JPS60141936A - 防水連結可能なコンクリート製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は暗渠、共同溝、マンホール等に使用するプレキ
ャストコンクリート製管および側溝、水路等に使用する
プレキャストコンクリート製Ｕ字溝等のコンクリート製
品の防水連結方法に関する。

従来コンクＪ−）製品を防水連結するには、第６図に示
すごとく、一方の製品３１の端面３１ａに溝３４を形成
し、該溝底部にゴムパツキン３３を接着し、しかる後他
方の製品３２の端面３２ａを圧着することにより行なっ
てきた。これはゴムパツキン３３が端面３２ａに圧迫さ
れて変形し、溝３４底部および端面３２ａに密着して防
水効果を上げるものである。ゴムパツキンの接着は瞬間
接着剤又は樹旨系の強力接着剤で行われるが、前者の場
合は接着作業は容易であるが接着力が弱く、運搬や連結
作業時の衝撃により、また雨や温度変化等により離脱し
易く、後者の場合は接着剤が硬化するまでゴムパツキン
３３を溝３４底部に接触保持させておくのが困難で接着
作業能率が著しく悪いという問題があった。また第７図
に示すごとくコンクリート製品４１．４２の各端面４１
ａ、４２ａにゴム製目地材４３．４４を一体的に突設さ
せ、相対向した目地材４３．４４を相互につき合わせて
接着させる方法は、連結部の強度、信頼性に問題がある
とともに、ゴム製目地材をコンク９−ト製品端面に一体
的に突設させるのが困難で現在はとんど使用されていな
い。すなわち、型枠が非常に複雑となること、目地材の
型枠への取付が困難であること、コンクリートの流込み
や締固めの衝撃で目地材がはずれやすいという問題があ
るのである。

本発明は上記問題点を解決するもので一方のコンクリー
ト製品の端面に溝を形成し該溝底に棒状ゴムと棒状独立
気泡スポンジをその長さ方向に沿って一体接合した目地
材を独立気泡スポンジ部分を突出させて埋込み、他方の
コンクシート製品の端面に前記溝に対応する突条を形成
し、これら端面を対向させて圧着し前記突条を前記溝に
嵌入させることを特徴とするコンクリート製品の防水連
結方法である。

以下図面を参照しつつ本発明の構成等を詳細に説明する
。

第１〜３図はプレキャストコンクリート製卵形管の連結
に本発明を実施した例を示すものである。卵形管１．２
は側溝に使用するもので内部に雨水等が流れる断面卵形
の空洞１ｂ、２ｂが貫通している。卵形管１の一方の端
面１ａには第２図左半分に示すごとく卵形の空洞１ｂを
囲繞するごとき形状で溝４が設けられ、該溝底に目地材
３が独立気泡スポンジ部分３ａを突出させて、やはり空
洞１１）を囲繞する形状で埋め込まれている。卵形管１
と連結される卵形管２の端面２ａには卵形伍１の溝４に
対応して、第２図左半分に示すごとく、突条５が空洞２
ｂを囲繞して設けられている。なお、第２図に示ず端面
１ａ、２ａはイ都心線に対して対称であるから各半分を
省略して表わしている。

これら卵形管１．２を各端面１ａ、　２ａを対向させ圧
着すると第１図に示すごとく各端面ば互に接触し、突条
５は溝４（二嵌大して目地材３の独立気泡スポンジ部分
３ａを変形させてこれに密着し、防水効果をもたらす。

なお第１図において卵形管１の図示しない他方の端面に
は突条５と同様の突条が設けられ、卵形管２の図示しな
い他方の端面は端面１ａと同様の構成となっており、卵
形管は何本でも同様の方法で連結される。

目地材３は、第３図等に示すごとく、棒状ゴムと棒状独
立気泡スポンジを、接着材により、または押出成形の際
の抑圧により一体接合したもので、独立気泡スポンジ部
分３ａとゴム部分３ｂとから成る。ゴム部分３ｂには括
れ３Ｃが形成され、目地材がコンクリート製品から引抜
かれるのを防止している。第４図に他の目地材の例を示
す。目地材２０は独立気泡スポンジ部分２υａとゴム部
分２０ｂから成り、ゴム部分２０ｂには括れにかわって
膨用部２０Ｃが形成されている。目地材２１はやはり独
立気泡スポンジ部分２１ａとゴム部分２１ｂとから成っ
ているが、接合の強度を増大させるため接合面を凹凸に
形成している。

目地材をコンクリート製品に埋め込むには、例えば、第
５図に示すごとく、型枠せき板１１の内側に、断面台形
の目地）４１３を穴１２から溶接により固定しておき、
目地棒１３頂部に穿設された溝１４に目地材３の独立気
泡スポンジ部分３ａを挿入固定する。しかる後、コンク
リートを流し込み、硬化後型枠せき板１１およびこれに
固定された目地棒１３を取外せば、目地材３は第３図に
示すごとくコンクリート製品に埋込まれる。この型枠構
造は目地棒１３をせき板１１内側に固定するだけなので
、たいへん単純なものである。また目地拐３の型枠への
セツティングは、独立気泡スポンジ部分３ａを溝１４に
挿入させるので、スポンジの柔軟性のため、作業が楽で
ある。またスポンジは溝１４と良くなじみ密着するから
コンクリートの流込みや締固めの衝撃ではずれるおそれ
も少ない。

コンクリート製品を圧着するには各種の公知方法が用い
られるが、例えば第１図および第２図に示１−ごとく所
定の位置にボルト孔６ａ、７ａを有する金具６．７を埋
め込んでおき、欠込８．９からボルト１０をボルト孔に
挿入してナツトで締付ける方法がある。

本発明方法によれば、目地材はあらかじめコンクリート
製品に埋込まれ、離脱するおそれがなく、煩わしい接着
作業も必要ない。目地材は溝底に埋込まれるため型枠構
造が単純となる。また目地材は独立気泡スポンジとゴム
を一体接合したものであるため、型枠へのセツティング
が簡単かつ確実であるはかりでなく、密着性もゴムより
勝れているため、防水効果も七分期待できる。このよう
な本発明の産業上貢献するところは大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例たる連結方法により連結され
た卵形管の連結部の上部を切欠して示す側面図、第２図
は同じく左半分に目地材が埋込まれた右半分に他方の卵
形管端面を示す正面図、第３図は圧着される直前の状態
を示す卵形管連結部上部拡大中央縦断面図、第４図は目
地側の他の例を示す断面図、第５図は目地材を型枠に取
付けた状態を示す断面図、第６．７図は従来の連結方法
を示す断面図である。 １・２・・・卵形管、１ａ・２ａ・・・端面、３・２０
・２１・・・目地材、３ａ・２０ａ・２１ａ・・・独立
気泡スポンジ部分、　３ｂ・２０ｂ・２１ｂ・・・ゴム
部分、４・・・溝、５・・・突条 特許出願人　豊１）襄 代理人　弁理士　神　戸　真 第１図 第２図 第３図 第４図 （イ）　（ロ） ４４　４Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方のコンクリート製品の端面に溝を形成し該溝底に棒
   状ゴムと棒状独立気泡スポンジをその長さ方向に沿って
   一体接合した目地材を独立気泡スポンジ部分を突出させ
   て埋込み、他方のコンクリート製品の端面に前記溝に対
   応する突条を形成し、これら端面を対向させて圧着し前
   記突条な前記溝に嵌入させることを特徴とするコンク９
   −ト製品の防水連結方法