JPS6014685B2 - 不燃性塗工紙の製造方法 - Google Patents

不燃性塗工紙の製造方法

Info

Publication number
JPS6014685B2
JPS6014685B2 JP1207080A JP1207080A JPS6014685B2 JP S6014685 B2 JPS6014685 B2 JP S6014685B2 JP 1207080 A JP1207080 A JP 1207080A JP 1207080 A JP1207080 A JP 1207080A JP S6014685 B2 JPS6014685 B2 JP S6014685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated paper
slurry
coated
nonflammable
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1207080A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56112594A (en
Inventor
昭雄 町
博敏 石川
一 金沢
啓介 今井
帰一郎 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP1207080A priority Critical patent/JPS6014685B2/ja
Publication of JPS56112594A publication Critical patent/JPS56112594A/ja
Publication of JPS6014685B2 publication Critical patent/JPS6014685B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、壁紙、塩ビ系長尺床村のバックアップ材、屋
上又は壁用防水基材として有効な、厚手にして強度大な
る耐水性ある不燃性塗工紙の製造方法に関する。
従来無機繊維を主原料とした不燃磯の製造法としては、
ガラス、アスベストの繊維シートを硫酸バンド、クロロ
プレンラテツクス、タルクなどの不燃又は難燃性サイズ
剤を用いて処理製造した石綿紙、ガラス繊維不織布があ
って主に壁紙、塩ビ系長尺床材のバックアップ材、屋上
防水材のバックアップ材として使用されている。
しかし之等は石綿紙の場合繊維が短く、且つ紙に抄造す
る際、ピーター・リフアイナーなどの機械で処理する際
過度に開繊・破断され易く、且つ或程度の木質パルプを
配合せねばならないので、強度が弱くサイズ剤による処
理も引張り強度、破裂強度、引さき強度の向上が十分で
ない。又ガラス繊維不織布を前記サイズ剤で処理加工し
たものも、強度が不十分で、又耐繰返し屈曲性が弱く、
且つ厚手のガラス繊維不織布は非常に高価である匁点が
ある。又これらは燃焼性についても、JIS−A−13
21建築物の内装材料および工法の難燃性試験方法に規
定する簸燃2〜3級であり、鍵豚1級即ち建設省告示第
1828号にて指定される不燃材料の基準には合格しな
いものである。一方不燃性の強度大なる厚手の耐水壁紙
、各種床材のバックアップ材の要望は大である。本発明
はこの要望を満足するJIS−A−1321に規定する
簸燃1級、および建設省告示の不燃材料に合格する塗工
紙を効率よく製造する方法を提供するものである。即ち
本発明は、ガラス、アスベストなどの無機繊維1に水を
加えて縄拝し、解繊して水中に分散し之と合成樹脂3〜
25重量部をェマルジョン又は水溶液にしたものと、5
0〜10の重量部の水酸化アルミニウム、エトリンジヤ
イト、ドロマイトのような雛燃化フィラーとを混合した
高粘度のスラリー状結着材2を用い、之を耐腐朽性のガ
ラス繊維又は合成繊維製5〜20メッシュの関目織布3
の上面に流して、無機繊維1が閥目織布の網目に絡み、
目を詰まらせた状態にして、関目織布3の上面にスラリ
ー状結着材2をナイフコ−夕−4にて適宜の厚さに均一
に塗工し、更に関目織布の裏面はロールコーター5で、
該スラリー状結着材を塗工した後、プレスロール7を通
して水分を除去し次にドライヤー8にて乾燥してシート
状に形成した厚手にして強度大なる不燃性塗工紙の製造
方法である。
本発明に用いるスラリ−状結着材2について説明すると
、ガラス、アスベストなどの無機織総1は長さが3〜1
物舷程度が好しく、之に水を加え婿拝して解繊し、水中
に分散せしめる。
合成樹脂としては、水溶性のメラミン系樹脂、ポリビニ
ールアルコール系樹脂、又はェマルジョン型のアクリル
系樹脂、エチレン酢ビ系樹脂などを1種又は2種以上を
配合して好適に使用することが出来る。藤燃化フィラ−
(充填材)としては水酸化アルミニウム、ヱトリンジヤ
イト、(スルホアルミン酸カルシウム)、ドロマイト(
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムの混合物)のような
結晶水が多導を率費勢雲奪毒害事皆作用を示す鉱物質粉
を充無機繊維1の重量部に対し、合成樹脂3〜25重量
部、簸燃化フィラー50〜10の重量部、を混合して得
られるスラリー状結着材2の乾燥皮膜は不燃性、強籾な
結着性を有している。合成樹脂分は、塗工紙の柔軟性、
可嬢性、破裂強度、引きさき強度を良好にし、3重軍%
以下では之等の性質が悪くなり、25重量部以上では不
燃性が悪くなる。
好しくは8〜15重量部の範囲がよい。簸燃化フィラー
は、5の重量部以下では雛燃化性能が不十分で、10の
重量部以上ではもろくなり結着性が悪くなるおそれがあ
る。
又蛭石、シラスなどの発泡性フィラーを添加して断熱性
、軽量性をはかることが出来る。又、作業性、塗工性の
よい適度の粘度にするため、増粘剤としてポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニールアルコール、メチルセルローズ
、カルボキシルメチルセルローズ、澱粉などを添加する
とよい。又、通常の防炎剤を加えて防火性を一層向上さ
すことが望しし、。
又、塗工性向上のためアニオン性活性剤を添加すると滑
性を増し、塗工作業が容易となる。次に本発明に用いる
スラリー状結着材2の配合例を示すと次の通りである。
ガラス繊維チョップ (長さ3〜IQ肋) 1の重量部メラミン樹
脂ェマルジョン(固形分として) 6〜8 〃 エチレン酢ピェマルジョン (固形分として) 2〜4 〃 水酸化アルミニウム 40〜50 〃エトリ
ンジヤイト 30 〃水
適量増粘剤(ポリアクリ
ル酸ソーダ) 若干防炎剤
〃関目織布3は、耐久性、強籾性にすぐれた
ガラス繊維又は合成繊維製の網目密度が5〜20メッシ
ュ(1インチ当り5〜20目)のものを用いる。
好し〈は、8〜15メッシュの関目織布が最適である。
本発明では、前記スラリー状結着材2をこの関目織布3
の上面に流して、第3図に示すように無機繊維1を網目
のョコ糸3′、タテ糸3″に絡ませ、且つ両面に塗工し
て、強轍性、引裂き性、破裂性能の秀れた不燃性の塗工
紙を得ることを特徴とするので、多くの実験結果より5
〜20メッシュの網目密度が無機繊維1の絡合状態が最
適であることを知見し得た。網目が5メッシュより大き
いと開き過ぎて無機繊維の総合が悪く、25メッシュよ
り小さいと無機繊維の絡合が悪くなり、シートの引張強
度、引裂き強度、破裂強度が悪い。次に本発明製造法の
好適な例を図面に塞き説明する。第1図は、その簡略な
行程図であって、3は関目織布であり、ロール状に巻い
たものを巻きほどき乍ら矢印の方向に走行せしめる。必
要により樹脂サイズ剤9を合浸して前処理すると織布の
強度向上に有効である。次にスラリー状結着材2を上方
の貯槽より走行する関目織布3の上面に均一に注流する
と結着材2に配合した糠機繊総1は織布の網目に絡み合
い、スラリーにより目止めされ、且つ織布に含浸する。
好ましくは、受槽2′を下方に設け、織布を浸糟するよ
うにすると十分な含浸が得られ好適である。次に関目織
布3は、その上面に載せたスラリー状結着材2を伴い、
ナイフコーター4に至り、上面は適宜厚さ(1〜3柵)
に塗工せしめる。受槽2′を用いる場合は、裏面に附着
した結着材は受槽のふちでけずり落される。次にロール
コーター5で裏面に均一な厚さに(1皿程度)塗工した
後、プレスロール7を通して水分を除去し、厚みを調整
する。
この際、好ましくはプレスロール7の前で、塩化カルシ
ウム、桂弗化ソーダ等の水溶液をゲル化剤6として用い
、表裏面に噴射してゲル化を促進して水分を分離せしめ
ることが望ましい。乾燥は通常の抄紙装置に用いる多数
のドライヤー8により乾燥しながら表裏面の艶出し、繊
密化を行ってシート状に形成して、第2図に示すように
ロール状に巻き取り、製品にすることが出釆る。本発明
による不燃性塗工紙は、無機繊維と多量の簸燃化フィラ
ーを配合した特定配合の不燃性スラリー状結着材を用い
、之を関目級布の網目に無機繊維を絡ませて塗工するの
で、JIS一A−1321の鱗燃1級試験に合格し、且
つ建設省告示第1828号にて規定する不燃材料の基準
に合格するものである。
又、開目織布に無機繊維を絡合せしめるよう製造するの
で、特定少量のェマルジョン型、水溶型合成樹脂の配合
により塗工紙の強級性、可榛性、耐繰返し屈曲性を向上
せしめ、之の表面に色彩、模様、凹凸デザインを施した
壁材天井材および長尺床材、屋上防水材のバックアップ
材として有用な不燃性塗工紙を効率よく連続行程で製造
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明製造法1例の簡略化した行程図、第2
図は、本発明による不燃性塗工紙を1端を巻きほどき4
部欠除せしめた構成を示す斜視図、第3図は、第2図の
A一A線断面図である。 1は無機繊維、2はスラリー状結着材、2′は受槽、2
「まスラリー状結着材塗層、3は関目織布、3′はョコ
糸、3″はタテ糸、4はナイフコーター、5はロールコ
ーター、6はゲル化剤、7はプレスoール、8はドライ
ヤー。 *,函 多3頚 多2鼠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス、アスベストなどの無機繊維10重量部を水
    にて解繊、分散し、これと合成樹脂3〜25重量部をエ
    マルジヨン又は水溶液にしたものと、50〜100重量
    部の水酸化アルミニウム、エトリンジヤイト、ドロマイ
    トのような難燃化フイラーとを混合したスラリー状結着
    材を用い、之をガラス繊維又は合成繊維製5〜20メツ
    シユの開目織布の上面に流して無機繊維を開目織布に絡
    ませた後、ナイフコーターにて適宜厚さに塗工し、更に
    裏面はロールコーターで該スラリー状結着材を塗工した
    後、プレスロールを通して水分を除去し、次にドライヤ
    ーにて乾燥形成した厚手にして強大なる不燃性塗工紙の
    製造方法。 2 開目織布をサイズ剤にて前処理した、特許請求の範
    囲第1項記載の不燃性塗工紙の製造方法。 3 スラリー状結着材を塗工した後、ゲル化剤を塗工面
    に噴射してゲル化、凝集せしめ乍らプレスロールを通し
    て水分を除去する特許請求の範囲第1項記載の不燃性塗
    工紙の製造方法。 4 スラリー状結着剤に配合する合成樹脂が、メラミン
    系、アクリル系、エチレン酢ビ系、ポリビニールアルコ
    ール系の群より選ばれた1種又は2種以上の配合物であ
    る特許請求の範囲第1項記載の不燃性塗工紙の製造方法
    。 5 スラリー状結着材に増粘剤および防炎剤を添加した
    特許請求の範囲第1項記載の不燃性塗工紙の製造方法。
JP1207080A 1980-02-05 1980-02-05 不燃性塗工紙の製造方法 Expired JPS6014685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1207080A JPS6014685B2 (ja) 1980-02-05 1980-02-05 不燃性塗工紙の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1207080A JPS6014685B2 (ja) 1980-02-05 1980-02-05 不燃性塗工紙の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56112594A JPS56112594A (en) 1981-09-04
JPS6014685B2 true JPS6014685B2 (ja) 1985-04-15

Family

ID=11795335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1207080A Expired JPS6014685B2 (ja) 1980-02-05 1980-02-05 不燃性塗工紙の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6014685B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4433020A (en) * 1981-10-22 1984-02-21 Kuraray Co., Ltd. Sheet-like material, heat-insulating material derived therefrom and methods of manufacturing same
JPS59144300U (ja) * 1983-03-16 1984-09-27 石川島播磨重工業株式会社 低温タンクの底部保冷構造
JPS63270899A (ja) * 1987-04-27 1988-11-08 特種製紙株式会社 ジルコニア粉末含有シート
JPS63315697A (ja) * 1987-06-13 1988-12-23 本州製紙株式会社 ウィスカ−含有シ−ト
JPH03897A (ja) * 1989-05-29 1991-01-07 Hokuetsu Paper Mills Ltd 難燃紙または難燃ボードの製造方法
US5786080A (en) * 1996-04-03 1998-07-28 E. Khashoggi Industries Compositions and methods for manufacturing ettringite coated fibers and aggregates
EP1209210A3 (de) * 2000-11-28 2002-07-24 Basf Aktiengesellschaft Calziumaluminiumsulfat enthaltender Klebstoff

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56112594A (en) 1981-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7989370B2 (en) Interior wallboard and method of making same
US4784897A (en) Cover layer material on a basis of matting or fabric
US5112678A (en) Method and composition for coating mat and articles produced therewith
US6737156B2 (en) Interior wallboard and method of making same
US5102728A (en) Method and composition for coating mat and articles produced therewith
EP2948586B1 (en) Roofing membrane including expandable graphite
CA1162357A (en) Fibrous composite materials and the production and use thereof
US5401588A (en) Gypsum microfiber sheet material
US7635657B2 (en) Interior wallboard and method of making same
US20080003903A1 (en) Coated nonwoven mat
MXPA05001372A (es) Paneles de yeso que tienen aglutinante de alcohol polivinlico en la capa de interfase y metodo para construir los mismos.
JPS6356342B2 (ja)
JPS6014685B2 (ja) 不燃性塗工紙の製造方法
WO2022175394A1 (en) Ultralow density fire-retardant fiber composite foam formed material, product and manufacturing method thereof
JPS5869047A (ja) シート状物およびその製造方法
JPS6319622B2 (ja)
JPH07279090A (ja) 難燃性シート
JPH0450437B2 (ja)
JPH0253557B2 (ja)
JP2571039B2 (ja) 金属折版構造物用ブランケツト
JPH0639430U (ja) 化粧材用素材
JP2552992B2 (ja) 不燃性石膏ボード
JPH05293932A (ja) 壁装用シート及び壁装用シート複合パネル
JPH0474470B2 (ja)
JPS6060695A (ja) 防音材