JPS6026167 Y2 JP S6026167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
cooling water
temperature
lubricating oil
water pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP5898681U
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English (en)
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JPS57171107U (ja
Inventor
祥一 森
悌三 守本
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンの潤滑油温度を一定に保つためのも
ので、同時に使用する2つ以上のエンジンがある場合に
、一方のエンジンの冷却水を用いて、他方のエンジン内
潤滑油を保温するものである。
例えば、冷凍庫を備えた自動車や船舶では、走行用の第
1エンジンと、冷凍機駆動用の第2のエンジンの2つの
エンジンを設けるのが一般的である。
これは冷凍機の場合、運転・停止を短周期で行われねば
ならないためであるが、そのため寒冷時において停止し
ている場合には、冷凍機駆動用の第2のエンジンが冷え
すぎ、次の運転を行う際に始動が困難となったり、暖機
運転に時間がかかる等の問題がある。
又暖機運転中に多量の青白煙を生じると共に、吸排気弁
の摩耗、腐食の原因となる。
このような点を改良するために、内燃機関の下部潤滑油
受箱内に、熱交換の媒体に機関冷却水を利用した熱交換
器を設けるとともに、該熱交換器と直列に燃焼式の温水
加熱器を接続し、且つ内燃機関の冷却水配管を内燃機関
と冷却水配管の開閉を行うサーモスタットとの間から分
岐させて前記温水加熱器に接続し、該温水加熱器を前記
熱交換器を通して機関冷却水ポンプと放熱器との間に合
流せしめたことを特徴とする車両用内燃機関の潤滑油温
度制御装置(特公昭47−5021号公報参照)が開発
されているが、この場合冷却水を加熱するためにのみ用
いる燃焼式の温水加熱器が別個に必要で不経済であり、
また、日に何度も運転・停止を繰り返す冷凍機用エンジ
ン等の場合には、その都度温水加熱器を作動させねばな
らないので、燃料費が高価となる欠点がある。
本考案は、上記したような従来のエンジンの潤滑油保温
装置の問題点、欠点を解消するもので、用途又は容量の
異なる第1、第2の2個のエンジンを備えた装置におい
て、前記第1のエンジンの冷却水管の延長部を第2のエ
ンジンの油溜り内に配管し、該冷却水管に第2のエンジ
ンの温度に応じて開閉するバルブを設けた如き構成を特
徴とするエンジンの潤滑油保温装置を提供するものであ
る。
続いて添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した
実施例について詳しく説明する。
ここに第1図は、本考案の一実施例である潤滑油保温装
置の冷却水配管系統を示す冷却系統図である。
第2図は、同装置を作動させた場合に得られるエンジン
潤滑油の温度変化を示すグラフである。
第1図において、2は第1エンジン1のシリンタフロッ
ク、3は同第1エンジン1のシリンダヘッドで、両者は
冷却水管によって連結されており、シリンダブ冶ツク2
へは冷却水管4を経て冷却水ポンプ5によって冷却水が
送られ、シリンダヘッド3はサーモスタット6を介して
ラジェータやコンデンサ等よりなる熱交換器7と連結さ
れている。
この熱交換器7は、冷却水管8によって冷却水ポンプ5
と接続し、冷却水ポンプ5はサーモスタット6とも冷却
水管9を介して連結されている。
サーモスタット6は、その中を通る冷却水の温度によっ
て冷却水管10又は9への冷却水の流れを交互に切り換
えるもので、冷却水温が高くなると多くの冷却水を熱交
換器7側へ流し冷却水温が低いときは熱交換器7への水
量を制限して、多くの冷却水を直接冷却水ポンプ5へ戻
すことにより、冷却水温を一定に保つための切り換え弁
の一種である。
シリンダヘッド3より出た冷却水管11より分岐した冷
却水管12は、途中にバルブ13を介して冷却水ポンプ
5と接続されており、しかも、その中間で第2エンジン
14の潤滑油溜り部15内に配設されている。
第2エンジン14内に配設された温度センサ16は、第
2エンジンの潤滑油系統内、排気系統内又は冷却水系統
内に配置されていて第2エンジンの温度を検出するもの
で、前記バルブ13と接続され、第2エンジンの温度が
低いときはバルブ13を開け、温度が上昇するとバルブ
13を閉じるものである。
従って、冷却水ポンプ5より吐出された冷却水は、第1
エンジン1のシリンダブロック2及びシリンダヘッド3
を通過する際に加熱された後サーモスタット6に至る。
サーモスタット6に入った冷却水は、大別して冷却水管
12へ向う流れと、冷却水管9又は10へ向う流れとに
分岐する。
第2エンジン14の温度が低いと温度センサ16の働き
によってバルブ13が開かれるので、冷却水管12を通
る冷却水量が増大腰加熱された冷却水によって第2エン
ジン14内の潤滑油温度が上昇する。
第1エンジン1側の冷却水系統である冷却水ポンプ5→
シリンダブロツク2→シリンダヘツド3−サーモスタッ
ト6→(熱交換器7→冷却水ポンプ5を流れる冷却水の
温度T1は、前記したサーモスタット6の働きで第2図
に示すように一定に保たれる。
一方、第2エンジン14の温度が一定温度以下になると
前記したように温度センサ16の働きによりバルブ13
が開いて、暖かい冷却水が油溜り15内の冷却水管12
内を流れるので第2エンジン14の温度は直線T2に示
すように上昇し、下限温胆□から上限温度類まで上昇し
、上限温度類になると温度センサ16の働きでバルブ1
3が閉じ、第2エンジンは大気による冷却を受は直線ち
で示すように温度が低下し、下限温度類に至ると再度暖
められる。
このように第2エンジン14は、第1エンジン1の冷却
水の影響を受けて上限温照2と下限温度娼との間で暖・
冷を繰り返し、下限温度以下に適冷されることがない。
本考案は以上述べた如く、用途又は容量の異なる2個の
エンジンを備えた装置において、第1のエンジンの冷却
水管の延長部を第2エンジンの油溜り内に配管し、該冷
却水管に第2のエンジンの温度に応じて開閉するバルブ
を設けたものであるから、第1エンジンの既存の冷却水
系統をそのまま使って第2エンジンの保温を行うもので
あるので、特別の加熱装置等はまったく不要で極めて経
済的であると共に、第2エンジンの温度が一定範囲に自
動的に制御されるため、過冷却による青白煙の発生、腐
食摩耗や始動困難等の問題がなく、冷凍庫、冷凍庫付き
船舶等に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例である潤滑油保温装置の冷
却水配管系統を示す冷却系統図、第2図は、同装置を作
動させた場合に得られるエンジン潤滑油の温度変化を示
すグラフである。 1・・・・・・第1のエンジン、12・・・・・・冷却
水管、13・・・・・・バルブ、14・・・・・・第2
のエンジン、15・・・・・・油溜り、16・・・・・
・温度センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 用途又は容量の異なる第1及び第2の2個のエンジンを
    備えた装置において、前記第1のエンジンの冷却水管の
    延長部を第2のエンジンの油溜り内に配管し、該冷却水
    管に第2のエンジンの温度に応じて開閉するバルブを設
    けたことを特徴とするエンジンの潤滑油保温装置。
JP5898681U 1981-04-22 1981-04-22 エンジンの潤滑油保温装置 Expired JPS6026167Y2 (ja)

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JP5898681U JPS6026167Y2 (ja) 1981-04-22 1981-04-22 エンジンの潤滑油保温装置

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JPS57171107U JPS57171107U (ja) 1982-10-28
JPS6026167Y2 true JPS6026167Y2 (ja) 1985-08-07

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