JPS6016139B2 - デイジタル−アナログ変換器 - Google Patents

デイジタル−アナログ変換器

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JPS6016139B2
JPS6016139B2 JP54154511A JP15451179A JPS6016139B2 JP S6016139 B2 JPS6016139 B2 JP S6016139B2 JP 54154511 A JP54154511 A JP 54154511A JP 15451179 A JP15451179 A JP 15451179A JP S6016139 B2 JPS6016139 B2 JP S6016139B2
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ヨハネス・ベルンハルト・ハインリツヒ・ペ−ク
ウオルフガング・フリ−ドリツヒ・ゲオルグ・メクレンブロイカ−
テオド−ル・アントニウス・カレル・マリア・クラ−セン
ニコラ−ス・フアン・フルク
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B14/00Transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B14/02Transmission systems not characterised by the medium used for transmission characterised by the use of pulse modulation
    • H04B14/04Transmission systems not characterised by the medium used for transmission characterised by the use of pulse modulation using pulse code modulation
    • H04B14/046Systems or methods for reducing noise or bandwidth
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/08Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of noise
    • H03M1/0854Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of noise of quantisation noise
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は各々がb+aビットから成る一連のコードワー
ドによって形成されるディジタル信号をアナログ信号に
変換するディジタル−アナログ変換器(以後単にD/A
変換器と称する)に関するものである。
D/A変換器は互いに極て異なる技術分野に用いられて
いる。
一般に、これらD/A変換器は各々が所定数のビットか
ら成り、しかも所定のサンプリング周波数$で発生する
一連のコード‐ワードによって形成されるディジタル信
号を時間的に連続な信号に変換するものである。このよ
うな変換を可能ならしめるために、各コード‐ワードを
信号サンプルに変換し、この信号サンプルの振幅を上記
コードワー日こ比例させると共に、1/$‘こ等しいサ
ンプリング周期Tの期間中一定としている。これより階
段状の信号を発生させ、この信号を通常低域通過フィル
ターにも供V給し、このフィルターの出力端子に所望な
アナログ信号を発生させる。斯種D/A変換器は後述す
る参考文献1に多数示されている。大抵のD/A変換器
は複数個の抵抗により形成され、これらの抵抗には正確
に規定された電流が流れる。コード‐ワードを復号化す
るのに必要な電流の数は少なくともこのコードワードを
構成するビット数に等しい。これらのコード‐ワードが
通話信号を符号化して得たものである場合には、コード
‐ワードは12ビット以下で構成される。コードワード
が音楽信号を符号化して得たもので、復号化後に高忠実
度の品質を得る必要がある場合には、これらのコード‐
ワードを例えば16ビットで構成する。コード‐ワード
を構成するビット数が多くなればなる程抵抗およびそれ
に流れる電流の精度を高める必要があり、しかも斯種D
/A変換器の構成が複雑となり、価格もも高くなる。こ
のように価格的に高いので、これらのD/A変換器は例
えば消費者市場用のマグネットホーンの如きオーディオ
装置には用いられない。以後、例えばdビットから成る
コード‐ワードのことを「d−ビットコード‐ワード」
として表わす。
同様に、d‐ビットコード‐ワードを復号化するように
配置したD/A変換器を「d‐ビットD/A変換器」と
して表わす。本発明の目的は経済的に容認される方法で
実現し得るディジタル‐‐アナログ変換器を提供せんと
するにある。
本発明は、各々が(b十a)ビットから成る一連のコー
ドワードによって形成されるディジタル信号をアナログ
信号に変換するディジタル‐アナログ変換器が:a デ
ィジタル信号受信用の変換器入力端子と;b アナログ
信号供給用の変換器出力端子と;c 事前処理装置にあ
って、cl 事前処理装置入力信号受信用の入力端子と
;c2 事前処理装置入力信号を積分して積分信号を発
生せしめる積分手段と;c3 前記積分信号の振幅を処
理して補助信号を発生せしめ、前記積分信号と補助信号
との間の関係が振幅制限関数により表わされ、該関数が
周期的なもので、しかも各周期毎に反転可能で、且つ単
調に変化するものとする積分信号の振幅処理手段;とを
含む事前処理装置と: d 前記事前処理装置の入力端子を前記変換器力端子に
結合させる第1結合手段と;e 前記事前処理装置の出
力様子に接続され、前記補助信号のコード‐ワード長を
制限し、各々がb‐ビットから成る一連のコード‐ワー
日こよって形成される量子化出力信号を発生せしめる量
子化手段と;f 事後処理装置にあって、 fl事後処理装置入力信号受信用の入力端子と;f2
事後処理装置入力信号の振幅を処理して振幅再生信号を
発生せしめ、該振幅再生信号と前記事後処理装置入力信
号との間の関係が、前記振幅制限関数の逆関数である振
幅再生関数により表わされるようにする振幅再生手段と
;f3 前記振幅再生手段を微分する微分手段;とを含
む事後処理装置と:g 前記事後処理装置の入力端子を
前記量子化手段の出力端子に結合させる第2結合手段と
;h 前記事後処理装置の出力端子を前記変換器出力端
子に結合させる第3結合手段と:i 前記第2結合手段
か、前記第3結合手段のいずれかに含まれるb‐ビット
の補助‐ディジタル‐アナログ変換器;とを具えている
ことを特徴とする。
本発明によるディジタル‐アナログ変換器では、(b+
a)‐ビットD/A変換器を、概して廉価で、しかも単
純な構成のb‐ビット補助D/A変換器を用いて実現す
る(b十a)‐ビットD/A変換器に関連する信号‐量
子化雑音比を得るためにディジタル入力信号を量子化手
段に供給する前に、このディジタル入力信号にて事前処
理操作を行うようにする。
その後、量子化手段の出力信号にて事後処理操作を行う
ようにする。この事後処理操作は、量子化手段によって
導入される量子化雑音信号の周波数を、フィルター回路
によって抑圧し得るような周波数帯城にシフトさせる。
事後処理回路の目的は、所望信号に悪影響を及ぼすこと
なく上記雑音信号号を抑圧することにある。つぎに本発
明に関する参考文献を以下列記する。
・ 「SpecialISS雌onAmalogノDi
gtaIConve岱Ion 」( lEEE Tra
nsactions oncircuib ands$
tems,Vol.CAS‐25 No.7,197母
王7月)。
2 「DigtaISig岬IProcessing」
(A,V,○ppenheim,R.W.Schafe
r著,Prentice‐也11,1975王第413
〜418頁)。
3 オランダ国特許脇第7703633号(特願昭53
−37473号:特関昭球−123615号)。
4 「〇ptimmmFmD域taIFilterIm
plementations forDecimati
on,Interpolation and Nano
W Band Filにring」(L.R.Rabi
船r,R.E.Crochiere著,lEEETra
nSaCtionS onACo雌ticSSpeec
h andSi釦aIProcessl増,Vol.A
SSP‐23,1973王10月第444一456頁)
5 「Fuれher Consideratio瓜
on me Designof 戊eimaのrs a
nd Interpolatom」(R,E.Croc
hiere , L.R.Rabi船r 著 、lEE
ETransactions on Acoustic
s, Speech andSi柳aIProcess
ing,Vol.ASSP−24,1976王8月,第
296一311頁)。
6 「 CompMation Rate and
StorageEstimation in M山上
iraに DigiねI FilteringMth
日脚f一Band Filte岱」(M.G.Bell
an袋r著,lEEE Tronsactiom on
Acoustics,SpeechandSi柳al
,Vol.ASSP−25,1977年8月,第344
一346頁)。
図面につき本発明を説明する。
SI・1 ディジタル信号の電力(パワー)スペクトル
ディジタル信号は時間と振幅が不連続の信号である。
斯樋の信号は、例えば瞬時nTにアナログ信号xa(t
)をサンプリングして、xa(nt)によって示される
信号サンプルとしたり、このようにして得た信号サンプ
ルを量子化して、量子化信号サンプル支a(nt)とし
たり、これらの信号サンプルをx(n)によって示され
るマルチ‐ビット数(以後コード‐ワードと称する)に
変換したりして得られる。ここに、nは一如<n<的の
範囲内にある整数を表わし、Tはサンプリング周期を表
わす。今、上記ディジタル信号を連続コード‐ワードx
(n)によって形成し、この信号を{x(n)}にて示
すようにする。1′Tはサンプリング周波数と称される
こともあり、これを鼠こて表わすようにする。
各コード‐ワードx(n)がb+aビットから成り、こ
れらのビットがCi(n)によって表わされ、ここにi
=0,1,2,……b+a一1とし、かつ上記ビットが
1または0の何れかに等しいものとすれだ、次式の関係
が成立する。
支a(nT):x(n)・Vm枇 または 上式‘1}‘こおけるVm松はアナログ信号xa(t)
の振幅の上限値を表わすため、この信号xa(t)は次
式のような関係にある。
すなわち、−Vm破くXa(t)<VmaX
……【2)前述した所では、アナログ信号xa(t)を
連続コード‐ワードx(n)に変換可能とするために、
先ずこのアナログ信号xa(t)をサンプリング周波数
$でサンプリングする必要があると述べた。
今、xa(t)の周波数数スペクトルが周波数範囲0ミ
fミfxにおいてのみ0とは相違する場合には、fsを
少なくとも2xとする必要がある。
xa(t)の電力スペクトルPxa(f)を第1図に示
し、第2図にもディジタル信号{x(n)}の電力スペ
クトルPx(f)の1周期分を示してある。ここで、電
力スペクトルがどうして各コード‐ワードx(n)のワ
−ド長を例えば丸め操作(演算)によってbビットに低
減させることによって得られるディジタル信号{z(n
)}のようになるかについて考察するのが有益である。
斯様なディジタル信号を得るためには、非−線形量子化
演算Q〔・〕を各コード‐ワードx(n)で行う必要が
あり、従ってz(n)は次式のよに書き表わすことがで
きる。z(n)=Q〔x(n)〕 ……{3’
この量子化演算はつぎのように別の方法で表わすことも
できる。
z(n)=x(n)+e(n) ……‘4’上式‘州
こおけるe(n)は量子化エラーを表わし、このエラー
に対しては次式の関係が成立する。
−2‐b−1<e(n)<2‐b‐. ・・・・・
・■これらの量子化エラーは、0ミf三fsの周波数範
囲に均一に分配される電力密度スペクトルを呈するディ
ジタル雑音信号{e(n)}のコ−ド‐ワードであると
見なすことができる。
従って、斯る雑音信号は「ホワイトノイズ」(白色雑音
)(参考文献2参照)と見なすとができる。この雑音信
号の総合雑音電力をPeで示せば、次式が成立するPe
=2‐2b′12 ・・・・・・
‘6’この雑音電力は周波数範囲OSfミfsにわたり
均一に分配され、第3図にはこれを信号{z(n)}の
電力スペクトルの1周期分について示してある。
第3図には電力スペクトルがPx(f)の元の信号だけ
でなく、電力スペクトルがPe(f)の雑音信号も示し
てあり、周波数範囲OSfミax内にある雑音信号の電
力スペクトルPe(f)に対しては次式成立する。
Pe(f)=Pe・T ……のSI・2
サンプリング周波数および量子化雑音前節SI・1で述
べたように、各コード‐ワ−ドx(n)のワード長をb
+aビットからbビットに短くする場合には、電力密度
スペクトルがPe(f)の雑音信号が導入される。
前述したようにT=1/もである。従って、Pe(f)
はサンプリング周期Tに正比例するか、またはサンプリ
ング周波数に反比例する。このことからして、{x(n
)}に関連するサンプリング周波数fS=2xをNのフ
ァクターだけ高めて、サンプリング周波数rs=Nfs
が関連するディジタル信号{x′(n)}が得ることが
できるようにすれば、各コードワードx′(n)を上述
した方法で軍子化することによって得られるディジタル
雑音信号{e(n)}の電力密度スペクトルPe(f)
は次式の如く表われる。
Pe(f)=Pe・T′=PeT/N ・ …・・・
‘8}上述したようにサンプリング周波数をNのファク
ターだけ高めるには、2つの連続するコード‐ワードx
(n)とx(n−1)との間に値が0のN個のコード‐
ワードを各都度挿入する回路および場合によってはその
回路にディジタルフィルターを縦続接続することによっ
て達成することができる。
斯種の回路は前記文献3に記載されており、ここではS
RI素子と称されいる。ディジタル低域通過フィルター
はディジタルフィルターとして用いることができるる。
斯るSRI素子とこのディジタルフィルターとの縦接続
回路のことを桶間回路と称することもあり、これは第4
図に示すような記号によって表わされる。この記号にお
けるNは増分ファクターを表わしている。斯種の桶間回
路の例については前記参考文献4,5および6に詳述さ
れている。特に、第2図に示す電力スペクトルを呈する
ディジタル信号{{x(n)}を第4図に示す桶間回路
に供孫台すると、この橘間回路は電力スペクトルがP′
x(f)のディジタル信号{x′(n)}を発生し、斯
る電力スペクトルPx(f)のN=2の場合を第5図に
示してある。
このようにして得られるディジタル信号{x′(n)}
を前節SI・1で述べた量子化演算すると、第6図に示
すような電力スペクトルを呈するディジタル信号が得ら
れる。この量子イQ寅算によって導入される雑音信号の
うち、fxミfミ(が‐1)fxの周波数範囲にある周
波数成分はディジタル低域通過フィルターによって抑圧
して、Pe/Nに等しい総合電力を有する雑音信号を残
すようにすることができる。S2 本発明による装鷹 この節では(b十a)ビットのD/A変換器よりも遥か
に廉価なbビットの補助D/A変換器を用いて、連続す
る(b十a)ビットのコード‐ワードx(n)により形
成されるディジタル信号{x(n)}をアナログ信号x
(t)に変換するための第7図に示すディジタル‐アナ
ログ変換器の総体的構成について説明する。
第7図に示すD/A変換器は慣例の方法で作製されるb
ビットの補助D/A変換器1を具えている。この補助D
ノA変換器1はディジタル信号入力端子2とアナログ信
号出力端子3とを臭えている。ディジタル信号{z(n
)}を補助D/A変換器1に供給すれば、この変換器は
信号サンプルza(nT)を発生し、この信号サンプル
は次式の関係にある。Za(nT)=Z(n)Vm似) 十e′(n)VmaX・・・・・・側 上式(9}もこおけるe′(q)Vmaxは、補助D/
A変換器での不正確な変換により生ずる振幅‐制限エラ
ー(誤り)信号のサンプルを表わす。
補助D/A変換器1の入力端子2は量子化装置10を介
して事前処理装置4の出力端子に接続し、この処理装置
には(b十a)ビットのコ−ド‐ワードx′(n)から
成るディジタル信号{x′(n)}は補間回路13の出
力端子に発生するものとし、補間回路13にはサンプリ
ング周波数がaxで、しかも第2図に示すような電力ス
ペクトルを呈するディジタル信号{x(n)}が供給さ
れるものとする。
従って上記ディジタル信号{x′(n)}にはサンプリ
ング周波数がらが関連し、このディジタル信号のN=2
の場合の電力スペクトルは第5図に示すようになる。補
助D/A変換器1の出力端子3は事後処理装置5の入力
端子に接続し、この処理装置の出力端子は低域通過フィ
ルター6の入力端子に接続して、フィルターの出力端子
7に所望なアナログ信号号x(t)を供聯合する。
事前処理装置4は積分回路網8と制限関数がf〔・〕の
振幅‐制限装置9とを具えている。
積分回路網8は累算器形式のものとすることができ、こ
れに供聯合たれるコードーワードx′(n)に応答して
次式の関係が成立するコード‐ワードy(n)を発生す
る。これらのコ−ド‐ワードを振幅‐制限装置9に供給
して、次式の関係にあるコ−ド‐ワード令(n)を発生
させる。
◇(n)=f〔y(n)} ・・・・・・(11
)b十aビットから成るコード‐ワード◇:(n)を量
子化装置10‘こ供給するとこの量子化装置は上記コー
ド‐ワード◇(n)に応答して、z(n)=◇(n)+
e(n) ……(12)で表わされるbビットのコー
ド‐ワードz(n)を発生する。
この量子化装置10は、これがコード‐ワード◇(n)
のb個の最上位桁のビットをbビット‐補助D/A変換
器1に供給するように作製することができる。y(n)
が2の補数で与えられる場合のこの量子化形態は「値数
打切り」(val股tmncation)(参考文献2
参照)として既知である。事後処理装置5は振幅再生装
置1 1および差回路網12を具えている。
振幅‐再生装置11は振幅‐再生関数g〔・〕を呈し、
これは供V給される信号サンプルza(nT)に応答し
て、信号サンプルZa(nT)を発生し、この信号サン
プルに対しては次式が成立する。Za(nT)=g〔a
(nT)〕=g〔◇(n)Vm枇十{e(n)+e′(
n)}VmaX〕.・・.・・(13)振幅を正確に再
生するために、g〔・〕はf〔・〕に対し逆の関数とす
る必要がある。
一般にこのことは変数ばに対してQ=g〔f〔Q〕〕
……(14となることを意味する。
上式(13)は、 乞a(nT)=g〔f〔y(n)Vm柵〕〕十y(nT
)……(15)従って、 乞a(nT)=y(n)Vm松十y(nT)……(IQ
と表わすことができる。
これらの信号サンプルをa(nt)は差回路網12に供
V給され、この際差回路網に供給される斯る信号サンプ
ルは最初のものであるとする。
差回路網12は出力信号サンプル会a(nT)を発生し
、この出力信号サンプルについては次式の関係が成立す
る。全a(nT)=をa(nT) −Za〔(n−1)T〕……(17) 従って、 全a(nT)=y(n)VmaX一y(n−1)VMX
十y(nT)−y〔(n−1)T〕 上式と式OQとよりつぎのようになる。
乞a(nT)=x′(n)Vmax+y(nT)−y〔
(n−1)T〕….・.(18)ここで、低域通過フィ
ルターのしや断周波数を1/(がT)に等しくとれば、
アナログ信号x(t)を信号サンプル会a(nT)から
得ることができる。
この低域通過フィルターを理想的なフィルターとすれば
、特に次式の関係が成立する。すなわち、Sin(2竹
Nらt−nm),..,.(19D2中NfXt−n汀
特に、量子化装置10‘こよって発生され、信号Za(
nT)に存在する雑音信号y(n)はPr(f)で示さ
れる一定値の電力スペクトルを呈する。
差回路網12を用いると斯る電力スペクトルに影響を及
ぼし、雑音電力fx<f<(が−1)fxの周波数範囲
にシフトされるようになる。このことはつぎのように説
明することができる。信号サンプル会a(nT)に存在
する雑音信号をs(nT)で表わせば、これは式(18
)に基ずし、て次式のようになる。s(nT)=r(n
T)−r〔(n−1)T〕.・・.・・(2o)s(s
T)の電力スペクトルをPs(f)で表わせば、次式の
関係を導出することができる。
すなわち、PS(f)=4Pr(f)siぜ(2mfT
/2).・…・(21)第8図は関数si〆(2mfT
/2)の変化をfの関数として示したものである。
P【(f)はfの凡ゆる値に対して有限であるので、第
8図から明らかなように、全周波数帯域0ミfミfsに
均一に分布する電力密度スペクトルを呈する上記導入雑
音信号r(n)は、こが0ミfミfxおよび(が−1)
fx三fミがfXの周波数範囲内にあるかぎり抑圧され
るため、理想的な低域通過フィルター6の出力端子に発
生し、かつPSにて示す総合雑音電力はつぎのように表
わされる。PS2′も/(2NT)ぽr(f)sin2
(2汀fT/2)df……(22)PS=等聖(侍−S
in奇) ……(2少なお、Psを所定の限界値以
下とする必要がある場合には、Nの値を上;q24)か
ら決めるようにする。
蔓3 振幅制限および再生関数 前述した所では振幅‐制限関数に1つだけ特定条件を課
していた。
すなわちこの関数は反転し得るものとしていた。その理
由は、斯様に反転できるものでないと、振幅‐再生関数
を求めることができないからである。しかし、凡ゆる反
転可能な関数を振幅‐制限関数として用いることができ
るのはないと云うことはつぎの例から明らかである。例
えば〆〔・〕=arctan〔・〕 ・‐・
…(25)とすれば、この式(25)により式OQは次
式のよに変形される。
すなわち、◇(n)=arctany(n) ・・
・・・・(26)振幅を正確に再生するためにはつぎの
ようにする必要がある。
すなわち、g〔・〕ニねn〔・〕 ……
(27)冗式(27)により式(13)はつぎのように
変形される乞a(nT)=ねn〔{ ◇(n)+e(n
)十e′(n)}VmaX〕・・・・・・(28)式(
26)および(28)から、e(n)+e′(n)=0
の場合には意図したように、つぎの関係が成立する。
すなわち、Za(n)=tan〔arctan〔y(n
)〕〕=y(n) ……(29Dしかし
、e(n)+e′(n)は0に等しくないので、この関
数は厳密には乱れる。
極めて有利な振幅‐制限関数は、所定の範囲内に定めら
れて、この範囲内で単調に変化し、しかも反転可能な関
数を周期的に繰り返すことによって得られる。
上記範囲、従って、上記繰返し周期は適当に選定する必
要がある。以後この繰返し周期Rにて示す。この際考え
られる振幅‐制限関数は次式のように与えられる。 f
〔y(n)〕=◇(n) =F〔り{y(n)一kn
R}〕.・・.・・(3o)上式(3肌こおけるknは
正の整数を表わし、しかもy(n)が位置する長さRの
範囲の順序数を示す。
ここにRに値は次式の関係を満足するように選定する必
要がある。すなわち、一1<令(n)<十1
……(31)振幅‐再生装置11の出力端子に発生する
信号サンプル乞a(nT)は式(16)を満足する必要
があるので、振幅再生関数に対して次式(32)を成立
させる必要のあることを導出することができる。
g〔Za(nT)〕=今G〔Za(nT)〕十knRV
肌x =をa(nT)……(32)ここで G〔F〔ご〕〕=ど とする。
今=G〔Za(nT)〕=Z′a(nT〉とすれば、式
(32)はつぎのように変形される。
乞a(nT)=z′a(nT)+knRV肌従って式(
17)から一般的にはつぎのようになる。全a(nT)
=z′a(nT)−z′a〔(n−1)〕十(kn−k
n‐,)RVmaX・・・…(33)各コード‐ワード
x(n)およびx′(n)の振幅が制限されるため、各
信号サンプル会a(nT)の振幅も式(18)に基づい
て制限される。このことはknおよびkn‐,が原則的
には制限されなくとも、差kn‐kn‐,が有限数を表
わすことを意味する。さらに、会a(nT)は決してV
肌以上にはなり得ないので、Rを2に等しくするか、ま
たはそれ以上に選定すれば、つぎの関係式(34)の何
れかが成立する。すなわち、kn−kn‐,=0 kn−kn‐,=−1 ……(3
0kn−kn‐,=十1上式に示すように、kn−kn
‐,は考えられる3つの値のうちの何れか1つの値をと
り得る。
このことは、y(n)をy(n−1)よりも大きくした
り、小さくしたりする何れともすることができることに
関連している。しかし、x(n)が常に正の場合にはy
−(n)は単調に増加する。この場合にはkn−kn‐
,は0か十1となり得るだけである。0<x′(n)<
2 ・・・・・・(35)上式(35
)の関係で、しかもR>2とする仮定から出発すると、
次式の関係が成立する。
すなわち、今(n)>令(n−1)の場合に、kn−k
n‐・=○令(n)<◇(n−1)の場合に、kn−k
M=十1.・・.・・(36) なお、前述したことからして、全a(nT)は差z′a
(nT)−z′a〔(n−1)T〕から十分求めること
ができる。
z′a(nT)−z′a〔(n−1)T〕>0とすれば
、kn−kn‐,=0 ……(
37)となり、また、全a(nT)=z′a(nT)−
z′a〔(n−1)T〕となる。
これに対し、z′a(nT)−z′a〔(n−1)T〕
<0とすれば、kn−kn‐,=十1
……(38)となり、また、全a(nT):z′
a(nT)−z′a〔(n−1)T〕+2VmaXとな
る。
S4 特定実施例 第9図は第7図に示す本発明装置の変形例を示したもの
であり、この変形例は式(30)に定義した振幅‐制限
関数を次式(390に基づいて選定することによって得
られる。
f〔y(n)〕=′デ(n) ニarc礎n〔y(n)−knR〕……(3■式(32
)に示した振幅‐再生関数に対しては次式の関係を満足
させる必要がある。
g〔za(nT)=乞a(nT)=tan〔za(nT
)〕十knRVmaX・・・・・・(40) 式(3のおよび(32)の定数りは1に等しく選定すべ
きであることは明らかである。
周期Rに対する値は式(31)が満足され、従って、次
式41が成立するように選定する必要がある。一〇nl
ミy(n)−knRミ十tanl……(41)このRの
値は R=3 ……(42)に
よって満足される。
令(n)とy(n)との関係式(3鰍こ定義した関係を
、第10図に周期Rを式(42)に基づいてとった場合
につい図示してある。
式(33)と(40)から次式(43)が成立する。
すなわち、全a(nT)=tan〔za(nT)〕−t
an〔za〔(n−1)T〕〕十(kn−kげ1)3V
MX ……(43)Rは2以上であるため、kn
−kn−,に対して式(3飢ま満足する。
第9図に示す装置は第7図に示す装置と大部分同じよう
にして作製することができる。
第9図における第7図と同一部分を示すものには同一符
号を付して示してある。第9図に示すように、この例で
は振幅‐制限装置9を2個の補助振幅‐制限回路(補助
リミッター)14と15とを縦続接続して形成する。補
リミッター14はディジタル残留信号{ヤ(n)}並び
にディジタル数kn−kn‐,を発生する。補助リミツ
タ−14の入力信号{y(n)}と出力信号{y(n〉
との関係はつぎのような関係にある。すなわち、今(n
)=y(n)−knR=y(n)−地n.・・.・・(
4心上記信号{令(n)}が補助リミッター15に供給
されると、このリミッターは次式(45)の関係にある
信号{◇(n)}を発生する。
すなわち、令(n)=arctan命(n) ・
・・・・・(45)補助リミッター14によって発生さ
れるディジタル数Kn−kn‐,は信号源回路16に供
給すする。この信号源回路16には基準信号RVm泌も
供給し、この回路により(kn−kn‐,)RVm松に
相当する値の出力信号を発生させる。式(43)に定義
した信号サンプル全a(nT)を発生させるために、振
幅‐再生装11は補助再生装置17と加算装置18とを
縦続接続ちて形成する。
この場合、補助再生装置17の出力端子と加算装置18
の入力端子との間に差回路絹12を配置する。補助D/
A変換器1によって発生させた信号サンプルza(nT
)が補助再生装置17に供給されると、この補助再生装
置17は上記信号サンプルに応答して次式の関係にある
信号サンプルz′a(nT)を発生する。すなわち、z
′a(nT):tan za(nT) ・・・
・・・(46)差回路網12はこれに供給される信号サ
ンプルz′a(nT)に応答してz′a(nT)−z′
a〔(n−1)T〕なる信号サンプルを発生し、これは
加算装置18に供給される。
加算装置18には信号値(kn−kn−,)RVmax
も供給する。このようにして、式(43)に定義した信
号サンプル会a(nT)がこの加算装置18の出力に発
生し、この信号サンプルも低域通過フィルター6に供給
これる。第9図に示す例では振幅‐制限装置9を2個の
補助リミッター14および15で形成し、振幅‐再生装
置を補助再生装置17と加算装置18とで形成する。
実際上、補助リミッター14は簡単、かつ廉価に実現す
る(後述するS5参照)ことができるが、補助リミッタ
−15および補助再生装置17は常に簡単、かつ経済的
に作製し得とは限らない。しかし、補助リミッター15
および補助再生装置17の各々は、式(30)によって
定義した振幅‐制限関数が、f〔y(n)〕=◇(n)
=り{y(n)一knR}
.・・.・.(47)によって与えられる場
合には直接結線によるだけで形成することができる。
り=1に対してRを2に等しく選定し得るため、令(n
)=ヤ(n)=y(n)−かn ……(48)となる。
上式(48)に与えられを令(n)とy(n)との関係
は第11図に示すようになる。式(48)は式(4少と
同じ形式の関係式であるので、第11図にはア(n)/
(R/2)とy(n)/(R/2)との関係をグラフに
よて一般的に示してある。式(48)に定められるよう
な振幅‐制限関数には式(32)に基づいて、g〔za
(nT)〕=乞a(nT)=za(nT)十2knVm
a.・..・.・(49)従って、 夏a(nT)=za(nT)一za〔(n−1)T+2
(kn−kルー)VmaX,,…,(50)のように規
定される振幅‐再生関数を関連させる必要がある。
第12図は式(48)に定められる振幅‐制限関数に基
づき、しかも式(49)に定められる振幅‐再生関数に
基づいて構成したディジタル‐アナログ変換器の例を示
し、この例の場合には積分回路網8に供給される信号を
常に正として、S3節にて述べた式(36),(37)
,(銀)が依然成立するものとする。
この第12図の例はつぎの点で第9図の例とは相違する
。【11 事前処理装置4はディジタル数kn−kn‐
,を発生しないため、第12図の回路には最早第9図に
示す信号源回路16は存在せず、この場合補助リミッタ
ー15は直接結線によって形成する。
{2) 事後処理装置5の桶再生装置17は直接結線に
よって形成する。
なお、この第12図の例では極性検出装置19を設け、
この入力端子を差回路網12の出力端子に接続する。こ
の場合、極性検出装置19は、例えば差回路網12の出
力端子に発生する信号が正の場合に、基準レベルが所定
値の正の圧を発生する。しかし上記差回路網12の出力
信号が負の場合には、この極性検出装置19は所定基準
レベルの負電圧を発生する。極性検出装置の出力電圧は
図面に記号的に示すスイッチ20を制御し、このスイッ
チを介して極性検出装置19が正電圧を発生する度毎に
加算装置18に0ボルトの基準電圧を供給し、また、極
性検出装置19が負電圧を発生する度毎に上記スイッチ
20を介して2Vmaxボルトの基準電圧を加算装置1
8に供給せしめる。【31 積分回路網8に供給される
信号が任意ランダムな入力信号{x(n)}に対して常
に正となり、一1ミx(n)ミ十1となるようにするた
めに、事前処理装置4には加装置21を設け、これにデ
ィジタル信号{x′(n)}並びに値が十1の定数を供
孫合する。
従ってこの加算装置21の出力端子にはつぎのような関
係にあるコードワード支(n)が発生する。すなわち、
このコード‐ワードは一1<x′(n)<十1の場合に
支(n)=x′(n)十1 となり、従って支(n)は常に正である。
S5 幾つかの構成部品の実施例 S5・1 累算器(積分回路網)8および補助リミツタ
−14第13図は第9図に示した装置に用いられる積分
回路網8と補助リミツタ−14との縦続回路の一例を詳
細に図示したものである。
以後コード‐ワードのの符号ビットをsi飢(の)で示
し、の20の時にはsi劉(の)=0の<0の時にはs
i鋤(の)=1 とする。
上述した第13図に示す縦続回路の例は加算器22によ
って形成し、この加算器には第1入力端子から(b+a
)ビットのコードワード′X′(n)を、第2入力端子
からはコード‐ワードすくn−1)を供給する。
加算器22は、これがy′(n)=x(n)十?(n−
1)で、しかもx′(n)よりも1ビット多いコード‐
ワードy′(n)を発生するように配置する。特に、こ
の加算器22は、x′(n)における最上位のビットが
2‐1となり、y′(n)における最上位のビットがあ
となるようにする。斯るコード‐ワードy′(n)は第
2加算器23に供給する。この第2加算器23には(b
十a+1)ビットの補助数yも供給し、これと上記コー
ド‐ワードy′(n)との和により所望数や(n)を得
る。この数ヤ(n)は補助リミッター15(第9図参照
)だけでなく、遅延時間がT/Nの遅延装置25にも供
給する。遅延装置25の出力端子は加算器22の第2入
力端子に接続する。蓄積装置24はベース‐2‐コード
の3つの数、すなわちylニ十(2−21(b+a)〉 y2=(2−2‐(b十a)) y3=十0 を包含し、これらの各数はこの蓄積装置24の所定のア
ドレス可能な蓄積位置に蓄積される。
これらの蓄積位置はアドレスデコーダ24′を介して符
号ビットsign〔y′(n)〕とy′(n)の最上位
のビットとによってアドレス可能である。斯る最上位の
ビットをy′。で表わせば、蓄積装置24は特につぎの
ような数を発生する。すなわち、yo=1で、sign
〔y′(n)〕=1の時y,yo=1で、sign〔y
′(n)〕=0の時y2y′o=0の時y8 積分回路網8と補助リミッター14との接続回路は、こ
の回路を第12図に示す回路に用いる場合に極めて簡単
とすることができる。
つまり、x(n)は常に正であるため、knを定める必
要がなく、斯る縦続回路の機能を(b+a)ビットの累
種器によて実行することができる。S5・2 信号源回
路 第14図は信号源回路16を詳細に図示したものであり
、この回路は第9図に示す装置に、第13図の積分回路
網8と補助リミッター14との縦続回路と一諸に使用す
るのに好適である。
第14図に示す信号源回路は2個のスイッチ26および
27を具えており、この図ではこれらのスイッチを記号
的に図示してあるだけである。スイッチ26はy′(n
)の符号ビットSi劉〔y′(n)〕によって制御し、
スイッチ27はy′(n)の最上位のビットy′oによ
って制御する。なお、この信号源回路の出力端子28は
第9図の装置における加算装置18の入力端子に接続す
る。上記信号源回路の動作はつぎの通りである。
y′o=0の場合には出力様子28がスイッチ27を介
して接地され、この世力端子には0ボルの電圧が供給さ
れる。Y′o=1の場合には出力端子28がスイッチ2
7を介してスイッチ26に接続され、sign〔y′(
n)=0の時は十RVm批の電圧が出力端子28に供給
され、また、SI靭〔y′(n)〕=1の時は−RVm
桃の電圧が出力端子28に供給される。
S5・3 差回路網 第15図は差回路網12の一例を示し、この回路網は差
動増幅器29を具えており、この増幅器の一方の入力端
子は差回路網の入力端子301こ直接接続する。
入力端子30には信号サンプルz′a(nT)が供給さ
れる。上記差敷増幅器29の他方の入力端子はサンプル
‐ホールド回路を介して入力端子30に接続する。第1
5図ではサンプリング回路をスイッチ31にて示し、ホ
ールド回路をコンデンサ32にて示してある。スイッチ
31には周波数が州fXのサンプリングパルスを供給す
る。n番目のサンプリングパルスが発生する瞬時はz′
a(nT)力泣′a〔(n+1)T〕に変化する瞬間の
直前の時点である。S6 最終事項 {1’ 差回路網12は第15図とは別の方法、すなわ
ちディジタル回路部品よて構成するのが好適なこともあ
る。
このような差回路網を使用可能とするためには、D/A
変換器1を差回路網12の出力端子とフィルター6の出
力端子との間の何処かに配置する必要がある。ここで特
に、斯るD/A変換器1を加算装置18の出力端子に接
続する場合には、第9図に示す装置の素子17,12,
18および16をディジタル技法でいずれも作製すると
ができ、また、第12図に示す装置の素子12,18,
19および20もディジタル技法で作製することができ
る。‘2ー 実際上、事後処理装置には差回路網の代り
に、例えば簡単なRC回路網のような微分回路網を使用
することもできることは明らかである。従って、ここに
云う差回路網とは上述したような微分回路網も含むもの
とする。〔3’ 前述した各例の装置の場合、Nの所定
値に対して量子化装置10が、コード‐ワード令(n)
のうちの所定ビット数だけ、例えば3ビット以下のビッ
ト数を抑圧し得ることは明らかである。
このことからして、x(n)が16ビットのコード‐ワ
ードの場合には、13ビットのD/A変換器を用いる必
要があるが、これでもなお相当高価である。しかし、N
の値をそのままとし、信号量子化雑音の劣化なしでコー
ド‐ワードのビット数を前記3ビット以上抑圧すること
ができる。これは上述した各例の装置の何れかを既知の
方法にて「ネスティング」ちて達成することができる。
例えば、第9図に示す例の装置をネスティングすると第
16図に示すようになる。この第16図に示す装置では
補間回路13によって発生されたディジタル信号{x′
(n)}をM個の事前処理装置4(1),4(2),・
…・・4(M)から成る縦続回路を介して量子化装置1
0に供v給する。
補助○/A変換器1によって発生される出力信号サンプ
ルza(nT)はM個の事後処理装置5(1),5(2
),・・・・・・5(M)の縦続回路を介して出力フィ
ルター6に順次給する。第16図に示す例の装置ではM
は3としている。3個の事前処理装置4(1),4(2
)および4(3)の各々は、第9図に示す事後処理装置
と同じ方法で作製する。
また、3個の各事後処理装置5(1),5(2),5(
3)も第9図に示す事後処理装置と同じように作製する
‘4} 図示の各例では補間回路13を、ディジタルフ
ィルターが後続する所謂$RI素子(SI・2参照)に
より構成するものとしている。
しかし実際には斯るディジタルフィルターは必ずしも必
要ではない。これは特に第12図の例に示す場合である
。ディジタル入力信号のサンプリング周波数を高める必
要のある場合には、SRI素子だけで十分である。風
また、図の各例では出力フィルター6を設けているが、
斯種のフィルターは大抵の用途にとっては省くことがで
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はアナログ号の電力スペクトルを示す説明図、第
2図はナィキスト周波数に等しいサンプリング周波数が
関連するディジタル信号の電力スペクトルの1周期分を
示す説明図第3図はディジタル信号の電力スペクトルの
1周期分および振幅‐量子化によって導入される雑音信
号の電力スペクトルを示す説明図、第4図は補間路の記
号を表わす説明図、第5図は第4図に示す補間回路に第
2図に示す電力スペクトルを呈する信号を供給した場合
に、補間回路の出力に現われる出力信号の電力スペクト
ルの1周期分を表わす説明図、第6図はナィキスト周波
数よりもN=2倍高いサンプリング周波数が関連するデ
ィジタル信号の電力スペクトルの1周期分並びに振幅‐
量子化によって導入される雑音信号電力スペクトルを表
わす説明図、第7図は本発明によるディジタル‐アナロ
グ変換器の概略構成を示すブロック線図、第8図は式(
21)に発生する関数sin2(2汀fT/2)の変化
を示す特性図、第9図は第7図に示したディジタル‐ア
ナログ変換器の変形例を示すブロック線図、第10図は
各周期毎に非線形を呈する周期振幅‐制限関数の変化状
態を示す特性図、第11図は各周期毎に直線性をを呈す
る周期振幅‐制限関数の変化状態を示す特性図、第12
図は第9図に示すディジタル‐アナログ変換器を単純化
した例を示すブロック線図、第13図は第9図のディジ
タル‐アナログ変換器に使用する積分回路網と補助振幅
‐制限器との縦続回路の一例を示すブロック線図、第1
4図は第9図のディジタル‐アナログ変換器に使用する
信号源回路の一例を示すブロック線図、第15図は差回
路網の一例を示すブロック線図、第16図は第9図のデ
ィジタル‐アナログ変換器をネスティングした例を示す
ブロック線図である。 1・・・補助D/A変換器、2・・・ディジタル信号入
力端子、3…アナログ信号出力端子、4・・・事前処理
装置、5・・・事後処理装置、6・・・低域通過フィル
夕−、7…フィルター出力端子、8・・・積分回路網、
9…振幅‐制限装置、10・・・量子化装置、11・・
・振幅‐再生装置、12・・・葦回路網(微分回路網)
、13…補間回路、14,15…補助振幅‐制限回路(
補助リミッター)、16・・・信号源回路、17・・・
補助再生装置、18・・・加算装置、19・・・極性検
出装置、20…スイッチ、21・・・加算装置、22・
・・加算器、23・・・第2加算器、24・・・蓄積装
置、24′・・・アドレス‐デコーダ、25・・・遅延
装置、26,27・・・スイッチ、29…差動増幅器、
31…スイッチ(サンプリング回路)、32…コンデン
サ(ホールド回路)。 FIG.I FIG.2 FIG.3 FIG.4 FIG.5 FIG.6 FIG.7 FIG.8 FIG.15 FIG.9 FIG.10 FIG.11 FIG.12 FIG.13 FIG.仏 FIG.16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各々が(b+a)ビツトあら成る一連のコードワー
    ドによつて形成されるデイジタル信号をアナログ信号に
    変換するデイジタル−アナログ変換器が:a デイジタ
    ル信号受信用の変換器入力端子と;b アナログ信号供
    給用の変換器出力端子と;c 事前処理装置にあつて、
    C1 事前処理装置入力信号受信用の入力端子と;C2
    事前処理装置入力信号を積分して積分信号を発生せし
    める積分段と;C3 前記積分信号の振幅を処理して補
    助信号を発生せしめ、前記積分信号と補助信号との間の
    関係が振幅制限関数により表わされ、該関数が周期的な
    もので、しかも各周期毎に反転可能で、且つ単調に変化
    するものとする積分信号の振幅処理手段;とを含む事前
    処理装置と; d 前記事前処理装置の入力端子を前記変換器入力端子
    に結合させる第1結合手段と;e 前記事前処理装置の
    出力端子に接続され、前記補助信号のコード−ワードの
    ワード長を制限し、各々がb−ビツトから成る一連のコ
    ード−ワードよつて形成される量子化出力信号を発生せ
    しめる量子化手段と;f 事後処理装置にあつて、 f1 事後処理装置入力信号受信用の入力端子と;f2
    事後処理装置入力信号の振幅を処理して振幅再生信号
    を発生せしめ、該振幅信号と前記事後処理装置入力信号
    との間の関係が、前記振幅制限関数の逆関数である振幅
    再生関数により表わされるようにする振幅再生手段と;
    f3 前記振幅再生手段を微分する微分手段;とを含む
    事後処理装置と;g 前記事後処理装置の入力端子を前
    記量子化手段の出力端子に結合させる第2の結合手段と
    ;h 前記事後処理装置の出力端子を前記変換器出力端
    子に結合させる第3結合手段と;i 前記第2結合手段
    が、前記第3結合手段のいずれかに含まれるb−ビツト
    の補助−デイジタル−アナログ変換器とを具えているこ
    とを特徴とするデイジタル−アナログ変換器。 2 前記事前処理装置によつて発生されるデイジタル補
    助信号{■(n)}と、該事前処理装置に供給されるデ
    イジタル信号{x′(n)}との関係が、▲数式、化学
    式、表等があります▼ によつて与えられ、ここに ηおよびRの各々はランダムな正の実数を表わし、
    nおよびiは各々は整数を表わし、ここに、 −∞<n
    <∞ −∞<i<∞ とし、さらに k_nは正の整数を表わし、かつ−A<y(n)<A
    となるような値とし、ここにAを適切な正数としたこと
    を特徴とする特許請求の範囲1項記載のデイジタル−ア
    ナログ変換器。 3 前記事前処理装置が差k_n−k_n_−_1を表
    わすデイジタル信号発生用手段を具えることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載のデイジタル−アナログ変
    換器。 4 前記振幅−再生手段を加算装置によつて形成し、該
    加算装置の第1入力端子を前記微分手段の出力端子に接
    続すると共に、前記加算装置の出力端子を前記第3結合
    手段に接続したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のデイジタル−アナログ変換器。 5 特許請求の範囲3または4の何れかに記載のデイジ
    タル−アナログ変換器において、一定の基準信号RV_
    m_a_xと前記差信号k_n−k_n_−_1との積
    信号(k_n−k_n_−_1)RV_m_a_xを発
    生する手段を前記事前処理装置と、前記加算手段とに結
    合させたことを特徴とするデイジタル−アナログ変換器
    。 6 前記微分手段の出力端子を極性検出回路にも接続し
    、該検出回路によつてスイツチング装置を制御し、該ス
    イツチング装置によつて前記微分手段の出力信号の極性
    に応じて一定値の第1または第2基準信号を前記加算装
    置の第2入力端子に供給せしめるようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲4記載のデイジタル−アナログ変
    換器。 7 前記第1結合手段に加算装置を設け、該加算装置に
    基準コードワードを供給するようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲1記載のデイジタル−アナログ変換器
    。 8 前記第1結合手段を補間デイジタルフイルターをも
    つて構成したことを特徴とする特許請求の範囲1記載の
    デイジタル−アナログ変換器。
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