JPS60164036A - エンジンの制振方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジンの制振方法及び装置に関する。

シリンダ数が４〜６という少数シリンダの大型舶用ディ
ーゼルエンノンでは、エンノンの運転に伴ってシリンダ
数と同次数の振動がエンジンフレームの左右または前後
方向に単独で発生するか、あるいは左右と前後が複合し
て発生することが知られている。これらの振動を吸収あ
るいは防止するためには、各種のステーやダン・ぞ−を
エンジンフレームと船体の間に取付けたり、エンジン本
体に回転するバランスウェイトを装着して、エンジンの
振動と釣り合わせるなどが行われている。

しかし前者ではステーあるいはダン・モーを取（＝ｊけ
た船体側の構造によっては割振効果が不足したり、振動
が船体側に伝わってしまうという結果を招き、そのため
エンノンを改造したり船体を補強するなどの必要を生ず
る欠点があり、また後者では、エンノンが発生ずるシリ
ンダ数と同次数の振動については、左右または前後方向
に力を発生ずるバランサを装備すれば効果があることは
知られている。しかしバランサ装置が複雑でかつ左右方
向と前後方向それぞれのパランサを別個に装備する必要
があった等の理由から実現されていなかった。

しかしディーゼルエンジンの大型化と少数シリンダでの
大出力要求に伴ないシリンダ数Ｎの場合、Ｎ次左右及び
前後方向の振動に対する有効で簡潔な制振装置の必要性
が益々高まってきた。

本発明の目的は、前記従来装置の問題点を解消し、少数
シリンダのエンジンでシリンダ数と同次数の左右方向及
び前後方向の振動を同時に消去する簡潔なエンノンの制
振方法および装置を提供するにある。

本発明に係るエンジンの制振方法および装置は、ディー
ゼルエンノンの前端と後端に各１対の８次バランサを設
け、左右振動は同一方向で不釣合合力を発生させ、前後
振動は前端と後端では上下逆方向の不釣合合力によシ振
動を消去させ前記目的を達成するよう構成したものであ
る。

以下第１〜４図を参照して本発明の一実施例について説
明する。

第１図は本発明の装置を装着したエンジンの側面図、第
２図は第１図のエンジン後端側正面図、第３図は第１図
の平面図、第４図は本発明に係る実施例の概略図である
。

本発明を第１〜３図で示したように４シリンダのディー
ゼルエンジンについて各図によって説明する。エンジン
の前端に４次バランサ２、後端に４次パランサ３を装着
する。

第１図で白１い矢印は前後方向４次振動に対する上下方
向４次バランサの不釣合方向を示す。すなわち上下方向
４次バランサはエンノンの前端と後端とでは、その不釣
合が逆向きになるように構成させることを示す。

４次バランサの釣合方向を示すものであシ、左右方向４
次撮動についてはエンジンの前端と後端とで共に同じ方
向に不釣合合力を発生するよう構成させることを示して
いる。

クランク＠４に取付けた１次ホイール５に駆動チェノ６
を掛ける。駆動チェノ６はアイドルホイール７．４次ホ
イール８ａ、８ｂをへて再び１次ホイール５にもどるル
ープチェーンであシ、４次ホイールｓａ、ｓｂが相互に
逆方向に回転するように掛けられている。４次ホイール
８ａ　、３ｂの外径は１次ホイール５の外径の１／４で
あり従って４次ホイール８ａ、８ｂの回転数は１次ホイ
ールの４倍である。

４次ホイール８ａ、８ｂには夫々左右方向用の４次バラ
ンスウェイ）９ａ　、９ｂ及び上下方向用の４次バラン
スウェイ）１０ａ、１０ｂが取付けられている。

全てのバランスウェイトの回転軸心は夫々の４次ホイー
ルの回転軸と同じであり、全ての４次ホイールの軸心は
１次ホイールの軸心と平行線上にある。

また全ての上下不釣合用と左右不釣合用の４次バランス
ウェイトは相互に無関係に位相を変更することができる
。

本発明の装置は２次振動の割振装置と併用されることは
勿論である。

次に前記実施例の作用について説明する。

エンノンの運転によシ駆動チェン６が４次ホイール８ａ
、８ｂを回転させる。４次ホイール８ａ＋８ｂは相互に
逆方向に１次ホイール５の４倍の速さで回転することに
よシ、上下方向用の４次バランスウェイト１０ａ、１０
ｂはエンジンの前端と後端とでは相互に逆方向で上下に
釣合合力を出してエンノンの前後振動成分を消去し、左
右方向用の４次バランスウェイ）９ａ　、９ｂはエンジ
ンの前端と後端で同一方向の不釣合合力を出してエンジ
ンの左右振動成分を打消す。

前述のとおシ、第１発明ではクランク軸の回転に対しエ
ンジンのシリンダ数（Ｎ）と同数倍で回すシ（する８次
バランサをエンジンの前端と後端に設は左右振動は同一
の方向で不釣合合力を発生させ、前後振動は前端と後端
とでは上下逆方向の不釣合合力を発生させて該両振動を
消去するようにしているので、この方法は大気筒少数ノ
リングエンソンの制振方法として簡潔で最適なものであ
り、すぐれた効果が期待できる。

また第２発明によれば上述のエンジンの制振方法を効率
よ〈実施できる装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明に係るもので第１図は本装置
を装置したエンジンの側面図、第２図は第１図のエンジ
ン後端側より見た正面図、第３図は第１図の平面図、第
４図は本装置の概略説明図である。 ４・・・クランク軸、５・・・１次ホイール、３ａ。 ８ｂ・・・Ｎ次ホイール、９ａ、９ｂ・・・左右方向用
８次バランスウェイ）、１０ａ、１０ｂ・・上下方向８
次バランスウェイト。 第１図　第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　クランク軸の回転に対しエンジンのシリンダ数
   （Ｎ）と同数倍で回転するＮ次ホイールにバランスウェ
   イトを装着したＮ次バランザをエンジンの前端と後端に
   設け、左右振動は同一の方向で不釣合合力を発生させ、
   前後振動は前端と後端とでは上下逆方向の不釣合合力を
   発生させ該両振動を消去することを特徴とするエンノン
   の制振方法。
2. （２）　クランク軸の回転に対しエンノンのシリンダ（
   Ｎ）と同数倍で回転するＮ次ホイールにバランスウェイ
   トを装着したＮ次バランサをエンジンの前端と後端に設
   け、左右振動は同一の方向で不釣合合力を発生させ、前
   後振動は前端と後端とでは上下逆方向の不釣合合力を発
   生させて該両振動を消去するような装置を具えたエンジ
   ンの割振装置。