JPS60155793A - 古紙の脱インキ剤 - Google Patents
古紙の脱インキ剤Info
- Publication number
- JPS60155793A JPS60155793A JP59010887A JP1088784A JPS60155793A JP S60155793 A JPS60155793 A JP S60155793A JP 59010887 A JP59010887 A JP 59010887A JP 1088784 A JP1088784 A JP 1088784A JP S60155793 A JPS60155793 A JP S60155793A
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- Japan
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- ink
- fatty acid
- deinking agent
- deinking
- paper
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、新聞、雑誌などの古紙をパルプとして再生
する際に用いられる脱インキ剤に関する。
する際に用いられる脱インキ剤に関する。
最近、製紙用原料パルプの不足に対応し、製紙産業資源
の節減、その高度利用とともに、製紙コストの低廉化を
計るため、使用済になった新聞紙、雑誌、書籍紙等の印
刷古紙を脱インキし、パルプとして再生利用することが
広く行なわれている。
の節減、その高度利用とともに、製紙コストの低廉化を
計るため、使用済になった新聞紙、雑誌、書籍紙等の印
刷古紙を脱インキし、パルプとして再生利用することが
広く行なわれている。
従来、印刷古紙を脱インキする方法としては、まず古紙
を地球釜内でアルカリ薬剤と界面活性剤とを使用して高
温、高圧下で蒸解を行ない、ついでこの蒸解物を金網洗
浄することによりインキ粒子を除去する洗浄法、また、
古紙をパルパー内でアルカリ薬剤、界面活性剤とともに
50〜60℃に加熱処理し、ついでこれを上記洗浄法と
同様の操作を行なってイン・キ1ヶ子を除去する改良洗
浄法などがある。さらに最°近では、古紙をアルカリ薬
剤、界面活性剤などと蒸煮するなどして離解後、この離
解液に空気を吹き込み、インキを泡に付着させて脱イン
キするフローテーション法などが採られている。
を地球釜内でアルカリ薬剤と界面活性剤とを使用して高
温、高圧下で蒸解を行ない、ついでこの蒸解物を金網洗
浄することによりインキ粒子を除去する洗浄法、また、
古紙をパルパー内でアルカリ薬剤、界面活性剤とともに
50〜60℃に加熱処理し、ついでこれを上記洗浄法と
同様の操作を行なってイン・キ1ヶ子を除去する改良洗
浄法などがある。さらに最°近では、古紙をアルカリ薬
剤、界面活性剤などと蒸煮するなどして離解後、この離
解液に空気を吹き込み、インキを泡に付着させて脱イン
キするフローテーション法などが採られている。
これらのいずれの方法においても、界面活性剤が脱イン
キ剤と[7て作用し、この界面活性剤としては脂肪酸セ
ッケン、アルキル硫酸エステル塩等の陰イオン界面活性
剤や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イオン界面
活性剤が使用すれてきた。
キ剤と[7て作用し、この界面活性剤としては脂肪酸セ
ッケン、アルキル硫酸エステル塩等の陰イオン界面活性
剤や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イオン界面
活性剤が使用すれてきた。
このような界面活性剤を使用する上記の脱インキ方法の
中でもフローテーション法は、用水原単位、薬品使用吐
が少ri <、またパルプの収率が高いの点で他の方法
に比べて優れている。
中でもフローテーション法は、用水原単位、薬品使用吐
が少ri <、またパルプの収率が高いの点で他の方法
に比べて優れている。
しかしながら、このフローテーション法においてアルキ
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の
脂肪酸セッケン以外の界面活性剤は、印刷インキを繊維
より剥離する作用には優れているが、剥離したインキを
凝集させる作用に劣るため、泡にインキが捕集されにく
く脱インキ効果が劣っている。
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の
脂肪酸セッケン以外の界面活性剤は、印刷インキを繊維
より剥離する作用には優れているが、剥離したインキを
凝集させる作用に劣るため、泡にインキが捕集されにく
く脱インキ効果が劣っている。
一方、脂肪酸セッケンは剥part Lだインキを凝集
させる作用に優れており、関果したインキは泡に捕集さ
れやすいが、印刷インキを繊維より剥離する作用に劣る
ため脱インキ効果が劣るという欠点を有している。
させる作用に優れており、関果したインキは泡に捕集さ
れやすいが、印刷インキを繊維より剥離する作用に劣る
ため脱インキ効果が劣るという欠点を有している。
フローテーション法においては、−I−記のように界面
活性剤として脂肪酸セッケン以外の上記の界面活性剤あ
るいは脂肪酸セッケンをそれぞれ弔独で使用しても脱イ
ンキ効果が充分ではないため、通常は脂肪酸セッケン(
一般には脂肪酸を用いる。
活性剤として脂肪酸セッケン以外の上記の界面活性剤あ
るいは脂肪酸セッケンをそれぞれ弔独で使用しても脱イ
ンキ効果が充分ではないため、通常は脂肪酸セッケン(
一般には脂肪酸を用いる。
この脂肪酸はアルカリ薬剤によって脂肪酸セッケンとし
て作用する)と脂肪酸セッケン以外の」二記の界面活性
剤とを併用している。
て作用する)と脂肪酸セッケン以外の」二記の界面活性
剤とを併用している。
しかしながら、この場合でも、脂肪酸セッケン以外の上
記の界面活性剤が、古紙の繊維から剥離されたインキが
脂肪酸セッケンの作用により凝集しようとするのを妨げ
たり、あるいはこのインキが脂肪酸セッケンの作用によ
り凝集しても、この訂集が脂肪酸セッケン以外の上記の
界面活性剤の作用によって破壊されやすいため、インキ
が泡に捕集されにくく脱インキ効果は充分とはいえず、
さらに改善が望まれている。
記の界面活性剤が、古紙の繊維から剥離されたインキが
脂肪酸セッケンの作用により凝集しようとするのを妨げ
たり、あるいはこのインキが脂肪酸セッケンの作用によ
り凝集しても、この訂集が脂肪酸セッケン以外の上記の
界面活性剤の作用によって破壊されやすいため、インキ
が泡に捕集されにくく脱インキ効果は充分とはいえず、
さらに改善が望まれている。
そこで、この発明者は、より改善された脱インキ効果を
有する脱インギ剤を提供することを目的として鋭意検討
した結果、この発明をなすに至った。
有する脱インギ剤を提供することを目的として鋭意検討
した結果、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、A)炭素数10〜20の脂肪酸
または脂肪酸セッケン20〜80重量%およびB)次式
(1)ないしく2) RO÷C3H60禿「千C2H,O−片一803M ・
・・(1)RO+ C2H40店r子C3H801「S
O3M −(2)(ただし、式中Rは炭素数8〜22の
アルキルもしくはアルケニル基または炭素数8〜12の
アルキル基を有するアルキルフェニル基を表わし、m。
または脂肪酸セッケン20〜80重量%およびB)次式
(1)ないしく2) RO÷C3H60禿「千C2H,O−片一803M ・
・・(1)RO+ C2H40店r子C3H801「S
O3M −(2)(ただし、式中Rは炭素数8〜22の
アルキルもしくはアルケニル基または炭素数8〜12の
アルキル基を有するアルキルフェニル基を表わし、m。
nはm=1〜8、n=1〜25でかツm / n =
0.2〜1を満足する実数を表わし、Mはアルカリ金属
、アンモニウムまたはアルカノールアンモニウムを表わ
す。) で表わされる硫酸エステル塩80〜20重量%からなる
ことを特徴とする古紙の脱インキ剤に係るものである。
0.2〜1を満足する実数を表わし、Mはアルカリ金属
、アンモニウムまたはアルカノールアンモニウムを表わ
す。) で表わされる硫酸エステル塩80〜20重量%からなる
ことを特徴とする古紙の脱インキ剤に係るものである。
この発明の脱インキ剤を用いてフローテーション法によ
って古紙の脱インキを行なうと、従来の脱インキ剤を用
いた場合に比べて高い白色度を有しかつ残インキ数の少
ないパルプを得ることができる。
って古紙の脱インキを行なうと、従来の脱インキ剤を用
いた場合に比べて高い白色度を有しかつ残インキ数の少
ないパルプを得ることができる。
すなわち、上記のB成分である硫酸エステル塩は陰イオ
ン界面活性剤として作用し、従来の脱インキ剤に用いら
れていた脂肪酸セッケン以外の界面活性剤と同様に古紙
の繊維からインキを剥離する作用に優れている。
ン界面活性剤として作用し、従来の脱インキ剤に用いら
れていた脂肪酸セッケン以外の界面活性剤と同様に古紙
の繊維からインキを剥離する作用に優れている。
この繊維から剥離したインキは、上記のA成分である脂
肪酸がアルカリ薬剤と反応してなる脂肪酸セッケンの作
用あるいはA成分としての脂肪酸セッケンの作用により
凝集する。この凝集の際に上記のB成分は、従来の脱イ
ンキ剤に用いられていた脂肪酸セッケン以外の界面活′
性剤とは異なって、インキの凝集を妨げたり凝集を破壊
することがないためインキの凝集状態が安定に保たれ、
次のフローテーション工程においてインキは泡に捕集さ
れやすい。
肪酸がアルカリ薬剤と反応してなる脂肪酸セッケンの作
用あるいはA成分としての脂肪酸セッケンの作用により
凝集する。この凝集の際に上記のB成分は、従来の脱イ
ンキ剤に用いられていた脂肪酸セッケン以外の界面活′
性剤とは異なって、インキの凝集を妨げたり凝集を破壊
することがないためインキの凝集状態が安定に保たれ、
次のフローテーション工程においてインキは泡に捕集さ
れやすい。
また、フローテーション工程では、上記のB成分が高泡
性であるため泡立ちがよく、この泡に上記の凝集された
インキが良好に捕集されるためインキは容易に系外に除
去される。
性であるため泡立ちがよく、この泡に上記の凝集された
インキが良好に捕集されるためインキは容易に系外に除
去される。
上記のように、この発明の脱インキ剤は古紙の繊維から
インキを剥離する作用、剥離したインキを凝集させる作
用(以下、インキの凝集作用)にすぐれるとともに、高
泡性でインキを系外に除去する作用にすぐれているため
脱インキ効果の高いものである。
インキを剥離する作用、剥離したインキを凝集させる作
用(以下、インキの凝集作用)にすぐれるとともに、高
泡性でインキを系外に除去する作用にすぐれているため
脱インキ効果の高いものである。
この発明において用いられる脂肪酸または脂肪酸セッケ
ン、つまりA成分は、炭素数が10〜20、好ましくは
12〜18の範囲にあることが重要で、炭素数が10未
満ではインキを凝集させる作用が低下するとともに発泡
性も少なく、また炭素数が20をこえると発泡性が低下
するため凝集したインキをフロスとして系外に出し切れ
ない。
ン、つまりA成分は、炭素数が10〜20、好ましくは
12〜18の範囲にあることが重要で、炭素数が10未
満ではインキを凝集させる作用が低下するとともに発泡
性も少なく、また炭素数が20をこえると発泡性が低下
するため凝集したインキをフロスとして系外に出し切れ
ない。
上記脂肪酸として好ましいものとしては、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リルン酸等が挙げられる。また脂肪酸
セッケンとして好ましいものとしては、これら脂肪酸の
ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げ
られる。これら脂肪酸または脂肪酸セッケンは、それぞ
れその1種を単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リルン酸等が挙げられる。また脂肪酸
セッケンとして好ましいものとしては、これら脂肪酸の
ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などが挙げ
られる。これら脂肪酸または脂肪酸セッケンは、それぞ
れその1種を単独で用いてもよいし、2種以上を混合し
て用いてもよい。
この発明において用いられる硫酸エステル塩としては、
上記の式(1)で表わされるものあるいは上記の式(2
)で表わされるもののいずれかを用いてもよいしこれら
を混合して用いてもよい。
上記の式(1)で表わされるものあるいは上記の式(2
)で表わされるもののいずれかを用いてもよいしこれら
を混合して用いてもよい。
上記の式(1)で表わされる硫酸エステル塩は、高級ア
ルコールまたはアルキルフェノールにプロピレンオキシ
ドを付加させたのちエチレンオキシドを付加させ、次い
でこれを硫酸エステル塩とすることにより得られる。ま
た、上記の式(2)で表わされる硫酸エステル塩は、高
級アルコールまたはアルキルフェノールにエチレンオキ
シドを付加させたのちプロピレンオキシドを付加させ、
次いでこれを硫酸エステル塩とすることにより得られる
。
ルコールまたはアルキルフェノールにプロピレンオキシ
ドを付加させたのちエチレンオキシドを付加させ、次い
でこれを硫酸エステル塩とすることにより得られる。ま
た、上記の式(2)で表わされる硫酸エステル塩は、高
級アルコールまたはアルキルフェノールにエチレンオキ
シドを付加させたのちプロピレンオキシドを付加させ、
次いでこれを硫酸エステル塩とすることにより得られる
。
上記の式+1)および式(2)においてRは炭素数8〜
22、好ましくは12〜16のアルキルもしくはアルケ
ニル基または炭素数8〜12、好ましくは8〜10のア
ルキル基を有するアルキルフェニル基を表わす。これら
置換基における炭素数が上記範囲をはずれるとインキの
凝集状態が悪くなるとともに発泡性が低下してインキを
系外に除去するのが困難となるため好ましくない。
22、好ましくは12〜16のアルキルもしくはアルケ
ニル基または炭素数8〜12、好ましくは8〜10のア
ルキル基を有するアルキルフェニル基を表わす。これら
置換基における炭素数が上記範囲をはずれるとインキの
凝集状態が悪くなるとともに発泡性が低下してインキを
系外に除去するのが困難となるため好ましくない。
また、上記の式(1)および式(2)においてm(:n
はプロピレンオキシドとエチレンオキシドのそれぞれ1
分子あたりの平均付加個数を表わし、これらはm=1〜
8、n = 1〜25でかつm/n=0.2〜1を満足
する実数であることが重要で、好ましくはm+n=5〜
15であるのがよく、より好ましくはm=2〜6、n
= 4〜20でかつm/n=0.3〜0.5を満足する
実数である。mが1未満あるいは8を超えると発泡性が
低下し、またnが1未満あるいは25を超えるとフロー
テーション時の泡が不安定となるため好ましくない。ま
た、m/nが02未満では発泡性が低下するため好まし
くなく、1を超えるとフローテーション時の泡が不安定
となるため好ましくない。
はプロピレンオキシドとエチレンオキシドのそれぞれ1
分子あたりの平均付加個数を表わし、これらはm=1〜
8、n = 1〜25でかつm/n=0.2〜1を満足
する実数であることが重要で、好ましくはm+n=5〜
15であるのがよく、より好ましくはm=2〜6、n
= 4〜20でかつm/n=0.3〜0.5を満足する
実数である。mが1未満あるいは8を超えると発泡性が
低下し、またnが1未満あるいは25を超えるとフロー
テーション時の泡が不安定となるため好ましくない。ま
た、m/nが02未満では発泡性が低下するため好まし
くなく、1を超えるとフローテーション時の泡が不安定
となるため好ましくない。
なお、上記の式f1+で表わされる硫酸エステル塩とし
ては、高級アルコールまたはアルキルフェノールにプロ
ピレンオキシドを付加重合させたのちエチレンオキシド
を付加重合させたブロック共重合鎖に、さらにプロピレ
ンオキシド重合鎖あるいはプロピレンオキシドとエチレ
ンオキシドとのブロック共重合鎖などを連続させたもの
でもよく、この場合は分子全体としてプロピレンオキシ
ドの1分子あたりの平均付加個数とエチレンオキシドの
1分子あたりの平均付加個数が上記の範囲を満足すれば
よい。また、上記の式(2)で表わされる硫酸エステル
塩の場合にも同様である。
ては、高級アルコールまたはアルキルフェノールにプロ
ピレンオキシドを付加重合させたのちエチレンオキシド
を付加重合させたブロック共重合鎖に、さらにプロピレ
ンオキシド重合鎖あるいはプロピレンオキシドとエチレ
ンオキシドとのブロック共重合鎖などを連続させたもの
でもよく、この場合は分子全体としてプロピレンオキシ
ドの1分子あたりの平均付加個数とエチレンオキシドの
1分子あたりの平均付加個数が上記の範囲を満足すれば
よい。また、上記の式(2)で表わされる硫酸エステル
塩の場合にも同様である。
この発明におけるB成分は、プロピレンオキシド重合鎖
とエチレンオキシド重合鎖とが親水性(親油性)に差が
あるため、これらの順序によってB成分の界面活性剤と
しての機能を調整することができる。通常は、上記の式
(1)で表わされるように高級アルコールまたはアルキ
ルフェノールにプロピレンオキシドが付加重合し、エチ
レンオキシド重合鎖がSO3M基と結合したものの方が
発泡性が良いので好ましく用いられる。
とエチレンオキシド重合鎖とが親水性(親油性)に差が
あるため、これらの順序によってB成分の界面活性剤と
しての機能を調整することができる。通常は、上記の式
(1)で表わされるように高級アルコールまたはアルキ
ルフェノールにプロピレンオキシドが付加重合し、エチ
レンオキシド重合鎖がSO3M基と結合したものの方が
発泡性が良いので好ましく用いられる。
また、l二記の式(1)および式(2)においてMの表
わすアルカリ金属としてはナトリウムとカリウムがあり
、アルカノールアンモニウムとしてはモノエタノールア
ンモニウム、ジェタノールアンモニウム、トリエタノー
ルアンモニウム、モノイソプロパツールアンモニウム、
ジイソプロパツールアンモニウム、トリイソプロパツー
ルアンモニウムなどがある。
わすアルカリ金属としてはナトリウムとカリウムがあり
、アルカノールアンモニウムとしてはモノエタノールア
ンモニウム、ジェタノールアンモニウム、トリエタノー
ルアンモニウム、モノイソプロパツールアンモニウム、
ジイソプロパツールアンモニウム、トリイソプロパツー
ルアンモニウムなどがある。
この発明の脱インキ剤は上記のA成分とB成分とからな
るものであり、これら両成分の配合割合としては、A成
分が20〜80重量%、好ましくは40〜70重量%で
B成分が80〜20重量%、好ましくは60〜30重世
%とする。A成分が20重量%未満でB成分が80重量
%を超えるとインキを凝集させる作用が低下するため好
ましくなく、またA成分が80市量%を超えB成分が2
0重量%未満では古紙の繊維からインキを剥離する作用
が低下するとともにフローテーション時の発泡性が低下
するため好ましくない。
るものであり、これら両成分の配合割合としては、A成
分が20〜80重量%、好ましくは40〜70重量%で
B成分が80〜20重量%、好ましくは60〜30重世
%とする。A成分が20重量%未満でB成分が80重量
%を超えるとインキを凝集させる作用が低下するため好
ましくなく、またA成分が80市量%を超えB成分が2
0重量%未満では古紙の繊維からインキを剥離する作用
が低下するとともにフローテーション時の発泡性が低下
するため好ましくない。
この発明の脱インキ剤を用いて新聞紙、雑誌等の古紙の
脱インキを行なうには、通常のフローテーション法と同
様に行なえはよく、カセイソーダ、ケイ酸ソーク等のア
ルカリ薬剤、過酸化水素、次亜硫酸塩等の漂白剤等とと
もにこの発明の脱インキ剤を使用し、これらとともに古
紙を蒸煮するなどして離解したのち、この離解液に通常
のフローテーション処理を施せばよい。
脱インキを行なうには、通常のフローテーション法と同
様に行なえはよく、カセイソーダ、ケイ酸ソーク等のア
ルカリ薬剤、過酸化水素、次亜硫酸塩等の漂白剤等とと
もにこの発明の脱インキ剤を使用し、これらとともに古
紙を蒸煮するなどして離解したのち、この離解液に通常
のフローテーション処理を施せばよい。
上記の脱インキ剤の添加量は古紙に対して通常01〜1
5重量%、好ましくは03〜1重量%とするのがよく、
使用濃度は水溶液中通常0005〜01重滑%程度とす
るのがよい。
5重量%、好ましくは03〜1重量%とするのがよく、
使用濃度は水溶液中通常0005〜01重滑%程度とす
るのがよい。
以下、実施例によりこの発明を具体的に説明する。なお
、以下において%とあるのは電歇%を意味する。
、以下において%とあるのは電歇%を意味する。
実施例1〜92および比較例1〜21
]、5cmX]、5υに細断した新聞紙80%とチラシ
20%の混合古紙を卓上離解機に入れ、6%パルプ濃度
になるように60°Cの温水を加え、その中にカセイソ
ーダ(対古紙)10%、3号ケイ酸ソーダ(対古紙)3
0%、35%過酸化水素(対古紙)30%および脱イン
キ剤(対古紙)06%を加え、60°Cで20分離解し
た後、水を加えてパルプ濃度1%に稀釈し、25°Cに
て8分間フローテーション処理を行なった。フローテー
ション後のパルプスラリーについて、TAPPIシー1
マシンにてバルブシートを作製した。
20%の混合古紙を卓上離解機に入れ、6%パルプ濃度
になるように60°Cの温水を加え、その中にカセイソ
ーダ(対古紙)10%、3号ケイ酸ソーダ(対古紙)3
0%、35%過酸化水素(対古紙)30%および脱イン
キ剤(対古紙)06%を加え、60°Cで20分離解し
た後、水を加えてパルプ濃度1%に稀釈し、25°Cに
て8分間フローテーション処理を行なった。フローテー
ション後のパルプスラリーについて、TAPPIシー1
マシンにてバルブシートを作製した。
得られたバルブシートについて5Mカラーコンピュータ
ー(スガ試験機株式会社製)のハンタ一方式(ブルーフ
イルター)で白色度を測定し、画1象解析装置(xlO
O倍)にて残インキ数を測定した。これらの結果を第1
表および第2表に示した。なお、これら第1表および第
2表においてPOはオキシプロピレン基、EOはオキシ
エチレン基を示す。
ー(スガ試験機株式会社製)のハンタ一方式(ブルーフ
イルター)で白色度を測定し、画1象解析装置(xlO
O倍)にて残インキ数を測定した。これらの結果を第1
表および第2表に示した。なお、これら第1表および第
2表においてPOはオキシプロピレン基、EOはオキシ
エチレン基を示す。
上記の結果から明らかなように、この発明の脱インキ剤
によると、脂肪酸としてこの発明におけるA成分と同じ
ものを含有するが界面活性剤としてこの発明におけるB
成分とは異なるものを含有する脱インキ剤(比較例1〜
11)脂肪酸としてA成分と同じものを含有するが界面
活性剤を含有しない脱インキ剤(比較例12〜16)お
よび界面活性剤としてB成分と同じものあるいはB成分
と異なるものを含有し脂肪酸を含有しない脱インキ剤(
比較例17〜21)を使用した場合に比べて、白色度が
高くかつ残インキ数の少ないパルプが得られ、この発明
の脱インキ剤は脱インキ効果に優れていることがわかる
。
によると、脂肪酸としてこの発明におけるA成分と同じ
ものを含有するが界面活性剤としてこの発明におけるB
成分とは異なるものを含有する脱インキ剤(比較例1〜
11)脂肪酸としてA成分と同じものを含有するが界面
活性剤を含有しない脱インキ剤(比較例12〜16)お
よび界面活性剤としてB成分と同じものあるいはB成分
と異なるものを含有し脂肪酸を含有しない脱インキ剤(
比較例17〜21)を使用した場合に比べて、白色度が
高くかつ残インキ数の少ないパルプが得られ、この発明
の脱インキ剤は脱インキ効果に優れていることがわかる
。
特許出願人 日本油脂株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 fl) A)炭素数10〜20の脂肪酸または脂肪酸セ
ッケン20〜80重量%およびB)次式(1)ないしく
2)RO+C3H60盆寸C2H40病7503M ・
(1)RO4−C2H,O雪「+C3H60嘉i S
o3M ・・(2)(ただし、式中Rは炭素数8〜22
のアルキルもしくはアルケニル基または炭素数8〜12
のアルキル基を有するアルキルフェニル基を表わし、m
。 nはm=1〜8、n = 1〜25でかつm/ n =
0.2〜1を満足する実数を表わし、Mはアルカリ金
属、アンモニウムまたはアルカノールアンモニウムを表
わす。) で表わされる硫酸エステル塩80〜20重量%からなる
ことを特徴とする古紙の脱インキ剤。 (2)硫酸エステル塩が式(1)で表わされる特許請求
の範囲第+1)項記載の古紙の脱インキ剤。 (31m、nがm=2〜6、n=’4〜20でかつm
/ n = 0.3〜0.5を満足する実数を表わす特
許請求の範囲第(1)項または第(2)項のいずれかに
記載の古紙の脱インキ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59010887A JPS60155793A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 古紙の脱インキ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59010887A JPS60155793A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 古紙の脱インキ剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155793A true JPS60155793A (ja) | 1985-08-15 |
Family
ID=11762825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59010887A Pending JPS60155793A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 古紙の脱インキ剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155793A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5171427A (en) * | 1990-02-23 | 1992-12-15 | The Dow Chemical Company | Sulfonated and carboxylate collector compositions useful in the flotation of minerals |
US5234545A (en) * | 1989-10-27 | 1993-08-10 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for regenerating wastepaper in the presence of hydroxysulfonate salts |
US5308448A (en) * | 1989-01-14 | 1994-05-03 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for the flotation of fillers from deinked waste paper in the presence of surfactants containing sulfonate groups |
-
1984
- 1984-01-24 JP JP59010887A patent/JPS60155793A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5308448A (en) * | 1989-01-14 | 1994-05-03 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for the flotation of fillers from deinked waste paper in the presence of surfactants containing sulfonate groups |
US5234545A (en) * | 1989-10-27 | 1993-08-10 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for regenerating wastepaper in the presence of hydroxysulfonate salts |
US5171427A (en) * | 1990-02-23 | 1992-12-15 | The Dow Chemical Company | Sulfonated and carboxylate collector compositions useful in the flotation of minerals |
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