JPS60166655A - p−シアノベンズアルデヒドの製造法 - Google Patents

p−シアノベンズアルデヒドの製造法

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JPS60166655A
JPS60166655A JP1986884A JP1986884A JPS60166655A JP S60166655 A JPS60166655 A JP S60166655A JP 1986884 A JP1986884 A JP 1986884A JP 1986884 A JP1986884 A JP 1986884A JP S60166655 A JPS60166655 A JP S60166655A
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JP
Japan
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cyanobenzyl chloride
cyanobenzaldehyde
chloride
water
hexamethylenetetramine
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Application number
JP1986884A
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English (en)
Inventor
Seikichi Wada
和田 誠吉
Kenji Nakaoka
憲治 中岡
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高品質のp−シアノベンズアルデヒドを製造す
る方法に関するものである。
p−シアノベンズアルデヒドは液晶原料などとして多用
されている工業的に重要なケミカルであり、高純度で色
調の良好なp−シアノベンズアルデヒドを生成する経済
的な製造法の開発が望まれている。
これまでにp−シアノベンズアルデヒドヲ製造する方法
としては、 (3) p−シアノベノジルクロライドを硝酸銅で酸化
すル(Beilstein、 10fl11. 465
)。
(B)p−ンアノベンジルブロマイトヲ2− = 1−
ロプロパンナトリウム塩で酸化する(J、 Am、 C
hem。
Soc、、 71. 1767 (1949))。
tQp−トルニトリルを無水クロム酸で酸化する(J、
 Am、 Chem、 Soc。、74. 4489(
1,952)。
(I)p−1−ルイル酸クロライドをリチウムトり−t
−ブトキシアルミノハイドライドで還元する(J、 A
m、 Chcm、 Soc、、旦、5379 (195
8))。
@ p−シアノベンジルブロマイドとへキサメチレンテ
トラミノとをクロロポルム中で反応させて得た塩を50
%含水酢酸中で分解する(J。
Chem、 Soc、、 4781 (1952) )
などの方法が知られている。
しかしながら、(A)〜σ)の各方法は高価で取扱いが
むずかしい金属化合物を大量に使用するので、工業的に
実施するには適当な方法ではない。また0法は高価な臭
化物を原料として2工程の反応を必要とし、しかも収率
が51%に過ぎないので、やはり工業的に満足しうる方
法ではない。
そこで本発明考らは、p−シアノベンジルクロライドか
ら、安価な酸化剤を用いて1工程の反応により、色調の
良好なp−シアノベンズアルデヒドを収率よく製造する
方法を開発すべく鋭意検討し、油水2層系でヘキサメチ
レンテトラミノで処理することによって目的が達成され
ることを見い出し、本発明に到達した。
すなオ]ち本発明は、p−シアノベンジルクロライドを
疎水性不活性有機溶媒に溶解し、ヘキサメチレンチi・
ラミンの水溶液で油水2層系において処理することを特
徴とするp−シアノベンズアルデヒドの製造法である。
以下、本発明方法を具体的に説明する。
本発明で原料に用いるp−シアノベンジルクロライドは
、p−+−ルニトリルを光またはラジカル開始剤の存在
下に等モル倍程度の塩素と80℃近辺で反応させること
により、合成することができる。この場合の塩素化生成
物の組成は未反応p−トルニ]・リルl 3 wt%、
p−シアノベンジルクロライド71%、p−シアノペン
ザルクロライド15晶するかあるいは精留すれば、純度
99%す、トで白色のp−シアノベルルクロライドを容
易に単離することができる。また前記混合物からp−シ
アノベンジルクロライドを単離せずに混合物のままで以
下のへキサメチレンテトラミンとの反応に供することも
可能である。
本発明では前記のようにして得たp−シアノベンジルク
ロライドを水と混合しない疎水性不活性有機溶媒に溶解
して、ヘキサメチレンチ1−ラミンの水溶液と攪拌・加
熱下に反応させる。この場合に使用する疎水t!1不活
性有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレノな
どの芳香族炭化水素類が適しているが、これらの芳香核
に塩素などの不活性基が置換したクロルベンゼン、クロ
ルトルエンなどの不活性芳香族化合物類も同様に使用す
ることができる。
疎水性不活性有機溶媒の使用量はp−シアノベンジルク
ロライドの1〜6重量倍程度が適当である。
 3− 1)−シアノベンジルクロライドを疎水性不活性有機溶
媒に溶解した温溶液に、ヘキサメチレンテトラミンを水
に溶解した温溶液を添加するが、ヘキサメチレノテトラ
ミンの使用量はp−シアノベンジルクロライドの1〜2
モル倍程度が適当であり、ヘキサメチレノテトラミンの
1〜2重量倍程度の濡水に溶解して添加するようにする
反応温度は60〜100℃程度の範囲が適当である。6
0℃以下では反応速度が極めて遅く、また100℃以上
では副反応の併発や生成した目的物の分解が激しくなる
ためである。
また反応が進行するにつれて、ヘキサメチレンチi・ラ
ミンの分解により反応液のpHが徐々に増大するので、
反応液のpHが2〜6の範囲、特に反応の末期以外は3
〜5程度になるように、塩酸などの鉱酸を反応系に少量
ずつ間けっ的にまたは連続的に添加して、反応液の酸性
度を制御するようにするのがよい。
なお5〜12時間程時開要して反応がほぼ完結した時点
で、鉱酸を添加して反応液のpHを2程 4一 度に低下させて0.1〜0.5時開程度処理することに
より、p−シアノベンズアルデヒドの収量lを若干増加
させることができる。
かくして所定の処理を終えた反応液は、熱時に静置する
と2液層に分離するので、上層の油層を採取し、結晶の
析出をさけるために場合により不活性有機溶媒で希釈し
て水洗し、不活性有機溶媒を留去すると、残留物として
白色の粗製p−シアノベンズアルデヒドが得られる。
純白で高純度の精製p−シアノベンズアルデヒドを取得
したい場合は、前記の粗製品をヘキサン−トルエン混合
液などの適当な溶媒で再結晶するかあるいは前記油層か
ら不活性有機溶媒を部分的に留去後、残留液にヘキサン
などの貧溶媒を混合して冷却しp−シアノベンズアルデ
ヒドを晶析させるなどの方法により、高品質の結晶とし
て目的物を取得することができる。
なおp−シアノベンジルクロライドとへキサメチレンテ
トラミンとの反応を、従来公知の50%含水酢酸などの
均一系水溶液で実施すると、着色V1不純物が副生じ色
調の劣ったp−シアノベンズアルデヒドしか取得するこ
とができず、また目的物の収率も低くなる。
す11−詳述しj=本発明方法により、p−シアノベン
ジルクロライドから高純度で色調の良好なp−シアノベ
ンズアルデヒドを経済的に製造することが自■能になつ
tこ。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
参考例 T) −1−ルニトリル200部をペンゾイルパーオギ
サイド1部とともに80℃に加熱し、1.3モル倍の塩
素ガスを3.5時間かけて導入した。反応生成物の組成
をガスクロで分析すると、未反応p−]・ルニトリル1
3.1 wt%、p−シアノベンジルクロライド71.
0%、p−シアノベンザルクロライド15.4%、その
他0,5%であった。
この反応生成物をn−ヘキサン−トルエン混合溶媒で再
結晶すると純度99.2%で純白のp−シアノベンジル
クロライドが得られた。
実施例 参考例で得たp−ノアノベンジルクロライド60部をト
ルエン90部と60℃に加熱して溶解し、ここへヘキサ
メチレノテ1〜うj > 80 部と水100部を60
℃に加熱して調製したヘキサメチレンテトラミノの水溶
液を攪拌下に1時間かけて滴下しtこ。
滴下終了後、徐々に還流温度(91℃)に昇温して8時
間反応させ、この間塩酸を間けっ的に滴加することによ
り、反応液のp IIを3〜3.5に保つtこ。
反応終了m1に反応液のp I−Tが2になるように塩
酸を加え10分間加熱を続()た。
反応液にトルエン90部を加えて静置・分液し、トルエ
ノ層を水洗してからトルエノを留去すると、残留物とし
て白色の和製p−シアノベンズアルデヒド(ガスクロ純
度982%)37部が得られた(収率72%)。
この粗製p−シアノベンズアルデヒドをn−ヘキサン−
トルエン混合溶媒(6: 4)で再結晶すると、純白で
ガスクロ純度99.9%Iu十ノp >アノベンズアル
デヒド30部が得られた(−貫単離収率58%)。
比較例 参考例で得たp−シアノベンジルクロライド10、1 
部をヘキサメチレンテトラミン14部、50%含水酢酸
35部と95℃に2.5時間加熱した。
ガスクロ分析すると反応液には5.9部(収率68%)
の1〕−シアノベンズアルデヒドが生成していたが、室
温に冷却して析出させ固液分離したp−シアノベンズア
ルデヒドの結晶3.6部(ガスクロ純度99.7%)は
淡褐色に着色していた(−貫単離収率42%)。
またこの結晶をn−ヘキサン−トルエンで再結晶しt:
が、着色を除去することはできなかった。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. p−シアノベノジルクロライドを疎水性不活性有機溶媒
    に溶解し、ヘキサメチレンテトラミンの水溶液で油水2
    層系において処理することを特徴とするp−シアノベン
    ズアルデヒドの製造法。
JP1986884A 1984-02-08 1984-02-08 p−シアノベンズアルデヒドの製造法 Pending JPS60166655A (ja)

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JPS60166655A true JPS60166655A (ja) 1985-08-29

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ID=12011193

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JP1986884A Pending JPS60166655A (ja) 1984-02-08 1984-02-08 p−シアノベンズアルデヒドの製造法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6262292B1 (en) 1998-06-30 2001-07-17 Showa Denko K.K. Method for producing cyanophenyl derivatives
US6720458B2 (en) 2001-09-07 2004-04-13 Showa Denko K.K. Photooxidation catalyst and production process for aldehyde derivatives
EP1424126A1 (en) * 2001-09-07 2004-06-02 Showa Denko K.K. Photooxidation catalysts and process for preparation of aldehydes

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6262292B1 (en) 1998-06-30 2001-07-17 Showa Denko K.K. Method for producing cyanophenyl derivatives
US6720458B2 (en) 2001-09-07 2004-04-13 Showa Denko K.K. Photooxidation catalyst and production process for aldehyde derivatives
EP1424126A1 (en) * 2001-09-07 2004-06-02 Showa Denko K.K. Photooxidation catalysts and process for preparation of aldehydes
EP1424126A4 (en) * 2001-09-07 2006-03-01 Showa Denko Kk PHOTOXIDATION CATALYSTS AND METHOD FOR THE PRODUCTION OF ALDEHYDE

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