JPH054235Y2 - - Google Patents

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JPH054235Y2
JPH054235Y2 JP15334187U JP15334187U JPH054235Y2 JP H054235 Y2 JPH054235 Y2 JP H054235Y2 JP 15334187 U JP15334187 U JP 15334187U JP 15334187 U JP15334187 U JP 15334187U JP H054235 Y2 JPH054235 Y2 JP H054235Y2
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JP
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fixed resistor
pipe
resistance element
heater
opening
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液体の凍結を防止するためにパイプ
等に取付けられるヒーター用固定抵抗器に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種の固定抵抗器としては、例えば金
属抵抗線をロツド状の絶縁性基体上に巻き付け、
その両端に金属製キヤツプ端子を嵌着するととも
に、その金属製キヤツプ端子に被覆電線からなる
引出線を接続し、これを一面が開口する箱形のセ
ラミツクケースに挿入し、開口から無機絶縁物を
充填した構成のものが使用されていた。
このように構成された固定抵抗器を、1つまた
は複数個直列に接続し、セラミツクケースの他の
一面を、例えば液体流通パイプに密着させて装着
し、抵抗器に通電することにより発生するジユー
ル熱でパイプを加熱してパイプ内部の液体の凍結
を防止する。
(考案が解決しようとする問題点) 固定抵抗器のパイプへの固定は、通常金属バン
ド等を使用して締結しているが、たまたまそのバ
ンドが切れたり、締結状態が悪くて、知らない間
に固定抵抗器がパイプから浮き上がることがあ
る。固定抵抗器がパイプに密着しているときは、
パイプが一種のヒートシンクになつており、通電
時の定常状態における固定抵抗器の表面温度が、
例えば140〜160℃となるのに対し、固定抵抗器が
パイプから浮き上がると、ヒートシンクがなくな
るため、固定抵抗器の表面温度が300℃以上にも
上昇することになる。特に、第3図の実線で示し
たように、固定抵抗器の中央部分が高温になり、
おおよその限界値である355℃を超える場合も生
じる。このように、固定抵抗器が過熱状態で長時
間放置されると、充填された無機絶縁物のバイン
ダである有機分が炭化し、そのため絶縁性が低下
して漏電の可能性が生じ、極めて危険である。ま
た、抵抗体自体も寿命が短くなる。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するも
ので、たとえ固定抵抗器がパイプから浮き上がつ
ても、部分的な過熱部の発生をなくし、無機絶縁
物の劣化を防止するようにしたヒーター用固定抵
抗器を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案の固定抵
抗器は、抵抗素子のセラミツクケース開口側の側
面に接し、若しくは近接して断熱板を配置するも
のである。
(作用) 上記構成によれば、抵抗素子から発せられる熱
が断熱板により遮られて直接表面に伝わらず、そ
の結果、温度分布は、第3図の破線で示すように
平均化され、従来のような極端な高温部がなくな
る。従つて、無機絶縁物の劣化が防止され、絶縁
抵抗が安全値に保持され、さらに固定抵抗器その
ものの寿命も延び、また固定抵抗器の高さ寸法を
低くして小型化することも可能になる。
この凍結防止用ヒーターが取付けられる給湯器
等では、軽薄短小の時代に特に薄型化を実現する
ことが重要課題であつた。ヒーター用固定抵抗器
の薄型化を可能にする本考案は、その課題を解決
するものである。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例を示したもの
で、1は、例えば金属抵抗線をロツド状の絶縁性
基体上に巻き付けた抵抗素子、2は抵抗素子1の
両端に嵌着した金属製キヤツプ端子、3はこの金
属製キヤツプ端子2に接続した引出線としての被
覆電線、4は一面が開口した箱形のセラミツクケ
ース、5は充填物としての無機絶縁物、12は無
機絶縁物の充填に先立つて、抵抗素子1の上側の
面に近接して配置した、例えばマイカからなる断
熱板である。
固定抵抗器の組立は、まず、抵抗素子1の両端
に嵌着した金属製キヤツプ端子2に被覆電線3を
接続したものをセラミツクケース4に入れ、電線
引出部に突起6で区画されたシール材充填部にシ
ール材7を滴下充填し、固化した後、抵抗素子1
上に断熱板12を配置して、更に無機絶縁物5を
充填、固化すれば、固定抵抗器10が完成する。
固定抵抗器10は、パイプの長さに応じて1つ
または複数個直列に接続し、セラミツクケース4
の浅いV字形に形成された背面をパイプ8に密接
させて装着する。固定抵抗器10のパイプ8への
固定は、第2図に示したように、金属製の留め金
11で一体的に締結する。なお、セラミツクケー
スの側面には留め金11の位置がずれないように
突起9を設けてある。
以上のように構成された本実施例では、たとえ
留め金11が外れて固定抵抗器10がパイプ8か
ら浮き上がつても、固定抵抗器10の温度は、抵
抗素子上部で平均化され、限界温度を超える局部
的な過熱部分は生じない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、締結部
材の不具合等により、たとえヒーター用固定抵抗
器がパイプから浮き上がつても、局部的な過熱部
分を生じることがないので、充填物としての無機
絶縁物の劣化が防止され、絶縁低下による漏電の
危険性を未然に防止することができる。また、固
定抵抗器そのものの寿命も延び、さらに、固定抵
抗器の高さ寸法を低くして薄型化することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す図で、aは
固定抵抗器の断面図、bは側面図、第2図は、同
固定抵抗器をパイプに装着した状態を示す図、第
3図は、抵抗素子上の温度分布を示す図である。 1……抵抗素子、3……被覆電線、4……セラ
ミツクケース、5……無機絶縁物、8……パイ
プ、12……断熱板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被覆電線からなる引出線を備えた抵抗素子を一
    面が開口したセラミツクケース内に挿入し、前記
    開口から無機絶縁物を充填してなるヒーター用固
    定抵抗器において、前記抵抗素子の前記開口側の
    側面に接し、若しくは近接して断熱板を配置した
    ことを特徴とするヒーター用固定抵抗器。
JP15334187U 1987-10-08 1987-10-08 Expired - Lifetime JPH054235Y2 (ja)

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JP15334187U JPH054235Y2 (ja) 1987-10-08 1987-10-08

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Publication Number Publication Date
JPH0160392U JPH0160392U (ja) 1989-04-17
JPH054235Y2 true JPH054235Y2 (ja) 1993-02-02

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