JPS60163804A - 屋内用殺ダニ剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はβ−ブトキシ−β′−ログンジェチルエーテＩ
し又はラフリン酸β−ロダンエチルエステルを含有する
ことを特徴とする屋内用殺ダニ剤に関する。

地球上には極めて多種のダニ類が生息し、例えば植物に
寄生するミカンハダニ、ナミハダニ類等は農作物に多大
な被害を与えている。

これらの農業用途を目的とした殺ダニ剤は古くから開発
が進められ、最近新しい有望な化合物が次々と発見され
ている。

一方、近年居住環境の変化から家庭内に、−１−１＾ コナダニ、チリダニ、ホコリダニ、イエダニ、ヒセ゛ン
グニ、ツメダニ、ニクダニ、サトクダ二等が発生し、不
快感を与えるばかりでなく、アレルギー性１１４息や皮
疹を惹起する等の問題を生じている。スミチオンやダイ
アジノンのような有機リン剤がこれら屋内に発生するダ
ニ類に効果があることは知られていたが、人畜に対する
安全性や抵抗性問題のため実用化には障害があり、的確
な駆除方法の確立が切望されるようになった。

本発明者らは上記現状に鑑み、屋内で安全に使用できる
殺ダニ剤の開発を目的として鋭意な［究を続けた結果、
β−ブトキシ−β′−ロダンジエチルエーテル又はラフ
リン酸β−ロダンエチルエステルを含有する組成物が、
コナダニ、チリダニ、ホコリダニ等に樟めて高い殺ダニ
効果を示すことを見い出し本発明を完成した７、本発明
に使用するβ−ブトキシ−β′−ロダンジエチルエーテ
ル又はラフリン酸β−ロダンエチルエステルはピレスロ
イド用共力剤として知られて２− いる化合物である。すなわち、β−グトキシーβ′−ロ
ダンジエチルエーテＩし又はラフリン酸β−ロダンエチ
ルエステルは、それ自体殺虫力はなく、ピレスロイドと
共に用いられ九時昆虫体内におけるピレスロイドの代謝
分解を抑えてその殺虫力を向上させることが知られてい
るが、屋内に発生するダニ類に対しては埼〈べきことに
それ自体極めて高い殺ダニ力を示し、昆虫とダニ類にお
ける作用機作の逮いを示唆した。これらのピレスロイド
用共力剤は人畜に対する毒性が非常に低く又極めて安価
であることから、屋内用殺ダニ剤の開発をめざすうえで
極めて有用性が高い、特に、カーペット類に発生するコ
ナヒコクヒグニはアレルギー性疾患や人体内ダニ症の原
因と目されており、これらにピレスロイド用共力剤が有
効であるという知見は、保健衛生上、医学上意義深い。

又、本発明には、フェノトリン、バーメスリン、レスメ
トリン、３’−フェノキシベンジル　２，２，３．３−
テトラメチルシクロプロパンカルボキシレートのような
ピレスロイド系化合物、よりＴＡ、Ｓ−４２１、ビペロ
ニ？レプトキサイド、サイネビリン−２２２、サイネビ
リン５００のような他のピレスロイド用共力剤、あるい
け、ディート、ベンジルベンゾエートのような害虫忌避
剤、又、毒性等が問題とならない程度のスミチオン、グ
イアジノン等の有機リン剤系殺虫剤あるいけツマサイド
、メオパールのようなカーバメート系殺虫剤、その他の
殺虫剤、殺菌剤、防黴剤等との併用ももちろん可能であ
り、その組１１７．物は、多目的組成物として使用でき
る。

本発明の殺ダニ剤は、上記有効成分をそのまま適用する
ことも可能であるが、通常好ましくけ過当な担体その他
の配合剤を用いて、使用目的に応じ各種の形麹例えば乳
剤、水和剤、粉剤、油剤、エアゾール剤等として使用さ
れる。液状の担体としては例えば、水、アＩレコール類
、ケトン類、エーテル類、脂肪族炭化水素類、ハロゲン
化炭化水素類、エステ３− ル類、酸アミド類等の溶媒が適当であり、そしてこれら
の１種′また＃″ｉ２種以上の混合物が使用される。ま
た固体の担体としては、例え上 ば粘倭類（カオリン、ベントナイト等）、クルク類、シ
リカ類、アルミナ粉末、活性炭類、植物性粉末等が適し
ており、そしてこれらの１種または２種以上の混合物が
使用される。また、配合剤としては乳化剤、分散剤、展
着剤、浸透剤、界面活性剤、安定剤等が適当であり、こ
れらの１種すた＃′ｉ２種以上の混合物が使用される、 本発明殺ダニ剤中の有効成分量及びその使用量はその剤
梨や適用対象、適用方法、適用場所等に応じて適宜決定
される。例えば、コナダニ等畳に生息するダニの駆除に
は１畳あたり、ｏ、　ｉ　ｔｎｇ以上好ましくＩＩ′ｉ
１ｒｎｇ〜５ｇの前記β−ブトキシ−β′−ロダンエチ
ルエステル又は２クリン酸β−ロダンエチルエステルが
使用される。

なお、家庭内で畳に処理する場合にはエアゾール剤が使
いやすく、畳表の下、畳と畳の間４− に処理すれば効果的であり、一方畳を製造する際本発明
組成物を適用することももちろん可能である。また、カ
ーペット類に生息するコナヒヨウヒダニ類等の駆除には
ｌｒｄあたり、０−５　ｒｒｒｇ〜５ｇの本発明ピレス
ロイド用共力剤の適用が好ましく、エアシーＩし剤、粉
剤等の形態で簡便に使用でき、効果、安全性の面でも優
れている。又、カーペット製造時に処理する場合には、
カーペットのバッキング材に乳剤を混合して使用するこ
とも可能である。更に、部屋全体を一時に処理するには
燻煙剤が便利である。

以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を峻見ない限り以下の例に限定されるも
のではない。

試験例１゜ 供試化合物で処理した粉末飼料ｌｏｇと約２０００匹の
ケナガコナダニを含む粉末飼料１０ｇを混和し、所定嬶
度の供試粉末飼料を得た。この粉末飼料を５ｇずつ直径
６ａのシャーレに入れ、温度２５８Ｃ％湿度７５％の条
件下に置いた１１週間後及び２週間後に飽和食塩水浮遊
法により飼料０．２ｇ中の生存ダニ数を調べ、下式に従
って繁殖抑制率を計算した。試論は各廣度につき３回繰
返し行なった。

なお、供試ピレスロイド共力剤中の符号Ａ１Ｂはそれぞ
れ下記の意味を表わす。

Ａ；β−ソトキシーβ′−ロダンジエチルエーテルＢ；
ラフリン酸β−ログンエチルエステＩし上記結果より、
本発明組成物すなわち、β−ブトキシ−β′−ロダンジ
エチルエーテル又はラフリン酸β−ロダンエチルエステ
ルを含有する殺ダニ剤、又はこれに他の薬剤を併…した
組成物（供試化合物例１〜５）は優れた殺ダニ幼果を示
した。一方、他のピレスロイド用共力剤単独（対照化合
物：供試化合物例６〜７）の活性は非常に低く、本発明
組成物の有用性が確認された。

試論例２゜ 供試化合物で処理した粉末飼料１０ｇと、約１２００匹
のコナヒヨウヒダニを含む粉末飼料１０ｇを混和し、所
定濃度の供試粉末飼料を得た。

この粉末飼料５ｇを用いて試除例１と同様に試瞼し、１
Ｍ間後及び２週間後の繁殖抑制率をめた。

上記結果より、本発明組成物は、コナヒヨウヒダニに対
し、従来有効であるとされた有機リン剤のスミチオンよ
如高い殺ダニ効果を示し、一方、他のピレスロイド用共
力剤であるサイネピリン２２２の活性は非常に低く、本
発明のβ−ブトキシ−β′−ロダンジエチルエーテル又
はラフリン酸β−ロダンエチＩレエステルが特異的に屋
内に発生するダニ類に効果が高いことがｉ隠された。

−〇　−Ａ 実施例１゜ β−クトキシーβ′−ロダンジエチルエーテｒし２．Ｏ
ｇ。

レスメトリンｌ、Ｏｇを精製灯油に溶解し、エアゾール
容器に充填し、バルブ部分を収り付けた後、該バルブ部
分を通じて噴射剤を加圧充填して・エアゾールを得た。

ケナガコナダニが繁殖した６畳の部屋で、上記調製エア
ゾールを約１／４量畳に内部注入し、１週間後のコナダ
ニの生息密度を調べたところ５％以下に減少していた。

実施例２゜ ’ｆ）９１）ン酸β−ロダンエチルエステル１．　ｏ　
Ｈｓ、バーメスリン０．５部、Ｓ−４２１１，０部とク
レー９７，５都をよく粉砕混合して粉剤を得た。

コナヒロクヒダニ約４００頭を接種したｌＯ側平方のカ
ーペットに上記調製粉剤を１　ａｔあたり２０ｇの割合
で散布し、２日後に生存コナヒョクヒダニ数を調査した
ところ５頭以下であり一１〇− 手続補正書（自発） 昭和５９年１１月３０日 １、事件の表示 昭和５９年特許願第２１２１９号 屋内用殺ダニ剤 ８、補正をする者 住所（居所）　共庫県西宮市上甲東園 ４、代理人 ７、補正の対象 明細書全文 ８補正の内容 別紙のとおり 明細書の浄書（内容に変更なし）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. β−ブトキシ−β′−ロダンジエチルエーテル又はラフ
   リン酸β−ロダンエチルエステルを含有することを特徴
   とする屋内用役ダニ剤。