JPS60162714A - 溶銑処理装置 - Google Patents
溶銑処理装置Info
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- JPS60162714A JPS60162714A JP59019180A JP1918084A JPS60162714A JP S60162714 A JPS60162714 A JP S60162714A JP 59019180 A JP59019180 A JP 59019180A JP 1918084 A JP1918084 A JP 1918084A JP S60162714 A JPS60162714 A JP S60162714A
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- Japan
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- hot metal
- slag
- powder flux
- reaction zone
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C1/00—Refining of pig-iron; Cast iron
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、溶銑処理装置に係り、特に高炉出銑樋を流
れる溶銑中に粉体フラックスを吹込んで溶銑中の不純物
を除去する、高炉出銑樋を利用した溶銑処理装置に関す
る。
れる溶銑中に粉体フラックスを吹込んで溶銑中の不純物
を除去する、高炉出銑樋を利用した溶銑処理装置に関す
る。
この桓、高炉出銑樋を利用した溶銑処理方法として、出
銑樋を流れる溶銑に粉体フラックスを上置きして不純物
処理を行なう上置き法が知られている。しかしながら、
この方法では、溶銑中に粉体フラックスが良好に添加さ
れず、粉体フラックスと溶銑との接触性が悪いので、S
l等の脱不純物反応が速やかに進行せず、そのために、
反応に時間がかかり、反応距離を非常に長く狭する。そ
のために、上置き法で扛、溶銑中に粉体フラックスを添
加しても、粉体フラックスを溶融するだけで脱Si等の
反応に関与させることなく、出銑4illI最下流に設
置したスキンマーで除去するだけに終っているのが現状
である。
銑樋を流れる溶銑に粉体フラックスを上置きして不純物
処理を行なう上置き法が知られている。しかしながら、
この方法では、溶銑中に粉体フラックスが良好に添加さ
れず、粉体フラックスと溶銑との接触性が悪いので、S
l等の脱不純物反応が速やかに進行せず、そのために、
反応に時間がかかり、反応距離を非常に長く狭する。そ
のために、上置き法で扛、溶銑中に粉体フラックスを添
加しても、粉体フラックスを溶融するだけで脱Si等の
反応に関与させることなく、出銑4illI最下流に設
置したスキンマーで除去するだけに終っているのが現状
である。
そこで、不純物の除去効率を向上し処理時間を短縮する
ために、粉体フラックスの添加法を改善した夕、添加さ
れた粉体フラックスと溶銑との接触性を向上させる試み
が、本発明者等の研究を含め、従来から種々なされてき
た。
ために、粉体フラックスの添加法を改善した夕、添加さ
れた粉体フラックスと溶銑との接触性を向上させる試み
が、本発明者等の研究を含め、従来から種々なされてき
た。
その結果、本発明者等は、粉体フラックス全溶銑中に良
好に添加するためには、出銑樋上方にランスを設置し、
このランスからキャリアーガスによって粉体フラックス
を溶銑流中に吹込めば良いこと、そして、ランス先端部
の溶損および粉体フラックスの衝突による出銑樋敷部(
底部)の損耗を防止するためには、ランスを溶銑流の湯
面から離して設置すれば良いことを知見し、先頃出願し
た(特開昭58−130208号)、。
好に添加するためには、出銑樋上方にランスを設置し、
このランスからキャリアーガスによって粉体フラックス
を溶銑流中に吹込めば良いこと、そして、ランス先端部
の溶損および粉体フラックスの衝突による出銑樋敷部(
底部)の損耗を防止するためには、ランスを溶銑流の湯
面から離して設置すれば良いことを知見し、先頃出願し
た(特開昭58−130208号)、。
このような吹込みによって、粉体フラックスは溶銑の浴
の深部まで侵入して、溶銑と良好に接触し、不純物の除
去が高効率かつ短時間に行なわれた。従って、このこと
から、5i1PおよびSなどを順次一つずつ、場合によ
っては同時に複数除去することによって、これら不純物
の全てを出銑樋内において除去することの可能性が見い
出された。
の深部まで侵入して、溶銑と良好に接触し、不純物の除
去が高効率かつ短時間に行なわれた。従って、このこと
から、5i1PおよびSなどを順次一つずつ、場合によ
っては同時に複数除去することによって、これら不純物
の全てを出銑樋内において除去することの可能性が見い
出された。
そして、更に研究を進めた結果、本発明者等は、浴深さ
Hの溶銑流に対して粉体フラックスを、侵入深さHpが
0.50 H≦Hp(1,OHとなるように吹込めば、
粉体フシランスの衝突による出銑機敏部の損耗を充分に
防ぐことができ、かつ、時に効率低下を生じていた不純
物の除去を安定して高効率に行なえることを知見し、実
操業に適した溶銑処理方法を得た。
Hの溶銑流に対して粉体フラックスを、侵入深さHpが
0.50 H≦Hp(1,OHとなるように吹込めば、
粉体フシランスの衝突による出銑機敏部の損耗を充分に
防ぐことができ、かつ、時に効率低下を生じていた不純
物の除去を安定して高効率に行なえることを知見し、実
操業に適した溶銑処理方法を得た。
この発明は、上述のような一連の研究の結果得られた浴
銑処理方法全実施するための装置を提供するもので、高
炉出銑樋のスラグ樋連結位置より下流に、前記出銑樋を
流れる溶銑中に前記出銑樋の底面との間に間隔をあけて
その下端を浸漬した2つのスキンマーを間隔をあけて設
置することによって、前記2つのスキンマーによって仕
切られた1つの反応域を設けると共に、前記1つの反応
域内に、前記溶銑中へ脱Si用粉体フラックスを高速贋
で吹込むための第1のランスと脱P用粉体フラックスを
開速度で吹込むための第2のランスとを、前記第1、第
2のランスの先端部を前記溶銑の湯面から離して設置し
、さらに、前記1つの反応域の出銑樋の側壁に、前記1
つの反応域内で生成されたスラグを排滓するための樋を
連結したことに特徴を有する。
銑処理方法全実施するための装置を提供するもので、高
炉出銑樋のスラグ樋連結位置より下流に、前記出銑樋を
流れる溶銑中に前記出銑樋の底面との間に間隔をあけて
その下端を浸漬した2つのスキンマーを間隔をあけて設
置することによって、前記2つのスキンマーによって仕
切られた1つの反応域を設けると共に、前記1つの反応
域内に、前記溶銑中へ脱Si用粉体フラックスを高速贋
で吹込むための第1のランスと脱P用粉体フラックスを
開速度で吹込むための第2のランスとを、前記第1、第
2のランスの先端部を前記溶銑の湯面から離して設置し
、さらに、前記1つの反応域の出銑樋の側壁に、前記1
つの反応域内で生成されたスラグを排滓するための樋を
連結したことに特徴を有する。
以下、この発明の実施例を図面に基づき詳述する。第1
図は、この発明の溶銑処理装置を示す平面図%第2図は
、第1図のA−AIvil矢視図である。
図は、この発明の溶銑処理装置を示す平面図%第2図は
、第1図のA−AIvil矢視図である。
第1〜2図において1は高炉の出銑樋で、出銑樋1のス
ラグ樋2の連結位置より下流側には、出銑樋1を仕切る
スキンマー3a、3bおよび3cによって、反応域4a
および4bが形成されている。
ラグ樋2の連結位置より下流側には、出銑樋1を仕切る
スキンマー3a、3bおよび3cによって、反応域4a
および4bが形成されている。
スキンマー3a〜3cは、出銑樋1に直角に設けられて
おり、その下端は、出銑4mlの底面1aとの間に隙間
をあけて、出銑樋1内を流れる溶銑5中に浸漬されてい
る。
おり、その下端は、出銑4mlの底面1aとの間に隙間
をあけて、出銑樋1内を流れる溶銑5中に浸漬されてい
る。
従って、高炉から排出されて出銑a1を流れる溶銑5は
、スキンマー3aによって高炉スラグ7′を分離されて
、反応域4aおよび4b内を順次流下していく。高炉ス
ラグ7′はスラグ樋2を通って排滓される。反応域4a
は、溶銑5中のSiおよびPを除去するためのもの、反
応域4bはSを除去するためのもので、反応域4a内に
は、溶銑5中へ粉体フラックスを吹込むためのランス6
a、6bが1反応域4b内には、同じく、ランス6cが
それぞれ適数個(図では2個)、機差10を貫通して挿
入されている。ランス6a〜6bおよび6cは、それぞ
れの反応域4a14bV31に流れる溶銑5および粉体
フラックスの吹込みにより生成したスラグ7a〜7bお
よび7cによって溶損されるのを防ぐために、その先端
部を溶銑5の湯面から適宜間隔離して設置する。
、スキンマー3aによって高炉スラグ7′を分離されて
、反応域4aおよび4b内を順次流下していく。高炉ス
ラグ7′はスラグ樋2を通って排滓される。反応域4a
は、溶銑5中のSiおよびPを除去するためのもの、反
応域4bはSを除去するためのもので、反応域4a内に
は、溶銑5中へ粉体フラックスを吹込むためのランス6
a、6bが1反応域4b内には、同じく、ランス6cが
それぞれ適数個(図では2個)、機差10を貫通して挿
入されている。ランス6a〜6bおよび6cは、それぞ
れの反応域4a14bV31に流れる溶銑5および粉体
フラックスの吹込みにより生成したスラグ7a〜7bお
よび7cによって溶損されるのを防ぐために、その先端
部を溶銑5の湯面から適宜間隔離して設置する。
ランス6a〜6cには、出銑樋1の外方に設置した精錬
剤タンク8a〜8cから、それぞれ脱Si用粉体フラッ
クス、脱P用粉体フラックス、脱S用粉体フラックスが
、キャリアーガスによって供給される。そして、これら
の粉体フラックスは、ランス6a〜6cからキャリアー
ガスと共に、それぞれの反応域4aおよび4b内を流れ
る溶銑5中に開速度で吹込まれる。
剤タンク8a〜8cから、それぞれ脱Si用粉体フラッ
クス、脱P用粉体フラックス、脱S用粉体フラックスが
、キャリアーガスによって供給される。そして、これら
の粉体フラックスは、ランス6a〜6cからキャリアー
ガスと共に、それぞれの反応域4aおよび4b内を流れ
る溶銑5中に開速度で吹込まれる。
ここで、1つの反応域4a内を流れる溶銑5中に、ラン
ス6aから脱Si用粉体フラックスを、ランス6bから
脱P用粉体フラックスを吠込んで、溶銑5中のStとP
とを同時に処理するのは、脱P用粉体フラックスの共存
した塩基度の高い状態で、ミルスケール等の脱Si用粉
体フラックスに脱St反応をさせるためである。このよ
うな脱P用粉体フラックスの共存した塩基度の高い状態
では、脱Si用粉体フラックスは反応性が大となるので
、Sjの除去効率が高くなり、生成されたS i Oz
を含むスラグ7aがミルスケール等の鉄分によって黒
色化することも防止できる。また、脱P用粉体フラック
スの共存によってスラグ7aおよび7b中などのSが溶
銑中に復硫することも防止できる。
ス6aから脱Si用粉体フラックスを、ランス6bから
脱P用粉体フラックスを吠込んで、溶銑5中のStとP
とを同時に処理するのは、脱P用粉体フラックスの共存
した塩基度の高い状態で、ミルスケール等の脱Si用粉
体フラックスに脱St反応をさせるためである。このよ
うな脱P用粉体フラックスの共存した塩基度の高い状態
では、脱Si用粉体フラックスは反応性が大となるので
、Sjの除去効率が高くなり、生成されたS i Oz
を含むスラグ7aがミルスケール等の鉄分によって黒
色化することも防止できる。また、脱P用粉体フラック
スの共存によってスラグ7aおよび7b中などのSが溶
銑中に復硫することも防止できる。
粉体フラックスの吹込みは、溶銑5の浴深さをHとした
ときに、溶銑5中への侵入深さHpが0.50H≦Hp
(Hとなるように制御することが望ましい。
ときに、溶銑5中への侵入深さHpが0.50H≦Hp
(Hとなるように制御することが望ましい。
このような粉体フラックスの吹込与によれば、反応域4
a、4b部分の出銑樋1の底面1a(出銑樋敷部)に粉
体フラックスの衝突による損耗が発生するのを防止でき
、かつ、粉体フラックスと溶銑5との接触性を良好にし
て脱不純物反応を短時間、高効率なものとすることがで
きる。このような粉体フラックスの侵入深さHpの制御
は、本発明者等が導いた式、Hp= MG exp (
−7)/(d(4十〇、IHL)2(但し、t:粉体フ
ラックスの供給速度[: ?/−,]、G:キャリアー
ガスの供給速度(Nm”/j)、7:粉体フラックスの
平均粒径〔■)%do’ランスの内径(tm ) h
HL :溶銑湯面からのランス高さ〔m〕)に基づいて
行なうことができる。
a、4b部分の出銑樋1の底面1a(出銑樋敷部)に粉
体フラックスの衝突による損耗が発生するのを防止でき
、かつ、粉体フラックスと溶銑5との接触性を良好にし
て脱不純物反応を短時間、高効率なものとすることがで
きる。このような粉体フラックスの侵入深さHpの制御
は、本発明者等が導いた式、Hp= MG exp (
−7)/(d(4十〇、IHL)2(但し、t:粉体フ
ラックスの供給速度[: ?/−,]、G:キャリアー
ガスの供給速度(Nm”/j)、7:粉体フラックスの
平均粒径〔■)%do’ランスの内径(tm ) h
HL :溶銑湯面からのランス高さ〔m〕)に基づいて
行なうことができる。
反応域4aおよび4b部分の出銑樋1の側壁には、粉体
フラックスの吹込みによって生成したスラグ7a〜7b
および70kb スラグ樋2へ排滓するための樋9aお
よび9bが連結されている。
フラックスの吹込みによって生成したスラグ7a〜7b
および70kb スラグ樋2へ排滓するための樋9aお
よび9bが連結されている。
ランス6aからの脱Si用粉体フラックスの吹込みによ
って溶銑5の脱ケイが行なわれ、ランス6bからの脱P
用粉体フラックスの吹込みによって溶銑5の脱リンが行
なわれ、それらによって生成した5LOz’e含むスラ
グ7aとpt 05 k含むスラグ7bとは、樋9aを
通って一緒にスラグ4i11i2へ排滓される7同様に
、ランス6cからの脱S用粉体フラックスの吹込みによ
って脱硫が行なわれ、それによって生成したSt−含む
スラグ7cは、樋9bを通ってスラグ樋2へ排滓される
。
って溶銑5の脱ケイが行なわれ、ランス6bからの脱P
用粉体フラックスの吹込みによって溶銑5の脱リンが行
なわれ、それらによって生成した5LOz’e含むスラ
グ7aとpt 05 k含むスラグ7bとは、樋9aを
通って一緒にスラグ4i11i2へ排滓される7同様に
、ランス6cからの脱S用粉体フラックスの吹込みによ
って脱硫が行なわれ、それによって生成したSt−含む
スラグ7cは、樋9bを通ってスラグ樋2へ排滓される
。
従って、この装置によれば、高炉から排出され出銑4I
!11を流下する溶銑5は、スキンマー3aによって先
ず高炉スラグ7′が分離され、次いで反応域4aで溶銑
5中のSiとPとが除去されると共にスキンマー3bに
よってSiへおよびPa OFI k含むスラグ7aお
よび7bが分離され、次いで反応域4cで浴銑5中のS
が除去されると共にスキンマー30によってSを含むス
ラグ7cが分離される。一方、分離されたスラグ7aお
よび7bは、−緒になって樋9a’に通ってスラグ樋2
へ排滓され、スラグ7cは、樋9be通ってスラグ樋2
へ排滓される。
!11を流下する溶銑5は、スキンマー3aによって先
ず高炉スラグ7′が分離され、次いで反応域4aで溶銑
5中のSiとPとが除去されると共にスキンマー3bに
よってSiへおよびPa OFI k含むスラグ7aお
よび7bが分離され、次いで反応域4cで浴銑5中のS
が除去されると共にスキンマー30によってSを含むス
ラグ7cが分離される。一方、分離されたスラグ7aお
よび7bは、−緒になって樋9a’に通ってスラグ樋2
へ排滓され、スラグ7cは、樋9be通ってスラグ樋2
へ排滓される。
以上の例では、出銑樋1にスキンマー3a〜3cによっ
て反応域4a、4bi形成し、反応域4aでSiとPと
を同時に処理し、次いで反応域4bでSk処理するよう
に〜構成きれているが、反応域4aでSi とPとを処
理する以外は、その後の処理はSに限らず、処理したい
不純物の数に応じて反応域を増減して処理すればよい。
て反応域4a、4bi形成し、反応域4aでSiとPと
を同時に処理し、次いで反応域4bでSk処理するよう
に〜構成きれているが、反応域4aでSi とPとを処
理する以外は、その後の処理はSに限らず、処理したい
不純物の数に応じて反応域を増減して処理すればよい。
この発明の溶銑処理装置は以上のように構成されるので
、次のような効果がもたらされる。(1)出銑樋内にお
いて、溶銑中のSiおよびP’ii高い率で除去できる
、(2)脱Si用粉体フラックスと脱S用粉体フラック
スを1つの反応域内の溶銑中に吹込んで一8iとPとを
同時に処理しているので、脱Si用粉体フラックスの反
応性を大きくでき、生成されたSiO,i含むスラグ中
の脱Si用粉体フラックス残存量を小さくできるがら、
Sin、を含むスラグを高炉スラグと混合しても高炉
スラグが黒色化するの全防止できる。(3) S i0
2 f含むスラグおよびPa Oa’を含むスラグ中の
Sが溶銑中に復硫することがない。
、次のような効果がもたらされる。(1)出銑樋内にお
いて、溶銑中のSiおよびP’ii高い率で除去できる
、(2)脱Si用粉体フラックスと脱S用粉体フラック
スを1つの反応域内の溶銑中に吹込んで一8iとPとを
同時に処理しているので、脱Si用粉体フラックスの反
応性を大きくでき、生成されたSiO,i含むスラグ中
の脱Si用粉体フラックス残存量を小さくできるがら、
Sin、を含むスラグを高炉スラグと混合しても高炉
スラグが黒色化するの全防止できる。(3) S i0
2 f含むスラグおよびPa Oa’を含むスラグ中の
Sが溶銑中に復硫することがない。
第1図は、この発明の溶銑処理装置を示す平回図、第2
図は、第1図のA−A線矢視図である。 図面において、 1・・・出銑&、la・・・出銑樋底面、2・・・スラ
グ樋、3a〜3C・・・スキンマー、4a〜4b・・・
反応域、5・・・溶M、6a〜6C・・・ランス、7a
〜7C・・・スラグ 7/・・・高炉スラグ、8a〜8
C・・・精錬剤タンク、9a〜9b・・・樋。 出願人 日本鋼管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫(他2名) 第1図 手続補正書(自発) 昭和59年3月6 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭59− 19180 号 2、発明の名称 溶銑処理装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区丸の内−丁目1番2号正A(んj
) (412)日本鋼管株式会社代表者 金 尾 實 4、代理人 自 発 ] の欄 7、補正の内容 別紙の通り (1)明細書の特許請求の範囲の項を次の通シ訂正する
。 [(1)高炉出銑樋のスラグ連結位置よシ下流國前記出
銑樋を流れる溶銑中に前記出銑樋の底面との間に間隔を
あけてその下端を浸漬した2つのスキンマーを間隔をあ
けて設置することによって、前記2つのスキンマーによ
って仕切られた1つの反応域を設けると共に、前記1つ
の反応域内に、前記溶銑中へ脱Si用粉体フラックスを
高速度で吹込むだめの第1のランスと脱P用粉体フラッ
クスを高速度で吹込むだめの第2のランスとを、前記第
1、第2のランスの先端部を前記溶銑の湯面から離して
設置し、さらに、前記1つの反応域の出銑樋の側壁に、
前記1つの反応域内で生成されたスラグを前記スラグ樋
に排滓するための樋を連結したことを特徴とする、溶銑
処理装置。 (2)前記1つの反応域内で生成されたスラグを排滓す
るだめの樋は、前記1つの反応域の出銑樋の上流位置に
連結されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の溶銑処理装置。」(2) 明細書、5頁、発明の
詳細な説明の項、4行、 「排滓する」とあるを、 「前記スラグ植に排滓する」と訂正する。 (3) 明細書、第7頁、発明の詳細な説明の項、14
行、 「防止できる。」とあるを、 [防止できる。また、5i02を含むスラグ7aは塩基
度(Ca/5i02)が通常0.1−0.5程度であシ
、またP2O,を含むスラグ7bは塩基度が通常3.0
〜4.0程度であって、これら単独では流動性が悪いが
、これらのスラグ7a、7bが混合されたものでは、塩
基度が1.5〜2.0程度となって、流動性が改善され
るので、反応域4aの出銑樋1の側壁に連結されたスラ
グ樋9aから、スラグ7aおよび7bを流れ良く排滓す
ることが可能となる。」と訂正する。 (4) 明細書、8頁、発明の詳細な説明の項、14行
、 「連結されている。」とあるを、 [連結されている。この樋9aおよび9bは、図のよう
に、それぞれ反応域4a、4bの出銑樋1の上流位置に
設けることが好ましい。樋9a、9bを上流位置に設け
ることによって、反応域4a。 4b内のそれぞれに生成したスラグ7a〜7b、スラグ
7cを上流に向けて流し、溶銑5と逆向きの流れを作れ
るので、ランス8a、8bから吹込まれた脱Si用粉体
フラックス、脱S用粉体フラックスと溶銑5、ランス8
Cから吹込まれた脱S用粉体フラックスと溶銑5の接触
性を良好にできる。」と訂正する。 (5)明細書、10頁、発明の詳細な説明の項、14行
、 「ことがない。」とあるを、 「ことがない。(4)s1o2を含むスラグとP2O,
を含むスラグとが一緒になって、これらスラグが単独の
ときよシも流動性が改善されるので、これらスラグの排
滓をスムーズに行なうことができる。」と訂正する。 以上
図は、第1図のA−A線矢視図である。 図面において、 1・・・出銑&、la・・・出銑樋底面、2・・・スラ
グ樋、3a〜3C・・・スキンマー、4a〜4b・・・
反応域、5・・・溶M、6a〜6C・・・ランス、7a
〜7C・・・スラグ 7/・・・高炉スラグ、8a〜8
C・・・精錬剤タンク、9a〜9b・・・樋。 出願人 日本鋼管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫(他2名) 第1図 手続補正書(自発) 昭和59年3月6 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 特願昭59− 19180 号 2、発明の名称 溶銑処理装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区丸の内−丁目1番2号正A(んj
) (412)日本鋼管株式会社代表者 金 尾 實 4、代理人 自 発 ] の欄 7、補正の内容 別紙の通り (1)明細書の特許請求の範囲の項を次の通シ訂正する
。 [(1)高炉出銑樋のスラグ連結位置よシ下流國前記出
銑樋を流れる溶銑中に前記出銑樋の底面との間に間隔を
あけてその下端を浸漬した2つのスキンマーを間隔をあ
けて設置することによって、前記2つのスキンマーによ
って仕切られた1つの反応域を設けると共に、前記1つ
の反応域内に、前記溶銑中へ脱Si用粉体フラックスを
高速度で吹込むだめの第1のランスと脱P用粉体フラッ
クスを高速度で吹込むだめの第2のランスとを、前記第
1、第2のランスの先端部を前記溶銑の湯面から離して
設置し、さらに、前記1つの反応域の出銑樋の側壁に、
前記1つの反応域内で生成されたスラグを前記スラグ樋
に排滓するための樋を連結したことを特徴とする、溶銑
処理装置。 (2)前記1つの反応域内で生成されたスラグを排滓す
るだめの樋は、前記1つの反応域の出銑樋の上流位置に
連結されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の溶銑処理装置。」(2) 明細書、5頁、発明の
詳細な説明の項、4行、 「排滓する」とあるを、 「前記スラグ植に排滓する」と訂正する。 (3) 明細書、第7頁、発明の詳細な説明の項、14
行、 「防止できる。」とあるを、 [防止できる。また、5i02を含むスラグ7aは塩基
度(Ca/5i02)が通常0.1−0.5程度であシ
、またP2O,を含むスラグ7bは塩基度が通常3.0
〜4.0程度であって、これら単独では流動性が悪いが
、これらのスラグ7a、7bが混合されたものでは、塩
基度が1.5〜2.0程度となって、流動性が改善され
るので、反応域4aの出銑樋1の側壁に連結されたスラ
グ樋9aから、スラグ7aおよび7bを流れ良く排滓す
ることが可能となる。」と訂正する。 (4) 明細書、8頁、発明の詳細な説明の項、14行
、 「連結されている。」とあるを、 [連結されている。この樋9aおよび9bは、図のよう
に、それぞれ反応域4a、4bの出銑樋1の上流位置に
設けることが好ましい。樋9a、9bを上流位置に設け
ることによって、反応域4a。 4b内のそれぞれに生成したスラグ7a〜7b、スラグ
7cを上流に向けて流し、溶銑5と逆向きの流れを作れ
るので、ランス8a、8bから吹込まれた脱Si用粉体
フラックス、脱S用粉体フラックスと溶銑5、ランス8
Cから吹込まれた脱S用粉体フラックスと溶銑5の接触
性を良好にできる。」と訂正する。 (5)明細書、10頁、発明の詳細な説明の項、14行
、 「ことがない。」とあるを、 「ことがない。(4)s1o2を含むスラグとP2O,
を含むスラグとが一緒になって、これらスラグが単独の
ときよシも流動性が改善されるので、これらスラグの排
滓をスムーズに行なうことができる。」と訂正する。 以上
Claims (1)
- 高炉出銑樋のスラグ樋連結位置より下流に、前記出銑樋
を流れる溶銑中に前記出銑相の底面との間に間隔ヲアけ
てその下端を浸漬しfc2づのスキンマーを間隔をあけ
て設置することによって、前記2つのスキンマーによっ
て仕切られた1つの反応域を設けると共に、前記1つの
反応域内に、前記#銑中へ脱St用粉体フラックスを高
速反で吹込むための第1のランスと脱P用粉体フラック
スを高速度で吹込TJfC,めの第2のランスとを、前
記第1、第20ランスの先端部を前記溶銑の湯面〜から
離して設置し、さらに、前記1つの反応域の出銑もIの
’1lilj4itに、前記1つの反応域内で生成さ扛
たスラグを排滓するための樋を連結しkことを特徴とす
る、溶銑処理装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59019180A JPS60162714A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 溶銑処理装置 |
KR1019850700242A KR930000335B1 (ko) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | 고온의 용광로에서 유출하는 용선속(溶銑中)에 함유되어 있는 불순물을 제거하기 위한 장치 |
DE19853590051 DE3590051C2 (de) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | Vorrichtung zum Entfernen der in einer aus einem Hochofen abgestochenen Roheisenschmelze enthaltenenVerunreingungen |
PCT/JP1985/000046 WO1985003525A1 (en) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | Device for removing impurities contained in melted iron flowing from shaft furnace |
DE19853590051 DE3590051T (de) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | Vorrichtung zum Entfernen der in einer aus einem Hochofen abgestochenen Roheisenschmelze enthaltenen Verunreinigungen |
GB08518758A GB2162860B (en) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | Device for removing impurities contained in melted iron flowing from shaft furnace |
EP19850900768 EP0172913B1 (en) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | Process and device for removing impurities contained in melted iron flowing from shaft furnace |
BR8504996A BR8504996A (pt) | 1984-02-04 | 1985-02-04 | Aparelho para remover impurezas contidas em ferro gusa fundido corrido de alto-forno |
IN554/MAS/85A IN165408B (ja) | 1984-02-04 | 1985-07-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59019180A JPS60162714A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 溶銑処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60162714A true JPS60162714A (ja) | 1985-08-24 |
Family
ID=11992142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59019180A Pending JPS60162714A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 溶銑処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60162714A (ja) |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP59019180A patent/JPS60162714A/ja active Pending
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