JPS6014722A - 真空インタラプタの電極材料とその製造方法 - Google Patents

真空インタラプタの電極材料とその製造方法

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JPS6014722A
JPS6014722A JP12374483A JP12374483A JPS6014722A JP S6014722 A JPS6014722 A JP S6014722A JP 12374483 A JP12374483 A JP 12374483A JP 12374483 A JP12374483 A JP 12374483A JP S6014722 A JPS6014722 A JP S6014722A
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JP
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stainless steel
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martensitic stainless
steel
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JP12374483A
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佳行 柏木
泰司 野田
薫 北寄崎
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、真空インタラプタの電極材料とその製造方法
に関する。 一般に、真空インタラプタの電極は、 α)大電流をしゃ断する能力が高いこと、(2)絶縁強
度が大きいこと、 (3)耐浴着性が良好なこと、及び (I 小電流を良好にしゃ断できること(さい断電流値
が小さいこと) 等の一極条件を満足することが要求されている。 従来、上記の電極条件を満足すべく、種々の電極材料が
提案されている。が、いずれの電極材料も、上記の一極
条件を十分には満足しないのが現状である。 例えば、銅に微量の間然気圧材料(低融点材料)を含有
せしめた種々の゛電極、例えば、特公昭41−1213
1号公報(米国%訂妬第3,246,979号参照)に
示されている。j・同に0.5fijlilのビスマス
を含有せしめてなるもの(以下、cu−0,5Bi[極
という)、または、特公昭48−36071号公報(米
国特肝証第3.596.027号参照)に示されている
もの等が知られている。 これら高蒸気圧材料を含有してなる電極にあっては、上
記の串、極条件から観て、大電流しゃ断能力、耐溶着性
及び導酸率に優れているものの、絶縁強度、特に大in
流しゃ断部の絶縁強度が著しくAと商いために電流しゃ
断時にさい断サージを発生することがあるので、遅れ小
(5)流を良好にしゃ断し得ない欠点があり、したがっ
て、負荷側の電気愼器の絶縁破壊を引起す虞れがあった
。 また、例えば、上記高蒸気圧材料を含有する軍、極の上
述したような欠点を解消するのを企図した電極として、
廟ヒ低蒸気圧材料(冒融点材料)との合金からなるもの
、例えば、特公昭54−36121号公報(米国時計証
第3,811,939号参照)に示されている、20f
u+係の銅と80重賞チのタングステンとからなるもの
、または、特開昭54−1572843号公報(英国特
許出願公開第2,024,25.7号公報参照)に示さ
れているもの等が知られている。 これら低蒸気圧材料を含有してなる電極にあっては、上
記の一極条件から観て、絶縁強度が太きくなる利点はあ
るものの、短絡電流のような大電流をしゃ断することが
困難となる欠点があった。 本発明は、上述した技術水準に鋪みてなされたもので、
その目的とするところは、耐浴着性を不都合とならない
程度に良好に維持しつつ絶縁強度を大きくし得るととも
に、大電流および小電流のいずれをも良好にしゃ断し得
るようにした、真空インタラプタの′ii1!極材料と
その製造方法を提供することである。 上記の目的を達成するために、本発明は、真空法に関す
るものである。 特定発明は、電極材料を、29〜70重量参のマルテン
サイト系ステンレス鋼と、1〜lO重11のモリブデン
もしくはタングステンと、残り銅との複合金属で構成し
た。 また、電極材料に関する他の発明は、29〜70重J[
のマルテンサイト系ステンレス鋼粉末と、1〜10重j
f%のモリブデンもしく giタングステン粉末とを相
互に拡散結合した多孔質基材に残り重′ik係の鋼材を
浴役させた抜@−金属で構成した。 そして、特定発明にかかる山、惟材料の製造方法に関す
る−の発明は、まず、非ば化性雰囲気中においてマルテ
ンサイト系ステンレス鋼とモリブデンもしくはタングス
テンとの混合粉末をマルテンサイト系ステンレス鋼の融
点より低い温度で加熱して、上記混合粉末の合金uAを
相互に拡散結合することにより多孔質基材を形成し、つ
いで、非酸化性雰囲気中において、上記多孔質基材上に
鋼材を置くと共に、多孔質基材および鋼材をマルテンサ
イト系ステンレス鋼の融点より低い温度で、かつ、銅の
融点以上の温間で加熱して、鋼材を多孔質基材に溶浸さ
せて複合金属を形成する方法である。 また、特定発明にかかる電極材料の製造方法に関する他
の発明は、まず、マルテンサイト系ステンレス鋼とモリ
プデ/もしくはタングステンとの混合粉末き鋼材とを共
に非酸化性雰囲気中に納置し、ついで、これら混合粉末
および鋼材を銅の′融点より低い温度で加熱して上記混
合粉末の各金属を相互に拡販結合することにより多孔質
基材を形成し、ついで銅の融点以上で、かつ、マルテン
サイト系ステンレス鋼の融点より低い温度で上記多孔質
基材および鋼材を加熱することにより鋼材を上記多孔質
基材に溶浸させて複合金属を形成する方法である。 以下、図面および写真等の図を参照して、本発明の実施
例を詳細に説明する。 第1図は、本発明にかかる電極を備えた真空インタラプ
タの縦断面図である。真空インタラプタは、円筒状に成
形したカラスまたは絶碌セラミクス等の絶縁物から成る
複131(本実施例においては2本)の絶縁筒1,1を
、各絶縁筒1の両端に固着したFe−Ni−Co 合金
中等の金属から成る薄肉円環状の封着金具2,2・・・
dlを介し、同軸的に接合することにより一体の絶縁筒
とするとともに、この一体の絶縁筒の両開口部を、他方
の封着金具25,2を介し、ステンレス鋼等から成る円
板状の両金属端板3,3により閉塞し、かつ、一体の絶
縁筒と両金属端板3,3とから成る容器の内部を高真空
に排気して真空容器4を形成し、この真空容器4内に、
一対の円板状のX4m5.5を、各金属端板3の中央部
から、真空容器4の気密性を保持しつつ、相対的に接近
酪反自在に導入した対をなす電極棒6,6を介し、接触
離反(接離)自在に設けて、概略構成されている。 なお、第1図において、7は金属ベローズ、8は各電極
5等を同心状に囲繞する中間部位のシールドである。 各車、極5は、29〜70重量憾のマルテンサイト系ス
テンレス鋼と、1〜10重量係のモリブデンもしくはタ
ングステンと、残り銅とからなる複合金属の材料からな
る。 上記マルテンサイト系ステンレス鋼としては、例えば、
J工S規格で5US403.5UE1410゜S U 
S 41. () = S U S 420 m −8
U 8431又
【1SU84400が好適である。列挙
したマルテンサイト系ステンレス鋼はいずれも、鉄及び
クロムを主成分とし、炭素、硅素、−ンンガン、1ノン
、硫負、モリブデン及びニッケルのうち幾つかを少量添
加成分として含むものである。 上記′電極材料は、−1ooメツシユσ)マルテンサイ
ト系ステンレス鋼粉末29〜70重月係と、−100メ
ツシユのモリブデンもしく番まタンゲステン粉末1〜1
0重藏係とを相互に拡散結合するこ、とにより多孔質基
材を形成し、この多孔質基材に残り重量係の銅を溶浸さ
せた金属組織を有する。 以下、上述した電極制料を製造する方法について説明す
る。 且上食■竜1貞 マス、マルテンサイト系ステンレス鋼が29〜70重景
係、モリブデンもしくはタングステフカ31〜10重量
係の組成比となるよう番と調整され、かつ、粒径を一1
00メツシュとした、マルテンサイト系ステンレス鋼2
分末と、モリブデンもしくはタングステン粉末とを所定
量(例えば、加工しろを加味した′成極lll61分相
当)機械的に混合する。 ついで、得られた金属混合粉末を、マルテンサイト系ス
テンレス鋼、モリブデンもしくはタングステン、および
銅のいずれとも反応しない材料、例えば、アルミナから
成る円形断面の容器に収納し、この収納物を、非酸化性
雰囲気中(例えば、5 x lQ’−”Torr 以下
の圧力の真空中、水素ガス中、窒素ガス中またはアルゴ
ンガス中等)において、マルテンサイト系ステンレス鋼
の融点(約1500℃)より低い温度で加熱保持(例え
ば、600〜1,000”Cで5〜60分間程度)シ、
これにより、マルテンサイト系ステンレス鋼粉末とモリ
ブデンもしくはタングステン粉末とを相互に拡散結合し
て、多孔質暴利を製造する。 次に、上記拡散結庁工程と同一または異なる非酸化性雰
囲気中において、上記多孔質基材上をこ公司ブロックま
たは銅粉末等の銅相を置き、かつ、多孔”瓜基材と鋼材
とを銅の融点(1,083”C)以上で、かつ、マルテ
ンサイト系ステンレス鋼σ〕1賎点(約1,500℃)
より低い温度で5〜20分間程度加熱保持して、溶融し
た調料を多孔質基材に溶浸させる。これにより、マルテ
ンサイト系ステンレス鋼、モリブデンもしくはタングス
テン、およ合)工程と、この多孔質晶相への鋼材の溶浸
工程とが完全に分離していることに喘徴があり、容器中
で多孔質晶相を拡散結合している時には、この容器中に
鋼材は納置されていない。したがって、第1の製造方法
では、多孔質晶相の形成を水素ガス、蟹素ガス又はアル
ゴンガス等のガス中で行い、この多孔質基拐への銅相の
溶浸を真空引き下で行うことでも良い。 また、各種非酸化性雰囲気中において電極多数個分に相
当する多孔質の柱状基材を製造し、この多孔質の柱状基
材を所要厚さ−および形状に切断して例えは1個の電極
用の多孔質基材に加工した後に、この多孔質基材への鋼
材の溶浸を真空引きドで行うことでも良い。 11立盃二辺貞 第2の製造方法は、マルテンサイト系ステンレス鋼粉末
とモリブデン粉末もしくはタングステン粉末との混合粉
末と、鋼材とを同−容器内に納置し、上記混合粉末の拡
散結合工程および鋼材の溶浸工程を同一非酸化性雰囲気
中での加熱温度の変更のみで一員して行う点に特徴かあ
る。 すなわち、第2の製造方法にあってζま、まず、マルテ
ンサイト系ステンレス鋼が29〜7Oifi係、および
モリブデンもしくはタングステンが1〜10M1に%の
組成比きなるように調整され、かつ、粒径を一100メ
ツシュとした、マルテンサイト系ステンレス鋼粉末と、
モリブデンもしくはタングステン粉末とを所定量機械的
に混合する。 ついで、得られた金属混合粉末を、マルテンサイト系ス
テンレス鋼、モリブデンもしくはタングステン、および
銅のいずれとも反応しない材料、例えば、アルミナから
成る円形断面のd器に収納するとともに、金属混合粉末
上に鋼材を載置する。 ついで、容器中の収納物を非酸化雰囲気中(例えば、5
 X 10 Torr 以下の圧力の真空中)におかて
、まず、銅の融点(1,083c) ヨリ低t、ni1
度で加熱保持(例えば、600〜1,000′cて5〜
60分間程度)シ、これにより、マルテンサイト系ステ
ンレス鋼粉末とモリブデンもしくはタングステン粉末と
を相互に拡散結合して、多孔i1羽を製造する。 ついで、得られた多孔*基材と鋼材とを銅の融点(1,
083C)以上で、かつ、マルテンサイト系ステンレス
鋼の融点(約1,500“C)より低い温度(例えば1
,100℃)で、5〜20分間程度、加熱保持し、溶融
した鋼材を多孔質基材に溶浸させる。これにより、マル
テンサイト系ステンレス鋼、モリブデンもしくはタング
ステンおよび銅から成る複合金稿の材料を製造する。 なお、第1.第2の方法いずれの場合にあっても、非酸
化性雰囲気きしては、゛真空の方が加熱保持の際に脱ガ
スが同時に行なえる利点があって好適なものである。も
ちろん真空中以外のガス中にて製造した場合にあっても
真空インタラプタの電極として実用上問題はないもので
ある。また、上記合金へ粉末における各金属粒子の径を
一100メツシュとした理由は、各金属粒子が電極材料
の金属組織中で均一に分散し、且つ相互拡散結合が良好
となるようにするためである。 また、金属粉末の相互拡散結合に要する、加熱温度と時
間は、炉の条件、形成する多孔質基材の形状、大きさ等
の条件、及び作業性等を考慮し、且つ所望の1.極拐料
としての性質を満足するように加熱保持されるものであ
り、例えば600Cで60分間、または1,000cで
5分間といった加熱条件で作業が行なわれるものである
。 次に前述の第2のn漬方法(ただし、非酸化性雰囲気は
%5×lO−”φorr の真空中)により製造した電
極材料の笑施例にかかる金鵡m織を第2図(A)〜第2
図@)、@3図伝)〜第3図佃)に示す。 第2図(A)〜第2図便)は、実株例−1にかかる電。 極材料であって、マルテンサイト系ステンレス鋼の8U
8410力442重廠憾、モリブデン8重量係、銅が5
0重漱チの組成比からなる成極材料のX線マイクロアナ
ライザによる特性写真で、第2図(4)は電極材料の余
端組織の二次電子像を示す特性写真である。 また13UE1410の主成分である鉄Fe、クロムO
r の分数状uMは、第2図便)0回から明らかであり
、第2図の)の白い部分がFe * tiX 2図(0
1の白い部分がOr である。更に第2図(1)lは分
散したモリブデンMo の時性x、J像で、点在する白
い部分がMOである。また第2図(3)は溶浸されたf
Aou の特性X線像で、白い部分がaU である。 この第2図から判るように、F30S410及びモリブ
デンMOの各粉末(粉体)は相互拡散結合して多孔質基
材を形成しており、そしてこの多孔質基材の孔(間隙)
に銅Ou かm浸されることによって全体として強固な
結合体の積台金属を形成していることが判る。 次に第3図(4)〜第3図(B)は、実施例−2にかが
る電極材料であって、5US410が42重量悌。 タングステンが8重清係、銅が50重量係の組成比から
なる電極材料のX線マイクロアナライザによる特性写真
である。 第3図体】は、二次電子像を示す特性写真であり、また
第3図(B) 、 ro)および(3)は、第2図(B
) 、 (olおよび(IIの場合と同様に分散した白
い部分が、鉄Fe。 クロムOr、および1idou を各々示すものである
。 しかして第3図(D)は、分散したタングステンWの特
性X線像で、点在する白い部分がタングステンである。 この第3図から判るように、鉄Fe、クロムOr。 タングステンWの各8’;Ii:(粉体)は、相互に拡
散結合して多孔質暴利を形成している。そしてこの多孔
質基材の孔(間隙)に銅Ou が溶浸されることによっ
て全体として強固な結合体の複合金属を形成しているこ
とが判る。 以上の通り図示し詳述した金属組織を有する実施例−1
及び実施例−2の電極材料を、直径50■、厚み6.5
Mの円板に形成し、かつ、その周線° にR::4 M
の丸味を付けた電極とし、この電極を一対第1図に示す
構成の真空インタラプタに組込んで、この真空インタラ
プタの諸性能を検証した。 この検証結果は、以下の通りであった。 なお、実施例−2の第3図に示す、タングステンを含む
電極材料から成る電極が、第2図に示す実施例−1のモ
リブデンを含む電極材料からなる電極と異なる性能を有
するときは、その都IW%記する。 1) 電極材料の導電率(工AO8l 実施例−1の場合は、3〜20係 実施例−2の場合は、3〜30係 であった。 2)耐溶着性 両電極5,5回士を130ψfの力で加圧し、これら電
極5.51川に25kArmsの′Iμ流を3秒間通電
した(工KO短時間直流規格)汝に、両電極5.5は%
200 kpf の静的な引外し力で問題なく引、外す
ことができ、その佐の接触抵抗Q増加は、2〜8俤に止
まった。 また、両電極5.5同士を1..000 kりfの力で
加圧し、これら′@I極5.5闇に50 kArms 
(7) K 流を3秒間通電した俊に、両′亀他5,5
を、200 kqfの静的な引外し力で問題なく引外す
ことができ、その後の接触抵抗の増加は2〜7悌に止ま
った。 したがって、耐溶着性は実用上不都合とならない程贋に
良好に維持された。 3)さい断電流値 試験電流として30AをA ’It して行なったとこ
ろさい断電流値は、平均4. I A (#i3j#I
偏差in =1.3、標本数n=l 00 )であった
。 また、実施例−2のタングステンを含む゛IL=材料の
場合のさい断−流値は、平均3.8A(fn=1.4、
n=100 )であった。 4)大電流しや一断能力 11 kArmsの電流をしゃ断することができた。 5) 絶縁強度 極間ギャップを3. OMに維持し、インパルス耐電圧
試験を行なったところ、′!:120kv(バラクΦ±
10 kV )の耐電圧イ直を示した。 6)シゃ断部の絶縁強度 11 、:kAを通電して複数回しゃ断した後に極間ギ
ャップを3. Oymに維持し、インパルス耐電圧試験
を行ったところ士]10kv (バラツキ10 kV)
の耐′酸圧値を示した。 7) 小電流開閉後の絶鍼強度 電流80ムで小′亀流連続曲閉試験を10,000回行
なった。耐電圧値は、初期〜10,000回の間1こお
いて、はとんど変化しなかった。 8)進み小電流しゃ断能力 や断試験(JInt)] 81 )をio、ooo 回
行なった。 両′6L極5.5間に丹点弧は発生しなかった。 次に、本発明に係る組成の゛Ii!極材料において、マ
ルテンサイト系ステンレス鋼の種類と組成比およびモリ
ブデン、銅の各組成比を変更した場合、または、マルテ
ンサイト系ステンレス鋼の種類と組成比およびタングス
テン、鋼の各組成比を変更した場合のさい断電流値およ
びインパルス耐電圧値を、@1表及び第2表に示す。 数種のマルテンサイト系S U S 、 Mo お第1
表 よびOu の各組成比とさい断電流値およ(r人手
余白) 数1mのマルテンサイト系S U S 、、Wおよ第2
表 びOu の各組成比とさい断電流1直および(以1
:余白) 上述の1)−8)項から判るように、本発明の電極材料
から成る電極を有する真空インタラプタは、優れた諸性
能を有するものであり、本発明にかかる電極と同一形状
の0u−0,5Bi 電極を有する真空インタラプタの
諸性能と比較したところ、下記の通りであった。 a) 大電流しゃ断能力 両者間−である。 ゛ b)絶縁強度 一対の0u−0,5Bi l(社)極が極間ギャップ1
0Mにおいて示すインパルス耐量、圧値と、本発明にか
かる一対の電極が極間ギャップ3.0朋において示すイ
ンパルス耐電圧値とは同一であった。したがって、本発
明にがかる′F!極は、Ou−0,5Bi電極の3倍強
の絶縁強度を有する。 C) 耐溶着性 本発明にかかる電極の耐溶着性は、 Ou−U、5Bi
電極の耐溶着性の70係である。が、実用上はとんど問
題なく、必要ならば、′#L極開離瞬時の引外し力を若
干増加させればよい。 d)進み小電流しやW「能力 本発明にかかる電極は、Ou−Q、 5Bi ′I&、
極に比較して2倍のキャパシタンス容量の貝荷をしゃ断
することができる。 e)さい断゛駐流値 本発明にかかる電極のさい断電流値は、Ou−0,5B
1 電極のさい断電流値の30係と小さくなった。 また、第1表および@2表に示す図示以外の組成の電極
も% au−Q、 5Bi ll極との比較において、
前述の実施例−1及び実施例−2の組成のものとほぼ同
様の性能を示した。 しかして、マルテンサイト系ステンレス鋼は、20重量
%未満の場合にさい断電流値が急激・に大きくなり、他
方、79重量%を超える場合に大電流しゃ断能力が急激
に低下した。 また、モリブデンもしくはタングステンが1重量係未満
の場合には、絶縁強度が急激に低下し、他方、10重重
憾を超える場合には、大電流しゃ断能力が急激に低下し
た。 また、銅が20重量%未満の場合には、短時間電流試験
の結果から判るように通′亀後の接触抵抗が急激に大き
くなり、すなわち、電極の導電率が急激に低下するので
、定格′亀流通亀時のジュール熱が急激に犬きくなり、
銅20重it 4未満の電極の実用性が低下した。 他方、銅が70憾を超える場合には、絶縁強度が急激に
低下するとともに、耐溶着性が急激に低下した。 以上の如く、特定発明は、29〜70重量%のマルテン
サイト系ステンレス鋼と、1〜lO重量係のモリブデン
もしくはタングステンと、および20〜70重[1の銅
との複合金属を材料とする真壁インタラプタの電極であ
るから、この電極は、Cu−0,5B1 %極のように
^蒸気圧材料を含有してなる従来の成極に比して、真空
インタラプタの絶縁強度を飛羅的に大きくシ、かつ、さ
い断甑流購を飛躍的に小さくすることができる。また従
来の20tll)、−80W 等の如き低蒸気圧材料を
含有してなる電極に比べて大電流しやゆを良好に行なう
ことができる。したが−って、特定発明にかかる電極材
料は、大宙1流しゃ断、進み小電流しゃ断および遅れ小
電流しゃ断を良好に行うことができる。 また、特定発明にかかる電極材料に関する他の発明は、
29〜70重ハ憾のマルチ/サイト系ステンレス鋼粉末
と、1〜10M哲4のモリブデンもしくはタングステン
粉末とを相互に拡散結合した多孔質基材に20〜70 
M量%の鋼材を溶浸させてなる、真空インタラプタの電
極材料であるから、上述した柿々の効果に加えて、電極
の機械的強靭の向上を図る仁とができる。 また、特定発明にかがる′屯償材料の製造方法に関する
ーの発明は、マルテンサイト系ステンレス鋼とモリブデ
ンもしくはタングステンとの混合粉末を非酸化性雰囲気
中で、かつ、所定温にで所定時間保持し、相互に拡散結
合させて多孔質基材とし、この基材上に鋼材を置き、多
孔質基材および鋼材を非酸化性雰囲気中で銅の融点以上
の温度で、かつ、マルテンサイト系ステンレス鋼の融点
より低い温度で加熱保持することにより、鋼材を多孔質
基材に溶浸させて電極材料を製造するようにしているの
で、各笠槁間の結合が良好に行われ、その分散状態を均
一にでき、電極材料の′電気的特性および機械的特性を
優れたものとすることができる。 また、特定発明にかかる電極材料の製造方法に関する他
の発明は、マルテンサイト系ステンレス鋼とモリブデン
もしくはタングステンとの混合粉末と鋼材とを共に所定
の容器中に納置し、その後に、同一非酸化性雰囲気中で
混合粉末の相互拡散結合および鋼材の溶浸を温度調節の
みで一貫して行うようにしているので、上記製造方法に
関する−の発明に伴う効果に加えて、作業工程の一部を
省略できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる電極材料により成る電極を有
する真空インタラプタの縦断面図、第2図(4)〜第2
図(Eelは、マルテンサイト系ステンレス鋼の8US
410が゛42重避憾、モリブデンが8重量係および銅
が50Mh”tチの組成を有する複合金属から成る電極
材料のX線マイクロアナライザによる特性写真であり、
第2図■)は、電極材料の金属組織の二次電子像を示し
%ル2図(B)〜第2図(1!!lは、それぞれ分散状
態にある、鉄、クロム、モリブデンおよび溶浸銅の特性
X線像を示す。 第3図(A)−第3図(Ftlは、5Us410が42
重[イt・メ、タンゲスフンが8 、’t’9 j鏡チ
、1.りよび矩がi’i 0市11介のイiil成、<
;ニイii′1−る川1)−金属かり成・;)dコ”、
・1(1楊51))ノド)1の)(l;・イシcl”−
7”J−f;・・イザ(ご、4、る特性−υ′C・(“
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 %ft ノー((心、11チシをΔくし1、 貴y 
3 図(13)・〜四゛貨 3 図(、cl &$ s
 イ丁′I−1全“410分 6((’l入H71ij
。 ある臥。り[1ムや々/・ゲス′li゛ソ、8よひ俗(
1銅(/’) t1〜(メ1:X線像を示す、。 第゛1図 第2図(A) 工、!; 2 (ミJ(C) 10μ− 一ン67ス− IN: ン:l・ぐ1(8) 第:イ狡((D) ″勿ノj−゛ 第3図(A) jν′ 第3図(C) 刀T ”2oir 第3図CB) 第3図(D) 1シー 115

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1129〜70重量係のマルテンサイト系ステンレス
    鋼と、1〜10重i[のモリブデンもしくはタングステ
    ンと、残り赤銅との複合金属から成る真空インタラプタ
    の電極材料。 (2)29〜70重i%のマルテンサイト系ステンレス
    鋼粉末と、1〜10重量係のモリブデンもしくはタング
    ステン粉末とを相互に拡散結合した多孔質基材上残り重
    量幅の鋼材を溶浸させた複合金属から成る真空インタラ
    プタの電極材料。 (3) まず、非酸化性雰囲気中において、マルテンサ
    イト系ステンレス鋼粉末とモリブデンもしくはタングス
    テン粉末との混合粉末を、マルテンサイト系ステンレス
    鋼の融点より低い温度で加熱して、上記混合粉末の各金
    属を相互に拡散結合することにより多孔質基材を形成し
    、ついで、非酸化性雰囲気中において、上記多孔質基材
    上に鋼材を置くと共に、多孔質基利および鋼材をマルテ
    ンサイト系ステンレス鋼の融点より低い温度で、かつ、
    銅の融点以上の温度で加熱して、鋼材を多孔質基材に溶
    浸させて複合金属とした真空インタラプタの電極材料の
    製造方法。 (4)まず、マルテンサイト系ステンレス鋼粉末とモリ
    ブデンもしくはタングステン粉末との混合粉末と鋼材と
    を共に非酸化性雰囲気中に納置し、ついで、これら混合
    粉末および鋼材を銅の融点より低い温度で加熱して上記
    混合粉末の各金属を相互に拡散結合することにより多孔
    質基材を形成し、ついで、銅の融点以上で、かつ、マル
    テンサイト系ステンレス鋼の融点より低い1品度で上記
    多孔質基材および鋼材を加熱することにより鋼材を上記
    多孔質基材に溶浸させて複合金属とした真空インタラプ
    タの電極材料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5321777A (en) * 1976-08-13 1978-02-28 Hitachi Ltd Vacuum breaker electrode

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5321777A (en) * 1976-08-13 1978-02-28 Hitachi Ltd Vacuum breaker electrode

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