JPS601506Y2 - 定温発熱装置 - Google Patents

定温発熱装置

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JPS601506Y2
JPS601506Y2 JP248279U JP248279U JPS601506Y2 JP S601506 Y2 JPS601506 Y2 JP S601506Y2 JP 248279 U JP248279 U JP 248279U JP 248279 U JP248279 U JP 248279U JP S601506 Y2 JPS601506 Y2 JP S601506Y2
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JP
Japan
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insulator
constant temperature
heating device
convex portion
coefficient thermistor
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Expired
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JP248279U
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JPS55102189U (ja
Inventor
通一 竹内
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は正の抵抗温度係数を有するチタン酸バリウム系
半導体磁器発熱体(以下正特性サーミスタと記す)を使
用した定温発熱装置、たとえばビデオテープレコーダ(
以下VTRと記す)の回転ヘッドの結露現象を防止する
のに好適な定温発熱装置に関する。
VTRの回転ヘッドは、第1図に示す如く、映像ヘッド
を内蔵した回転ヘッドドラム1を、支持部材2上で回転
させ、この回転ヘッドドラム1の外周に磁気テープ3を
斜めに連接させた構造を有している。
磁気テープ3はテープガイド4,5に案内されて回転ド
ラムヘッド1の全周のほぼ273程度の範囲に亘って接
触させである。
而して、VTRの録画再生動作用においては、周辺機器
からの放熱や自己の発熱現象により、回転ヘッドはかな
りの温度上昇を示す。
ところが一旦動作を停止すると、回転ヘッドドラム1を
含むヘッド部の温度が急激に低下し、回転ヘッドドラム
1の表面に細かい水滴が付着するいわゆる結露現象が生
じる。
この結露現象により、磁気テープ3が回転ヘッドドラム
1の表面に密着してしまうため、次に使用するとき、回
転ヘッドドラム1が円滑に始動できなかったり、または
最悪の場合には磁気テープ3が破断してしまうこともあ
った。
上述のような結露現象を防止し、回転ヘッドドラム1を
円滑に始動させると同時に、磁気テープ3の破断を防止
する目的で、従来より支持部材2の表面に発熱装置6を
固定し、この発熱装置6の発熱によって支持部材2およ
び回転−\ラドドラt、1を動作停止後も適当な温度に
保温するように1゜である。
この場合、回転ヘッドドラム1に内蔵された映像ヘッド
への熱的悪影響や、磁気テープ3の焼損などを回避する
ため、発熱装置6は定温発熱装置として作動させる必要
があり、このため、従来は発熱装置として、発熱素子た
る抵抗発熱体を、支持部材2上に装着[7たバイメタル
或は感温リードスイッチなどによってオンオフするオン
オフ制御方式を採用して定温発熱動作を行なわせるよう
にしである。
しかし、上述の従来の発熱装置は、部品点数が多いこと
、取付はスペースを要すること、電源開閉用素子が故障
しやすいこと、周期的な温度変動が避けられないこと、
消費電力が大きいこと等の欠点があることから、最近、
発熱体として正特性サーミスタを用いた発熱装置が提案
されている。
正特性サー ミスタは、キュリ一温度を適当に選定する
ことにより任意の発熱温度が得られること、また、キュ
リ一温度を超えると急激な抵抗増加を示して電流を絞る
自己温度制御機能を有し、過熱の危険がないこと等の顕
著な特長を有している。
従って発熱装置として正特性サーミスタを用いることに
よって、電源開閉素子及び感温素子が不要となり、小型
化、取付はスペースの縮小、温度の一定化、過熱の防止
、消費電力の節約、信頼性の向上等の効果が遠戚される
第2図、第3図は正特性サーミスタを使用したこの種の
発熱装置の一例を承部前記支持部材2の外周面に合致す
る円弧状曲面に形成された金属(アルミニウム等)製放
熱板7の外面に、モールド樹脂流出防止用の凸部部8を
形成し、該凸部部8の内径より小さな径を有しかつ熱伝
導の良いアルミナ磁器などからなる絶縁板9を前記凸部
部8内に入れ、該絶縁板8上に前記凸部8より小さい径
の正特性サーミスタ10を入れ、モールド樹脂11によ
ってモールドしてなるものである。
正特性サーミスタ10は、円板状のPTCサーミスタ素
体12の取付側の面に中間電極13を形成し、他面には
2つの電極14a、14bを形成し、電極14a、14
bにそれぞれリード線15a、15bを半田付は等によ
り固着してなる。
16a。16bは放熱板7を前記支持部材2に固定する
ためのねじを嵌める切欠きである。
この発熱装置は、放電板7上の凸部部8内に絶縁板9及
びPTCサーミスタ10を順次大れて樹脂11で固定す
ることにより得られるから、量産に適しているという長
所を有している。
しかしながら、この発熱装置においては、第3図に示す
ように、組立ての際の絶縁板9と正特性サーミスタ10
との間のズレにより、正特性サーミスタ10の外周面と
凸部部8とが接触し、絶縁不良が多く発生し、歩留りが
悪いという欠点があった。
本考案は上述する欠点を除去し、正特性サーミスタと放
熱板との間の絶縁不良などを生じることのない信頼性の
高い定温発熱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本考案に係る定温発熱装置は、
正特性サーミスタを絶縁体の凸部領域内に位置させたう
えで放熱体に取付けたことを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に説明する。
第4図は本考案に係る絶縁体の一例を示しており、該絶
縁体17は、前記のような磁器製のもので円板状をなし
、正特性サーミスタ取付面側より突出するような凸部部
17aを形成してなるものである。
第5図は該絶縁体17を用いて構成された発熱装置を示
し第2図、第3図と同一符号は同一の構成部分を示して
おり、前記と同様の工程をもって製作されるものである
即ち、放熱板7の外面に形成された凸部部8内に絶縁体
17を入れ、該絶縁体17の凸部部17a内に正特性サ
ーミスタ10を入れて樹脂11によりモールドする。
勿論絶縁体17と正特性サーミスタ10とを一体化した
後に凸部部8内に入れてモールドすることもできる。
このように、絶縁体17に凸部部17aを形成したこと
により、第5図から理解されるように、正特性サーミス
タ10と放熱板7の凸部部8との接触は、絶縁体17の
凸部部17aにより阻まれ、正特性サーミスタ10と放
熱板7との間に絶縁不良を起こすことはなくなり、また
、手作業により組立てる場合に、絶縁体17と正特性サ
ーミスタ10との位置合わせに注意を払う必要がなくな
るので作業性が良くなり、作業能率が向上する。
勿論本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例
えは絶縁体17の凸部は、第6図に示すように、複数個
の柱状凸部17bを周辺部に形成したものであってもよ
い。
また、凸部部8、絶縁体17、正特性サーミスタ10の
形状は、円形に限られるものでないことは言うまでもな
い。
さらに正特性サーミスタ10の電極形状等も種々考えら
れる。
以上述べたように、本考案に係る定温発熱装置は、−面
を取付面とした放熱板の他面上に凸部部を形成し、該突
環部内に周辺部に凸部を有する絶縁体を位置させると共
に、該絶縁体の前記凸部によって囲まれた領域内に正特
性サーミスタを位置させ、前記放熱板、絶縁体および正
特性サーミスタを一体に固着したから、正特性サーミス
タの周辺部と放熱板の凸部部との接触が防止され、絶縁
不良を起こすことがなくなるために、絶縁不良による不
良品の発生の問題が解消される。
また、絶縁体と正特性サーミスタとの位置合わせに注意
を払う必要がなくなるために、作業性がなくなり、作業
能率を大幅に向上させることができる。
なお、本考案に係る発熱装置はVTR回転ヘッド用とし
てばかりでなく、他の被加熱体にも同様に適用し得るこ
とは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は正特性サーミスタを有する発熱装置を取付けた
VTR回転ヘッドを示す斜視図、第2図は正特性サーミ
スタを用いた発熱装置を示す分解斜視図、第3図はその
完成品を示す要部断面図、第4図及び第5図はそれぞれ
本考案による発熱装置の一実施例を説明する絶縁体の斜
視図及び要部断面図、第6図は本考案による絶縁体の他
の例を示す斜視図である。 1・・・・・・回転ヘッドドラム、2・・・・・・支持
部材、3・・・・・・磁気テープ、6・・・・・・発熱
装置、7・・・・・・放熱体、8・・・・・・凸部部、
9・・・・・・絶縁体、10・・・・・・正特性サーミ
スタ、11・・・・・・樹脂、13・・・・・・中間電
極、14a、14b・・・・・・電極、15a、15b
・・・・・・リード線。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)−面を取付面とした放熱板の他面上に凸環部を形
    成腰該凸環部内に周辺部に凸部を有する絶縁体を位置さ
    せると共に、該絶縁体の前記凸部によって囲まれた領域
    内に正特性サーミスタを位置させ、前記放熱板、絶縁体
    および正特性サーミスタを一体に固着したことを特徴と
    する定温発熱装置。
  2. (2) 前記絶縁体の前記凸部は環状連続体であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    定温発熱装置。
  3. (3)前記絶縁体の前記凸部は間隔をおいて環状に配例
    されることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の定温発熱装置。
  4. (4)前記絶縁体および前記正特性サーミスタは前記放
    熱板の凸環部内に合成樹脂によって封着されることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項、第2項または
    第3項に記載の定温発熱装置。
  5. (5)前記放熱板の取付面はVTR回転ヘッドの支持部
    材の外周面に適合する曲面状に形威しVTR回転ヘッド
    の支持部材に接着可能としたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項に
    記載の定温発熱装置。
JP248279U 1979-01-10 1979-01-10 定温発熱装置 Expired JPS601506Y2 (ja)

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JP248279U JPS601506Y2 (ja) 1979-01-10 1979-01-10 定温発熱装置

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JP248279U JPS601506Y2 (ja) 1979-01-10 1979-01-10 定温発熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS55102189U JPS55102189U (ja) 1980-07-16
JPS601506Y2 true JPS601506Y2 (ja) 1985-01-16

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ID=28805584

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JP248279U Expired JPS601506Y2 (ja) 1979-01-10 1979-01-10 定温発熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58144801U (ja) * 1982-03-25 1983-09-29 ニチコン株式会社 正特性サ−ミスタ

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JPS55102189U (ja) 1980-07-16

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