JPS60162759A - 形状記憶素子の製造方法 - Google Patents
形状記憶素子の製造方法Info
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- JPS60162759A JPS60162759A JP1608584A JP1608584A JPS60162759A JP S60162759 A JPS60162759 A JP S60162759A JP 1608584 A JP1608584 A JP 1608584A JP 1608584 A JP1608584 A JP 1608584A JP S60162759 A JPS60162759 A JP S60162759A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明はT i Ni系形状記憶素子の製造方法に関し
。
。
特に時効処理に関するものである。
金属間化合物T1Niは熱弾性型マルテンサイト変態の
逆変態に付随して顕著な形状記憶効果(Shape−M
emory−Effect以下SME以下8ナE。)を
示すことが知られている(「金属J 1966年2月1
3日号P、P 44〜48)。
逆変態に付随して顕著な形状記憶効果(Shape−M
emory−Effect以下SME以下8ナE。)を
示すことが知られている(「金属J 1966年2月1
3日号P、P 44〜48)。
また第3元素を添加したTiN1Xについても顕著な8
MBを示すことが知られている。
MBを示すことが知られている。
TiN1Fe 、 TiN1Cu 、 TiN1V 、
TiN1Zrはそれぞれ特開昭47−2102.%開
昭53−28518 。
TiN1Zrはそれぞれ特開昭47−2102.%開
昭53−28518 。
特開昭53−149732に示されている。
またT1Niに3α遷移金属(V 、 Cr r Mn
r Zr )を添加した研究報告は東北大学選研粟報
28(1972)209〜219に記載されている。
r Zr )を添加した研究報告は東北大学選研粟報
28(1972)209〜219に記載されている。
一般にNi 50.3原子・ぐ−セントを越えたNi過
剰側T1Ni化合物に時効を施すとr Nt過剰の析出
物(例えばTiN15)の形成にともない中間相変態を
示すようになシ変態温度は均一化処理(単相化処理)に
比べて高くなる傾向を示す。
剰側T1Ni化合物に時効を施すとr Nt過剰の析出
物(例えばTiN15)の形成にともない中間相変態を
示すようになシ変態温度は均一化処理(単相化処理)に
比べて高くなる傾向を示す。
本発明者らはNi過剰側T1Ni素子に拘束時効処理を
施すことによジ可逆性素子を得る方法を見出している。
施すことによジ可逆性素子を得る方法を見出している。
(特願昭57−31605)。
本発明は時効処理によって中間相&flを示すとともに
変態温度を上昇した形状記憶素子を提供することを目的
とする。
変態温度を上昇した形状記憶素子を提供することを目的
とする。
Ni49〜52at%、残Tiよりなる金属間化合物の
TiとNiの少なくとも一方をBeで0.1〜5 at
チ置換した合金を600℃以下の温度で時効熱処理を施
すことにより、該素子の変態温度を上昇させることを特
徴とするものである。
TiとNiの少なくとも一方をBeで0.1〜5 at
チ置換した合金を600℃以下の温度で時効熱処理を施
すことにより、該素子の変態温度を上昇させることを特
徴とするものである。
なおr Beによる置換量は好ましくは2at%以下が
良い。
良い。
本発明によるT1Ni Be合金は、従来のVやFeを
添加した場合と同様に均一化処理した場合の変態温度は
Beの添加量とともに低下の傾向を示すが。
添加した場合と同様に均一化処理した場合の変態温度は
Beの添加量とともに低下の傾向を示すが。
600℃での時効処理によってT1Ni素子に比べ20
〜30℃高い変態温度が得られる。このことは可逆素子
の変態温度を高く設定可能である利点を有する。
〜30℃高い変態温度が得られる。このことは可逆素子
の変態温度を高く設定可能である利点を有する。
以下実施例に基き説明する。
スポンデTi (純度99.9%)III解Ni(純度
99.9.チ)およびBe合金(3wt%Be残部Ni
)を用いてT1Ni2元系素子のTiをBeで置換す
る添加系で表−1に示す組成のTiN1Be素子を高周
波誘導溶解によって得た。その後、得られた素子は熱間
・冷間加工を行い、素子の加工性を調べると同時に特性
評価試料とされた。また加工が困難な素子については切
削加工によシ評価試料を得た。各素子の変態温度は示差
走査熱量計によってめられた。その結果を表−1に示し
ている。
99.9.チ)およびBe合金(3wt%Be残部Ni
)を用いてT1Ni2元系素子のTiをBeで置換す
る添加系で表−1に示す組成のTiN1Be素子を高周
波誘導溶解によって得た。その後、得られた素子は熱間
・冷間加工を行い、素子の加工性を調べると同時に特性
評価試料とされた。また加工が困難な素子については切
削加工によシ評価試料を得た。各素子の変態温度は示差
走査熱量計によってめられた。その結果を表−1に示し
ている。
素子の熱間加工は700〜900℃で行われ。
冷間加工は700〜800℃で焼鈍後行われた。
Be添加2原子・母−セントまではT1Ni素子同様の
加工性を示すがそれ以上の添加素子は加工性を悪くし、
5原子ツク−セントでは加工は困難となる。このため2
%以上の素子では切削加工法等の機械加工が必要と思わ
れる。
加工性を示すがそれ以上の添加素子は加工性を悪くし、
5原子ツク−セントでは加工は困難となる。このため2
%以上の素子では切削加工法等の機械加工が必要と思わ
れる。
変態温度は700〜800℃均一化処理材についてめら
れたが#T15G−χNi50 Bex素子では顕著な
変態温度の低下傾向を示しているが、他の素子は全て一
100℃以下に変態温度が存在するものと思われ、示差
走査熱量計では測定不能であり。
れたが#T15G−χNi50 Bex素子では顕著な
変態温度の低下傾向を示しているが、他の素子は全て一
100℃以下に変態温度が存在するものと思われ、示差
走査熱量計では測定不能であり。
Be添加による影響は調べられなかった。
表−1
※ 変態温度で−は
−100℃以下を表わしている。
以−1ζ強日
表−2には表−1に示された素子の一部を500℃で4
0時間時効処理を行った試料の変態温度を示している。
0時間時効処理を行った試料の変態温度を示している。
表−2
TiNiBe素子は概してT1Ni素子に比べ時効の影
響をうけ難いことを本発明者は研究の結果見出した。す
なわちTi 46Ni 52ne2素子は500℃での
3時間、および40時間処理では中間相変態開始温度(
M8′点)、逆変態開始温度(As点)はそれぞれMs
’=33℃1All=4℃(500℃×3時間)。
響をうけ難いことを本発明者は研究の結果見出した。す
なわちTi 46Ni 52ne2素子は500℃での
3時間、および40時間処理では中間相変態開始温度(
M8′点)、逆変態開始温度(As点)はそれぞれMs
’=33℃1All=4℃(500℃×3時間)。
Ms’= 53℃、 As = 58℃(500℃×4
0時間)であるのに対し、 Ti 4BNt 52素子
ではMs’= 20℃。
0時間)であるのに対し、 Ti 4BNt 52素子
ではMs’= 20℃。
As = 23℃(500℃×3時間) 、 Ms’=
25℃。
25℃。
As = 28℃(500X40時間)である。すなわ
ちT1Ni素子は時効時間が少ない状態で安定化するの
に対しTiN1Be素子は安定化には長時間を要するこ
とを意味している。このことは拘束時効による可逆素子
を得易いことを示唆しているものと考えられる。本発明
者らによって得られた方法(特願昭57−31605)
は析出の安定化を得ない形で拘束時効することにある。
ちT1Ni素子は時効時間が少ない状態で安定化するの
に対しTiN1Be素子は安定化には長時間を要するこ
とを意味している。このことは拘束時効による可逆素子
を得易いことを示唆しているものと考えられる。本発明
者らによって得られた方法(特願昭57−31605)
は析出の安定化を得ない形で拘束時効することにある。
まだ時効による変態温度のシフトは極めて顕著であり1
表−2に示すようにT1Ni素子に比べMs’点、As
点それぞれ20〜30℃高くなる。このことは前記析出
の安定化に長時間を要すこと同様に高い変態温度を有す
る可逆素子をめ得ることを示唆していると考えられる。
表−2に示すようにT1Ni素子に比べMs’点、As
点それぞれ20〜30℃高くなる。このことは前記析出
の安定化に長時間を要すこと同様に高い変態温度を有す
る可逆素子をめ得ることを示唆していると考えられる。
第1図にはTi 4q−xNi 51 Bex素子を5
00℃で400時間時効処理行った試料について変態温
度とBe添加量の関係を示している。図から明らかなよ
うにBe 1原子パーセント添加までは顕著な変態温度
上昇が認められるが、その後は緩かな上昇にとどまって
いる。このことより前記加工性と合せて考えるとBe添
加量は望ましくは2原子パーセント以下である。
00℃で400時間時効処理行った試料について変態温
度とBe添加量の関係を示している。図から明らかなよ
うにBe 1原子パーセント添加までは顕著な変態温度
上昇が認められるが、その後は緩かな上昇にとどまって
いる。このことより前記加工性と合せて考えるとBe添
加量は望ましくは2原子パーセント以下である。
第2図にはTi47.□ Ni511 Be2素子を3
00〜600℃で400時間時効処理行ったものと、7
00〜800℃で2時間処理を行ったものについて変態
温度と時効温度の関係を示しているが図から明らかなよ
うに600℃以上ではT1Ni素子同様に中間相変態は
認められない。また300℃では一100℃以上では変
態温度は認められず時効を受け難いことを示している。
00〜600℃で400時間時効処理行ったものと、7
00〜800℃で2時間処理を行ったものについて変態
温度と時効温度の関係を示しているが図から明らかなよ
うに600℃以上ではT1Ni素子同様に中間相変態は
認められない。また300℃では一100℃以上では変
態温度は認められず時効を受け難いことを示している。
このことはT1Ni素子が150〜200℃での使用が
できない(時効をうけ易い。)のに対しT1Ni Be
素子が高温(200℃以上)使用に耐え得る可能性を示
唆しているものと考えられる。
できない(時効をうけ易い。)のに対しT1Ni Be
素子が高温(200℃以上)使用に耐え得る可能性を示
唆しているものと考えられる。
本発明によるTiN1Be素子は従来の゛riNi累子
同様に温度セン・す゛−,アクチュエータ、ノやイゾ継
土用素子の提供と同時に可逆性菓子の提供が可能である
。
同様に温度セン・す゛−,アクチュエータ、ノやイゾ継
土用素子の提供と同時に可逆性菓子の提供が可能である
。
第1図はTi49−X Ni51Bex (0<:x<
5 )素子の500℃で400時間時効処理行った試料
の変態温度とBe含有量の関係を示すグラフである。 第2図はTi 47 Ni 51 Be素子を300〜
600℃で40時間および700〜800℃で2時間時
効処理を行った゛試料の変態温度と時効温度の関係を示
すグラフであ−る。 第1図 → Be(atZ)
5 )素子の500℃で400時間時効処理行った試料
の変態温度とBe含有量の関係を示すグラフである。 第2図はTi 47 Ni 51 Be素子を300〜
600℃で40時間および700〜800℃で2時間時
効処理を行った゛試料の変態温度と時効温度の関係を示
すグラフであ−る。 第1図 → Be(atZ)
Claims (1)
- 1、Ni 49〜52 at%、残T+よシなる金属間
化合物のTiとNiの少なくとも一方を3eで0.1〜
5at%置換した合金を600℃以下の温度で熱処理を
施すことにより、該素子の変態温度を上昇させることを
特徴とする形状記憶素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1608584A JPS60162759A (ja) | 1984-02-02 | 1984-02-02 | 形状記憶素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1608584A JPS60162759A (ja) | 1984-02-02 | 1984-02-02 | 形状記憶素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60162759A true JPS60162759A (ja) | 1985-08-24 |
Family
ID=11906698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1608584A Pending JPS60162759A (ja) | 1984-02-02 | 1984-02-02 | 形状記憶素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60162759A (ja) |
-
1984
- 1984-02-02 JP JP1608584A patent/JPS60162759A/ja active Pending
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