JPS60165642A

JPS60165642A - 放射線画像情報読取装置

Info

Publication number: JPS60165642A
Application number: JP2126584A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Handa; 英幸半田; Makoto Kumagai; 誠熊谷; Mikio Takeuchi; 三喜夫竹内; Toshio Muramatsu; 敏夫村松
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1984-02-08
Filing date: 1984-02-08
Publication date: 1985-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、輝尽性螢光体パネルを励起用光ビームで走査
して該輝尽性螢光体パネルに記録されている放射線潜像
（画像情報）を読取るようにした放射線画像情報読取装
置に関する。

（従来技術）Ｘ線等のエネルギーの強い放射線を照ｌ１ｌＪするとそ
のエネルに−の一部を蓄え、これに可視光や熱を加える
と蓄えたエネルギーを螢光の形で放出づる所謂輝尽性螢
光体がある。この種の材料としては、例えばサマリウム
付活硫化ストロンチウム螢光体（Ｓｒ　Ｓ　：　Ｃｅ　
−Ｓｍ＋　）　ヤニーロヒウム及ｔＦサマリウム付活硫
化ストロンチウム螢光体（ＳｒＳ：Ｅｕ−８Ｉ１１）等
がある。このような材料をパネル状に均一に塗布して輝
尽性螢光体パネルとし、この輝尽性螢光体パネルにＸ線
像を踊彰記録し、該パネルをレーザ等の励起用光ビーム
で走査露光し、発光する螢光を検出することにより輝尽
性螢光体パネルに記録されたＸ線画像情報を読取ること
ができる。

放射線画像情報読取装置は、この輝尽性螢光体パネルの
記録情報を読取るもので、第１図に示すように、放Ｉ）
ｊＷＡ源１を出射し被写体２を透過して放射線（一般に
はＸ線）を輝尽性螢光体パネル３に吸収せしめ、然る後
、この放射線記録された輝尽性螢光体パネルを励起用光
ビームで励起して、蓄積性螢光体に蓄積されている放射
線エネルギーを螢光として放飼せしめ、この螢光を検出
して放射線画像を得るようにしたものである。第２図乃
至第５図は従来のこの種の装置の実施例を示す図である
。第２図は放射線源１１から発射される励起用光ビーム
をダイク［ｌイックフィルタ１２を通して輝尽性螢光体
パネル１３に照射し、そのとき発光４る螢光（輝尽性螢
光）をダイクロイックフィルタ１２で受けて反射させ、
その反射光をレンズ１４で集光し１．：後、史にフィル
タ１５で螢光成分のみ抽出して光電変換索子１６で画像
情報を電気信号どして検出づるようにしている。このよ
うな方式の装置は、以下に示すような不具合を有してい
る。

■ダイクロイックフィルタ１２で励起用光ビームが減衰
されること。

■輝尽螢光は拡散的に発光するので、ダイクロイックフ
ィルタ１２での反則効率がかなり低下すること。

■励起用光ビームを輝尽性螢光体パネル１３の幅全体に
わたって走査しようとすると、レンズ１４、フィルタ１
．５及び光電変換素子１６の寸法が大きくなること。

第３図は放ｇＦｌ線源（図示せず）から発射される励起
用光ビームをミラー２１で受け、その反射光を輝尽性螢
光体パネル１３（第２図と同一部分には同一符号を付し
て示す。以下同じ）に照射し、そのとき発光する輝尽性
螢光をフィルタ１５を介して光電変換素子１６に導き、
該光電変換素子１６で画像情報を電気信号として検出覆
るようにしている。この方式の装置は、以下に示１よう
な不具合を有している。

■ミラー２１のために、最も螢光の強い輝尽性螢光体パ
ネル１３の法線方向近辺の成分を画像信３− 号として用いることかできないこと（法線方向近辺の成
分はミラー２１にさえぎられて光電変操素子１６に到達
することができない）。

■このため、励起用光ビームを走査しようとすると、フ
ィルタ１５及び光電変換素子１６として大きな寸法のも
のを用いる必要があること。

第４図は放射線源１１から発射される励起用光ビームを
真上から偏向器３３１で主走査方向に振り、輝尽性螢光
体パネル１３に照射し、そのとき発光する輝尽性螢光を
両脇からファイバ状の光伝導体３２．３３で光電変換索
子１６に導くようにしている。このような光伝導体３２
．３３を用いることにより、光ビームを走査したときの
検出効率を高めることができる。しかしながら、この方
式のＫｌは以下に示すような不具合を有している。

■輝尽性螢光体パネル１３で発生した輝尽螢光のうち、
パネルと法線方向に発生した螢光成分を検出することが
できないこと。この点については第３図の実施例と同じ
である。

■光ｆハ導体３２．３３を用いていること等により＝４
− 構成が複雑になること。

第５図は第４図に示す装置の片方の光伝導体３３を反射
ミラー４１で置換したものである。輝尽性螢光体パネル
１３で発生した輝尽性螢光の一部は、反則ミラー４１で
反射して光伝導体３２に入った後、光電変換素子１６に
導かれるようになっている。この方式も第４図に示】装
置と同様、以下に示すような不具合を有している。

■輝尽性螢光体パネル１３の法線り向に螢光成分を検出
することができないこと。

■反射ミラー４１の形状や調整が複雑であること。

（発明の目的）本発明はこのよう４１点に鑑みでなされたもので、その
目的は、輝尽螢光検出面の構造を簡略化すると共に、励
起用光ビームの損失を防止づることのできる放射線画像
情報読取装置を実現することにある。

（発明の構成）このような目的を達成Ｊる本発明は、輝尽性の螢光特性
を有するパネルに励起用光ビームを走査露光したとき、
発光づる螢光を検出することによりパネルに記録された
放射線潜像を読取るようにした放射線画像情報読取装置
において、前記励起用光ビームはパネルの法線方向に対
し一定の傾きをもって照射覆るようにし、且つ前記螢光
の検出面はパネルの法線方向に対して略垂直になるよう
に構成されたことを特徴とするものである。

（実施例）以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に説明する。

第６図は本発明装置の螢光検出面の一構成を示η図であ
る。図においで、１３は前述した輝尽性螢光体パネル、
５１は該輝尽性螢光体パネル１３からの光のうち、輝尽
発光成分のみを抽出するフィルタ、５２は該フィルタ５
１を通過した螢光を受けて、電気信号に変換する光検出
器である。該光検出器５２は、前述した光電変換素子の
組合せより構成されている。５３は光検出面で、フィル
タ５１の表面がこれに相当する。該光検出面５３は、輝
尽性螢光体パネル１３の法線ｎに対して略垂直になるよ
うに配されている。このように構成された装置の動作を
説明すれば、以下の通りである。

励起用光ビームが輝尽性螢光体パネル１３の法線０に対
して角θをもって入射し、パネル面のＡ点に照射すると
、Ａ点付近からは図に示１ような輝尽性の螢光が発光す
る。発光しＩこ螢光は、光検出面５３に入射する。該光
検出面５３は、フィルタ面であるので、入射した光のう
ち励起用光ビーム′の反射光は阻止され螢光のみがフィ
ルタ５１を透過する。フィルタ５１を透過した螢光は、
光検出器５２により電気信号に変換された後、処■１装
置（図示せず）で画像処理や像の再構成が行われる。

この場合において、輝尽螢光の強度は角度依存性をもっ
ている。第７図は輝尽螢光の角度依存特性を示す図であ
る。図において、Ｘは法線方向を示す。円Ｃで囲まれた
複数個の矢印は、その角醍θにおける螢光強度で入射角
θに対してｃｏｓ　Ｏに比例した大きさになっている。

即ら、法線方向−／− （θ＝０°）の成分が最も螢光強度が大きい。尚、励起
用光ビームの反射光は、第８図に示すように反射角θの
方向が最大となりその角度からずれるに従って８速に光
強度が減衰することが確認された。この反射光は、輝尽
性螢光体パネル１３のパネルの表面状態に強く依存し、
平滑度が高い程この傾向は強くなる。平滑度は通常高い
方が画像の粒状性を上げるうえで好ましく、反射光の角
度依存性は強く瑣われる。但し、励起用光ビームの入射
角θを大きくしていくにつれて光ビームの照射ビーム径
を絞るのが困難になること、光ビームの表面反射が大ぎ
くなり励起効率が低下してくる等の理由により入射角θ
としては３０’乃至６０゜の範囲が適当である。このよ
うに、第６図に示す実施例によれば、光検出面５３の検
出面積あたり、最も効率的に螢光を検出することができ
ること、励ｌＣ用光ビームの反射光の影響もフィルタ５
３にＪ：り小さくできること及び入射光ビームを妨げる
何もないので、光検出器５２の光電変換効率が良い等の
効果を得ることができる。

８− 第９図は本発明装置の一実施例を示す構成図である。図
において、第６図と同一部分には同一符号を付しで示す
。第６図では、輝尽性螢光体パネル１３の輝尽螢光を直
接光検出器５２に取込んでいたが、第９図の場合、ファ
イバ状の光伝導体６１で光検出器５２まで導いている点
が異なっている。６２は入射した励起用光ビームを主走
査方向（図のＺ方向）に振り分ける偏向ミラーである。

このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の
通りである。

励起用光ビームは、偏向ミラー６２により偏向されなが
ら主走査方向く図の１方向）に、ｎつ輝尽性螢光体パネ
ル１３の法線方向に対しである一定の傾きで照射される
。励起用光ビームによって照射された輝尽性螢光体パネ
ル１３は螢光を発する。この螢光は光伝導体６１により
光検出器５２に導かれる。この場合の光検出面は、光伝
導体６１の一方の断面６３であり、走査線を中心どして
。

輝尽性螢光体パネル１３と略平行と４するように設置さ
れている。光検出、而の走査方向（２方向）の長さは、
輝尽性螢光体パネル１３の幅より長くなるにうに設計さ
れており、走査周辺での検出効率の低下を防いでいる。

光伝導体６１の他方の断面はフィルタ５１に密着してお
り、該フィルタ５１の他方の面は光検出器５２に接して
いるので光の損失がない。光伝導体として、例えばプラ
スチックファイバを用いると検出効率を向上させること
ができる。

（発明の効果）以−１−詳細に説明したように、本発明によれば、励起
用光ビームは輝尽性螢光体パネルの法線方向に対しｌ一
定角で入射させ、このとき発生する螢光の検出面は輝尽
性螢光体パネルの法線方向に対して略垂直になるように
構成することにより、輝尽螢光検出面の構造を簡略化す
ると共に、励起用光ビームの損失を防止することができ
る放射線画像情報読取装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は輝尽性螢光体パネルへの放射線画像の記録を示
す説明図、第２図乃至第５図は従来装置例を示す図、第
６図は本発明！！置の螢光検出面の一構成を示す図、第
７図は輝尽螢光の角度依存特性を示す図、第８図は反射
光の角度依存特性を示す図、第９図は本発明の一実施例
を示す構成図である。１．１１・・・１１１躬線源　２・・・被写体３．１３
・・・輝尽性螢光体パネル１２・・・ダイクロイックフィルタ１４・・・レンズ　１’５．５１・・・フィルタ１６・
・・光電変換索子　２１・・・ミラー３１・・・偏向器３２．３３．６１・・・光伝導体４１・・・反射ミラー　５２・・・光検出器５３．６３
・・・光検出面６２・・・偏向ミラー特許出願人　小西六写真工業株式会打代　叩　人　弁理士　；↑　島　藤　治外１名

Claims

【特許請求の範囲】

（１）輝尽性の螢光特性を有するパネルに励起用光ビー
ムを走査露光したとき、発光する螢光を検出することに
よりパネルに記録された放射ＩＩ潜像を読取るようにし
た放射線画像情報読取装置において、前記励起用光ビー
ムはパネルの法線方向に対し一定の傾きをもって照射す
るようにし、且つ前記螢光の検出面はパネルの法線方向
に対して略垂直になるように構成されたことを特徴とす
る放射線画像読取装置。
（２）前記励起用光ビームはパネル面を直線的に略等速
移動し、前記螢光の検出面は走査露光位置の真上に、−
走査の露光範囲よりも広い面積で設置されたことを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の放射線画像情報読取
装置。