JPS60162702A - 複層成形体の成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、粉末冶金法における複層成形体の成形に関
するものである。

第１図は複層成形体の一例として、内側と外側をそれぞ
れ異なる材質で形成した焼結含油軸受を示したものであ
る。焼結含油軸受には一般に銅系合金が適し゛（いるが
、銅が高価なため、外ＷＪ８ＩＩＡには安価な鉄系合金
を用い、１習動向を含む内層部［３に銅系合金を用いた
２層軸受が作られるようになってきた。

第２図は２種類の粉末Ａ、Ｂを層状に一体成形する従来
の成形方法を説明したもので、下バンチ２が回定バンチ
２ａ、浮動バンヂ２ｂおよび仕切板２Ｃの３部材に分割
されている点が特徴となっている。なお、この図面はダ
イセットの組み方が下バンヂ固定、ダイ浮動方式の場合
を示したが、ダイ固定、下パンチ司動方式の場合も、ダ
イが暴準になるだけで、相対作動としては同様である。

また略図の関係で左右２ＷＪの表現になっているが、各
図の右側に中心線を仮定して回転することにより、同心
２層の図面になることが容易に理解できる。

この成形装置の作動を簡単に説明すると、先ず固定バン
チ２ａ以外の下パンチおよびダイを上昇させて、固定パ
ンチ２ａの上部に所定の充填深さのキ１νピテイを形成
し、粉末Δ用のフィーダーから粉末Ａを充填する。次に
、仕切板２Ｃは残したまま、浮動パンチ２ｂを固定パン
チのレベルまで引き下げて浮動パンチ２ｂの上部にキャ
ビティを形成し、そこに粉末Ｂ用のフィーダーから粉末
Ｂを充填する。次に仕切板２Ｃを引き下げたのち、上下
のパンチ２，３間に圧縮成形する訳である。

下パンチ固定、ダイ浮動のいわゆるウィズトロアル式ダ
イセットの基本はＭ３図に示ず如くで、下パンチ、２は
プレスの基台に固定され、プレスの下ラム５の昇降につ
れてダイ１およびコアロッド４が昇降するようになって
いる。この図と第２図とを比較すれば、第２図の方式で
は仕切板２Ｃと可動パンチ２ｂをそれぞれ個別に駆動す
る装置を組み込む必要があり、粉末Ａ用、Ｂ用それぞれ
に個別のフィーダーを要することと併せて、金型。

プレスおよびダイセットが複雑・高価になることが解る
。

この発明は従来の金型やプレスをそのまま用い７２層の
圧粉体を得ることを目的とし、原料粉を供給するフィー
ダーを第４図の如く改良したことをその骨子とするもの
である。

即ち従来のフィーダーは、底のない箱６の上部または側
部に原料粉ホッパー内の粉末を供給する可撓導管７を接
続した構造が一般的であるが、この発明では、箱６の内
側に円筒状の給粉室６Ｂを設番ノでその外側の給粉室６
Ａと区画し、それぞれに粉末Ｂ用の可撓導管７Ｂおよび
粉末Ａ用の可撓導管７Ａを接続した構造とし、且つ給粉
室６Ｂのｔ目！ｉ！Ｄは、成形体の外層部と内層部の境
界の直径Ｄ（第１図参照）に合わせて作られる。従って
、ダイ内径〉給粉室６Ｂの直径Ｄ〉コアロッド外径であ
る。

なお給粉’１６Ａの形状、材質および側壁の厚さは適宜
に定められるが、給粉室６Ｂの方は前述の理由から円筒
状に限られ、且つその側壁には剛性の高い材料を用い、
強度の許す限り薄くすることが望ましい。

第５図はこのフィーダーを具える粉末成形装置による２
層成形の工程を下パンチ固定、ダイ浮動方式の場合につ
いて説明する図面で、先ずダイ１およびコアロッド４を
下パンチ２の上端面と同一レベルまで引き下げた状態に
保ら、フィーダーを前進さＵて給粉室６Ｂの中心がダイ
の中７心と一致しＩこ所で停止させる。

次に、プレスの下ラムを徐々に作動させて、下パンチ２
とのレベル差が所定の充填深さに達するまでダイ１およ
びコアロッド４を上昇（相対的には下パンチ２を下降）
させる。

そうするとフィーダー内の粉末Ａ、Ｂは、それぞれその
下方にできるキャビティに吸い込まれるようにして流下
し、給粉室６Ｂの側壁の位置を境としてそれより内側で
コアロッドとの間には粉末Ｂが、それより外側でダイど
の間には粉末△が、各々層状に堆積する。

この際、両層の境界は多少不規則になり、また両粉末Ａ
、Ｂが況じり合うこともあるが、それは製品である焼結
含油軸受の用途・機能に本質的な影響を与えるものでは
ない。しかしその様な乱れを最少限に抑えるため、ダイ
１の上昇速度即ち下パンチの下降速度は、フィーダー内
の粉末の自然流下速度よりもなるべく遅いことが望まし
い。

次いで、フィーダーの縁で粉末を摺り切りながらフィー
ダーを後退させれば、粉末の充填が完了りる。後は通常
の如く上パンチ３と下パンチ２の間で圧縮し、得られた
成形体を押し出して成形の１サイクルを終了する。

さて第５図と第３図を対照すれば、この発明の実施に用
いる成形装置には従来の基本的なものをそのまま利用で
きることが容易に理解されよう。

また、この発明では粉末の充填に際し、第２図の流し込
み充填でなく吸い込み充填を用いる訳であるが、これは
プレスの下ラムおよびフィーダーの作動タイミングの問
題で、粉末冶金用のプレスではイ■忌に変更できるよう
になっている。

従って、この発明によれば、単にフィーダーを所望の成
形体に合わせた複合フィーダーに台えるだＧｅｌで、通
常の成形装置を用いて複層の成形体を（りることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の対象とする複層成形体を例示する図
面、第２図は複層成形体を成形する従来の方法を説明す
′る図面、第３図はウィズトロアルダイセットの基本的
構成を示す図面、第４図はこの発明の特徴どする複合フ
ィーダーの構造を例示覆る図面、第５図はこの発明によ
る複層成形体の成形］二程を説明する図面である。 １・・・ダイ　２・・・下パンチ ３・・・上パンチ　４・・・＝ｌアロンド５・・・プレ
スの下ラム　６・・・フィーダー（箱）６Ａ、６Ｂ・・
・給粉室　７・・・可ｔｉ導管。 代理人　増　渕　邦　彦 第２図 「　」 第４図 ｒノ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ダイ、下パンチおよびコアロッドが形成づるキャビ
   ティ内に充填された粉末を上下のパンチ間にＪｉ縮して
   筒状の成形体を得るに当たり、給粉室６Ａの内に円筒状
   の給粉室６Ｂを具えてそれぞれ別個の粉末を供給する複
   合フィーダーを川魚し、ダイおよびコアロッドと下パン
   チの上端面を揃えた上に、前記のフィーダーを、給粉室
   ６Ｂとコアロッドの中心を一致させて位置させ、下パン
   チを所定の充填深さまで相対的に引き下げて、給粉室６
   Ａ、６Ｂから各々の粉末を層状に充填することを特徴と
   する？Ｕ層成形体の成形方法。ただし、ダイ内径〉給粉
   室６Ｂの直径Ｄ〉コアロッド外径である。