JPS60147497A - サリチレ−トを含有する塩基性硫化アルカリ土類金属フエネ−ト型清浄剤の製造方法 - Google Patents

サリチレ−トを含有する塩基性硫化アルカリ土類金属フエネ−ト型清浄剤の製造方法

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JPS60147497A
JPS60147497A JP237184A JP237184A JPS60147497A JP S60147497 A JPS60147497 A JP S60147497A JP 237184 A JP237184 A JP 237184A JP 237184 A JP237184 A JP 237184A JP S60147497 A JPS60147497 A JP S60147497A
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Cosmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、掴渭油および燃料油に添加する清浄剤として
極めて有用な、サリチレー)1−含有する塩基性の硫化
アルカリ土類金玩フエネートを工業的に有利に製造する
方法に胸するものである。
従来、鉱油に添加される清浄剤は、スルホネート型、フ
ェネート型、ポリオレフィンと硫化リンとの化合物型お
よび窒素含有旭合油型に4大別されていた〔石油製品事
典、p88(産業図曹株式会社、昭和82年)〕。しか
しながら近年に至って、上記の7エネート型清浄剤の類
型ic 粕Tる消゛6#剤であっても、サリチレート型
と7エネート型とは性状面で区別して認識されるように
なって来た。
一般に塩基性フェネートや塩基性サリチレートは、内燃
機用潤滑油に使用され、オキシ酸や硫酸などの酸類の中
和、スラッジ、ラッカー。
カーボンなどの分散並ひに腐aS粍、リンググループ閉
塞およびピストンりング膠鳥などの防止に著効を示すも
のである。
塩基性サリチレートは、特公昭8B−4112号、特公
昭46−87581号などで公□知のアルキルサリチル
酸を原料とする方法で合成され、フエネー)%lに比べ
て、熱安定性などに優れた特色を鳴し、高温で過酷な条
件で使用する潤滑油の清浄剤として単独で、あるいは他
ガのアルカリ清浄剤と組合せて工業的に使用されている
サリチレート型清浄剤は、前記のとおシフエネート型清
浄剤に比べて熱安定性に優れているという利点を有して
いるとはもうものの、反面サリチレートはフェネートに
比べて油溶性に劣るという欠点葡も弔している。そのた
めに実除の使用に当たっては、サリチレート型清浄剤と
フエネー)W清浄剤とt−適当な比率で配合して用い、
る場合が多い。
従来、公知のサリチレート製造法においては、高価なア
ルキルサリチル酸またはその塩を出発原料としているた
め、塩基性アルカリ土類金属フェネートやスルホネート
などに比べて製造コストが著しく高くなるなどの間組点
がめった。
本発□明者らは公知の方法で製造した塩基性ア rルカ
リ土知金属サリチレートを添加することなく、同様の効
果を有する塩基性硫化アルカリ土類金朽7エネートの製
造法について種々検討を加えた。そしてアルキルグエノ
ールを特徴とする特開昭54 41829号の方法で製
造される塩基性硫化アルカリ土類金属フェネート中にサ
リチレートが同時に生成すること全研究の基礎としてサ
リチレート生成に及はす反応因子について研究を続けた
結釆、原料硫黄添加量およ゛び二価アルコール残存量□
、炭酸化反応条件が反応生成物中のサリチレートの生成
基全左右する因子であること金つきとめ、希望の割合で
サリチレートを含有する塩基性硫化アルカリ土類金へフ
ェネート型清浄剤t−製造する方法全見出し本発明を完
成した。T&わち、本発明はサリチレートを含む塩基性
硫化アルカリ土類金hフェネート凰消浄剤中のサリチレ
ートとフェネートとの割合の調節方法として把えること
もできる二原料としてアルキルフェノール類を用い、硫
化−金楓伺加反5iVC続いて炭酸化反応上行うと、こ
の炭酸化反応工程において製品を構成するアルキルフェ
ノール骨格の一部が核炭酸化金受け、いわゆるサリチレ
ート骨格を形成することは未だ文献に記載されておらず
、史[Uこのサリチレートの生成比率が上記の反応因子
によって制御可能なことは、今まで全く知られていなか
った飴しい知見である。
かくして得られた塩基性硫化アルカリ土類金属フェネー
トは約50〜0.1%のサリチレートを含み、ディーゼ
ル燃料油または潤滑油の添加剤として両者の%質を合せ
持った優れたアルカリ清浄剤である。
すなわち、本発明の歎旨はフェノール類、二価アルコー
ル、硫黄およびアルカリ土類金−酸化物および/または
水酸化物からなるアルカリ土類金族試薬および必要に応
じ水よシなる出発原料混合@を反応させ硫化−金属付加
を行い、反応系中から水および過剰の二価アルコールを
留去し、次いで二酸化炭素処at−行う塩基性硫化アル
カリ土類全島フェネートの製造方法において、■誼水お
よび過剰の二価アルコールの留去工程を該二酸化炭素処
理に供給される原料中にとシこまれた二価アルコール幻
アルカリ土類金属試薬の比率が1.5モル/グラム式量
以下、好ましくは1,0モル/クラム式m以下、慣に0
.60モル/グラム式鼠以下となるように行うことを特
徴と′3″るサリチレートを會冶゛fる塩基性アルカリ
土類全綱フェネート型清浄剤の製造方法に存する。
本発明方法の一つの好祉しい実hl!IflJ株Cま前
記の硫化−金属付加工程を■原料中のアルカリ土類省A
偽試薬に幻テる硫黄の配合比率が0.(101〜2.5
グラム式適/グラム式鼠の範囲内で杓うものである。ま
た他の好ましい実施態様は上記の二酸化炭素処、aを(
!り50〜800℃の温駄および■0 5 QatI′
r+Qの二酸化炭紮圧力粂件下でイ1うものである。ま
た別の一つの好ましい実励態様は60記の硫化−金槁付
加反応金原料中のフェノール類に対するアルカリ土類金
属試薬の配合比率’i 0.、.99〜0.Olクラム
当鼠/グラム当量の範Vi内で行うものである。そして
更に他の一つの好ましい実施態様は硫化−金り付加工程
tアルカリ土類金ハ試薬lり2ム式量当たシ0.01−
10グラム式量の水を反応系中に添加して行うものであ
る。
本発明においては特定の硫黄含量を有する目的物を得よ
うとするときは、上記条件■は可変条件とはならない。
この場合上記条件■を制御することか最も効果的でおる
。上記条件■、■。
■、■は1つたけでも生成物のサリチレート/フェネー
ト比が制御できるが、2つ以上の条件を組合せて用いて
もよい。
本発明方法ではまた硫化−金属付加工程において、アル
カリ土類金!J4試薬に対する硫黄の配合比率が約0.
001〜2.5 、 %VC約0.001〜1.5、好
適には約08〜1.2グラム式量/グラム式量である反
応原料混合物を反応させて硫化−金属付加工程を行なう
ことが特に好ましい。本発明方法では硫化−金属付加工
程において、フェノール類に対するアルカリ土類金属試
薬の配合比率が約0.99〜0.01グラム当量/グラ
ム当量の範囲%特に約0.20〜0.80グラム描鈑/
グラム当鼠の範囲内である出発原料混合仰を反応させて
硫□化−金篇付力lJ反応七行なうことも好ましい。(
この態様は以下過剰のフェノール類を用いて硫化−金属
付加工程を打力う態様と略称することがある。)本発明
方法はまた硫化−全札付加工程において、アルカリ土類
金!4試桑lグラム式飯当ル約0.01〜10グラム式
伝、%に約0.1〜2.0グラム式量の水を反応、系中
に添加して硫化−金属付加反応を行なうことも好ましい
。(この態様は以下水を添加して硫化−金属付加工程を
行なう態様と略称することがある。)過剰のフェノール
類を用いて硫化−金り付加工48II′に行なう態様と
、水を添加して硫化−名域付加工程を行なう態様とは、
一方だけを行なっても、両者を組み合せて行なってもよ
い。上記の態様のいずれの場合においても、サリチレー
ト対フェネートの性成比率を制御する前記■、■、■。
■の因子祉同様に作用Tる。
尚本明軸豊中単体および化合物の量について、硫黄1グ
ラム式量は化学式のいかんにかかわらずSK換算した証
で表わTものとし、無機化合@はグラム式量またはグラ
ム轟諷で表わ丁。化学当量について、従来サリチル酸類
の正塩はサリチル酸類1モルとアルカリ土類金極試系H
グラム式量とが&応して生成すると考えられておシ、サ
リチル酸類1モルは1グラム当鼠である。
同様に一価のフェノール類1モルは1グラム当鉦である
本発明に使用されるフェノール類としては炭素数4〜8
6個、好ましくは炭素数8〜82個の炭化水素側鎖、例
えはアルキル基、アルケニル基、アラルキル基等を有す
るフェノ−ルミt挙げることができる。具体的にはブチ
ル、アミル、オクチル、ノニル、ドデシル、セチル、エ
チルヘキシル、トリアコンチル等の炭化水素基、あるい
は流動パンフィン、ワックス、オレフィン重合体(ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン勢)の石油炭化
水素から誘導される基を有するフェノール類が単独、あ
るいはこれらの混合物として使用される。通常的180
℃、好パラ位に炭化水素flll @ ’f:有するフ
ェノール類を使用するとサリチレートの生成が多くなる
。原料フェノール類中のパラ体含有量す約80X以上、
特に約50%以上のものが好ましい。
アルカリ土類金属試薬としては、これらの酸化物あるい
は水酸化物、例えはカルシウム、バリウム、ストロンチ
ウム、マグネシウム等の酸化物あるいは水酸化物が用い
られる。
過剰のフェノール類を用いて硫化−金属付加工程を行う
態様においては、当該アルカリ土類金属試薬は使用する
フェノール類の水酸基当たjlJo、99〜0.Olの
範囲のダラム当量比で使用することが好ましい。上記の
ダラム当量比が低下ぎると未反応フェノール類を回収す
るのに費用がかかるなど経済面から1って不オリである
フェノ−、/I/類に対するアルカリ土類金&試薬の特
に適当な配合比率は0.20〜0.80グラム当量/グ
ラム当振、最も好ましい配合率社約0.80〜0.70
グラム当鼠/グラム当鼠である。フェノール類の水酸基
1グラム当鼠当たシロ。99グ2ム当量以下のアルカリ
土類金属試薬を用いて反応を行なうと、反応は円滑に進
行し、塩基性フェネート及び塩基性サリチレートを収率
よ〈得ることかできる。また水を添加して硫化−金属付
加工程を行なう態様においてはフェノール類に対するア
ルカリ土類金属試薬の使用量は広い軛11Jlkとるこ
とができ、例えばアルカリ土類金属試薬は使用フェノー
ル類1グラム当鼠当ル約0.001〜20グラム当量、
よシ好適には約0.01〜6グラム当像、特に約0.2
0〜0.80グラム当−の量で使用することが好ましい
。フェノール類とアルカリ土類金属試薬の使用量は一方
か過大であるとそれだけ無駄になる。
過llのフェノール類を用いて硫化−金属付加工St−
行なう態様と水を添加して硫化−金属付加工程を行なう
態様とを組み合せて用いること 2が最も好ましい。
次に二価アルコールとしては比較的低佛点かり低粘度で
反応性に富むものが使用される。特にエチレンクリコー
ル、フロピレンゲリコールが好ましい。二価アルコール
はフェノールUlトアルカリ土類金属試薬との反応によ
る油溶性物質への転化を助け、安定化し、一部は製品フ
エネートタリチレート中に取シこまれて長当量化フェネ
ート、長当量化サリチレートヲ構成するものであシ、二
価アルコールの使用−が少な丁ぎると反応原料、特にア
ルカリ土類会読試薬の製品転化率か低下1−る。過剰の
フェノール類を用いて硫化−金属付加工程を行なう態様
においては、二価アルコールの使用量IJ 7 Aカリ
土類金楓試薬1グラム式量当フ約0.80〜35モル、
特に約1.0〜2.5モルがuJ4Lい。水を雄刃0し
て硫化−金属付加工程t−豹なう態様においては二価フ
ルコールの使用mt−少なく1−ることか可能であシ、
二仙1アルコールの使用量はアルカリ土類金属試粟lグ
ラム式量当ル約0.15〜3.0モル、特に約0.8〜
1.5モルが好ましい。二価アルコールの使用量が多す
ぎるとフェノール類への金部付加反応は円滑に進行する
か、&応生成物から過剰の二価アル3を蒸留留去する時
間およびユーティリティーが過大にかかってしまう。
硫黄の使用量は、過剰のフェノール類を用いそ硫化−金
り付加工程を行う態様および水を添加して硫化−金属付
加工at行う態様のいずれにおいても通常の使用量は門
用するアルカリ土類金相試薬に幻するグラム式鉦比で約
0.001〜2.5、好ましくは約0.O1〜1.5、
特に約0.8〜1.2の11[!2囲である= 水を添加して硫化−金楓杓加工&を行なう態様において
反応系中へ添加する水は、蒸留水はもちろん缶水けもち
ろん缶水中工業用水、全極付加反応で生成する水などが
使用出来その品質に特に制限はなく、また冷水、温水、
水蒸気等どのような状態の水でも使用出来る。水の反応
器への添加は水単蝕又はその一部あるいは全部をアルキ
ルフェノールや二価アルコールなど他の原料と混合した
シそれらの方法を併用して行なってもよい。反応器への
水の添加時期は%に制限はなく、水以外の全反応原料が
混合される前でも後でもよいが、全反応原料混合後約1
時間以内に添加するのが好ましい。反応系中への水の添
加量は使用するアルカリ土類金属試薬1グラム式量当)
約0.tll−10グラム式鼠、望ましくは0.1〜2
.0グラム式量、殊に約0.6〜1.1グラム式量でお
る。外部から水を反応系中に添加して金り伺加反応を行
なうと、水を絵肌しない以外は同一の条件で反応を行な
5場合に較べて、反応は円滑に進行し、反応原料特にア
ルカリ土類金り試薬の製品転化率が^くなる。
また水を反応系中に添加して反応を行なうと、水を添加
せずかつ二価アルコールの使用鼠全多くする以外は同一
の条件で反応を行なう場合に較べて、反応原料の製品転
化率を同等あるいはそれ以上に保ちながらしかも反応後
の蒸留工程が大巾に簡略化される。反応系中へ添加する
水の鰍が少なすぎるとアルカリ土類合札試薬の製品転化
率が低下してしまうし、冷加する水の鼠が多丁ぎると反
応後の蒸留工程が簡略化されるという利点が失なわれる
本発明に於いて、反応物、反応中間体、あるいは製品等
の取扱いを容易にするために適当な粘度を有する希釈剤
もしくtit浴剤(以下希釈剤という。)t−加えるこ
とかできる。たとえば二酸化炭素処理を終えたのちの反
応生成物中から過剰の未反応フェノール類?ll−蒸留
で回収する#A。
高沸点で、かつ適当なる粘度t−有した希釈剤の存在下
でyαα全全行うことによりて反応生成物(塔底物)は
液状の望ましい状態で祷ることができる。なお2通常は
未反応フェノール類の留出に伴って希釈剤の一部も留出
する。したかって、回収フェノール類を緑シ返し、反応
に供する場合には希釈剤としては反応に直糾急影響を与
えないもの〃:好ましい。希釈剤の存在下に反応を行な
ってもよい。好ましい九釈剤の例としてはパラフィン系
、ナフテン基、芳香族系、あるいは混合系の基油などの
造画な粘度の石油留 を分もしくは石油i笥渭油怪分を
娶げることができる。その、他の壱楓浴atでも疎水性
、かつム油性を示し、反応時や製品の用途面において無
害であれに希釈剤として用いることができる。本発明の
サリチレートを含有する塩基性硫化アルカリ土類金h7
エネート型清浄剤の主なる製造工程及び運転条件は下記
のとおりである。
(イ) 硫化−金属付加工程 フエノール類、アルカリ土類金kJ4試薬、硫黄および
二価アルコール管、反応温度約60〜200℃、好まし
くは約90〜190℃の範囲で反応させる。水金添加し
て硫化−金属付加工&’t−行なう態様においてはさら
に水を反応前または反応進中で添加して上記と同じ反応
温度条件下に反応させる。反応は常圧下に行なうことが
できるが、水金添加して反応を行なう場合水を系内に保
持するため約0〜1 g atmGの加圧下に行なうこ
とが有効である。また各原料の反応釜への仕込順序は反
応を円滑に進行させるため以下の順序で行うのが最も好
ましい。最初フェノール類を仕込み、次にイオウとアル
カリ土類全編試薬とを同時もし゛くはこの)Ftに仕込
み、最後に二価アルコール(および水)を加える。二価
アルコールと水とは同時にもしくは別々に(どちらが先
でもよい。)加え得る。反応中硫化水素が発生するが、
反応中に反応系外へ除去することが望ましい。硫化水素
を除去しないで反応を行なうと製品の色相が族くなり、
また後述の不溶解分除去工&!(例えば濾過)における
不浴鮮分の除去が難しくなる場合がある。本反応扛通常
約1〜9時間の範囲以内でtデは終了する。
反応終了後反応で生成する水、添加した水および過剰の
二価アルコールを留去する。添加した水および反応中に
生成する水は反応後その約80%以上、望ましくは約6
0!A以上、でき゛侍れは実質的に全て全蒸留留去する
ことが好ましい。多量の水が残存すると製品の安定性が
悪くなシ、ゲル化や固体の生成をもたら丁恐れがある。
またサリチレート合音率の高い7エネートを得るために
は、二価アルコールはできる限シ除去することが望まし
い。第1図に二酸化炭素処理工程の原料中に含まれる二
価アルコールの割合(二価アルコール(モル)/アルカ
リ土類金屑試薬(ダラム式量)比)11!品中のサリチ
レート含有率〔サリチレート/(サリチレート十フェネ
ート)骨格比%〕との関係を示した。
蒸留後の中間製品中にとシこまれ九二価アルコール対ア
ルカリ土類金纏試薬の比の最も狭い範囲は約1.0モル
/グラム弐に以下であシ(第11の線B参照)、前記振
件■、■、■の振作が最良の場合の範囲は約1.5モル
/グラム弐に以下である。ただし蒸留後p中間製品中に
とシこまれた二価アルコール対アルカリ土類金属試薬の
比が小さい領域ではMP、製品のアルカリ土類金属付加
当量比が小さくなるので、上記の比a約0.2〜0.6
、特に約0.45〜0.60モル/グラム式量の範囲と
することが好ましい。
出来るだけサリチレート含有率の丸い塩基性アルカリ土
類全編フェネートを得るためにtユ、硫黄の使用態を出
来るだけ少なくすることか望ましい。
82図に原料中の硫黄含有率(偏C黄/アルカリ土類金
属試薬ダラム式量比)と製品中のサリチレート含有率〔
サリチレート/(サリチレート+7エネート)骨格比X
〕との関係全示した。
第2図にみられる通シサリチレート対フェネートの生成
比率を制御するためには、硫黄対アルカ!Jf:64金
属試薬の配合比率は最も狭い範囲で約0.001〜1.
9グラム式i/グラム式量で、1(第2図中曲線B参照
)、他の要件■、■、0が最良の条件において硫黄対ア
ルカリ土類金属試薬の配合比率は最も広く約0.001
〜2.5グラム式鼠/グラム弐社でおる。ただし硫黄の
配合量が多い場合製品の色相は濃くなってしまう。
(−二酸化炭素処理工程 製品の安定性および油溶性をさらに増丁ため次に、前記
の硫化−金属付加反応工程を完結した液状蒸留残留物を
オートクレーブに入れ、反応温度約50〜800℃、好
ましくは約100〜200゜、反、6圧力約。〜5o8
.。。、好ま、化約。 r〜99atm■条件で二酸化
炭素と反応させる(この処理を二酸化炭素吸収工程と把
子。)。この生成物t−更に二酸化尻素の雰囲気下、好
ましくは加圧下(Q 〜5 Q almG、好′ましく
Fio 〜20a tmG )、約100〜800℃、
好ましくは約185〜200℃において数分〜十数時間
保持する(この後半の処理を二酸化炭素による安矩化工
程と称する。)。安定化工程は一般には、二酸化炭素吸
収工程よシも高い温度で行われるのが普通であるが、前
記の両工程の温度、圧力の範囲からも明らかなように両
工程の条件が一敏する場合もあシ、?:、の場合には二
酸化炭素吸収工程と安定化工程とは区別ができない。二
酸化炭素処理工程において二酸化炭素は反応してフェノ
ール類の側鎖およびフェノール性芳香族核に尋人される
。一般に安定化工程の温度の方が二酸化炭素吸収工程の
温度よりも高いのでザリチレート対フェネートの生成比
率は二酸化kk5処理工程。
のうち王として安定化工程によって変る。安定化工程の
温度条件は狭い範囲では約1j35℃以上とすることが
必要であシ(第8図のl1lli!B参照)。
他の散性■、■、■が最良の時は、約100℃以上で良
い。
第8図に二酸化炭素処理工程における最終温度と製品中
のサリチレート含有率〔サリチレート/(サリチレート
+7エネート)骨格比%〕の関係を示した。tfc安定
化工程の圧力条件は狭い範囲では約1atmG以上でお
シ(第4図の線B参照)、他の振作■、■、■が最良の
時は減圧下も可能であやが実際市ではない。第4図に安
定化工程の二酸化IR累正圧力製品中のサリチレート含
有率〔サリチレート/(サリチレート十フェネート)骨
格比%〕の関係を示した。
出来るだけサリチレート含有率の高い塩基性アルカリ土
類金ねフェネートを得るためには、第8図、第4図に示
した如く、おる程度高温。
亮圧下に災酸化処理七行なうことが望ましいが、約80
0℃を越える温度では製品の変質や分解が見られるし、
約5 QatmG t″越える高圧反応を行なう場合、
反応装置の建設費が著しく陥<なシネ利でおる。二酸化
炭紮処理によシ生成物は潤滑油添加剤、燃料油添加剤と
しての性能(なかでもエンジン油に添加したときのエン
ジン油の清浄性、安定性)がさらに向上する。
また、必戟ならは、二酸化炭素処理後の反応生成物にア
ルカリ土類金属試薬と二価アルコールを添加し、再び上
記のような全島付加反応を行ない、次いで、二酸化炭素
処理の操作’r1回以上繰シ返丁ことによってさらに金
私付加全することも可能である。二酸化炭素処理後の反
応、生成物中の未反応フェノール類は経済上などの面か
ら、これらの一部、もしくは大部分全回収することが好
1しく、またこの回収フェノール類を原料として使用す
ることもできる。
また硫化−金JiIM+1加工程にて余剰となった二価
アルコールは、前述のとおシ二酸化炭素処理前に二酸化
炭素処理用原料中の二価アルコールの割合が前述の範囲
内となるように回収し、かつ二酸化炭素処理工程後に残
余の二価アルコールをフェノール類などと共に回収する
。二酸化炭素処理前および処理後に回収する二価アルコ
ールの鼠は、最終製品中にとシこまれた二価アルコール
対アルカリ土類金Al4v:、薬の短の比が約0.50
モル/グラム式量以下、特に約0.45モル/グラム式
り以下となる鼠と1−ることが添加剤としての効果の而
では好lしい。
ここで未反応フェノール類の蒸留tフェネート皺楯u1
剤の通′畠の希釈剤でおるかj滑油のペースオイルなど
の存在下で行うと、蒸留残留物は液状の好ましい状態で
得ることができる。残存する9魁の不溶解性物質は、フ
ェノール類の回収前、あるいは回収後に沖過−iたは遠
心分離などの操作によシ除去することができる。
本発明方法の反応生成物の正確な輪造の詳細は不す]で
あるか、反応生成物を加水分解し、力i水分廟物【ヘキ
サンのような溶剤で抽出して得られる油層にサリチル酸
類とフェノール類の両名が検出されることから5ζ科フ
ェノ−A%はそ0一部が1酸化炭素と0反応によ′)1
′−vチ′−2トに転化したものと考えられる。また反
応生成物はフェノール類およびサリチル酸類の合a1グ
ラム当量当jll理鴎組以上のナルカリ土知金り元素′
t−含有することから生成物は塩基性アルカリ土類金属
サリチレートもしくは塩基性硫化アルカリ土類金輪サリ
チレートと塩基性硫化アルカリ土類金塊フェネートの骨
核を含有するものと考えられる。一方反応生成物はサリ
チレート骨核のみよ)なる分子とフェネート骨核のみよ
シなる分子との混合物であるのか、1分子中にサリチレ
ート骨核とフェネート骨核との両名含有する化合物なの
か、またサリチレート骨核およびフェネート骨核とアル
カリ土類全編元素、反応した硫黄および反応した二価ア
ルコールとの結合様式については詳細不明であフ、さら
に反応した二酸化炭素のうちサリチレートへの転化に費
された以外の二酸化炭素の生成物中における結合様式は
詳細不明であり、本発明の反応生成物は塩基性硫化アル
カリ土類全編サリチレートもしくは塩基性アルカリ土類
全極サリチレートと塩基性硫化アルカリ土類金緬フェネ
ートとの複合物(complex )とも呼はれうるも
のである。以上の通シ本発明の反応生成物の訃細な構造
鉱不明ではあるが、塩基性アルカリ土類金属サリチレー
ト骨核もしくは塩基性値化アルカリ土類金属サリチレー
ト骨核と比較的多割合の塩基性硫化アルカリ土類金属フ
ェネート骨核を有Tやので、本明細書にお艷て反応生成
物はサリチレートを注壱テる塩基性硫化アルカリ土類金
属フェネート屋清浄剤と記述する。しかしながらこの呼
称は上記したように正確な化学品名を記述するものでは
ないし、また本発明は上記した推定あるいは理論に何ら
拘束されるものではなく、単に理解に便なため上記の呼
称を用いる。本発明の反応生成物は潤滑油用清浄剤、燃
料油用清浄剤のような鉱油添加剤として鳴動で、しかも
サリチレート対フェネートの生成比率を制御することか
できるので、添加剤の熱安定性。
油溶性を制御することができ、清浄剤としての作用の有
効度及び持続期間を一節できる。
以上、本発明によれば、従来公知のアルキル7−C/−
ル知のコルベ拳シュミット反応にヨルアルキルサリチル
酸又はその塩の合成の段階t経由してサリチレー)1−
別個に予め製造して用いる方法とはまったく異なる方法
でサリチレートを含癩する塩基性アルカリ土類金属フェ
ネート戯清浄剤を安価、簡便にかつ収率良く製造するこ
とが出来る。
以下実施例によシ、本発明を説明3−る。
実施例1 攪拌器、冷却管、窒素ガス導入管および温坂ift装着
しfCBt用4つ目フラスコ内に、ノニルフェノール(
p−ノニルフェノールN i 87.4%)881.2
f (4,0モル)、硫黄3゜B y (0,:L。
ダラム式量)および純度98.8%の酸化カルシウム5
7.]J (1,00グラム式量)全装入し攪拌した。
得られた懸濁液にエチレングリコール83.8r(1,
85モル)を窒素気流中常圧下182℃で添〃口し、こ
れt−185℃で約5時間撹拌した後、該反応系内を徐
々に減圧しながら生成した水、大部分の未反応エチレン
グリコール52.8f(0,85モル)および少量のノ
ニルフェノールを留去したところ、暗文緑色の液状蒸留
残留物951.8 Fが得られた。この際の最終留出物
温度は87℃(6mHf)であった。次に、該蒸留残留
物943.7rtオートクレーブに封入し、加圧下(ま
ずlQatmGまで二酸化炭素で加圧し、オートクレー
ブを閉じ二酸化炭素を吸収させ、吸収によシ圧力が下っ
たら(本例ではlatmG )再び二酸化炭素を加えl
QatmGまで再加圧し必要に応じてこの操作を繰夛返
え丁。以下この操作を“atmG以下゛と配子。)加熱
温度150〜155℃で二酸化炭素を吸収せしめた。し
かる後を加圧下(初圧lQatmG)180℃で2時間
保持すると暗文緑色の反応生成物溶液961.1Fが得
られた。
2を用二ロ梨型フラスコに上記の二酸化炭素処理後の反
応生成物溶液952.8tと150ニユートラル油(2
10?(99℃)の粘度が5.886CSのパラフィン
系潤滑油> 288.8 f t−装入し。
これよル減圧で少量のエチレングリコール、大を部分の
未反応ノニルフェノールおよび9址の潤滑油留分を留去
すると蒸留残留物467.2Fが得られた。その際の最
終留出物温度は167℃(8寵HP)であった。
そして、上記の該蒸留残留物中に含まれる極少量の不溶
解方を遠心分離で除去すると下記性状の如く、極暗い黄
色透明な粘稠液状の最終製品であるサリチレートを含有
する塩基性アルカリ土類金属フェネート塁清浄剤465
.2tが鞠られた。
分析によれは、製品中の活性成分の蓋は285.82で
あシ、その中のノニルフェノール骨格量は151.2t
であシ、物質収支計算によれは製品中の活性成分は反応
したノニルフェノール当ib理論量の281%のカルシ
ウムを含有した(金属刊加当量比2.81)。
最終製品の分析結果は次のとおシであった。
粘度100℃(C8) 145.6 塩基価 (JISK 2500XKOH1%/f) 2
82カルシウム (wt%) ” 830 硫黄(wt%) 0.58 金机付加当量比は最終製品中にとりこまれたアルカリ土
類金族試薬対:フェノール類のグラム当量比をいう。こ
のような性状含有する最終製品の一部をシリカゲルt−
吸着剤とし、n−へキサンを置換剤とテるカラム・クロ
マトを行なって活性成分を単離した。単離した淡黄色粉
末の活性成分t−過剰のIN硫酸水溶液を用いて加水分
解し、得られた油層を液体クロマトグラフィXがノニル
サリチレートに転化していることが判った。
カラム・クロマトで得られた活性成分は、IR分析の結
果遊離のカルボキシル基を実質的に含んでいないことも
確かめられた。従って、構造の詳細は不明であるが、カ
ルシウムかカルボキシル基と直接または間接的に結合ま
たは配位など奮しているものと推定できる。
実施例2 実施例1で用いたと同じ反応容器に純度100Xのノニ
ルフェノール(p一体87.4%、〇一体l2,6%)
??1.lf(3,5モル)、硫黄22.5f(0,7
グラム式量)および純度98.8%の酸化カルシウム5
7.IJ (1,0グラム弐鼠)′([−装入攪拌した
。得られた懸濁液にエチレンクリコール83.8f(1
,85モル)ヲ留累気流中常圧下に添加し、これ’t1
80℃で4.5時間攪拌し、その後該反応系内を徐々に
減圧しながら生成した水、大部分の未反応エチレングリ
コール(1,10モル)および少itのノニルフェノー
ル計90fk留去したとζろ液状蒸留残留物が得られた
。この際の最終留出物温度U106℃(9mH? )で
あった。
次に、核蒸留桟貿物をオートクレーブに耐大し。
加圧下(lQatmG以下)、加熱温i:igo℃で二
酸化炭素を吸収せしめた。しかる後、加圧下(10〜5
at圏)、185℃で2時間保持した。
実施例1で用いたと同じ梨型フラスコに、上記の二酸化
炭素処理後の反応生成物溶液900tと150ニュート
ラル油H7,5f′t−装入し、これよシ減圧で少量の
エチレングリコール、大部分の未反応ノニルフェノール
および少量の@滑油留分を留去すると蒸留残留物517
.8tが得られた。その際の最終留出物温度は151:
(1闘HP)であつた。
そして上記の該蒸留残留物中に含まれる極少量の不溶解
分を遠心分離すると、下記性状の如き最終製品515.
9rが得られた。
物質収支計算によれば、製品中に含まれる原料ノニルフ
ェノールに由来する構成要素(活性成分)の量は、ノニ
ルフェノールに換算して203、Ofであった。
最終製品の分析結果は次のとおシでありだ。
金鳥付加轟鼠比 2.0 粘度100℃(C8) 147.8 塩基111I(KOOft ) 201カルシウム (
wt%) 7.15 硫黄(wt%) 3.10 ノニルサリチレート骨格(%) 16.4(最終製品中
(Cjj)Cまれえ、=、7エ7− rルに対するIt
) 実施例8 実施例1で用いたと同じ反応容器に回収した純ioo%
のノニルフェノール(p一体6Z%、〇一体88X)9
79.11(4,0モx)、硫黄82.1r(1,0グ
ラム式量)および純度98,8%の酸化カルシウム57
.1J(1,0グラム式量)′fc装入攪拌した。得ら
れた懸濁液にエチレングリコール105.6 t (1
,70モル)t−輩素気流中常圧下に添加し、これt−
1i35℃で4.5時間攪拌し、その後該反応系内を徐
々に減圧しながら生成した水、大部分の未反応エチレン
グリコール(1,10モル)および少量のノニルフェノ
ールを留去したところ液状蒸留残留物1077.9rが
得られた。この除の最終留出物温度は89℃(8iu*
Hf)であった。次に、該蒸留残留v!At−オートク
レーブに封入し、加圧下(10atmG以下)、加熱温
度120℃で二酸化炭素を吸収せしめた。
しかる後、加圧下(l atmG) 、175℃で2時
間保持した。
実施例1で用いたと同じ梨型フラスコに、上記の二酸化
炭素処理後の反応生成物溶液1000Vと150ニユー
トラル油218fを装入し、これよシ減圧で少量のエチ
レングリコール、大部分の未反応ノニルフェノールおよ
び少量の潤滑油留分を留去すると蒸留残留物489.4
 fが得られた。その際の最終留出物温度は160℃(
2調HP) であった。
そして上記の該蒸留残留物中に含まれる極少量の不溶解
分を遠心分離すると、下記性状の如き最終製品487.
6Fが得られた。
物質収支計算によれは、製品中に含まれる原料ノニルフ
ェノールに由来する構成要素(活性成分)の量は、ノニ
ルフェノールに換算して185.4fであった。
最終製品の分析結果は次のとおシであった。
金ハ伺加当鼠比 2.1 粘度100℃CC3) 149.6 塩基価 (KOHV′r) 208 力、ルシウム (wt%) 7.215硫黄(wt%)
 3.85 ノニルサリチレート骨格(X ) 3.6実施例4 実施例1で用いたと同じ反応容器に純度約100%のノ
ニルフェノール(p一体87.4%、〇一体12.6%
) 881.1 (4,0−Eニル)、硫黄22.5f
(0,7グラム式量)および純度98.8%の酸化カル
シウム57if (1,0グラム式量)を装入攪拌した
。得られた懸濁液にエチレングリコール83.8f (
1,85モル)を窒素気流中常圧下に添加し、これ’k
lBfJ℃で5時間撹拌し、その後該反応系内を徐々に
減圧しながら生成した水、大部分の未反応エチレングリ
コール(0,8モル)および少量のノニルフェノールを
留去したところ液状蒸留残留物969.6fが得られた
。この際の最終留出物温度は82℃(8wxHt )で
あった。
次に、該蒸物残留物をオートクレーブに刺入し、加圧下
(lQatmG以下)、加熱温度120℃で二酸化炭素
を吸収せしめた。しかる後、加圧下(5atmG )、
175℃で2時間保持した。
実施例1で用いたと同じ梨型フラスコに、上記の二酸化
炭素処理後の反応生成物溶液1005.0tと150ニ
ユートラル油242.8 fを装入し、これよシ減圧で
少量のエチレングリコール、大部分の未反応ノニルフェ
ノールおよび9皿の潤滑油留分を留去する呂蒸留残留物
518.4tが得られた。その除の最終留出物温度は1
67℃(l調In)であった。
そして上記の該蒸留残留物中に含まれる極少社の不溶尊
公を遠心分離すると、下記性状の如き最終製品516.
4fが得られた。
物質収支計算によれば、製品中に會まれる原料ノニルフ
ェノールに由来する構成要素(活性成分)の量は、ノニ
ルフェノールに換算シて172.1M’であった。
最終製品の分析結果は次のとおシであった。
金属付加当鳳比 2.50 粘度100℃(C8) 97.8 塩&、、、Koii+y/r) 218 ’カルシウム
(wtX) 7.61 硫黄(wtX) 、 3.2g ノニルテリチレート骨格 (%) 11.0本実施例は
、本発明方法を実施するための標準的条件として、■二
酸化炭素処理工程の原料中のエチレングリコール/酸化
カルシウム(モル/グラム式量比)t−0,55、■硫
黄/酸化カルシウムのグラム式量比’i 0.7 、■
安定化温*1175℃そして■安定化圧力’(i−5a
tmGとしたものである。本実施例に準じてただ散性■
、■。
■、■のいずれか一つ會変史して実験を行い、得られた
結果についてサリチレートの生成割合を示したものが第
1−4図である。この場合の結果は線Aで示して、ある
。またサリチレートができにくい限界的条件として、■
二酸化炭素処理工程の原料中のエチレングリコール/酸
化カルシウム(モル/グラム式量比)’k1.o、■硫
黄/酸化カルシウムのグラム弐鼠比を1.5、■安定化
温度’a−185℃そして■安定化圧力全1.0atm
Gを選び、その中の一つの要件のみklR化させて実験
を行った結果ft線Bで示した。
実施例5 x f レン/” リコー A/配合fiLt−84,
2r (0,55モル)、水配合量をl f3 f (
1,0グラム式量・)とし、第1蒸留において水(添加
水および生成水)のみを留去した他は実施例4と全く同
様に実験を行った。M終製品の当量比、性状、およびサ
リチレート骨格の割合は以下の通シであった。
金桐付加当匍比 2.48 粘度100℃(C8) 96.9 塩&(i[i KOI(q/f L、Sカリシラム w
 t X 7.60 硫黄 wt’)g 3.18 ノニルサリチレート骨格 % 11.8実施例4と同様
にして要件■、■、■、■とサリチレート生成割合との
胸係をみたところ、第1−第4図とほとんど同じであっ
た。
実施例6 エチレングリコール配合mk49.7f (0,8モル
)、水配合量t−10,8f (0,6グラム式量)と
し、第1蒸留で水の他エチレングリコールを1g、6 
t (0,8モル)留去した以外は実施例1と全く同様
の方法で調製した製品の金属付加当量比、性状、および
サリチレート骨格の割合は以下のとおシでありた。
金属付加当量比 2.86 粘度100℃(C8) 140.8 塩基価 KOHWIf/f 284 カルシウム wt% 8.85 硫黄 wt% 0,58 ノニルサリチレート骨格 % 86.5実施例1−4は
過剰のフェノール類を用いて硫化−金属付加工程を行な
う態様に従う例であシ、実施例5〜6は水を添加して硫
化−全札付加工程を行なう態様に従う例である。実施例
4および5は要件■、■、■、■とサリチレート生成割
合との関係図をめるために行なった例であシ、実施例1
および6は硫黄の配合風が少ない例、実施例2は硫化−
金属付加反応直後の蒸留工程で多くの二価アルコールを
留去した例、実施例&は硫黄配合組が多く使用アルキル
フェノールのパラ体純度が低く硫化−金属付加反応直後
の蒸留工程で少しの二価アルコールを留去し二酸化炭素
による安定化工程を低圧下に行なった例である。
【図面の簡単な説明】
第1図は二酸化炭素処理工程の原料中に含まれる二価ア
ルコールの割合〔二価アルコール(モル)/アルカリ土
類金属試薬(グラム式量)比〕と製品中のサリチレート
官有率〔サリチレート/(サリチレート+7エネート)
骨格比%〕との関係を示すグラフであり、第2図は原料
中の硫黄含有率(硫黄/アルカリ土類金為試薬グラム式
量比)と製品中のサリチレート含有率〔サリチレート/
(サリチレート+7エネート)骨格比%〕との関係を示
すグラフであ〕、第8図は二酸化炭素処理工程における
最終温度と製品中のサリチレート含有率〔サリチレート
/(サリチレート十フェネート)骨格比%〕の関係を示
すグラフであシ、そして第4図は安定化工程の二酸化炭
素圧力と製品中のサリチレート含有率〔サリチレート/
(サリチレート十フェネート)骨格比%〕の関係を示す
グラフである。 襄1図 4−1基い研后ψ11働5ん中の 二価ア・Vゴηし7
M 〔毛)Vプ弘べ号3尾2図 1ml 所、n Ilj 4jr B/s (、7”t
ムNi1jl底3 回 C(h化及九1温泉−最柊温塵 (”Cジ奉d 閉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11フェノール類、二価アルコール# (jIt黄お
    よびアルカリ土類金り酸化物および/′または水酸化物
    からなるアルカリ土ash試系および必要に応じ水よル
    なる出発原料混合@を反応させ硫化−金挑付加を行い、
    反応系中から水および過剰の二価アルコールを留去し、
    次いで二酸化炭素処理を行う塩基性硫イ嶋アルカリ土類
    金机フェネートの製造方法に、おいて、駄本および過剰
    の二価アルコールの留去工程を該二酸化炭素処理に供給
    される原料中にとシこまf′した二価アルコール対アル
    カリ土類金掬試薬の比率が1.5モル/グラム式鼠以下
    となるように行うことを%獄とするサリチレートを官有
    する塩基性硫化アルカリ土類金ねフェネート屋消浄剤の
    製造方法。 (2)原料中のアルカリ土類全軸試薬に対する硫黄の配
    合比率が0.001〜2.5グラム式量/グラム式量で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。 (3)原料中のフェノール類に対するアルカリ土類金輌
    試桑の配合比率が0.9J〜0.01グラム当蓋/グラ
    ム当蓋の範囲内である特許請求の範囲第1項に記載の製
    造方法。 (4)硫化−金楓付加工程において、アルカリ土類金^
    試桑lクラム式組蟲たり0.01−10グラム弐鼠の水
    を反応系中に添加して硫化−金h4句加反応を行う特許
    請求の範囲第1項に記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6124561A (ja) * 1984-07-06 1986-02-03 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 硫化過塩基サリチル酸塩の製造方法
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CN116478747A (zh) * 2022-01-13 2023-07-25 中国石油天然气股份有限公司 一种高碱值水杨酸镁清净剂的制备方法

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