JP2571039B2 - 金属折版構造物用ブランケツト - Google Patents

金属折版構造物用ブランケツト

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JP2571039B2 JP59029349A JP2934984A JP2571039B2 JP 2571039 B2 JP2571039 B2 JP 2571039B2 JP 59029349 A JP59029349 A JP 59029349A JP 2934984 A JP2934984 A JP 2934984A JP 2571039 B2 JP2571039 B2 JP 2571039B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は建物の屋根材や壁材に用いられる金属折版構
造物用に裏張りされるブランケットに関する。さらに詳
しくは、本発明は折版加工時に材質破壊を起さず、且
つ、優れた復元性を有する不燃性金属折版構造物用ブラ
ンケットに係る。
〈従来の技術〉 建物構造物、車輛、船舶等の屋根、天井、床、壁ある
いはそれらの内外装に折版構造の金属板が副資材として
汎用されている。近年、構造物の空調、省エネルギー、
環境保全の観点からそれらの副資材にも断熱性、不燃
性、耐蝕性、防露性、防音性等の諸性能の要求が強くな
り、折版構造金属板においてもこれらの要望を満足すべ
く樹脂発泡体やフェルト状物から成るブランケットを裏
張りするケースが増して来た。
従来、折版構造金属板に裏張りするブランケットとし
ては発泡ウレタンのマットやポリエチレンホームが軽く
て作業性がよく、断熱性にも優れるので多用されたが、
可燃性であるため漸次使用が制限されている。そこで不
燃性材料として石綿、岩綿、ガラス繊維等の無機質繊維
がよく使われるようになった。一方これらのブランケッ
トを折版構造金属板に張りつける方法としては、平板状
金属とブランケットとを予め接着剤を用いて接着した
後、これを成形ロールで凹凸状に折版加工して裏張り折
版構造にする所謂先付け工法と、予め折版加工した折版
金属板に寸法合わせしたブランケットを後で接着する後
付け工法との二方法がある。
先付け工法は連続的な工場生産や現地作業性に優れる
が無機繊維からなるブランケットは繊維自体の屈曲性が
乏しいので折損しやすく、又成形ロールで圧縮された部
分で復元性が無いため厚みが得られず、構造物の断熱
性、結露性を低下させたり、発塵したりしやすい欠点が
あった。後付け工法は現場で裁断、接着する施工法であ
るから作業性の低い欠点があった。
そこで折版加工、特に先付け工法によっても、材料破
壊が起らず、しかも復元性がよく、且つ不燃性であるブ
ランケットの出現が強く望まれ、岩綿の脆さを補うため
ガラス繊維を若干配合し、全体をアクリル、酢ビ、NB
R、PVA、CMC等の樹脂で固結させたり(特公昭56-4481
9)、無機繊維マットの片面又は両面を有機質の不織布
やフィルムで被覆したもの(特開昭57-7889、特公昭58-
10227)が提案されたが、何れも折版加工に対して、材
破、復元性の点で満足されず、さらに後者は不燃性につ
いても充分でない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明者等は敍述の如き裏張り金属折版構造物のもつ
従来の欠点を解決すべく鋭意研究し、ガラス繊維に特定
有機繊維を特定量混綿した後、樹脂液処理したブランケ
ットは、従来の欠点を充分補完し、特に、強い復元性を
有することを見出し本発明に達したものである。さら
に、処理樹脂液が本発明者らの先に発明した特定樹脂で
ある場合にはガラス繊維の耐屈曲性は極めて良好に改善
されることがわかった。
本発明の目的は不燃性、断熱性、吸音性、防露性等の
諸性能に優れ、折版加工時に材破を起さず且つ優れた復
元性を有する金属折版構造物用ブランケットを提供する
ことである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、ガラス繊維にポリエステル繊維を混綿して
形成されたマットにニードルパンチング加工を行い、次
いで該マットの表または裏、あるいはその両方の表面に
樹脂液処理をしてなることを特徴とする金属折版構造物
用ブランケットである。
本発明の特徴は、ガラス繊維にポエステル繊維を混綿
したマットを用いること、及び樹脂液処理することにあ
る。ここで、樹脂液処理に用いる樹脂液を着色しておく
ことにより、従来のこの種製品に見られなかったカラフ
ルなものが得られ、外観美粧と同時にグレード分類など
も便利になり、商品価値の向上に寄与することができ
る。
本発明において使用されるガラス繊維は混綿しやすく
且つ、縫合による結束力の強い繊維長10〜100mm程度の
ヤーン又はチョップドストランドが好ましい。
本発明に使用されるポリエステル繊維のポリエステル
としてはテレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体と
炭素数2〜10のグリコール又はそのエステル形成性誘導
体との反応によって形成される線状ポリエステル、例え
ばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフ
タレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリヘ
キサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサン−1,
4−ジメチロールテレフタレート等が挙げられるが、こ
れらのうち、特にポリエチレンテレフタレートが好まし
い。ポリエステル繊維はガラス繊維と混綿しやすくする
ためにガラス繊維長に近似のものがよい。ポリエステル
繊維の混綿比率はガラス繊維に対して2〜15wt%の範囲
が好ましく、最適には5〜13wt%である。この混綿比率
が2wt%以下では耐屈曲性および復元性の改善効果が低
く、15wt%以上では不燃性に問題点を生ずる。
ブランケットの厚さは特に限定されるものではないが
2〜25mm、好ましくは3〜15mmが実用的である。2mm以
下では裏張りによる性能効果がなく、15mm以上は裏張り
金属板の先付け工法による一体成形が困難で、折曲げ部
分が破損しやすく、諸性能を損なう傾向を示す。
本発明においてガラス繊維を処理する樹脂液に使用さ
れる樹脂としては熱硬化性樹脂、例えばエポキシ樹脂、
アミノ樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ユリア
樹脂なども用いることができるが熱可塑性樹脂の方が好
ましい。熱可塑性樹脂としては例えば塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ナイロ
ン、これらの変性物などが挙げられ、これらの2種以上
を併用することもできるが、エチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂およびその変性樹脂、例えば加水分解物、塩ビ変
性、(メタ)アクリル変性樹脂が最も好ましい。
本発明に用いられる樹脂液はガラス繊維を処理しやす
くするために適宜な粘度に調整して用いるが、有機溶剤
は公害、健康等の問題が派生するのでラテックスまたは
エマルジョンとして用い、水系で調整するようにするの
が望ましい。樹脂液組成中の樹脂成分が少ない程マット
内部えの浸透がよくなるが、繊維間結合およびガラス繊
維の保護効果(防折)が劣るようになる。反対に樹脂液
中の樹脂成分が多くなる程マット内部えの浸透が悪くな
り、強制的に浸透させると余分の樹脂が除きにくくな
り、ガラス繊維間の空隙が失なわれ、断熱性、保水性、
防音性、耐燃性が劣り、樹脂の種類によっては先付け工
法、特にロールフォーミングにより折れやすくなり、さ
らに上記諸特性を失なう結果になる。実用的な樹脂液濃
度としては1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%であ
る。
本発明に使用する樹脂液には有機ハロゲン系や水酸化
アルミニウム等有機、無機の難燃剤を混合し、樹脂処理
による耐燃性低下を防止することが望ましい。このほか
分散剤、浸透剤などの界面活性剤、安定剤、増粘剤、増
量剤、防腐剤も添加することができ、これらの添加剤は
多くの場合、本発明の製造法に有効に助力し、その商品
価値の向上に寄与する。また、本発明においては、特に
顔料や染料を添加して着色しておくことにより従来のこ
の種製品に見られなかったカラフルなものが得られ、外
観美粧と同時にグレード分類なども便利になり、商品価
値の向上に寄与する。着色剤としては、水酸化アルミニ
ウム、タルク、炭酸カルシウム、フタロシアニンブル
ー、オイルソルブル.ブルーがあげられる。
これらの添加剤の総量は固形換算で1〜20重量%、好
ましくは1〜15重量%であり、樹脂分と添加剤との合計
固形換算量は2〜50重量%、好ましくは5〜30重量%に
とどめるべきである。
本発明の金属折版構造物用ブランケットは、ガラス繊
維とポリエチレン繊維とを一定の比率で常法により解
繊、混綿、整絨してガラスマットを形成し、次いでニー
ドルパンチング加工した後、樹脂液処理して得られる。
本発明の樹脂液処理はその方法を特に限定するもので
はない。例えば適当な粘度に調整された樹脂液にガラス
繊維マットを浸漬して含浸させた後、乾燥処理させる。
この方法は浸漬浴が必要であるので長さ方向の短寸法規
格マットには適するが長尺物の処理には不向きである。
また樹脂の使用量が過大になり、硬化マットは硬くて空
隙に乏しく断熱性、吸音性などの性能の低いものになり
やすい。この傾向は熱硬化性樹脂を使用する場合に顕著
になるので実施に当っては含浸後、充分なロール掛けな
どによって余分な樹脂を排除しておくなどの配慮を必要
とする。
樹脂液処理の他の方法としてはマットの表または裏、
あるいはその両方の表面に樹脂液を刷毛塗布、コーター
塗布またはスプレー塗布し、順次内部まで浸透させるこ
とである。この場合に樹脂液を供与した面の反対側から
減圧吸引すれば樹脂液処理作業を有利に導く。この方法
は浸漬浴が不要であるから、長尺物でも適した方法であ
るが、マット表面に塗布された樹脂が思うように内部ま
で浸透しなかったり、逆に浸みこみ過ぎて浸漬と同じ状
態になったりして、従来型のブランケットの諸欠点が生
じ易い。従って本発明のブランケットにおいても、その
製造過程における処理用の樹脂液組成に工夫が必要で、
この組成の良否が本発明の目的を達成させるもう一つの
要因である。
樹脂液で処理されたガラス繊維マットは自然乾燥また
は加熱により樹脂が硬化して処理が完成され本発明の金
属折版構造物用ブランケットが得られる。本発明のブラ
ンケットは樹脂液処理前の原形を大略留めているのでソ
フトな感覚を保持し、しかもガラス繊維の毛羽立ちが少
ないので折版用金属板に有利に貼着することができる。
金属板にブランケットを貼着する際に使用する接着剤は
ガラス繊維処理に使用した樹脂又はガラス、ポリエステ
ルと金属板との接着を有意に行なわせるものであればよ
く、特に限定するものではないが、好ましくは難燃剤を
含有し耐燃性を考慮した可撓性の優れたものがよい。接
着剤を金属板面に塗布してブランケットを合わせるだけ
で容易にガラス繊維裏張り金属板が得られる。金属板お
よびガラス繊維ブランケットが共に平板であるために接
着作業は機械貼りや手貼り等自由に選択できる。
本発明に用いられるガラス繊維裏張金属板は上述の様
な方法で製造することができるので長尺物に特に有利で
ある。長尺物になってもガラス繊維が屈曲性にすぐれる
ので成形前の貯蔵方法として多層積重ねや、ロール巻き
にしておくことが可能となった。特に裏張金属板をロー
ル巻きにできることは、保存面積、運搬効率等を向上さ
せるに留まらず、成型等、使用に当って必要長さだけ切
り出せばよく、材料としての冗費を防ぎ、ひいては経済
性まで高めた。
このようにして得られたガラス繊維裏張金属板から折
版構造物を製造するには、通常の折版機を使用すれば容
易に目的を達することができる。特に長尺折版屋根の製
造にはロール巻裏張金属板をロールから抽き出しながら
ロールフォーミング機に順次繰り込んで波形成型し、所
要寸法でカットしながら即座に屋根施工等ができるな
ど、きわめて有利である。成型された折版構造物のガラ
ス繊維ブランケットは平面部分は勿論、折り曲げ部分に
ついても原型の厚みをとどめ、切断面観察によればガラ
ス繊維の折損、毛羽立ち、解繊も認められなかった。従
来のガラス繊維ブランケットでは考えられないこれらの
現象をもたらした理由は明らかでない。しかしながら、
本発明のガラス繊維、ポリエステル混綿のブランケット
と従来のガラス繊維のみからなるブランケットとの裁断
各面に於ける顕微鏡比較では両者には明らかな差異が認
められる。従来のものはガラス繊維同志がその管背面で
比較的密に接触結合されているのに対し、本発明のブラ
ンケットではそのような結合状態は少なく、ガラス繊維
とポリエステル繊維の交叉部分に多くの樹脂が団塊状に
集合固化することにより繊維間結合をさせている方が遥
かに多く、従って繊維間空隙も大きく且つ、多い。この
ような差異が本発明の目的効果を発揮させる原因になっ
たものと推測される。
以下に本発明を実施例、比較例および参考例により説
明するが、本発明は本例に限定されるものではない。例
中「部」は重量部を示す。
参考例1 エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニル三元共重合体エマ
ルジョン(スミカフレックス♯820、住友化学工業社
品、固形分50%)21部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
部分ケン化物(スミリンクDR-150、住友化学工業社品)
1部、トリスクロロエチルホスフェート3.2部、水酸化
アルミニウム3.8部、タルク2部、PVA0.4部、ペレテッ
クスFT300(分散剤、ミヨシ油脂社品)0.06部、デスパ
ーTL(分散剤、明成化学社品)0.2部、ノイゲンET127
(分散剤、第一工業製薬社品)0.2部、フタロシアニン
ブルー0.5部を混合し、さらに水を加えて樹脂液(A)1
00部を調製した。
実施例1〜4、比較例1〜2 表1に示した割合のポリエチレンテレフタレート繊維
を混綿して形成されたガラス繊維マットをニードルパン
チングして、厚さ5mm、密度100kg/m2のマットを得た。
次いで該マットに参考例1で得た樹脂液(A)を700g/m
2になるようにスプレーし、吸引脱水した後熱風を通し
て乾燥し、金属折版構造物用ブランケットを得た。該ブ
ランケットを厚さ0.8mmの鋼板にクロロプレン系接着剤
で接着し得られたガラス繊維ブランケット裏張鋼板をロ
ールフォーミング法で波形に一体成形し、成形後のブラ
ンケットについて屈曲部の原型復元性、ガラス繊維の破
損状況、ブランケット表面の毛羽立ち状態、空隙率、耐
燃性を調査試験した結果を表1に示した。
比較例1および2はポリエステル繊維を混綿しないガ
ラス繊維だけから形成されたもので、比較例2は実施例
1〜4と同様に樹脂液処理しているが、比較例1は樹脂
液処理もしていない。
比較例1はガラス繊維が折版屈曲部で圧縮されたまま
原型復活が無いだけでなく至るところで全く折れてしま
っている。比較例2は樹脂がよく浸透して破損状態も復
元性も改善されているが、鋭角屈曲部でガラス繊維の材
破、毛羽立ちが多い。
これらに比較して実施例1〜4は顕著な改良が認めら
れ、ポリエステル繊維の混綿効果であることがわかる。
実施例5〜8 実施例3に使用した樹脂未処理ガラス繊維マット(ポ
リエチレンテレフタレート繊維混綿率10wt%、厚さ5m
m)に、参考例1で得た樹脂液(A)を表2に示す量及
び方法で施し、乾燥して金属折版構造物用ブランケット
を得た。
該ブランケットを厚さ0.8mmの鋼板にクロロプレン系
接着剤で接着し、得られたガラス繊維裏張鋼板をロール
フォーミング法で波形に一体成形し、成形後のブランケ
ットについて屈曲部の原型復元性、ガラス繊維の破損状
況、ブランケット表面の毛羽立ち状態、空隙率、耐燃性
を調査試験した結果を表2に示した。
参考例2 エポキシ樹脂(スミエポキシ樹脂ESA017、住友化学工
業社品)12.5部をトルエンとメチルエチルケトン(混合
比1:1)40部に溶かした溶液に、アンフラーム3PX(難燃
剤、日本油脂社品)6部、水酸化アルミニウム3部を混
合、さらにフェノール樹脂(ヒタノール4010、日立化成
社品)12部、オイルソルブル.ブルー0.2部、ベンジル
ジメチルアミン0.5部およびメチルエチルケトン40部を
混合し樹脂液(B)を調製した。
参考例3 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(スミカ
フレックス♯500、住友化学工業社品、固形分50%)21
部、ノンネンD-18(難燃剤、丸菱油化社品)5部、水酸
化アルミニウム3部、炭酸カルシウム3部、PVP0.8部、
ノイゲンEA143(第一工業製薬社品)0.05部、ソルバラ
イトC-45(分散剤、共栄社品)0.82部、フタロシアニン
ブルー0.5部を混合し、さらに水を加えて樹脂液(C)1
00部を調製した。
参考例4 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(スミエ
リート♯1100、住友化学工業社品、固形分50%)22部、
アンフラーム3PX(難燃剤、日本油脂社品)1.5部、水酸
化アルミニウム2部、タルク2部、PVA0.4部、ペレテッ
クスFT300(分散剤、ミヨシ油脂社品)0.06部、デスパ
ーTL(分散剤、明成化学社品)0.2部、ノイゲンET127
(分散剤、第一工業製薬社品)0.2部、フタロシアニン
ブルー0.5部を混合し、さらに水を加えて樹脂液(D)1
00部を調製した。
参考例5 エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニル三元共重合体エマ
ルジョン(スミカフレックス♯900、住友化学工業社
品、固形分50%)14部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
部分ケン化物(スミリンクDR-150、住友化学工業社品)
1.5部、SBRラテックス(ノーガテックスSN-307、住友ノ
ーガタック社品、固形分48%)7部、ノンネンN-23(難
燃剤、丸菱油化社品)4部、水酸化アルミニウム3部、
タルク1.4部、炭酸カルシウム1.1部、CMC0.3部、PVA0.2
部、ノイゲンET140(分散剤、第一工業製薬社品)0.2
部、ノイゲンET135(分散剤、第一工業製薬社品)0.2
部、フタロシアニンブルー0.5部を混合し、さらに水を
加えて樹脂液(E)100部を調製した。
実施例9〜12 ガラス繊維に対して8wt%ポリエチレンフタレート繊
維を混綿して形成されたガラス繊維マットをニードルパ
ンチングして、厚さ5mm、密度100kg/m2のマットを得
た。次いで該マットの表面に表3に示す樹脂液をスプレ
ーガンを用いて見掛けで700g/m2塗布し、乾燥して裏張
用ブランケットを得た後、該ブランケットを厚さ0.8mm
の鋼板に接着剤で接着した。得られたガラス繊維裏張鋼
板をロールフォーミング法で波形成形した。
該波型鋼板のガラス繊維マットについて、ガラス繊維
の樹脂被覆状態、ガラスマット内部の空隙率、マットの
原型復元性、ガラス繊維の破損状態、表面の毛羽立ち状
態、裏張鋼板としての断熱性および耐燃性を試験調査し
た結果を表3に示した。
実施例9の波型鋼板は総合的に性能が劣るのは熱硬化
性樹脂を用いて熱硬化処理をしているので樹脂が固いた
め、一体成型に堪えられないからである。実施例10〜12
では満足すべき一体成型による長尺波型裏張鋼板が得ら
れた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−186649(JP,A) 特開 昭50−88376(JP,A) 特開 昭57−7889(JP,A) 実開 昭53−1884(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維にポリエステル繊維を混綿して
    形成されたマットにニードルパンチング加工を行い、次
    いで該マットの表または裏、あるいはその両方の表面に
    樹脂液処理をしてなることを特徴とする金属折版構造物
    用ブランケット。
  2. 【請求項2】着色された樹脂液を用いる特許請求の範囲
    第1項に記載の金属折版構造物用ブランケット。
  3. 【請求項3】ポリエステル繊維をガラス繊維に対して2
    〜15wt%混綿することからなる特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の金属折版構造物用ブランケット。
  4. 【請求項4】樹脂液処理を、スプレー塗布し、該樹脂液
    を供与した面の反対側から減圧吸引してなる請求項1〜
    請求項3のいずれかに記載の金属折版構造物用ブランケ
    ット。
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