JPS60144123A - 交流サ−ボモ−タ及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は交流サーボモータ及びその製造方法に関する。

従来技術と問題点 従来から、積層した鋼板を有する積層鉄心をモータの外
被の一部とじて用いた永久磁石界磁同期電動機や誘導電
動機が交流サーボモータと（７て使用されているが、こ
れらの電動機をサーボモータとして用いる場合には、例
えば、固定子鉄心と回転子との同心度や回転子の出力軸
と工作機械等のモータ取付部との間の同心度などに特に
高い機械的精度が要求される。第１図を参照すると、従
来のこの種の交流サーボモータは、積層した薄肉の鋼板
２を有する積層鉄心１と、この積層鉄心１に巻きつけら
れた固定子巻線３と、積層鉄心１の両端にボルト等によ
り堅固に固定された一対のブラケット４，５と、軸受部
材６．７を介してブラケット４，５に回転可能に支持さ
れた回転子８とを備えている。このような組立て構造の
交流サーボモータにおいては、回転子８を滑らかに回転
させるために回転子８と積層鉄心１との同心度の機械的
精度を高める必要がある。また、回転子８の出力軸８ａ
と工作機械等９のモータ取付部９ａとの同心度にも高い
機械的精度が要求される。

ところが、この種の従来の交流サーボモータにおいては
、積層鉄心１と一対のブラケット４．５とを強固に結合
させる前に積層鉄心１及びブラケット４．５の機械加工
を完了させていたため、各部の精度誤差が積層鉄心１と
ブラケット４，５の組立てによって累積され、上述した
同心度における最終精度が大きく低下することととなっ
ていた。

また、積層鉄心１とブラケット４．５とを組み立てる前
にこれらの機械加工を完了させるため、積層鉄心１とブ
ラケット４．５との間の結合部にも高い機械的精度が要
求されることとなり、精密な機械加工の工数が増加する
こととなっていた。更に、積層鉄心１におけるブラヶ・
丹□用の結合面に高い精度を出すためには、積層鉄心１
自体を極めて強固に固化させる必要があるとともに、積
層鉄心１における薄肉の鋼板群の両端に、第１図に示す
ように、ブラケット結合用の凹所等を確保するための厚
肉の端板１０，１１を設りることが必要となり、コスト
アンプや工数の増加を招く原因となっていた。

発明の目的 上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は、積層鉄心をモ
ータの外被の一部として用いる形式の交流サーボモータ
において、機械的精度の高い交流サーボモータを提供す
るとともに、かがる高精度の交流サーボモータを安ｔｉ
に且つ少ない加工工数で製造する方法を提供することを
目的とする。

発明の構成 上記目的は、本発明によれば、積層した鋼板を有する積
層鉄心と、該積層鉄心に設けられた固定子巻線と、該積
層鉄心の両端に堅固に結合された一対のブラケットと、
該一対のブラケットに軸受部材を介して回転可能に支持
された回転子とを備え、前記ブラケットにおける軸受部
材用の支持面や外部取付は面等機械的精度の必要な部分
は前記積層鉄心と前記ブラケットとが堅固に結合された
状態で前記積層鉄心を基準として加工されていることを
特徴とする交流サーボモータにより達成される。

また、上記目的は、本発明によれば、積層した鋼板を有
する積層鉄心に固定子巻線を設けた後、該積層鉄心の両
端に、軸受部材を介して回転子を回転可能に支持するた
めの一対のブラケッ１：を堅　−固に結合し、その後、
積層体心を基準としてブラケットにおける軸受部材用の
支持面や外部取付は面等機械的精度の必要な部分を加工
し、その後、軸受部材を介して回転子を一対のブラケッ
トに回転可能に取り付けることを特徴とする交流サーボ
モータの製造方法により達成される。

発明の実施例 以下、本発明の一実施例を説明する。

第２図を参照すると、交流サーボモータとしての永久磁
若界磁同期電動機は積層した鋼板２２からなる積層鉄心
２１と、この積層鉄心２１に一般的なやり方で設けられ
た固定子巻線２３と、ポル、ト２４によって積層鉄心２
Ｉの両端に堅固に結合された一対のブラケット２５．２
６と、一対のブラケット２５．２６に軸受部材２７．２
８を介して回転可能に支持された回転子２９とを備えて
いる。ここでは、回転子２９は出力軸２９　ａ　ｊ二に
永久磁石２９ｂと継鉄２９ｃとを周方向に交互に配設し
た構成を有しているが、本発明を交流サーボモータとし
ての誘導電動機に適用する場合には、巻線を有する回転
子が用いられる。

ブラケット２５．２６における軸受部材２７゜２８用の
支持面２５ａ、２６ａと工作機械等３゜のモーり取イ１
部３０ａ、３０ｂのための外部取付は面２５ｂ、２’５
Ｃは積層鉄心２１とブラケット２５．２６とがボルト２
４で堅固に結合された状態で積層鉄心２１の内面を基準
として加工されている。したがって、積層鉄心２１と回
転子２９との同心度や回転子２９の出力軸２９ａと工作
機械等３０のモータ取付部３０ａとの間の同心度、並び
に、工作機械等３０のモータ取付部３０ｂと回転子２９
の出力軸２９ａとの間の直角度などの精度誤差は機械加
工時の精度のみによって定まることとなり、積層鉄心２
１とブラケット２５．２６との結合に伴う誤差の累積は
起こり得ないこととなる。

次に、上記構成の交流サーボモータの製造方法について
説明する。

まず、中央に回転子２９を挿通させるための穴を有する
多数の鋼板２２を積層して積層鉄心２１を形成し、この
積層鉄心２１に固定子巻線２３を設ける。次に、積層鉄
心２１の両端に、一対のブラケット２５．２６をボルト
２４によって堅固に結合し、その後、積層鉄心２１の内
面を基準としてブラケット２５．２６における軸受部月
２７゜２８のための支持面２５ａ、２６ａや工作機械等
３０のモータ取付部３０ａ、３０ｂ等のための外部取付
は面２５ｂ、２５Ｃを加工し、その後、軸受部材２７．
２８を介して回転子２９を一対のブラケット２５．２６
に回転可能に取り付ける。

なお、積層鉄心２１の両端に一対のブラケット２５．２
６を堅固に結合する前に、積層鉄心２１自体の型面れを
防止するための仮止め処理を積層鉄心２１に施こすこと
ができる。この仮止め処理としては、例えば、接着処理
、溶着処理、締結処理等を採用することができる。

ここでは、積層鉄心２１とブラケソｌ−２５，２６とを
強固に結合させるためにボルト２４が用いられているが
、積層鉄心２１及びブラゲソｈ　２５　。

２６の外表面に沿った溶接によりこれらを結合させても
よい。

積層鉄心２１とブラケット２５．２６を堅固に結合させ
た後に回転子２９を組み付けるので、少なくとも一方の
ブラケット（ここではブラケット２６）の内径が回転子
２９の外形よりも大きく設定される。ここでは、そのブ
ラケット２６側の軸受部材２８がベアリング２８ａと、
ブラケット２６に対してねし止めされるホルダ２８ｂと
からなっているが、外形の大きなベアリングを採用すれ
ば、ホルダを省略できる。

積層鉄心２１とブラケット２５．２６とを堅固に結合し
た後に、機械的精度の必要な部分を精密に加工するので
、積層鉄心１とブラケット２５゜２６との結合部を予め
高精度に加工しておく必要はなくなる。ブラケソ１−２
５．２６のための結合用凹所を形成するために、積層鉄
心２１の鋼板群の両端に比較的厚肉の端板を設けてもよ
いが、積層鉄心２１とブラタ・ｙ）２５．２６とが単に
強固に結合されればよいので、このような端板は省略す
ることができる。

上記製造方法によれば、積層鉄心１とブラケソ）２５’
、２６とを強固に結合させる前に積層鉄心２１自体を強
固に固化させる必要がないので、積層鉄心２１の製造工
程が簡略化される。また、積層鉄心２１とブラケソ）２
５．２６とを結合させる前に積層鉄心２１及びブラケソ
ｌ−，２５，２６の相互結合面を精密に機械加工する必
要がないので、機械加工の工数が軽減される。

以上、一実施例につき説明したが、本発明による交流ザ
ーボモータ及びその製造方法は上記実施例の態様のみに
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発
明の範囲内で更に種々の変更を加えることができる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明による交流サー
ボモータは、積層した鋼板を有する積層鉄心と、該積層
鉄心に設ｂ３られた固定子巻線と、該積層鉄心の両端に
堅固に結合された一対のブラゲソ１−と、該一対のブラ
ケットに軸受部材を介して回転可能に支持された回転子
とを備え、前記ブラケットにおける軸受部利用の支持面
や外部取付は面等機械的精度の必要な部分は前記積層鉄
心と前記ブラケットとが堅固に結合された状態で前記積
層鉄心を基準として加工されていることを特徴とするも
のであるから、積層鉄心とブラケットとの結合に伴う精
度誤差の累積を防止することができ、機械的精度の高い
交流サーボモータを提供できることとなる。

また、本発明による交流サーボモータの製造方法は、積
層した鋼板を有する積層鉄心に固定子巻線を設けた後、
該積層鉄心の両端に、軸受部材を介して回転子を回転可
能に支持するための一対のブラケットを堅固に結合し、
その後、積層鉄心を基準としてブラケットにおける軸受
部材用の支持面や外部取付は面等機械的精度の必要な部
分を加工し、その後、軸受部材を介して回転子を一対の
ブラケットに回転可能に取り付けることを特徴とするも
のであるから、積層鉄心とブラケットとを結合させる前
に積層鉄心自体を強固に固化させたり、積層鉄心とブラ
ケットとの結合面を高精度に機械加工したりする必要が
なくなる。したがって機械的精度の高い交流サーボモー
タを安価に、且つ、少ない製造工数で製造できることと
なる。、

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の交流サーボモータを示す断面図、第２図
は本発明の一実施例にががる交流ザーボモータを示す断
面図である。 ２１−積層鉄心、 ２２−鋼板、 ２３−・固定子巻線、 ２５．２６−ブラケット、 ２７．２８・−軸受部材、 ２９−回転子。 特許出願人 ファナ・ツク株式会社 特許出願代理人 弁理士　青　木　朗 弁理士西舘　和才 弁理士西岡　部間 弁理士　山　口　昭　之 弁理士西山　雅也

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、積層した鋼板を有する積層鉄心と、該積層鉄心に設
   けられた固定子巻線と、該積層鉄心の両端に堅固に結合
   された一対のブラケットと、該一対のブラケットに軸受
   部材を介して回転可能に支持された回転子とを備え、前
   記ブラケットにおける軸受部材用の支持面や外部取付は
   面等機械的精度の必要な部分は前記積層鉄心と前記ブラ
   ケットとが堅固に結合された状態で前記積層鉄心を基準
   として加工されていることを特徴とする交流サーボモー
   タ。 ２、積層した鋼板を有する積層鉄心に固定子巻線を設け
   た後、該積層鉄心の両端に、軸受部材を介して回転子を
   回転可能に支持するための一対のブラケットを堅固に結
   合し、その後、積層鉄心を基準としてブラケットにおけ
   る軸受部材用の支持面や外部取付は面等機械的精度の必
   要な部分を加工し、その後、軸受部材を介して回転子を
   一対のブラケットに回転可能に取り付けることを特徴と
   する交流サーボモータの製造方法。 ３、特許請求の範囲第２項に記載した交流サーボモータ
   の製造方法において、前記積層鉄心の両端に前記一対の
   ブラケットを結合する前に、前記積層鉄心自体の型部れ
   を防止するための仮止め処理を前記積層鉄心に施すこと
   を特徴とする交流サーボモータの製造方法。