JPS60152553A - 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物

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JPS60152553A
JPS60152553A JP673584A JP673584A JPS60152553A JP S60152553 A JPS60152553 A JP S60152553A JP 673584 A JP673584 A JP 673584A JP 673584 A JP673584 A JP 673584A JP S60152553 A JPS60152553 A JP S60152553A
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JP
Japan
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weight
parts
layer
polymer
monomer
Prior art date
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Pending
Application number
JP673584A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakai
中井 芳雄
Fumio Sato
文男 佐藤
Masamitsu Tateyama
立山 正光
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹
脂に関し、よ賃詳しくはメチ−メタクリレート単位およ
び無水マレイン酸単位からなる共重合体と、多層構造重
合体とからなる耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑
性樹脂組成物に関する。
(従来技術) これまで耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂
を得る方法として、ジエン系ゴムにスチレンやアクリロ
ニトリルをグラフト共重合させたグラフト共重合体に、
α−メチルスチレン、メチルメタクリレートおよびアク
リロニトリルからなる三元共重合体を混合する方法(特
開昭57−70143号公報)、あるいはポリカーボネ
ート樹脂とジエン系ゴムとを混合する方法(特公昭38
−15225号公報)などが提案されている。しかしこ
れらの方法では、耐熱性と耐衝撃性のバランスが難しく
、またポリカーボネートとジエン系ゴムの混合物の場合
、流動加工性が著るしく低下するなどの問題点を有して
おり、耐熱性と耐衝撃性をかね備えた材料はいまだに開
発されていないのが実情である。
(発明の目的) 本発明の目的らは、上述の如き従来技術に鑑み、流動加
工性の良好な耐熱性および耐衝撃性の熱可塑性樹脂組成
物をうることにある。
(発明の構成) 本発明の耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂
組成物(寸、メチルメタクリレート単位60〜99重(
it %および無水マレイン酸5〜20重置部からなる
共重合体〔■11〜9911〜99重量部100重量部
の炭素数4以下のアルキル基を有するアルキルメタクリ
レート、0〜49重量部の共重合性のビニル系単量体、
0〜10重量部の多官能性単量体、0.1〜5重量部の
グラフト交叉性単量体とを重合して得られたガラス転移
温度が少なくとも10℃以上であり多層構造重合体〔■
〕中に占める量が2〜35重量係で置部最内層重合体(
A)、80〜100重量部の炭素数8以下のアルキル基
を有するアルキルアクリレート、0〜20重量部の共重
合性のビニル系単量体、0〜10重量部の多官能性単量
体、0.1〜5重壇部のグラフト交叉性単量体とを重合
して得られたTgが0℃以下であり、多層構造重合体〔
l〕中に占める量が5〜60重量係で置部中央層重合体
tB)および51〜100重量部の炭素数4以下のアル
キル基を有するアルキ“ルメタクリレート、0〜49重
量部の共重合性のビニル系単量体とを重合して得られた
Tgが50℃以上であり、多層構造重合体[11中に占
める幇が10〜800〜80重量部外層重合体(C)を
基本構造とし、層(A)と層03)との間もしくは層t
B)と層(0)との間に中間層として、10〜90重量
部の炭素数4以下のアルキル基を有するアルキルメタク
リレート、90〜10重量部の炭素数8以下のアルキル
基を有するアルキルアクリレート、0〜10重量部の多
官能性単量体、01〜5重量部のグラフト交叉性単量体
とを重合して得られる中間層を各層に占めるアルキルメ
タクリレート量が中央層重合体(B)を中心として、最
内層重合体(A)、最内層重合体伸)にむかって単調増
加するように少くとも1層配置してなる多層構造重合体
[11〕の1〜99重量係と置部なる。
本発明組成物の特徴は、前記のメチルメタクリレート単
位および無水マレイン酸単位の共重合体[11と多層構
造共重合体[111成分との相乗効果によって、耐熱性
、耐衝撃性および流動加工性においてバランスのとれた
すぐれた特性を発現させることができるものである。
本発明における共重合体[11はメチルメタクq リレート単位60〜4−43重量%および無水マレイン
酸単位1〜40重量%とからなり、最終的な樹脂組成物
に主として耐熱性と流動加工性を付与する作用を有して
いる。また、共重合体〔l]のメチルメタクリレート単
位および無水マレイン酸単位の構成単位の割合は、共重
合体CDの耐熱性、耐候性、重合速度、流動加工性など
のバランスから定められたものであり、上記の範囲外で
は、耐熱性や耐候性が劣ったり、生産性が極めて悪いな
どの問題点を生じる。共重合体〔目の配合割合は、全樹
脂組成物中1〜99重量%より好ましくは、10〜90
重量%であり、1重量%未満では、耐熱性、流動加工性
に劣υ、99重it憾を超えると、耐衝撃性が劣る傾向
がある。
共重合体[11U 上記の単量体混合物をラジカル重合
開始剤によって、塊状重合又は溶液重合によって製造す
る仁とができる。また必要に応じて第4成分として10
重量%以下の共重合可能な他の単量体単位を追加するこ
とも可能である。
多層構造重合体〔■〕は目的とする樹脂組成物に耐衝撃
性を付与する作用を有しており、全樹脂組成物中1〜9
9M量係が適置部あり、よシ好ましくは10〜90重量
%である。1重量%未満では耐衝撃性に劣り、99重量
%を越えると耐熱性が劣り、共に好ましくない。
本発明の最も重要な特徴のひとつは、多重構造重合体[
]〕の構造にあり、その構造をアルキルメタクリレート
エステル単位を主成分とした比較的硬質の最内層、アル
キルアクリレートエステル単位を主成分とした比較的軟
質の中間層、アルキルメタクリレートエステル単位を主
成分とする比較的硬質の最外層の、最内層と中間層ある
いは中間層と最外層の眉間に、硬質と軟質と比較して中
間的なかたさを有する少くとも1層を配置したものとし
、さらに最外層を除く各層にグラフト交叉性単量体を必
須成分として加え、眉間の交叉性を高めたものとすると
ころにある。
本発明の多層構造重合体〔11〕は、51〜100重縫
部の炭素数4以下のアルキルメタクリレート、0〜49
重針部の共重合可能な二重結合を有する単量体、0〜1
0重量部の多官能性単量体と01〜5重量部のグラフト
交叉性単量体とからなり、Tgが10’C以上あり、多
層構造重合体〔田〕中に占める量が2〜35重針である
最内層重合体(A)、80〜100重量部の炭素数8以
下のアルキルアクリレート、0〜20重量部の共重合可
能な二重結合を有するビニル単量体、0〜10重量部の
多官能性単量体と0.1〜5重量部のグラフト交叉性単
量体とからな’)、Tgが10℃以上あり、多層構造重
合体[1E中に占める量が2〜35重量係で置部最内層
重合体体)、80〜100重量部の炭素数8以下のアル
キルアクリレート、0〜20重量部の共重合可能な二重
結合を有するビニル単量体、0〜10重量部の多官能性
単量体と[11〜5重量部のグラフト交叉性単1体とか
らなり、Tg がo℃以下であり、多層構造重合体CI
D中に占める量が5〜60重隈係である中央層重合体0
3)、51〜100重量部の炭素数4以下のアルキルメ
タクリレート、0〜49重1部の共重合可能な二重結合
を有するビニル単量体とからなり、Tg が50’C以
上であり、多層構造重合体CID中に占める量が10〜
80重量%である最外層重合体(0)を基本構造単位と
17、さらに1o〜9o重量部の炭素数4以下のアルキ
ルメタクリレート、90〜10重量部の炭素数8以下の
アルキルアクリレート、0〜1o重量部の多官能性単量
体と0.1〜5重量部のグラフト交叉性単量体とからな
る少くとも1層以上の中間層がそれぞれの中間層中のア
ルキルメタクリレート量が中央層重合体(至))を中心
として最内層重合体(A)、最外層重合体(0)に向っ
て単調増加しているような多層構造重合体〔l]である
最内層重合体(A)に用いる炭素数4以下のアルキルメ
タクリレートとしては、ブチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、メチルメタ
クリレートが少くとも一種用いられるがメチルメタクリ
レートを用いた場合に、特に光沢透明に優れた組成物を
与える。
共重合可能な二重結合を有する単量体としては低級アル
キルアクリレート、低級アルコキシアクリレート、シア
ンエチルアクリレート、アクリルアミド、アクリル酸、
メタクリル酸などのアクリル酸誘導体が好ましく、その
他スチレン、アルキル置換スチレン、アクリロニトリル
、メタクリレートリル等のアルキルメタクリレートと共
重合可能な単量体である。
グラフト交叉性単量体としては、共重合性のα、β不飽
和モノカルボン酸またはジカルボン酸のアリル、メタア
リル、クロチルエステルおよびトリアリルイソシアヌレ
ート、トリアリルシアスレートを0.1〜5重量部用い
る。
アリルエステルとしては、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、フマル酸およびイタコン酸などのアリルエ
ステルであり、特にアリルメタクリレートが優れた効果
を有する。
多官能性単量体は、カルボキシル基等と共役した二重結
合を有しており、一般に非共役のアリル基、メタアリル
基、クロチル基よりはるかに早く反応して化学結合を形
成する。一方、アリル、メタアリル、クロチル基は反応
速度が遅いため、層の重合反応が終了後もかなシの部分
は残存し、次層の形成反応時に有効に働き2層間の結合
を密に形成するのに有効に作用する。
使用するグラフト交叉性単量体量は、(A)層成骨10
0重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.5
〜2重量部の範囲で用いる。0.1重量部以下ではクラ
フト結合の有効量が少なすぎるために多くの中間層を配
置しても、成形時の溶融混練9時に容易に層破壊が生じ
、透明性、耐ストレス白化性の良好な成形品が得られな
い。
また5重量部をこえる程の過剰の量は、特に弾性を低下
させ、衝撃強度を中心とする機械的性質を損ってくるた
め好ましくない。
共重合性多官能性単量体としては、エチレングリコール
ジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタ
クリレート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、プロピレングリコールジメタクリレートなどが好
ましく、ジビニルベンゼン、アルキレングリコールシア
クリレートなども使用できる。これらの単量体はそれが
含まれる層目体の架橋に有効に働き、他層との層間の結
合には全く作用しない、。
層内層重合体(A)は多層構造重合体[+1]中で2〜
35重量係、置部しくは5〜15重量%を占める。中央
層重合体(B)は多層構造重合体[111中5〜60重
量係を占め、80〜100重量部の炭素数8以下のアル
キル基を有するアルキルアクリレート0〜20重量部の
共重合可能な二重結合を有する単量体0.1〜10重量
部の多官能性単量体とからなり、中央層重合体(ト))
単独で測定するTgは0℃以下、好ましくは一30℃以
下であることが必要である。
炭素数8以下のアルキルアクリレートとしてはメチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート
、プロピルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレ
−ドナどである。
これらは、単独重合体のTgの低いもの程有利である。
共重合可fiヒな二重結合を有する単量体、グラフト交
叉性早計体および多官能性単量体について最内層重合体
(A)で記載したものと同様なものを用いる。
最外層重合体(C)は51〜100重敞部の炭素数4以
下のアルキル基を有するアルキルメタクリレート、好ま
しくはメチルメタクリレート、0〜49重曾部の共重合
可能な二重結合を有する単I゛体とからなり、(C)層
目体のTgが少くとも50℃以上であることが必要であ
る。
最外層重合体(C)の重合には連鎖移動剤などによって
重合度を調節することが好ましく、粘度平均分子量が5
0000〜100口000にあることか好ましい。
最外層(C)で用いる炭素数4以下のアルキルメタクリ
レートおよび共重合可能な二重結合を有する単量体は最
内層(A)のものと同一である。最外層(C)は、多層
構造重合体[11E中に10〜80重是チを占める。1
0重量%未満では、重合、凝固等の製造上の観点から安
定な重合体が得られない。80重量%をこえるとゴム含
量があまシにも少lくなるために、ブレンド物の衝撃強
度が著るしく小さくなる。
中間層は10〜90重量部の炭素数4以下のアルキルメ
タクリレート、90〜10重°1部の炭素数8以下のア
ルキルアクリレート、0〜10重量部の多官能性単量体
、01〜5重世部のグラフト交叉性単量体からなり、(
A)層、03)層および(a)層のそれぞれに用いたも
のと同様な単量体が用いられる。
中間層は層(ト))を中心として考えた」場合、最内M
A (A)、最外層(C)に向ってそのアルキルメタク
リレート量が単調増加するように変化させることが極め
て大切である。即ち、各層間の組成が急激に変化せずほ
ぼ定率で変化することが必要である。
このような組成に選定した各中間層を逐次重合し、多層
構造重合体〔■〕を得る。この場合、(A)周成分、層
(A)から層缶)方向への中間層、■)周成分、層ω)
から層(0)方向への中間層および(C)周成分を通じ
て用いるアルキルメタクリレート、低級アルギルアクリ
レート、多官能性単量体、グラフト交叉性単蓄体は同一
の種類に統一することが望ましい。中間層は多層構造重
合体Ell]中にそれぞれ3〜30重量係を置部る。5
%重量置部り少ないときは中間層の機能を失し、30重
量%をこえると多層構造重合体[11]のバランスをく
ずす。
各層間はグラフト交叉性単量によって効率よくグラフト
結合され、このような多層構造は、かなりの量のゴム成
分がブロック的に介在しているにもかかわらず、ストレ
スを与えた時に白化が生じない。
多層構造重合体[0]は通常の乳化重合による逐次多段
重合法によって容易に得られる。即ち前述した(A)周
成分をまず乳化重合し、重合後(A)層の存在下で次の
中間層を重合する。この場合乳化剤の追加はおこなわな
いことが大切で、重合中に新たな重合体粒子形成を防ぐ
工夫が必要である。同様な手法でつづいて(B)周成分
を上記重合体の存在下に重合させ、ついで中間層および
(C)周成分を重合させる途次乳化重合が完成する。使
用する乳化剤、触媒、凝固剤など、特に規制をする必要
r1ないが、エステル系の重合であるので、斤るべく 
pHは酸性側で歌合させるような条件が好ましい。
懸濁重合による合成法も可能であり、この重合は多層重
合体の最終段のみを懸濁重合させ、その他は乳化重合法
による場合が最も良好な物性を与える。
以上の他にいわゆる多層重合体が安定に合成されるなら
ば、特にその重合法について規制をすることはない。
本発明の組成物は、共重合体[1]とアクリル酸エステ
ル系グラフト共重合体[11]とからなるものであるが
、使用する目的に、応じて、他のメタクリル系樹脂、ポ
リカーボネート、As樹脂、メタクリル酸メチル−スチ
レン共重合体、ポリスチレン、ポリエステル(ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレノテレフタレート)、
ナイロンカ島ら選ばれた、少なくとも一種の樹脂[11
11をトl成物中に98重量置部下添加することもでき
る。例えば極めて良好な耐候性が必要な場合には、メタ
クリル系樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂が適当
であシ、また高度の流動加工性が必要な場合には、ポリ
スチレン“、As樹脂およびメタクリル酸メチル−スチ
レン共重合体が使用される。
必要に応じて、安定剤、滑剤、可塑剤、染顔料、充てん
剤等を適宜加え、V型プレンダー、ヘンシュルミキサー
などで混合したのち、ミキシングロール、スクリュー型
押出機等を用いて、150〜300℃で溶融混合する。
得られた組成物を、押出成形機、射出成形機等を用いて
成形することにより、耐熱性、耐衝撃性にすぐれた成形
品を得ることができるので車両外装部品、ソーラシステ
ム機器部品および電機部品等の用途に有用である。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例中の部、係はそれぞれ重積部、重量%を意
味する。熱変形温度(H,D、T)はASTM D −
648、流動値(M、 x、 )はASTM D −1
238−5! T 、アイゾツト衝撃強度はASTM 
D256−54 T に基き測定した。また共重合体c
目の各モノマー単位の分析は赤外線分光光度計等により
実施した。用いた樹脂[、I[l]は下記の通りである
メタクリル樹脂 (三菱レイヨンelG製、アクリベット(商標)VH) M8樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン共重合体)(
三菱レイヨン■製、クリアラック(商標)M−100) As 中1 月旨 (三井東圧化学■製、ライタツク(商標)−ト330) ポリカーボネート樹脂 (三菱化成工秦←3製、ツバレックス(商砕)7022
A) ポリエチレンテレフタレート樹脂 (三菱レイヨンC→製、ダイヤナイト(商標)MAso
n) ポリエチレンテレフタレートII脂 (三菱レイヨン憎1製、タフペット(商標)N 100
 ロ ) ポリスチレン樹脂 (三菱モンサンド化成■製、ダイヤレツクス(商標))
lH102) 実施例1〜4、比較例1〜3 共重合体[11の製造 メタクリル酸メチル16.8kg、無水マレイン酸11
.2 kg、tert−ドデシルメルカプタン112v
1ジーtert、−ブチルパーオキサイド2.8fおよ
びエチルベンゼン12kgを混合して重合原液を調製し
、この原液を攪拌機および釜底にフラッシュバルブを備
えた耐圧の50を重合反応器に注入し、実質的に酸素を
除いた条件下で、反応器内の温度を140℃に保持して
4時間重合させた。次いで該重合反応物を200℃に加
温させたフラッシュパルプより、少量づつ140℃に加
温され、真空圧5IIIIIHgabθ、に保持した反
応物受器にフラッジさせながら取出し、21.4k17
の反応生成物を得た。この反応生成物の粉砕物100部
に対し0.2部の割でステアリン酸モノグリセライドを
添加ブレンドし、温度230℃、真空圧5 mI(ga
bs、に保持された揮発分分離装置にかけて揮発分を分
離し、ベレット状の共重合体[11を得た。この共重合
体CDはメタクリル酸メチル単位76%、無水マレイン
酸単位24係よりなっていた。
多層構造重合体[1[]の製造 冷却器つき反応容器内にイオン交換水25kg、スルフ
オコハク酸エステルソーダ塩100f。
ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート5tを仕込
み窒素気流下で攪拌後、i kgのMMA 。
5tのAMAを仕込む。MMA中にはMMAに対して0
1チのCHPを溶解させる。以降の段階で加え七 られる全てのジノマーについても、特別の記載のない限
り、それぞれのモノマーに対してIIL1係のCHPが
含まれている。反応容器は窒素気流下に200 ppm
の回転数で攪拌しながら70℃に昇温し、30分攪拌す
ると最内層体)の重合が完了する。つづいて900fの
MMA、600tのBuAX7.5fのAMAの混合物
を10分間にわたって添加し、更に40分保持すると第
2段階の重合が完了する。つづいて600tのMMA 
900fのBuA、 7.5 fのAMAからなる第3
層成分を10分間にわたって添加し、更に40分保持す
ると第3層の重合が完了する。次に1.5ゆのBuA、
 7.59のAMAからなる第4層成分を10分間で滴
下し、更に50分間保持すると中間層の)の重合が完了
する。更に600fのMMA。
900vのBuAX7.5 fのAMAからなる第5層
、900tのMMA、6nOfのBuA、75fのAM
Aからなる第6層を全く同様な方法で逐次重合をおこな
った後、t s kgのMMA、3fのn−08Hから
なる最外層(C)成分を10分間で添加重合して7層か
らなる多層構造重合体[n]を合成した。各層の重合終
了後のサンプリング試料の電子顕微鏡による観察によっ
て各層の重合時には新しい粒子の生成が起らず完全なシ
ード重合がおこなわれていることを確認した。得られた
エマルジョンは塩化アルミニウムを用いて凝析、凝集、
固化反応をおこない、濾過、水洗後、乾燥して乾粉を得
た。
なお、実施例中で用いた略語は下記化合物を表わす。
MMA メチルメタクリレート BuA ブチルアクリレート AMA アリルメタクリレート OHP クメンハイドロパーオキシド n −OEiHn−オクチルメルカプタン次に上記で得
られた共重合t[I]と多層構造共重合体〔II]およ
び他の樹脂[1111を表1の割合でヘンシェルミキサ
ーにより混合した後、スクリュー押出機を使用してシリ
ンダ一温度200〜270℃、ダイ温度260℃で溶融
混練しパレット化した。これを下記の条件で射出成形し
、得られた試験片から表1の評価結果を得た。
射出成形機 ;日本製鋼所製、V−17−65型スクリ
ユ一式自動射出成形機 射出成形条件;シリンダ一温度 変更 射出圧 700 kg/an” 金型温度 52℃ 試験片サイズ: 110X110X2(厚さ)■7 n
 x 12.5X6.2 (厚さ)■実施例5〜6 共重合猛’cl:]は実施例1〜4と全く同一のものを
使用し、多層構造重合体[1]は各段階製造時のBuA
の使用量を各々凭量に減少させる以外は実施例1〜4と
全く同様にして製造した。そのものを用いて表1に示す
割合でブレンド賦形した。得られたペレットを実施例1
〜4と同様な評価を行ない表1に示す結果を得た。
〜4と同様に評価し、表2の結果を得た。
(発明の効果) 以上において詳述したとおり、本発明の耐熱性および耐
衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物は、流動加工性、
耐熱性および耐衝撃性にすぐれるために、車幅外装部品
、ソーラシステム機器部品および電機部品等の用途に有
用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 メチルメタクリレート単位60〜99重置部およ
    び無水マレイン酸単位1〜5重量部からなる共重合体〔
    131〜99重量%と、51〜100重量部の炭素数4
    以下のアルキル基を有するアルキルメタクリレート、0
    〜49重量部の共重合性のビニル系単量体、0〜10重
    量部の多官能性単量体、0.1〜5重量部のグラフト交
    叉性単量体とを重合して得られたガラス転移温度(以下
    、Tg と略称する)が少なくとも10℃以上であり、
    多層構造重合体〔n〕中に占める量が2〜35重量%で
    ある最内層重合体(A)、80〜100重量部の炭素数
    8以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート、0
    〜20重量部の共重合性のビニル系単量体、0〜10重
    量部の多官能性単量体、0.1〜5重量部のグラフト交
    叉性単量体とを重合して得られたTgが0℃以下であり
    、多層構造重合体[113中に占める量が5〜60重量
    %である中央層重合体の)、および51〜100重量部
    の炭素数4以下のアルキル基を有するアルキルメタクリ
    レート、0〜49重量部の共重合性のビニル系単量体と
    を重合して得られたTgが50℃以上であり、多層構造
    重合体[1]中に占める量が10〜800〜80重量%
    外層重合体(0)を基本構造とし、層(A)と層(B)
    との間もしくは層(B)と層(C)との間に中間層とし
    て、10〜90重量部の炭素数4以下のアルキル基を有
    するアルギルメタクリレート、90〜10重量部の炭素
    数8以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート、
    0〜10重量部の多官能性単量体、0.1〜5重値部の
    グラフト交叉性単量体とを重合して得られる中間層を各
    層に占めるアルキルメタクリレート量が中央層重合体の
    )を中心として、最内層重合体(A)、最外層重合体(
    0)にむかって単調増加するように少くとも1層配置し
    てなる多層構造重合体〔■、〕の11〜99重量とから
    なる耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成
    物。 λ メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ムS樹脂、
    メチルメタクリレート−スチレン共重合体、ポリスチレ
    ン、ポリエステル、ナイロンから選ばれる少なくとも1
    種の樹脂を98重量置部下添加してなる特許請求の範囲
    第1項記載の耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性
    樹脂組成物。
JP673584A 1984-01-18 1984-01-18 耐熱性および耐衝撃性にすぐれた熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS60152553A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6218467B1 (en) * 1996-12-18 2001-04-17 Roehm Gmbh (Methyl) methacrylate maleic acid anhydride copolymers as polymer modifying agents for plastics and mixtures and polymer composites produced therewith
JP2011055478A (ja) * 2009-08-06 2011-03-17 Canon Inc 撮像装置

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US6218467B1 (en) * 1996-12-18 2001-04-17 Roehm Gmbh (Methyl) methacrylate maleic acid anhydride copolymers as polymer modifying agents for plastics and mixtures and polymer composites produced therewith
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