JPS60166671A - 2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリジンの合成方法 - Google Patents

2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリジンの合成方法

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JPS60166671A
JPS60166671A JP2148884A JP2148884A JPS60166671A JP S60166671 A JPS60166671 A JP S60166671A JP 2148884 A JP2148884 A JP 2148884A JP 2148884 A JP2148884 A JP 2148884A JP S60166671 A JPS60166671 A JP S60166671A
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diamino
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compound
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Natsuo Sawa
澤 夏雄
Takeshi Masuda
武 増田
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Shikoku Chemicals Corp
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Shikoku Chemicals Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はβ−C4,6−ジアミノ −s−トリアジニル
−(2)) −エチル−チオエーテル、該化合物の合成
方法および該化合物を出発物質とする2−ビニル−4,
6−ジアミノ −s−)リアジンの合成方法に関するも
のである。
β−(4,6−ジアミツーs−)リアジニルー(211
−エヂルーチオエーテル(以下T、E、と略称する)は
次示の構造を有する新規化合物である。
(T、E、) T、E、ハ次示の反応式に従ってβ−シアンエチル−チ
オエーテルとジシアンジアミドとのアルカリ触媒および
有機溶剤存在下の反応でえられる。
11zN−C−Nll−CN NC−Ntl−C−Nl
lzI II ↓ ↓水で再結 (T、E、) β−シアンエチル−千オニーチル(又はβ、f−チオジ
ブロピオニトリル)は公知の化合物で、このものは硫化
水素(又は水硫化アルカリ、又は硫化アルカリ)とアク
リロニトリルの反応で容易にえられる。またジシアンジ
アミドは今日大量生産5− されており、入手容易な化合物である。
本発明の方法によってT、E、から合成される2−ビニ
ル−4,6−ジアミノ −s−)リアジン(以下V、T
、と略称する)について以下説明する。
V、T、は公知物質である。このものはコモノマーとし
て有用であり、高分子側鎖にジアミノ −3−トリアジ
ンを導入すると該高分子の軟化点及びガラス転移点は未
導入高分子よりも大幅に上昇しまた比重も増大し、溶解
性も顕著に変化することが知られている。〔例えば瀬尾
、加倉井:高分子論文集、 32,308(1975)
 ; T、Seo、に、八be+H,Honma、T、
Kakurai:Po1yn+、Prepn、、20,
661(1979) 〕V、T、の合成については、既
に以下に述べる幾らかの方法が知られている。即ち、ビ
グアニドとアクリル酸クロライドを反応させる方法(C
,G、Oνerberger等:J、八、c、s、、8
0,988(1958) ) 、ジシアンジアミドとβ
−ジメチルアミノ−プロピオニトリルを反応させる方法
(1loechst社: Fr、 1 、563.25
5(1,967)) 、1.2−ジ(4’、6′−ジア
ミノ −5−トリアジニル−(21’l−シクロブタン
を減圧下で320℃に加熱6− する方法〔旭化成:特公昭46−35068) 、2−
β−メトキシエチル−4,6−ジアミノ −3−トリア
ジンを窒素気流中で350°Cに加熱する方法(Sud
deu tscl+eKalkstickstoff 
Herke A、G、:Ger、0ffen、2+13
5+881 (1,973) )等である。
しかしながら前記の各方法は、出発原料が高価であった
り、反応操作が複雑であったり、また収率が低いなどい
づれも工業的規模の実施に適さない。本発明者は鋭意研
究の結果、安価に入手容易なβJシアンエチルーチオ菫
エーテルとジシアン1.亭。
ンアドから先ずT、E、を合成し、ついでT、E、がら
好収率下にV、T、を合成する方法を見い出した。
次にV、T、の性質について述べる。
m、p、 239〜241℃律)。熱水に可溶。熱メタ
ノール、熱エタノール、熱アセトンに難溶。殆んど中性
。熱水に溶かしアゾビスイソブチロニトリルを加えると
熱水に不溶性の重合体を与える。
TLC(アルミナ及びシリカ、Et、01l):Rf=
0.0j’ ”’ :3340.3170.1680 
(第4吸収) 、1.655(第2吸収) 、1550
 (第1吸収)、14−7− 60(第5吸収)、1425 (第3吸収)、1370
.1265.1130、985、960、835(第6
吸収) NMR(di、−DMSO) : δ6.76 (多重
線、411) ;6.35〜6.45(3重線、21+
) ;5.59〜5゜72(4重線、Il+) 元素分析値: C244,2B、)IX5.07、N%
50.02次に本反応の実施の態様について順を追って
のべる。
前述の如く、β−シアンエチル−チオエーテルは公知の
化合物で、このものは硫化水素(又は水硫化アルカリ、
又は硫化アルカリ)とアクリロニトリルの反応で容易に
えられる。それを反応式で次示する。
↓ NCC!1zcH□−3CIhCHz CN(β−シア
ンエチル−チオエーテル) このものは市販されてもいる。ジシアンジアミドは今日
大量に生産されており、安価に入手出来る化合物である
β−シアンエチル−チオエーテル(モル比1)、ジシア
ンジアミド(モル比2以上)、水酸化アルカリ (モル
比0.2前後)およびアルコール(モル比150前後)
よりなる原糸を外気遮断用のソーダライム管を備えた反
応容器中で攪拌下に約10時間加熱還流したのち、冷却
し、結晶を濾取すれば未反応ジシアンジアミドを含む粗
目的物がえられる。
該粗目的物は常法の水による再結晶で精製される。
1し 水酸化アサカリとして、水酸化すI・リウムおよび水酸
化カリウムが使用されるが、両者間に大きな触媒作用の
差はない。
それらの使用量はβ−シアンエチルーヂオエーテルに対
しモル比0.2前後が適当である。
溶剤としてアルコールが使用され、それらは主としてメ
タノール、エタノールである。それ以外のアルコール、
例えばプロパツール、イソプロパツール、メトキシエタ
ノール、ブトキシェタノール等も使用出来るが、それら
には前2@に優る経済上の利点はない。
9− 加熱還流時の反応容器の内湯は80℃前後である。
T、E、の性質は次示の如くである。
中性の無色結晶。m、p、 249〜250℃(W)醋
酸、DMSO及び熱水に可溶。冷水に難溶。メタノール
、エタノールおよびアセトンに不溶。
νKB: : 1635 (第2吸収) 、1530 
(第1吸収)、1445 (第3吸収)、1410 (
第4吸収)、1250 (第6吸収)、990(第7吸
収)、810(第5吸収) NMR(da−D台50) :δ6.70、単重線、8
+1(トリアジン環のアミノ基) ;3.3B、単重 線、2H(結晶水);2.58〜2.82.2組の三重
線、8H(2個のエチ レン基) Mass : m/e 308 (M”)10− 元素分析値(CIllHI6NIO・HgOとして)次
にT、E、からV、T、を合成する方法について述べる
反応式は次示の如くである。
−11= (T、E、)加熱 ↓ (V、T、 ) (V、T、) T、E、を少量の重合防止剤(例えば硫化ソーダ)と共
に藤留器に仕込み、常圧乃至は減圧下で加熱すると前記
の反応式に従って分解反応が起きV、T。
が受器に昇華し付着する。昇華を促進するためには減圧
下の加熱が好ましく、その際の減圧度は1〜30顛Hg
が望ましい。
常圧で加熱を行っても前記反応は進行するが加熱温度が
高くなり過ぎるので、減圧下の加熱に優る点は認められ
ない。減圧下の加熱温度は350℃前後で充分である。
昇華物を少量の重合防止剤(硫化ソーダ)を含む水で再
結して精製V、T、をうる。
以下実施例によって実施の態様を説明する。
実施例1 エタノール8 kgのオ者より成る原糸を外気遮断用の
ソーダライム管を備えたステンレス製20立反応容器に
仕込み、攪拌下82℃前後の温度で12時間加熱したの
ち、冷却し、結晶を濾取し[T。
E、7モル(2,16kg、対β−シアンエチル−チオ
エーテル収率70モルχ)をえた。該粗T、E、の性質
は次示の如くである。
m、p、 235〜240℃。TLC(シリカG、Et
O1l、I213− 発色) : Rf O,40〜0.50 (T、E、相
当)TLC(シリカG、EtOI+、鉄明欝発色) :
 llf O,75〜0.90(ジシアンジアミド相当
) 該1!lT、E、を水で再結し精製目的物6モル(1,
84kg、対シアンエチル−チオエーテル収率60モル
χ)をえた。該精製目的物の性質は次示の如くである。
m、p、 248〜250°c、TLC(シリカG、E
tOIl、Iz発色) : Rf O,40〜0.50
゜なお鉄明春発色は認められない。
実施例2 T、E、 0.1モル(30,8g)とNa、S・9a
q O,005モル(1,2g>をラグイス型クライゼ
ンフラスコに仕込み、20■111gの減圧下350℃
前後の温度で15分間加熱し、フラスコ上部に付着した
昇華物(粗V、T、) 0.16モ71z (22g、
Ilk率80モルχ)を採取した。該昇華物のm、p、
は230〜235℃であった。
該昇華物をNazS−9aq 20gを含む500nl
の水で再結し、目的物V、T、 0.14−Tニル(1
9,2g、収率70モルχ)をえた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)構造式 で示されるβ−(4,6−ジアミノ −s−)リアジニ
    ルー(2)) −エチル−チオエーテル(2)構造式 %式% で示されるβ−シアンエチル−チオエーテルと2− ジシアンジアミドとをアルカリ触媒及び存機溶剤の存在
    下で反応させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の化合物の合成方法。 (3)構造式 で示されるβ−(4,6−ジアミツーs−トリアジニル
    −(2)) −エチル−チオエーテルを常圧乃至減圧下
    で加熱することを特徴とする 構造式 で示される2−ビニル−4,6−ジアミノ −s−トリ
    アジンの合成方法。 =3−
JP2148884A 1984-02-07 1984-02-07 2−ビニル−4,6−ジアミノ−s−トリジンの合成方法 Granted JPS60166671A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4744607A (en) * 1985-12-18 1988-05-17 Nippon Air Brake Co., Ltd. Brake control system for combining electric and fluid pressure brakes
JP2004210640A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Polyplastics Co グアナミン化合物及びその難燃性樹脂組成物
JP2014210732A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 四国化成工業株式会社 トリアジン化合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5081982A (ja) * 1973-11-27 1975-07-03
JPS5825711A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Seiko Epson Corp パルス発生回路

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