JPS60146296A - 広帯域吸音機構 - Google Patents
広帯域吸音機構Info
- Publication number
- JPS60146296A JPS60146296A JP59001899A JP189984A JPS60146296A JP S60146296 A JPS60146296 A JP S60146296A JP 59001899 A JP59001899 A JP 59001899A JP 189984 A JP189984 A JP 189984A JP S60146296 A JPS60146296 A JP S60146296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- sound absorbing
- sound absorption
- air layer
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、吸音機構、特に送風機、ブロワ等に適した広
帯域吸音機構に関する。
帯域吸音機構に関する。
従来、機器の発生する騒音を減衰するため、（１）吸音
材によるもの、（２）共鳴によるもの、（３）干渉によ
るもの、（４）それらを併用するもの、等が用いられて
い乞。ところで送風機、ブロワの騒音減衰（減音）のた
めには一般に吸音材型サイレンサが用いられているが、
吸音材型サイレンサの減音特性は吸音材の吸音率に大き
く影響される。吸音材による吸音は中、高音域において
効果があるが、低音域ではほとんどといってよい程効果
がない。
材によるもの、（２）共鳴によるもの、（３）干渉によ
るもの、（４）それらを併用するもの、等が用いられて
い乞。ところで送風機、ブロワの騒音減衰（減音）のた
めには一般に吸音材型サイレンサが用いられているが、
吸音材型サイレンサの減音特性は吸音材の吸音率に大き
く影響される。吸音材による吸音は中、高音域において
効果があるが、低音域ではほとんどといってよい程効果
がない。
一方送電機、ブロワ等に含まれる騒音の周波数は、低音
域にブレード周波数 ｒ２Ｎ ％即ち、ｆＺＮ＝（Ｚ−
Ｎ ／６０）Ｈ２ ここに Ｚ二羽根枚数 Ｎ：回転数ｒ、ｐ、＋ｎ。
域にブレード周波数 ｒ２Ｎ ％即ち、ｆＺＮ＝（Ｚ−
Ｎ ／６０）Ｈ２ ここに Ｚ二羽根枚数 Ｎ：回転数ｒ、ｐ、＋ｎ。
の成分を含むことが多いので、低周波音から高周波音ま
で広い帯域に分布している。従って、送風機、ブロワ等
にサイレンサを取付けた場合、中、高周波音は減音され
ても低周波音はそのまま減音されずに残り、低音が騒音
の主たる成分として外部に発散されることになる。そこ
でサイレンサの低周波音域の減音特性を改善する必要が
生じてくる。
で広い帯域に分布している。従って、送風機、ブロワ等
にサイレンサを取付けた場合、中、高周波音は減音され
ても低周波音はそのまま減音されずに残り、低音が騒音
の主たる成分として外部に発散されることになる。そこ
でサイレンサの低周波音域の減音特性を改善する必要が
生じてくる。
従来のこの種のサイレンサにおいては、吸音材を厚い層
とするか、又はサイレンサの長さを長くすることによっ
て低周波音を減音しようとしてきたので、サイレンサは
必然的に大型化し、圧力損失が大きくなるにも係わらず
、十分な低周波音の減音が達成されないという欠点があ
った。
とするか、又はサイレンサの長さを長くすることによっ
て低周波音を減音しようとしてきたので、サイレンサは
必然的に大型化し、圧力損失が大きくなるにも係わらず
、十分な低周波音の減音が達成されないという欠点があ
った。
本発明は、上記の欠点がなく、しかも低周波音から高周
波音までの広い帯域の騒音に対してすぐれた吸音特性を
有する、広帯域吸音機構を提供することを目的とする。
波音までの広い帯域の騒音に対してすぐれた吸音特性を
有する、広帯域吸音機構を提供することを目的とする。
本発明によれば、騒音源を包囲するケーシング又は騒音
を伝達する空気通路の壁面を、空気層を介して、小孔に
ノズルを連設した多孔板で覆い、さらに、その全面を空
気層を介して吸音材で覆うことにより広帯域吸音機構を
実現することができる。又、その小孔をスリットとして
形成することもできる。
を伝達する空気通路の壁面を、空気層を介して、小孔に
ノズルを連設した多孔板で覆い、さらに、その全面を空
気層を介して吸音材で覆うことにより広帯域吸音機構を
実現することができる。又、その小孔をスリットとして
形成することもできる。
以下図面を参照して本発明の詳細な説明するが、本発明
の特徴を明確にするため、従来技術についてまず説明す
ることとする。
の特徴を明確にするため、従来技術についてまず説明す
ることとする。
第１図（ａ）〜（ｄ）は従来の吸音材による吸音機構の
例を示す。第１図（ａ）は、グラスウール、ロックウー
ル等の繊維質吸音材２を内張すして騒音源を包囲するケ
ーシング、圧縮機、ブロワ等の吸、排気管等の騒音を伝
達する空気通路の壁１の内面に取付け、その上にグラス
クロス等の保護材３を貼利けたちのである。第１図（ｂ
）は、第１図（、）のグラスクロス等の保護材３に代え
てパンチングメタル等の一層丈夫な保護材４で覆ったも
のである。
例を示す。第１図（ａ）は、グラスウール、ロックウー
ル等の繊維質吸音材２を内張すして騒音源を包囲するケ
ーシング、圧縮機、ブロワ等の吸、排気管等の騒音を伝
達する空気通路の壁１の内面に取付け、その上にグラス
クロス等の保護材３を貼利けたちのである。第１図（ｂ
）は、第１図（、）のグラスクロス等の保護材３に代え
てパンチングメタル等の一層丈夫な保護材４で覆ったも
のである。
さらに第１図（Ｃ）は、粒子質吸音材６を壁１がら空気
層５を介在させて設置したものである。又第１図（ｄ）
は、第１図（Ｃ）の空気層５のところに繊維質吸音材２
を第１図（ｂ）と同様に内張すして充填したものである
。その他、繊維質吸音材２を空気層５の全容積に充填せ
ず、その一部に充填するようにしたものもある。これら
の吸音材による吸音機構の吸音特性は、第４図（１）に
一点鎖線で示されたように、高周波音に対しては効果が
あるが低周波音に対してはほとんど効果がない。
層５を介在させて設置したものである。又第１図（ｄ）
は、第１図（Ｃ）の空気層５のところに繊維質吸音材２
を第１図（ｂ）と同様に内張すして充填したものである
。その他、繊維質吸音材２を空気層５の全容積に充填せ
ず、その一部に充填するようにしたものもある。これら
の吸音材による吸音機構の吸音特性は、第４図（１）に
一点鎖線で示されたように、高周波音に対しては効果が
あるが低周波音に対してはほとんど効果がない。
次に第２図は、従来の共鳴による吸音機構を示し、壁面
１を空気層５を介して小孔８を穿孔した多孔板９で覆っ
たものである。共鳴機構の共鳴周波数ｆｏ（Ｈｚ）は、 Ｃ：音速（ｍ／ｓ）、１１：多孔板の厚さくｍ）、ａ：
小孔の半径（ｍ）、ｄ：空気層の厚さく、、、）、β：
多孔板の小孔の開口率］で計算され、その吸音特性は第
４図（２）に破線で示されたように、低周波音ｆｏにお
いて効果があるが、高周波音に対してはあまり効果がな
い。
１を空気層５を介して小孔８を穿孔した多孔板９で覆っ
たものである。共鳴機構の共鳴周波数ｆｏ（Ｈｚ）は、 Ｃ：音速（ｍ／ｓ）、１１：多孔板の厚さくｍ）、ａ：
小孔の半径（ｍ）、ｄ：空気層の厚さく、、、）、β：
多孔板の小孔の開口率］で計算され、その吸音特性は第
４図（２）に破線で示されたように、低周波音ｆｏにお
いて効果があるが、高周波音に対してはあまり効果がな
い。
上記のように、吸音材を用いた１吸音機構は高周波音に
対しては有効であるが低周波音に対しては効果がなく、
一方共鳴による吸音機構はこれと反対に低周波音に対し
ては有効であるが高周波音に対しては効果がない。そこ
で、本発明はこれらの特性を巧妙に組合わせることによ
り、低周波音がら高周波音までの広い周波数帯域におい
て有効な吸音特性を有する吸音機構を提供する。
対しては有効であるが低周波音に対しては効果がなく、
一方共鳴による吸音機構はこれと反対に低周波音に対し
ては有効であるが高周波音に対しては効果がない。そこ
で、本発明はこれらの特性を巧妙に組合わせることによ
り、低周波音がら高周波音までの広い周波数帯域におい
て有効な吸音特性を有する吸音機構を提供する。
第３図（ａ）、（１，）は本発明の二実施例を示す。ま
ず第３図（ａ）を参照すると、壁１がら空気層５を隔て
て多孔板１２が設置されている。多孔板１２には多数の
小孔１ｏが穿孔され、その小孔１ｏにはノズル１１が連
設されている。さらにノズル１１の先端上には、多孔板
１２との間に空気層７を介して、繊維質又は粒子質の吸
音材１３が全面に亘って設けられている。ここに、空気
層５、小孔１０、ノズル１１は共鳴による吸音機構を形
成し、吸音材１３、空気層７は吸音材による吸音機構を
形成している。又第３図（ｂ）を参照すると、壁１がら
空気層５を隔てて多数の小孔１ｏとこれに連設した／グ
ル１１を有する多孔板１２が設置され、そのノズル１１
の先端上に吸音材１３を全面に亘って設けられた点では
第３図（、）の実施例と同じ構造であるが、多孔板１２
と吸音材１３との間の空気層７のところに吸音材２を充
填した吸音機構が図示されている。この実施例は、第３
図（ａ）の実施例よりも高周波音の吸音率が改善される
。なお第３図（ａ）＝（ｂ）の小孔１ｏはスリットに形
成することもできる。
ず第３図（ａ）を参照すると、壁１がら空気層５を隔て
て多孔板１２が設置されている。多孔板１２には多数の
小孔１ｏが穿孔され、その小孔１ｏにはノズル１１が連
設されている。さらにノズル１１の先端上には、多孔板
１２との間に空気層７を介して、繊維質又は粒子質の吸
音材１３が全面に亘って設けられている。ここに、空気
層５、小孔１０、ノズル１１は共鳴による吸音機構を形
成し、吸音材１３、空気層７は吸音材による吸音機構を
形成している。又第３図（ｂ）を参照すると、壁１がら
空気層５を隔てて多数の小孔１ｏとこれに連設した／グ
ル１１を有する多孔板１２が設置され、そのノズル１１
の先端上に吸音材１３を全面に亘って設けられた点では
第３図（、）の実施例と同じ構造であるが、多孔板１２
と吸音材１３との間の空気層７のところに吸音材２を充
填した吸音機構が図示されている。この実施例は、第３
図（ａ）の実施例よりも高周波音の吸音率が改善される
。なお第３図（ａ）＝（ｂ）の小孔１ｏはスリットに形
成することもできる。
第３図（ａ）、（ｂ）に示された吸音機構は、第４図（
３）に実線で示された吸音特性を有し、低周波音がち高
周波音まで不偏なく吸音することができる。
３）に実線で示された吸音特性を有し、低周波音がち高
周波音まで不偏なく吸音することができる。
本発明を送風機、ブロワ等の吸音機構として用いる場合
、吸音機構の共鳴周波数 ｆｏ と送風機のブレード周
波数 ｆＺｌｌとが一致するように設計するのが好まし
い。
、吸音機構の共鳴周波数 ｆｏ と送風機のブレード周
波数 ｆＺｌｌとが一致するように設計するのが好まし
い。
上記のように本発明の吸音機構は、騒音源を包囲するケ
ーシング又は騒音を伝達する空気通路の壁面を、空気層
を介して、小孔にノズルを連設した多孔板で覆い、さら
に、その全面を空気層な介して吸音材で覆うことにより
、吸音材による吸音機構と共鳴による吸音機構との巧妙
な組合せを実現し、極めて簡単な構成により、低周波音
から高周波音まで不偏なく吸音することができ、特に圧
縮機、ブロワ等のような広い周波数範囲の騒音を発生す
る機器の吸音機構として極めて有効である。
ーシング又は騒音を伝達する空気通路の壁面を、空気層
を介して、小孔にノズルを連設した多孔板で覆い、さら
に、その全面を空気層な介して吸音材で覆うことにより
、吸音材による吸音機構と共鳴による吸音機構との巧妙
な組合せを実現し、極めて簡単な構成により、低周波音
から高周波音まで不偏なく吸音することができ、特に圧
縮機、ブロワ等のような広い周波数範囲の騒音を発生す
る機器の吸音機構として極めて有効である。
第１図（ａ）、（ｂ） 、（ｃ）−（ｄ）は従来の吸音
材による吸音機構の断面図、第２図は同しく共鳴による
吸音機構の断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は本発明の二
実施例の断面図。第４図は第１図ないし第３図の吸音機
構の吸音特性を示す線図。 １−一一壁、２−ｍ−吸音材、３．４−−一保護材、５
−一一空気層、６−−−吸音材、７一−−空気層、８−
ｍ−小孔、９−−一多孔板、１０−ｍ−小孔、１１−ｍ
−ノズル、１２−−多孔板、１３−ｍ−吸音材。 特許出願人 株式会社 荏原製作所 代理人弁理士高 木 正 行 間 千 １） 稔 同 丸 山 隆 夫 第４図 〕回漕４に、 ’（）（２）
材による吸音機構の断面図、第２図は同しく共鳴による
吸音機構の断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は本発明の二
実施例の断面図。第４図は第１図ないし第３図の吸音機
構の吸音特性を示す線図。 １−一一壁、２−ｍ−吸音材、３．４−−一保護材、５
−一一空気層、６−−−吸音材、７一−−空気層、８−
ｍ−小孔、９−−一多孔板、１０−ｍ−小孔、１１−ｍ
−ノズル、１２−−多孔板、１３−ｍ−吸音材。 特許出願人 株式会社 荏原製作所 代理人弁理士高 木 正 行 間 千 １） 稔 同 丸 山 隆 夫 第４図 〕回漕４に、 ’（）（２）
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、騒音源を包囲するケーシング又は騒音を伝達する空
気通路の壁面を、空気層を介して、小孔にノズルを連設
した多孔板で覆い、さらに、その全面を空気層を介して
吸音材で覆ったことを特徴とする広奇懺−機構。 ２、小孔をスリットに形成した特許請求Ｆ） １ＬＩｉ
１１１項記載の吸音機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59001899A JPS60146296A (ja) | 1984-01-11 | 1984-01-11 | 広帯域吸音機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59001899A JPS60146296A (ja) | 1984-01-11 | 1984-01-11 | 広帯域吸音機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60146296A true JPS60146296A (ja) | 1985-08-01 |
| JPH0476117B2 JPH0476117B2 (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=11514427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59001899A Granted JPS60146296A (ja) | 1984-01-11 | 1984-01-11 | 広帯域吸音機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60146296A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01319686A (ja) * | 1988-06-21 | 1989-12-25 | Yamamoto Tokin Kogyosho:Kk | めっき工程に電着塗装を組み入れためっき法 |
| JPH0571752A (ja) * | 1991-09-10 | 1993-03-23 | Sharp Corp | 空調機 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4964915U (ja) * | 1972-09-20 | 1974-06-06 | ||
| JPS5475115A (en) * | 1977-11-25 | 1979-06-15 | Hitachi Ltd | Multiple sound insulating wall |
| JPS5735338A (en) * | 1980-08-12 | 1982-02-25 | Hitachi Ltd | Semiconductor ic device |
| JPS57107677U (ja) * | 1980-12-24 | 1982-07-02 | ||
| JPS5869614U (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-12 | 株式会社竹中工務店 | コンクリ−ト複合壁 |
-
1984
- 1984-01-11 JP JP59001899A patent/JPS60146296A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4964915U (ja) * | 1972-09-20 | 1974-06-06 | ||
| JPS5475115A (en) * | 1977-11-25 | 1979-06-15 | Hitachi Ltd | Multiple sound insulating wall |
| JPS5735338A (en) * | 1980-08-12 | 1982-02-25 | Hitachi Ltd | Semiconductor ic device |
| JPS57107677U (ja) * | 1980-12-24 | 1982-07-02 | ||
| JPS5869614U (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-12 | 株式会社竹中工務店 | コンクリ−ト複合壁 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01319686A (ja) * | 1988-06-21 | 1989-12-25 | Yamamoto Tokin Kogyosho:Kk | めっき工程に電着塗装を組み入れためっき法 |
| JPH0571752A (ja) * | 1991-09-10 | 1993-03-23 | Sharp Corp | 空調機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0476117B2 (ja) | 1992-12-02 |
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