JPS6014420B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPS6014420B2
JPS6014420B2 JP51132139A JP13213976A JPS6014420B2 JP S6014420 B2 JPS6014420 B2 JP S6014420B2 JP 51132139 A JP51132139 A JP 51132139A JP 13213976 A JP13213976 A JP 13213976A JP S6014420 B2 JPS6014420 B2 JP S6014420B2
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JP
Japan
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speed
signal
recording
phase
circuit
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章 二神
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Publication of JPS6014420B2 publication Critical patent/JPS6014420B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は記録及び再生時における記録媒体の移動速度を
少くとも2種類に切り換えられるようにした記録再生装
置に関し、特にテープ状の記録媒体を用いる記録再生装
置に用いて最適なものである。
磁気テープに映像信号を記録し、またこれにより映像信
号を再生するVTR等の記録再生装置において、記録及
び再生時のテープの送り速度を二通りに切換えるように
したものが考えられる。即ち、記録時にテープの送り速
度を所定の第1の速度Vsと、この第1の速度Vsより
も小さい所定の第2の速度(例えば第1の速度VSの享
の速度VL)とに切り換えることが考えられる。この場
合、第1の速度Vsにおいては、第1図の左側の部分に
示すように、1フィールドの映像信号について1本づつ
のトラックTsがPsなるピッチでかつその間にいわゆ
るカードバンドが存在する状態で、テープ上に形成され
、そこに映像信号が記録される。また第2の速度VLに
おいては、第1図の右側の部分に示すように、1フィー
ルドの映像信号について1本づつのトラックTLが、P
L=芸Psなるピッチでかつガードバンドが存在しない
状態で、テープ上に形成され、そこに映像信号が記録さ
れる。このような記録再生装置によれば、テープの送り
速度を第1の速度Vsにするときは、例えば1時間分の
記録しかできないが、その反面、トラックTsの中を大
きくでき、しかもガードバンドが存在するので、S/N
比がよくなる。
一方、テープの送り速度を第2の速度VLにするときは
、S/N比は若干悪くなるが、長時間の記録(例えば2
時間分)ができる。このように、記録時におけるテープ
の送り速度を二通りに切り換えた場合、再生時には、記
録時と同じ送り速度にする必要がある。
即ち、第1の速度Vsで記録されたテープ部分を再生す
るときは、テープの送り速度は第1の速度Vsにし、第
2の速度VLで記録されたテープ部分を再生するときは
、テープの送り速度は第2の速度VLにしなければなら
ない。そしてこの場合、この再生時におけるテープの送
り速度の切り換えは、テープに記録された信号により自
動的になされることが望ましい。上述のように映像信号
を磁気テープに記録する場合、第1図に示すように、テ
ープ1の一個縁にトラックT^を形成して音声信号を記
録する。
これと同時に、テープ1の他側緑には垂直同期信号VD
を分周して得た30HZ(即ちフレーム周波数)のコン
トロールパルスを記録する。以下このようなコントロー
ルパルスをCTLパルスと称する。この場合、第1図に
示すように、テープの送り速度を第1の速度Vsとして
記録するようにしたとき、従って映像信号のトラックT
sのピッチがPsとなるようにしたときは、CTLパル
スの記録跡Csのピッチはがsとなる。一方、テープの
送り速度を第2の速度Vし;季VSとして記録するよう
にしたとき、従って映像信号のトラックTLのピッチが
PLこ裏PSとなるようにしたときは、CTLパルスの
記録跡CLのピッチはがし:Psとなる。従って、再生
時において、記録時に第1の速度Vsで記録されたテー
プ部分がこれと同一の第1の速度Vsで再生されるとき
は、再生されたCTLパルスは周波数が正規の30HZ
(即ち周期が33.3のsec)となる。しかしこのよ
うなテープ部分が第2の速度〉L=享VSで再生される
と、CTLパルスは周波数が15HZ(即ち周期が66
.6のsec)となる。また再生時において、記録時に
第2の速度VL二蔓VSで記録されたテ−プ部分が同じ
第2の速度VLで再生されるときは、再生されたCTL
パルスは周波数が正規の30日2(即ち周期が33.3
msec)となる。しかしこのような第2の速度で記録
された部分が第1の速度Vsで再生されると、CTLパ
ルスは周波数が60日2(即ち周期が16.6wsec
)となる。従って、再生時にCTLパルスの周波数ある
いは周期を判別し、周波数が30HZでないとき、即ち
15HZあるいは60日2になるときには、判別出力に
よりテープの送り速度を自動的に他方側に切り換えれば
、常に記録時と同一の送り速度にすることができる。
このようにすることによって、映像信号及び音声信号を
正しい時間関係及び周波数で再生することができる。と
ころで、上記のように、再生時にCTLパルスの周波数
あるいは周期を判別してテープの送り速度を正規の速度
に切り換えるには、キャプスタン軸の回転速度を判別出
力に応じて切り換えるようにしている。
この場合、キャプスタン軸を回転駆動するためのキャプ
スタンモータが所定の回転数となるように、速度サーボ
系が設けられる。このような速度サーボはキャプスタン
モータ軸に直結された周波数発電機から得られる周波数
信号に基いて行なわれる。さらにこの速度サーボ系には
位相サーボ系が付加される。そしてこの位相サーボ系に
よって、記録時には記録すべき映像信号の垂直同期信号
にキャプスタンモータの回転位相が同期するように制御
されて定速性を確保し、また再生時にはトラックTsあ
るいはTLを回転ビデオヘッドが正しく走査するように
キャプスタンモータの回転位相が制御される。そしてこ
のような速度サーボ系及び位相サーボ系を有するキャプ
スタンサーボにおいては、両サーボ系の制御信号を互に
加算したり、あるいは位相サ−ボ系の制御信号を速度サ
ーボ系の制御信号に重畳してから、キャプスタンモータ
を駆動するためのDCアンプに供給するようにしている
。このようなキヤプスタンサーボの位相サーボ系におい
ては、位相の基準となる信号は映像信号から分離された
垂直同期信号である。
またこの基準信号と比較される信号は、記録時にキャプ
スタンモータ軸に直結された周波数発電機から得られる
周波数信号であり、また再生時にはCTLパルスである
。そしてこれらの周波数信号またはCTLパルスによっ
て、所定の煩斜を持つ三角波あるいは台形波を形成し、
その傾斜部分を上記基準信号(垂直同期信号)でサンプ
リングし、このサンプリングによって位相誤差に応じた
直流制御信号を形成してサーボ系をロックするようにし
ている。ところが、前述のように、テープの送り速度が
Vsである1時間記録モードと、テープの送り速度がV
L=裏VSである2時間記録モードとの切り換えを行い
得るようにすると、次のような欠陥が生ずる。即ち、テ
ープの送り速度を切り換える場合には、この切り換えに
応じてキャプスタン軸の回転数を変化させる必要がある
ため、キャプスタン軸の回転数に比例した上記周波数信
号は1時間記録モードのときは例えば60Hzであり、
2時間記録モードのときは例えば30日2である。また
再生モードのときは、記録時のテープ送り速度がVs(
1時間記録モード)であるか、あるいはVL(2時間記
録モード)であるかによって自動的に記録時と同じテー
プ送り速度に切り換えられるので、周波数が30HZの
CTLパルスが常に再生アンプから得られる。従って各
モードーこよって基準信号と比較される信号の周波数が
異なる。このため従来では、1時間記録モードのときの
周波数信号の周波数(60日2)を1/2分周器で1/
2に逓降していた。
しかしこの場合、付加的な1/2分周器が必要となり、
また記録モード(1時間と2時間)に応じて1/2分周
器を選択する手段が必要となる。また別の方法として、
上記周波数信号から所定の傾斜を持つ台形波(比較波)
を形成した後に、この台形波を各波毎ではなく一波おき
にサンプリングしていた。しかしこの場合、台形波を形
成するための時定数回路の時定数が、例えば1時間記録
モードのときの60日2の周波数信号によって制限を受
ける。このため位相サーボ系のループゲイン(応答特性
)及びロックィンレンジ(安定点引き込み範囲)を最適
値には設定し得なくなる。従ってロックィンレンジが狭
められてサーボ系が誤動作したり、疑似的なロック状態
が生ずることがあった。本発明は上述の問題点に鑑みて
なされたものであって、記録媒体を移動させるためのモ
ータと、このモータの少くとも回転位相を検出してこの
回転位相に応じた位相を有する周波数信号を発生し得る
位相検出手段と、この周波数信号の位相に応じて上記モ
ータの回転位相を少くとも制御するサーボ回路とをそれ
ぞれ具備し、上記モータの回転速度を少くとも2種類の
第1及び第2の速度に切り換えることによって、上記記
録媒体の移動速度を少くとも2種類に切り換えられるよ
うにした記録再生装置において、上記周波数信号を遅延
させるための単安定マルチパイプレータを設けている。
そしてモータの回転速度を第1の速度とした時の上記周
波数信号の第1の周期と、モータの回転速度を第2の速
度とした時の第2の周期との中間のパルス中を有する出
力を発生するように、上記単安定マルチパイプレータを
構成している。そして記録時において、上記第1の周期
の周波数信号及び上記第2の周期の周波数信号の何れが
上記単安定マルチパイプレータに供給されても、この単
安定マルチパイプレータから第1及び第2の周期のうち
の大きい方の周期に応じた位相信号を形成し得られ、こ
の位相信号を上記周波数信号として上記サーボ回路に供
給し得るように構成している。このように構成すること
によって、記録媒体の移動速度を複数種に切り換えても
、複数種の周波数信号のうちの大きい方の周期に応じた
実質的に同一の周期の位相信号を単安定マルチパイプレ
ータから常に得ることが出来、このためにサーボ回路に
よる位相制御を上記移動速度にかかわりなく常に同一の
条件で行うことが出来るようにしている。なお上述の周
波数信号はモー外こ設けられた周波数発電機から得られ
る周波数信号と同一の周波数であってもよいが、後述の
実施例におけるように、この後者の周波数信号をカウン
タによって遼降したものであってもよい。
以下本発明をVTRに適用した一実施例を図面を参照し
て説明する。なお、以下の説明では、テープの送り速度
が上述のVsで記録される状態を1時間記録、テーフ′
の送り速度が上述のVL=享VSで記録される状態を2
時間記録とそれぞれ称する。
またテープの送り速度がVsで再生される状態を1時間
再生、テ−プの送り速度がVLで再生される状態を2時
間再生と称する。第2図は本発明をVTRに適用した一
実施例を示すブロック回路図である。
第2図において、VTRのヘッドサーボ系及びキャプス
タンサーボ系と共にテープ走行系の一部が示されている
磁気テープ1はピンチローラ8をキャプスタン7に圧着
することによって第2図の矢印方向に走行される。この
テープ1はヘッドドラムに巻回され、回転ビデオヘッド
2,3によって、第1図に示すテープ1上の所定の映像
信号用トラックTsまたはTLに、1フィールドごとの
映像信号が記録されるようになっている。この映像信号
はビデオ系回路11の記録アンンプから供給される。ま
た再生時においては、これらのビデオヘッド2,3から
得られた再生映像信号はビデオ系回路1 1の再生アン
プに供給され、この再生アンプの出力によって所定の再
生画像が得られるようになっている。なおこれらのビデ
オヘッド2,3モータ4によって回転駆動される。モ−
夕4はフレーム周波数(30HZ)で回転するこのモー
タ4をサーボするためのヘッドサーボ回路35は、記録
時には記録すべき映像信号の垂直同期信号にその回転位
相が同期し、また再生時にはCTLパルスにその回転位
相が同期するように、上記モー夕4を制御する。
また記録時には音声信号は、オーディオ系回路12から
オーディオ記録/再生ヘッド5を介して、第1図に示す
テープーの一側緑のトラックT^に記録され、また再生
時には再生音声信号がヘッド5を介してオーディオ系回
路12に供給され、スピーカーを通じて再生される。
記録時において、記録すべき映像信号の垂直同期信号V
D(60日2)がf/2カウントダウンフリップフロッ
プ(図示せず)で30HZのVD/2信号に変換される
このVD/2信号は記録にTLアンプ17及び記録/再
生切り換えスイッチ26aのREC接点を経てCTL記
録/再生ヘッド6に供給される。この結果、第1図のC
sあるいはCLで示すように、CTLパルスがテープー
の他の側緑に記録される。この場合、前述のようにテー
プーの送り速度が第1の速度Vs(1時間記録)のとき
は、CTLパルスの記録跡Csのピッチは2Psであり
、また第2の速度VL(2時間記録)のときは、CTL
パルスの記録跡CLのピッチは沙L=Psとなる。テ−
プ1の送り速度は、キヤプスタンモータ9によって回転
駆動されるキャプスタン7の回転速度で定まる。
このキャプスタンモータ9の回転数は1時間記録のとき
、例えば60日2であり、また2時間記録のとき30日
2である。このキヤプスタン駆勤モータ9の駆動は、速
度サーボ系及び位相サーボ系によって制御される。第2
図に示すように、速度サーボ系は、キヤプスタンモータ
9の回転速度を検出するための周波数発電機10、パル
ス整形回路18、単安定マルチパイプレータ19、遅延
回路20、比較信号形成回路21、サンプリング・ホー
ルド回路22、DCアンプ23及びサンプリングパルス
形成回路24から構成されている。位相サーボ系は、1
/6カウンタ25、単安定マルチパイプレータ27、比
較信号形成回路28、サンプリング・ホールド回路29
、DCアンプ30及びサンプリングパルス形成回路31
から構成されている。
なお上記1/6カウンタ25と単安定マルチパイプレー
タ27との間には、記録/再生切り換えスイッチ26b
が設けられている。そして記録時には、周波数発電機1
0から得られた周波数信号をパルス整形回路18におい
てパルス整形した後に1/6カウン夕25において1/
6にカウントダウンした信号が、切換えスイッチ26b
のREC接点から位相サーボ系に供給される。一方、再
生時には、CTLパルスが再生CTLアンプ14及び切
り換えスイッチ26bのPB接点を経て位相サーボ系に
供給される。なお再生時に位相サーボ系に供給される位
相基準信号は、ビデオヘッド2,3の回転位相を表わす
位相信号であって良く、また外部から供給される基準周
波数信号(例えば基準周波数発振器から得られる信号も
しくは電源周波数等)であっても良い。また再生時にC
TL記録/再生ヘッド6で再生されたCTLパルスは切
換えスイッチ26aのPB接点及び再生CTLアンプ1
4を経て速度検出回路15に供給される。
この速度検出回路15の出力信号はフリップ・フロップ
16に供給され、このフリツプ・フロップ16において
1時間再生モード及び2時間再生モードの状態設定がな
される。次に第2図に示すVTRのヘッドサーボ系及び
キャプスタンサーボ系の動作を第3図〜第6図の波形図
と共に説明する。
まず記録時を以下に説明する。
記録時には、記録金ロ(図示せず)に連動して各記録/
再生切り換えスイッチ26a,26b,26cがREC
接点側に切り換えられる。この操作によってVTRのビ
デオ系回路11及びオーディオ系回路12が記録モード
‘こなり、またモータ4,9が起動されてビデオヘッド
2,3の回転及びテープ1の走行が開始される。この際
1時間/2時間切り換えスイッチ32を手動操作するこ
とにより、テープ1の送り速度が1時間記録(S接点側
)もしくは2時間記録(L接点側)の速度に切り換えら
れる。スイッチ32がS接点側に切り換えられた場合、
スイッチ26cのREC接点、スイッチ32のS接点及
びダイオード33を介して直流電源電圧+Vがフリツプ
・フロツプ16のセット端子Sに供給される。このため
フリツプ・フロツプ16がセット状態となって、その一
方の出力端子Qが“1”となる。この1時間記録モード
を表わすフリップ・フロップ16のQ出力信号“1”は
、遅延回路20の制御端子D及び比較信号形成回路21
の制御端子F‘こそれぞれ供給される。ビデオ系回路1
1からは、映像信号がビデオヘッド2,3に供給され、
画像及び音声がテープ1の所定のトラックに記録される
このテープ1を走行させるキャプスタンモータ9に取り
付けられた周波数発電機10の歯数は、例えば12であ
る。従って1時間記録モードのときモータ9は30HZ
で回転するので、周波数発電機10から得られるほぼ正
弦波状の周波数信号は、360HZ(周期2.78ms
ec)となる。この周波数信号はパルス整形回路18に
供給され、このパルス整形回路から第3図aに示す矩形
波の周波数信号aが得られる。この周波数信号aは単安
定マルチパイプレータ19に供給され、ここで第3図b
に示す一定パルス中のパルス信号bが形成される。この
パルス信号bは遅延回略2川こ供給される。この遅延回
路20は、詳細には図示しないが、制御端子Dに供給さ
れるフリップ・フロップ16からの“1”または“0”
の信号(即ち、1時間記録モードまたは2時間記録モー
ド)に応じて、サーボ系の比較基準となる遅延量が7,
または丁2 に選定されるように構成されている。
この遅延量の切り換えは、1時間記録モード及び2時間
記録モードに応じて2種類の回転数に設定されるモータ
9を制御する速度サーボ系を、これらの2種類の状態に
適応させるために行なわれる。例えばこのような遅延回
路2川ま、抵抗及びコンデンサから成る時定数回路と、
この時定数回路によってトリガされるシュミット・トリ
ガ回路とから構成することができる。そして制御端子D
に供給される信号に応じて時定数回路の抵抗値又は容量
値を2種類に切り換えることによって、遅延量を7,ま
たは↑2に切り換えるようにしてよい。更にこの遅延回
路20の他の制御端子Eには、位相サーボ系からの位相
誤差電圧が供給される。
この位相誤差電圧によって上記時定数回路への供給電圧
が制御されるので、この遅延回路20の遅延時間丁,ま
たは72がモータ9の回転の位相誤差に応じて制御され
る。この結果、モー夕9は所定の速度及び位相で回転す
る。1時間記録モードのときは、遅延回路2の遅延量は
↑.に設定され、パルス信号bの立下りから第3図cに
示すような一定パルス中7,の基準パルスcが形成され
る。
この基準パルスcは比較信号形成回路21に供給される
。この比較信号形成回路21は速度サーボ系の周波数誤
差を電圧レベル誤差に変換するためのものであって、こ
こでは第3図dに示すように所定の額斜を有す比較用三
角波信号dが基準パルスcの“0”の間形成される。こ
のような比較信号形成回路21は、例えばコンデンサを
定電流で充電する定電流充電回路あるいはミラー積分回
路でもつて構成することができる。そしてこの回路には
記録モード‘こ応じて選択される容量値の異なる2種の
コンデンサが設けられている。この比較信号形成回路2
1の制御端子Fには、1時間または2時間の記録モード
‘こ応じて、フリツプ・フロツブ16から“1”または
“0”の信号が供給される。この信号によって上記2種
の充電用コンデンサが選択されるので、2種の記録モー
ドに応じて比較用三角波信号dの傾斜が変化し、このた
めにモータ9の速度に応じて速度サーボ系が適切な応答
特性及びロックレベルを有するようにしている。この三
角波信号dはサンプリング・ホールド回路22に供給さ
れる。一方、周波数発電機10の出力信号を波形整形し
て得られた周波数信号aはサンプリングパルス形成回路
24に供給される。そしてこのサンプリングパルス形成
回路において、第3図eに示すサンプリングパルスeが
周波数信号aの立下りの時点で形成される。このサンプ
リングパルスeはサンプリング・ホールド回路22のゲ
ートに供給され、このサンプリングパルスeによって三
角波信号dの額斜部分がサンプリングされる。このサン
プリング電圧はサンプリング・ホールド回路22で次の
サンプリングが行われるまで保持されるので、この回路
から第3図に示すサンプリングホールド電圧fが得られ
る。そしてこのサンプリングホールド電圧fはDCアン
プ23を介してモ−夕9に供給される。この場合、正常
状態の1時間記録モード‘こおいては、この速度サーボ
系は上記遅延回路20で形成される比較基準パルスcの
パルス中7,を基準としてロック状態になっているので
、モータ9は30日2で回転する。
このためキヤプスタン7が所定回転数で回転し、テ−プ
1は1時間記録モードの送り速度Vsで走行される。そ
してモータ9の速度が変動したとき、上記基準信号cの
パルス中↑,は変化せず、三角波信号dの懐斜部分をサ
ンプリングするサンプリング位置に対する三角波信号d
の立上り位置が変わるので、サンプリングホールド電圧
fに誤差電圧が現われる。この誤差電圧はDCアンプ2
3を介してモータ9に供給されるので、モー夕9の回転
速度は一定値(30HZ)に保たれる。一方、周波数発
電機10から得られた周波数信号a(360HZ)は、
第5図gに示すように、1/6カウンタ25において周
波数が1/6に逓降されるので、60日2のパルス信号
gが形成される。
このパルス信号gは、切り換えスイッチ26bのREC
接点を通って位相サーボ系の単安定マルチパイプレー夕
27に供給される。この単安定マルチパイプレータ27
のパルス中ィ3は、1時間記録モードのときに周波数発
電機10から得られる周波数信号を1/6に分周して形
成されたパルス信号g(60HZ)の周期Ts(167
のsec)と、2時間記録モードのときのパルス信号g
′(30HZ)の周期TL(33.3肌sec)の間の
パルス中に選定されている。すなわちTs<73<TL
(例えばT3 =25msec)となるように単安定マ
ルチパイプレータ27の時定数が定められている。従っ
て単安定マルチパイプレータ27は1時間記録モードの
ときは1/2分周器として動作し、第5図hに示すパル
ス信号hが得られる。このパルス信号hは比較信号形成
回路28に供V給される。なお第1のテープ送り速度V
sと第2のテープ送り速度VLとの比を上記以外の比(
例えば3:1)に設定する場合には、上記パルス中73
は、Ts<丁3<TL−Tsとなるように設定すれば
よい。
また別の第3の送り速度VMも選定し得るようにする場
合(例えばVs:VM:VL=3:2:1)、第3の速
度VMから得られるパルス信号gのパルス中をTMとす
ると、Ts<ヶ3〈TL−TsでかつTN<73となる
ようにパルス中73を設定すればよい。比較信号形成回
路28は、位相サーボ系の位相誤差を電圧レベル誤差に
変換するためのものであって、ここでは第5図iに示す
ように所定の傾斜を有する台形波信号iが形成される。
この比較信号形成回路28は、例えばCR積分回路で構
成されてよく、位相サーボ系が適当な応答特性を持つよ
うに、台形波信号iの榎斜(即ちCR積分回路の時定数
)が定められている。この台形波信号iはサンプリング
・ホールド回路29に供給される。一方サンプリングパ
ルス形成回路31には、記録すべき映像信号の垂直同期
信号を1′2に分周したVD/2信号(30fIZ)が
位相サーボ系の基準信号として供給される。従ってサン
プリングパルス形成回路31から第5図jに示すサンプ
リングパルスjが形成され、これがサンプリング・ホー
ルド回路29に供聯合される。サンプリング・ホ−ルド
回路29においては、台形波信号iの立下りの頭斜部分
がサンプリングパルスiでサンプリングされ、サンプリ
ングホールド電圧(第5図k)が得られる。
このサンプリングホールド電圧kはDCアンプ30を介
して前記遅延回路20の制御端子Eに供給されるので、
遅延回路20の時定数回路への供給電圧が制御される。
従って1時間記録モードのとき、このサンプリングホー
ルド電圧kによって、速度サーボ系の基準信号となる遅
延回路20の遅延量7,が制御されるので、キヤプスタ
ン7の回転位相は、記録すべき映像信号より得られた垂
直同期信号を1/2に分周した基準の位相信号(VD/
2信号)に同期するように位相制御される。この場合、
キャプスタン7の回転位相が上記VD/2信号より進ん
で第5図の台形波信号iが時間鯛の左方向にシフトする
と、サンプリングパルスiが台形波信号のより低い部分
をサンプリングするので、サンプリング・ホールド回路
29において位相誤差電圧−△Vkが生ずる。
この誤差電圧−△Vkによって遅延回路20の時定数回
路への供給電圧が減少するので、基準パルス中丁,が△
7,だけ長くなる。このため速度サーボ系サンプリング
ホールド電圧が△Vfだけ減少するので、モータ9への
供給電圧が減少してキャプスタン7が正しい回転位相と
なる。このようにしてテープーには1時間記録がなされ
る。
次に、2時間記録の場合には、切り換えスイッチ32が
L接点側に切り換えられる。
この場合には、直流電源電圧+Vが、スイッチ26cの
REC接点、スイッチ32のL接点及びダィオ−ド34
を介してフリップ・フロツプ16のリセット端子Rに供
給される。このためフリツプ・フロップ16がリセット
状態となってその出力端子Qが“0”となり、このため
にキヤプスタンサーボ系は2時間記録モードとなる。こ
のモードにおいては、モー夕9の回転数が15HZとな
るように速度サーボ系が切り換えられる。従って周波数
発電機10から得られる周波数信号を整形した信号a′
は第4図a′に示すように180日2(5.56mse
c)となる。フリツプ・フロツプ16の出力信号“0”
は、遅延回路20及び比較信号形成回路21のそれぞれ
の制御端子D及びFに供給される。
このため遅延回路20の遅延量は、第4図cに示すよう
に72 に設定される。また比較信号形成回路21にお
いて形成される比較用三角波信号dは第4図dに示すよ
うな煩斜が与えられ、モータ9の速度(15HZ)に応
じて速度サーボ系が適当な応答特性及びロックレベルを
有するようになる。このようにして2時間記録モード‘
こおいても、第3図a〜fに対応して第4図a〜fに示
すように、モータ9が15HZで回転すべ〈速度サーボ
系が鰯らく。同時に、位相サーボ系においては、180
HZの周波数信号a′(第6図a′)が1/6カウンタ
25に供給されるので、その出力信号gは30HZ(第
6図g)となる。この出力信号g′はスイッチ26bの
REC接点を介して単安定マルチパイプレータ27に供
給される。前述のようにこの単安定マルチパイプレータ
27のパルス中丁3 は16.7msec<T3<33
.3のsecとなるように設定されているので、この場
合マルチパイプレータ27は1′2分周器としての動作
は行なわれない。従って第6図hに示すように、1時間
記録モードと同一のパルス信号hが形成される。従って
前述の場合と同一の回路動作によって、速度サーボ系の
基準信号となっている遅延回路20の遅延量ヶ2が制御
される。このためにキャプスタン7の回転位相が垂直同
期信号を1/2に分濁した基準位相信号(VD/2信号
)に同期するように、位相サーボ系が働らく。このよう
にしてテープ1には2時間記録がなされる。次に再生時
について説明する。
再生時にはVTRの再生時卸に運動して切り換えスイッ
チ26a,26b,26cがすべてPB接点側に切り換
えられる。
この操作によってVTRのビデオ系回路11及びオーデ
ィオ系回路12は再生モードになると共に、モータ4,
9が起動されてビデオヘッド2,3の回転及びテープ1
の走行が開始され、この結果画像及び音声の再生が行な
われる。なお再生時には切り換えスイッチ26cの可動
接点端子は接地電位となるので、1時間/2時間の切り
換えスイッチ32は動作不能状態となる。そして記録時
にテープ1に記録されたCTLパルスを再生して得た再
生CTLパルスの周期を以下に詳細に説明するようにし
て判別することによって、再生時における1時間再生モ
ード及び2時間再生モードの切り換えが行なわれ、この
ためにテープ1は記録時と同じ送り速度で走行される。
CTLパルスはCTL記録/再生ヘッド6で再生して得
られる。このCTLパルスはスイッチ26aのPB接点
及び再生CTLアンプ1 4を経て速度検出回路15に
供聯合される。この速度検出回路15は再生されたCT
Lパルスの周期を判別するための回路である。この速度
検出回路15は詳細に図示しないが、例えば、CTLパ
ルスを積分してその周期を電圧レベルに変換するための
積分回路と、この周期に比例した電圧レベルを検出する
ために夫々スレツシュョールドレベルの異なるように構
成されている複数のシュミット・トリガ回路と、これら
のシュミット・トリガ回路の出力信号によってテープ1
の記録モード及び再生時の走行状態を判別するゲート回
路とから構成されていてよい。今、2時間記録モードで
記録されたテープ1を再生する場合において、初期状態
としてフリップ・フロップ16がセット状態(即ちキャ
プスタンサーボ系が1時間再生モード)であるとすると
、CTLパルスの周波数は60HZとなる。
この場合、速度検出回路15からはリセット信号が出力
されるので、フリツプ・フロツプ16はリセット状態(
2時間再生モード)に反転し、このためにテープ1が正
常な走行速度となるようにキヤプスタンサーボ系が動作
する。なお一本のテープの途中において、1時間記録モ
ードから2時間記録モード‘こ変化するような場合でも
、上述の場合と同様な動作が行なわれる。また初期状態
においてフリップ・フロップ16がセット状態(即ちキ
ャプスタンサーボ系が2時間再生モード)であると、C
TLパルスの周波数は30HZとなり、この場合、速度
検出回路15からは出力信号が出されないので、フリッ
プ・フロップ16の状態は変化しない。次に、1時間記
録モードで記録されたテ−プ1を再生する場合において
、初期状態としてフリツプ・フロップ16がリセット状
態(即ちキャプスタンサーボ系が2時間再生モーJド)
であるとすると、CTLパルスは15日2となる。
この場合、速度検出回路15からはセット信号が出され
るので、フリップ・フロップ16はセット状態(1時間
再生モード)に反転し、このためにテープ1が正常な走
行速度となるようにキヤプスタンサーボ系が動作する。
なお一本のテープの途中において、2時間記録モードか
ら1時間記録モードに変化するような場合でも、上述の
場合と同様な動作が行なわれる。また初期状態としてフ
リップ・フロップ16がセット状態(1時間再生モード
)であれば、CTLパルスが30日2となってフリツプ
・フロッブ16の状態は変化しない。このようにして、
テープーに記録されたCTLパルスの周期を判別して、
速度サーボ系が自動的に記録時の送り速度に設定される
位相サーボ系については、再生CTLアンプ14からの
CTLパルスがスイッチ26bのPB接点を経て単安定
マルチパイプレータ27に供給される。
このCTLパルスは、上述のようにテープlが記録時と
同じ送り速度となるので、テープ1の記録モ−ド‘こか
かわりなく常に30HZの周波数(記録時のVD/2信
号と同じ周波数)で得られる。従って単安定マルチパイ
プレータ27はこの場合も2時間記録モードの場合と同
様に1/2分周器としての働きはなく、単なる遅延回路
として動作する。そして以下記録時と同様にして位相サ
ーボ系が動作し、このためにキャプスタン7の回転位相
が再生されたCTLパルスと同期するようになる。本発
明は上述の如き構成であるから、記録媒体の移動速度を
複数種に切り換えても、複数種の周波数信号のうちの大
きい方の周期に応じた実質的に同一の周期の位相信号を
単安定マルチパイプレータから常に得ることが出来る。
故に比較的簡単な回路構成で以つてサーボ回路による位
相制御を上記移動速度にかかわりなく常に同一の条件で
行うことが出来る。従って例えば、額斜部分を有する比
較信号を上記位相信号で以つて形成する場合に、複数種
の周波数信号のうちの大きい方の周期に応じた時定数を
有する比較信号形成回路を用いることが出来、このため
にサーボ回路による位相制御の応答特性及びロックィン
レンジを最適値に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をVTRに適用した一実施例を示すもので
あって、第1図はVTRのテープ送り速度を二通りに切
り換えた場合におけるテープ上の記録状態を説明するた
めのテープの部分拡大図、第2図はヘッドサーボ系及び
キャプスタンサーボ系のブロック回路図、第3図〜第6
図は第2図に示す回路の各部の波形を示す波形図である
。 なお図面に用いられている符号において、1は磁気テー
プ、2,3はビデオヘッド、4はモ−夕、5はオーディ
オ記録/再生ヘッド、6はCTL記録/再生ヘッド、7
はキャプスタン、9はキャプスタン駆動モータ、10は
周波数発電機である。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録媒体を移動させるためのモータと、このモータ
    の少なくとも回転位相を検出してこの回転位相に応じた
    位相を有する周波数信号を発生し得る位相検出手段と、
    この周波数信号の位相に応じて上記モータの回転位相を
    少なくとも制御するサーボ回路とをそれぞれ具備し、上
    記モータの回転速度を少なくとも2種類の第1及び第2
    の速度に切り換えることによって、上記記録媒体の移動
    速度を少なくとも2種類に切り換えられるようにした記
    録再生装置において、上記周波数信号を遅延させるため
    の単安定マルチバイブレータを設け、モータの回転速度
    を第1の速度とした時の上記周波数信号の第1の周期と
    、モータの回転速度を第2の速度とした時の第2の周期
    との中間のパルス巾を有する出力を発生するように上記
    単安定マルチバイブレータを構成し、記録時において、
    上記第1の周期の周波数信号及び上記第2の周期の周波
    数信号の何れが上記単安定マルチバイブレータに供給さ
    れても、この単安定マルチバイブレータから第1及び第
    2の周期のうちの大きい方の周期に応じた位相信号を形
    成し得られ、この位相信号を上記周波数信号として上記
    サーボ回路に供給し得るように構成した記録再生装置。
JP51132139A 1976-11-01 1976-11-01 記録再生装置 Expired JPS6014420B2 (ja)

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