JPH0395543A

JPH0395543A - 放射線画像情報読取装置

Info

Publication number: JPH0395543A
Application number: JP1232594A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Agano; 俊孝阿賀野
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1989-09-07
Filing date: 1989-09-07
Publication date: 1991-04-19
Also published as: US5122659A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、放射線画像情報が記録されている蓄積性蛍光
体シートに励起光を照射し、それにより該シートから発
せられた輝尽発光光を光電的に検出して、上記放射線画
像情報を担持する画像信号を得る放射線画像情報読取装
置に関し、特に詳細には、複数のレーザビームを合波し
て上記励起光として用いるようにした放射線画像情報読
取装置に関するものである。

（従来の技術）ある種の蛍光体に放射線（Ｘ線、α線、β線、γ線、紫
外線、電子線等）を照射すると、この放射線のエネルギ
ーの一部がその蛍光体中に蓄積され、その後その蛍光体
に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギ
ーに応じて蛍光体が輝尽発光を示す。このような性質を
示す蛍光体を蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）と言う。

この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体の層を有するシー１・（以
下、蓄積性蛍光体シートと称する）に記録し、これを励
起光で走査して輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電的
に読み取って画像信号を得、この画像信号を処理して診
断適性の良い被写体の放射線画像を得る方法が提案され
ている（例えば特開昭５５−１２４２９４３、同５５−
１１６３４０号、同５　５　−　１−　６　３　４　７
　２号、同５６−１１３９５号、同５６−１．０４６４
５号など）。この最終的な画像はハードコピーとして再
生したり、あるいはＣＲＴ上に再生したりすることがで
きる。

ところで、上述のように蓄積性蛍光体シー１・上に励起
光を走査させ、それにより生じた輝尽発光光を光電的に
検出する放射線画像情報読取装置においては、走査速度
向上等のために、高強度の励起光を使用したいという要
求が有る。そこで例えば特開昭６０−４２７３１号公報
に示されるように、複数のレーザ光源からＵＪ出された
励起光としての各レーザビームを、蓄積性蛍光体シート
上でのビームスポットが重なるように合波することが考
えられている。

上記のように複数のレーザビームを合波する際、蓄積性
蛍光体シー１・上での各々のビームスボッ１・か、完全
に中心か一致した状態で重なるようにすることは、技術
的にかなり困難である。そこで、放射線画像情報読取装
置のコスｌ・も考應ずると、ビームスポッ１・の中心か
僅かにずれた状態（以下芯ズレと称す）は許容しておく
のか得策であり、また実用上の多くの場合において、そ
のことは何ら問題を招くことかない。

（発明が解訣しようとする課題）ところが、蓄積性蛍光体シー１・とじて特に高解像度タ
イプのものが用いられる場合には、上記ビムスポットの
芯ズレが間粕となることがある。

すなわち、このような芯ズレか生していると、励起光の
失効的なスポット径か大きくなるから、１フ１解像度タ
イプの蓄積性蛍光体シートからの赦４・１線画像悄報読
取りに際しては、読取画像の鮮鋭度ず氏下が顕著になる
のである。

そこで本発明は、このような問題を招くことのない、レ
ーザビーム合波型の放射線画像情報読取３装置を堤供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段及び作用）本発明による放
射線画像情報読取装置は、励起光としてのレーザビーム
を各々発する複数のレーザ光源と、これらのレーザ光源から発せられた複数のレザビームを
、蓄積性蛍光体シート上でのビームスポットが重なるよ
うに合波するビーム合波手段とを備えた放射線画像情報
読取装置において、上記複数のレーサビームのうちの１
つを残して、その他のレーザビームの蓄積性蛍光体シー
トへの入射を制限するビーム数制限手段が設けられたこ
とを特徴とするものである。

このビーム数制限手段によりレーザビームの本数を上述
のように制限すれば、蓄積性蛍光体シトは１本のレーザ
ビームのみて走査されることになる。したがってこの場
合は、芯ズレ状態で合波されたレーザビームで蓄積性蛍
光体シートを走査する場合に比べて、励起光のスポット
径がより小さくなる。

４（大　施　例）以下、図而に示す実施例に越づいて本発明を詳細に説明
する。

第１図は、本発明の一実施例による放射線画像情報読取
装置を示すものである。本実施例においては励起光源と
して、例えばＨｅ−Ｎｅレーサ、半導体レーザ等の２つ
のレーサ光源３０Ａ，　３０Ｂが設けられている。それ
らから発せられた励起光としての各レーザビーム３１Ａ
，３１Ｂは、偏光ビームスプリッタ３３によって１本の
レーザビーム３１に合波されるようになっている。なお
、一方のレーザ光源３０Ｂの近傍には、ビーム数制限手
段としてのシャッタ装置３４が配されている。このシャ
ッタ装置３４はジャッタ部材３５を矢印Ｈ方向に移動さ
せて、レーザビーム３１．８を辿る位置（図中破線表示
位置）と、該ビーム３１Ｂの光路から退出した位置（図
中実線表示位置）の一方に選択的に設定する。

被写体を透過した放射線を照射する等により、この被写
体の放射線画像情報か蓄積記録された蓄積性蛍光体シ一
ト１は、エンドレスベルｌ・等の副走査千段１１により
矢印Ｙ方向に移動され、それとともに」二記レーサビー
ム３１（あるいは後述するように３１Ａのみ）がガルバ
ノメータミラー等の光偏向器３２によって偏向され、シ
ー１−　１上をＸ方向に主走査する。この励起光走査を
受けた蓄積性蛍光体シー１・１の箇所からは、蓄私記録
されている放ａ＝ノ線画像情報に応じた光量の輝尽発光
光１３か発散する。輝尽発光光ｌ３は、透明なアクリル
板を成形して作られた光ガイド１４の一端面１４ａから
この光ガイド１４の内部に入射し、その中を全反射を繰
返しながら進行して円形の端面１４ｂから出射し、フォ
Ｉ・マルチプライヤー（光電子増倍管）王５に受光され
る。このフォトマルチブライヤ−１５からは、輝尽発光
光１３の発光量に対応した、つまり上記画像情報を示す
画像信号Ｓが出力される。

上記の画像信号Ｓは、幻数土曽幅器１６により対数増幅
され、次いでＡ／Ｄ変換器１７に通されて、デジタル画
像信号Ｄに変換される。このデジタル画像ら号Ｄは次に
山像処理凹路２０において階調処理等の画像処理を受け
た後、画像再生装置２１に送られて、放射線画像の再生
に供せられる。この両像再生装置２１は、ＣＲＴ等のデ
ィスプレイ手段でもよいし、感光フィルムに光走査記録
を行なう記録装置であってもよい。

ここで、蓄積性蛍光体シ一ト１が標準的な解像庭を有す
るものである場合、前記ンヤッタ部月３５は図中の実線
表示位置に設定される。したかー〕てこの場合は、２本
のレーサビーム３１．Ａ，　３１．８が合波されてなる
ｉ％強度のレーザビーム３１によって蓄積性蛍光体シ一
ト１が走査される。そこでこの場合は、例えば励起光走
査速度を比較的島＜没定する等のことが可能となる。

なおレーザビーム３１Ａ，３１Ｂは、蓄積性蛍光体シ一
ト１上におけるビームスボッ１・が、例えば第２図に示
すように互いに若干芯ズレする状態で合波されている。

こうなっていると、蓄積性蛍光体シ一ト１上を走査する
励起光の実効的なスポット径は第２図に示すｄ。となり
、レーザビーム３１．Ａのスボッ１・径ｄ１あるいはレ
ーザビーム３１Ｂのスポット径ｄｚ　　（本例ではｄ１
−ｄ２）よりも当然７大きくなる。

上記のような芯ズレが全く生じないようにレーザビーム
３１Ａ、３１Ｂを合波することも可能であるが、そのよ
うにするには厳密なビーム位置調整手段や調整作業が必
要となり、装置のコストアップを招く。本装置は、その
ような必要か無い分、より低コス１・で形成可能である
。

一方、蓄抗性蛍光体シ一ト１が亮解像度タイプのもので
ある場合、シャッタ部祠３５は第１図中の破線表示位置
に設定される。したかってこの場合は、レーザビーム３
１Ｂが偏光ビームスプリッタ３３に入射し得なくなり、
蓄積性蛍光体シ一ト１は１本のレーザビーム３１Ａのみ
によって走査されることになる。そのようにすれば、蓄
積性蛍光体シト１上を走査する励起光のスポット径はｄ
１となり（第２図参照）、合波した場合の実効的なスポ
ット径ｄ。よりも小さくなる。したかって、励起光のビ
ームスポット径増大によって読取画像の鮮鋭度か低下し
やすい高解像度タイプの蓄積性蛍光体シ一ト１からの放
射線画］！！！情報読取りに際して８も、この鮮鋭度を高く保つことが可能となる。

また、蓄積性蛍光体シー１・１が受ける単位面積当りの
励起光エネルギーは、励起光走査速度か一定とすれば、
合波ビーム３１て蓄積性蛍光体シー１・１−を走査する
よりも、レーザビーム８１Ａのみて該ンー１・１を走査
する場合の方が低下するので、この点からも釘鋭度向上
の効果が得られる。

以上説明した大施例においては、レーザビーム３１Ａと
３１Ｂのビームスボッ１・径ｄ１、ｄ２か共通とされて
いるが、合波しない場合のビームスポット径低下の効果
をより顕著にするために、両レーザビーム３１Ａ，　３
１Ｂのビーム径を互いに変えるようにしてもよい。第３
図は、そのように描成した装置の一例を示している。こ
の第３図の装置においては、レーサ光源３０Ａ，３０Ｂ
からΩ１出された各レーザビーム３１Ａ，　３１Ｂはそ
れそれビームエクスパンダ３８Ａ，３６Ｂに通されて、
ビーム径か調節される。そして一方のレーサビーム３１
Ｂがミラー３７において反射した後偏光ビームスブリッ
タ３３に入射し、他方のレーザビーム３１Ａと合波され
る。また第１図の装置と同様に、レーザビーム３１Ｂの
偏光ビームスプリッタ３３への人躬を制限することかで
きるシャッタ装置３４か設けられている。合波されたレ
ーザビーム３１（あるいはレーザビーム３］．Ａのみ）
は、第１図の装置におけるのと同様に偏向されて、蓄積
性蛍光体シート上を走査する。

ここで」二記ビームエクスパンタ゛３［ｉＡ，　３［ｉ
Ｂ＋こより、レーザビーム３１Ａのビーム径ｄ１は、レ
ーザビーム３１Ｂのビーム径ｄ２よりも小さく設定され
る。したがって、レーザビーム３１Ｂがシャッタ板３５
によって遮断された際には、合波ビーム３ｔの実効的ビ
ーム径ｄ。よりもかなり小径のレーザビーム３１Ａのみ
によって蓄積性蛍光体シートが走査されることになり、
読取画像の鮮鋭度向上の効果が顕著になる。

以上、ビーム数制限手段としてレーザビーム３１Ｂを遮
断するシャッタ装置３４を用いた失施例について説明し
たが、このビーム数制限手段はその他、レーザ光源への
電流供給をカットする手段や、あるいはレーザビームの
光路を合波不能に大きくずらずような手段が用いられて
もよい。この後者のす段としてより具体的には、例えば
禎３図のＫｉｉｆｆｌにおいてミラー３７を大きく回転
させて、レーザビーム３１Ｂを偏光ビームスブリッタ３
３に入射し得ない方向に反射させるような手段が挙げら
れる。

また本発明は、以」二説明した実施例のように２本のレ
ーザビームを合波する装置に限らず、３本以上のレーザ
ビームを合波する装置に対しても適用可能である。例え
ば３本のレーザビームを合波する装置においては、それ
らのうちの２本のレザビームをビーム数制限手段に人躬
させるように構成すればよい。

（発明の効果）以上詳細に説明した通り本発明の放射線画像情報読取装
置においては、蓄積性蛍光体シー）・上で合波するよう
になされている複数のレーサビームのうち、１本のレー
ザビームのみで該シートを走査可能となる。したがって
本装置によれば、蓄積性蛍光体シーｌ・とじて読取画像
の鮮鋭度が低くなりやすい高解像度タイプのものが用い
られる場合、１１あるいは特に高鮮鋭度の再生放射線画像が求められる場
合に、合波ビームが芯ズレ状態であってもビーム径が細
い上記１本のレーザビームで該シトを走査して、読取画
像の鮮鋭度を確実に向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例装置を示す概略斜視図、第２図は、上記実施例装置における蓄積性蛍光体シート
上の励起光の重なり状態を示す概略図、第３図は、本発
明の別の実施例装置の要部を示す側面図である。１・・・蓄積性蛍光体シー１・１１・・・副走査手段１
３・・・輝尽発光光　　　　　　１４・・・光ガイド１
５・・・フォトマルチプライヤー３０Ａ，３０Ｂ・・・レーザ光源３１・・・合波されたレーザビーム３ｌＡ，　３１Ｂ・・・レーサビーム　３２・・・光偏
向器３３・・偏光ビームスプリッタ　３４・・・シャッ
タ装殺３５・・・シャッタ板１　２

Claims

【特許請求の範囲】放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性蛍光体シー
ト上に励起光を走査させ、この励起光の照射を受けたシ
ートの箇所から生じた輝尽発光光を光電的に検出して、
前記放射線画像情報を担う画像信号を得る放射線画像情
報読取装置において、前記励起光としてのレーザビーム
を各々発する複数のレーザ光源と、これらのレーザ光源から発せられた複数のレーザビーム
を、前記蓄積性蛍光体シート上でのビームスポットが重
なるように合波するビーム合波手段と、前記複数のレーザビームのうちの１つを残して、その他
のレーザビームの前記蓄積性蛍光体シートへの入射を制
限するビーム数制限手段とを備えたことを特徴とする放
射線画像情報読取装置。