JPS601404B2 - 高ケン縮性複合繊維 - Google Patents

高ケン縮性複合繊維

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JPS601404B2
JPS601404B2 JP4233976A JP4233976A JPS601404B2 JP S601404 B2 JPS601404 B2 JP S601404B2 JP 4233976 A JP4233976 A JP 4233976A JP 4233976 A JP4233976 A JP 4233976A JP S601404 B2 JPS601404 B2 JP S601404B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリブチレンテレフタレートを主成分とする
非弾性ポリエステルと、ブロックポリェーテルェステル
弾性ポリマーとからなる複合繊維に関する。
収縮性の異なる2成分が単一フィラメントの横断面にお
いて偏心的に複合されている複合繊維は、熱処理や化学
的処理によりケン縮を発現することは周知である。
とりわけ、ポリエステル系複合繊維は、本来のウオツシ
ュアンドウェアーを有しているうえに、それ自体ケン縮
性を有しているため、仮ョリ加工などケン縮付与のため
の加工が不要であること等の利点がある。
かかるポIJェステル系複合繊維としては、ポリエチレ
ンテレフタレート重合体の重合度に差があるものからな
る複合系、あるいはホモのポリエチレンテレフタレート
と共重合ポリエステルとの複合系などが提案されてきた
。しかしながら、このような従来の複合系を使用した編
織物は、三つの大きな欠点があった。
その第1は、バルキー性のものは得られるが弾性回復性
が劣ること、第2は、剛性が高すぎるため風合いが粗便
であること、第3は、染色において染料の収尽性が劣る
ため高温高圧の条件下でしか染色できず染色コストが高
いこと等である。最近、弾性回復性を改善するため、ブ
ロックポリェーテルェステルを複合一成分とすることが
提案され、従来のものに比べある程度改善がなされたが
、特に常時伸縮をくり返す肌着用途やストッキング用途
では、依然としてタルミが多発し、使用に耐えなかった
本発明の目的は、以上のような従釆技術の諸欠点を同時
に解消した複合繊維を提供することにあり、すなわち、
本発明の第1の目的は、しなやかなタッチと弾性回復性
のすぐれたポリエステル系複合繊維を提供することにあ
り、第2の目的は、常圧で染色可能なポリエステル系複
合繊維を提供することであり、さらに第3の目的は、以
上の第1および第2の目的を達成することにより、外衣
用途はもちろん、肌着用途にも適用可能な複合系を提供
せんとするものである。
かかる本発明の目的を蓬成すべく、本発明者らは種々検
討した結果、特有の弾性ヒステリシス曲線を示すポリマ
ーを複合系の一成分とすることにより、弾性回復性のす
ぐれた複合系が得られることを知見し、本発明に到達し
たものである。
しかして、本発明の要旨とするところは、複合第一成分
がポリブチレンテレフタレート(以下PBTと略称する
)を主成分とする非弾性ポリエステルであり、複合第二
成分が、テレフタル酸の比率が50モル%以上80モル
%未満でィソフタル酸またはオルトフタル酸の比率が2
0モル%を越え50モル%以下である混合ジカルボン酸
を醸成分とし、1・4−ブタンジオールおよび数平均分
子量が300以上3,000未満のポリ(テトラメチレ
ンオキシド)グリコール(以下PTMGと略称する)を
ジオール成分とし、かつPTMG単位が共重合体のlo
〜7肌t%を占る弾性ブロックポリェーテルヱステルで
ある高ケン縞性複合繊維である。本発明で使用するこの
ようなブロックポリェーテルェステルは、以下のように
して求めた弾性ヒステリシス曲線において図Cのごとき
特有の曲線パターンを示しており、このポリマーを複合
系の一成分とすることにより、弾性回復性のすぐれた複
合系を得ることができるのである。
本発明において弾性ヒステリシス曲線とは、単独成分系
をいったん破断する直前まで延伸した後、沸水中で30
分間熱処理したサンプルをインストロンに取り付け、2
0cの/minの一定速度で伸長率100%まで伸長し
た後、伸長を緩和回復せしめ、その間の応力を測定し、
横軸に伸長率(%)、縦軸に応力(g/d)をとって連
続的にプロットして得た曲線をいう。図Cのごときパタ
ーンを示す曲線の特徴は、降伏点(本発明においては伸
びの割りに応力の増加がわずかになりはじめる点、すな
わちヒステリシス曲線の往路における肩部をいい、たと
えば図における点Rのことをいう)が存在しないことお
よび伸長回復した点S(すなわちヒステリシス曲線の復
路において応力0となる点をいう)が出発点0(原点)
付近にくることであり、弾性ヒステリシス曲線がこのよ
うな特徴的パターンを示す本発明のブロックポリェーテ
ルェステルを使用した複合系は、すぐれた弾性回復性を
示す。本発明で使用する弾性ブロックポリェーテルェス
テルは、主としてテレフタル酸およびィソフタル酸、テ
レフタル酸およびオルトフタル酸、あるいはテレフタル
酸、ィソフタル酸およびオルトフタルからなる混合ジカ
ルボン醸成分と、1・4−ブタンジオールとPTMGの
ジオール成分とから得られるものであることが必要であ
り、おもに混合ジカルボン酸と1・4−ブタンジオール
とから得られるポリエステル成分がハードセグメントと
なり、おもにPTMGのポリェーテル成分がソフトセグ
メントとなっている。本発明で使用する混合ジカルボン
酸中のテレフタル酸の比率は50モル%以上80モル%
未満、より好ましくは60モル%以上75モル%以下で
、イソフタル酸またはオルトフタル酸の比率は20モル
%を越え50モル%以下、より好ましくは25モル%以
上40%以下であることが必要である。
ィソフタル酸またはオルトフタル酸の比率が20モル%
以下の場合(すなわち、テレフタル酸の比率が80モル
%以上の場合)は、得られたポリマーの弾性特性および
弾性回復性が不十分であり、また50モル%を越える場
合(すなわち、テレフタル酸の比率が50モル%未満の
場合)は、ポリマーの融点が低下し耐熱性が悪化するの
で好ましくない。本発明で使用する混合ジカルボン酸の
代りに他のジカルボン酸を使用した場合は、弾性ヒステ
リシス曲線において図A・Bのごとく降伏点Rが表われ
、好ましくない。このようにイソフタル酸またはオルト
フタル酸は、コポリマー内で特異な挙動(ソフトセグメ
ントへのハードセグメントへの歪みの緩和)をしている
ものと考えられ、弾性率の低下および弾性回復性の向上
に大きく寄与していると考えられる。また、本発明で使
用するPTMGの数平均分子量は300以上3,00氏
未満、より好ましくは400以上2,50氏未満である
ことが必要であり、PTMGの数平均分子量が30氏未
満では弾性特性が十分発揮できず、また3,000以上
の場合は分散性不良となりマクロの相分離を起こし好ま
しくない。さらに、本発明のブロックポリェーテルヱス
テルにおいては、長鎖PTMCの比率が共重合体の10
〜70wt%を占めることが必要であり、PTMGの比
率が7仇九%を越えると、ポリマー強度が低下し回復特
性が十分でなくなるばかりでなく、耐熱性・耐光性・耐
加水分解が低下し、良好なケン縮繊維が得られず、また
1肌t%より少ない場合は、弾性特性が発揮できないの
で好ましくない。以上のように、本発明のブロックポリ
ェーテルェステルは、おもにテレフタル酸の比率が50
モル%以上80モル%未満でイソフタル酸またはオルト
フタル酸の比率が20モル%を越え50モル%以下であ
る混合ジカルボン酸を醸成分とし、おもに1・4ーブタ
ンジオールおよび数平均分子量が300以上3,000
禾満のPTMGをジオール成分とし、かつPTMO単位
が共重合体のlo〜7肌上%を占めるものであるが、成
分のごく一部を、結晶性・援着性および耐加水分解性な
どに著しい影響を与えない範囲で第三成分を添加してよ
い。特に第三成分として、ジカルボン酸のごく部をトリ
メリット酸、ピロメリット酸、トリメシン酸などのポリ
カルボン酸に置換すること、あるいは1・4ーブタンジ
オールのごく一部をグリセリン、ベンタェリスリトール
、ソルビトール等のようなポリオールと置換することに
より、弾性特性がより発揮できる。また必要に応じて酸
化チタン等の艶消し剤を添加すること、さらにフェノー
ル系、アミン系、リン系などの耐熱剤やその他種々の耐
光剤などを添加することにより、ポリマーの分解や変色
を防ぎ、安定性を向上できる。これらの成分からなるブ
ロックポリェーテルェステルの製法は任意であるが、好
適な重合方法の一例を示すと、ジカルボン酸のジメチル
ェステルと過剰モル数すなわち約1.2〜2.M音モル
の1・4ーブタンジオールおよびPTMGとを、通常の
ヱステル化触媒の存在において、約150〜26000
の温度で常圧下で反応してェステル交換を行ない、メタ
ノールを留去させ、次いで3柳Hg以下の減圧下に20
0〜27000で加熱縮合させることによって、本発明
の目的とするブロックポリヱーテルェステルを生成する
ことができる。
ここではジメチルェステルを用いる方法を示したが、直
接ジカルボン酸とグリコールおよびジカルボン酸のグリ
コールェステルから合成する方法をとることも可能であ
り、また各成分の添加順序や添加方法は適宜変更しても
よい。
上述のブロックポリェーテルェステルの複合池成分とし
て本発明で使用する非弾性のポリエステルは、PBTを
主成分とするものであることが必要である。
PBTホモポリマーはもちろん、PBTを主成分とし2
仇れ%以下の範囲で他のポリエステル成分を共重合せし
めたPBTコポリマーも使用することができる。PBT
と共重合する2仇九%以下のポリエステル成分としては
、ジカルボン酸と低分子量ジオールとからなる公知のす
べてのポリエステル成分が使用できる。また、共重合比
率は、用途に合わせて所望の物性のものを得るよう、2
肌t%以下の範囲で容易に選択することができる。この
共重合成分が2肌t%を越えた場合は、物性の低下をき
たし、PBT繊維本来の諸特性がそこなわれるため不適
である。PBT系以外のポリエステル、たとえばポリエ
チレンテレフタレート系ポリエステルは、剛性率および
ガラス転移点が高いため、このポリマーを使用した編織
物は、粗硬感が著しく、また染色において常圧下での染
料の吸尽性が著しく悪いので、好ましくない。
以上のようにして得た非弾性ポリエステルおよび弾性ブ
ロックポリェーテルェステルポリマーは水分率0.1%
以下となるまで乾燥した後、紡糸に供する。
復合紡糸は、周知の紡糸装置と方法により良好に行なう
ことができる。
すなわち、複合2成分を別々に溶融し、計量して複合口
金に導き、偏心しんさや型またはサイドバィサィド型に
複合して紡出する。複合両成分の比率は30/70〜7
0/30の範囲が好適である。織出糸はチムニーで冷却
した後、紡糸油剤を付与して引き取るか、あるいは引き
続いて3〜5倍に延伸して巻き取ることもできる。延伸
された複合糸は、そのままあるいは弛緩状態で熱処理し
た後、編織または織物用として使用する。以上のように
本発明の複合繊維は、複合第一成分がPBTを主成分と
する非弾性ポリエステルであり、複合第二成分が、テレ
フタル酸の比率が50モル%以上80モル%未満でィソ
フタル酸またはオルトフタル酸の比率が20モル%を越
え50モル%以下である混合ジカルボン酸を醸成分とし
、1・4−ブタンジオールおよび数平均分子量が300
以上3,00氏未満のPTMGをジオール成分とし、か
つPTMG単位が共重合体の10〜7肌t%を占める弾
性ブロックポリェーテルェステルであるので、熱処理に
より細かい均一なケン縮が発現し、しなやかで伸縮性に
富んだものとなる。
また、通常のポリエステル用分散染料を用いて、梁俗温
度95〜10000の常圧でキャリャーを使用すること
なく容易に染色することができる。さらに、本発明の複
合糸を使用して外衣用途および肌着用途等に適用可能な
編織物を得ることができる。以下、本発明について実施
例により説明するが、実施例中で用いた複合系のケン稀
伸長率およびケン縮回復率、染料の吸尽率ならびにスト
ッキングの伸長率および回復率等の特性値は次のように
して測定したものである。
{1)複合系のケン縞伸長率およびケン縮回復率(ケン
縮性)複合繊維の20回巻きのカセを作り、1.2の9
/dの荷重をかけて15分間沸水処理した後、、乾燥調
湿する。
そのカセに2.0の9/dの荷重をかけてカセ長〆,を
測定し、次に300の9/dの荷重をかけて3硯砂後の
カセ長々2 を測定する。300の9/dの荷重を除去
して3栃砂後、再び2の9/dの荷重をかけてカセ長そ
3 を測定し、次式によりケン縮伸長率およびケン縮回
復率を算出する。
ケン縮伸長率:こぎこX,皿 ケン縮回復率=差≧‐争うX・〇。
■ 染料の吸尽率(染着性) 98qoで所定濃度の梁格100ccに100gの試料
を30分間浸債する。
比色計により試料浸債前および後の染格の染料濃度C,
およびC2を求め、染料の吸尽率を求めた。吸尽率:C
卓三X側 糊 ストッキングの伸長率および回復率(ストッキング
特性)仕上りストッキングの長さ方向、ウェルト下から
ヒールまでの長さを側長する。
無荷重時の長さをL,、2k9荷重かけて1分後の長さ
を−、再び無荷重にしたのち1分後の長さをL3とし、
次式によって求める。
ストッキン州総=きX・oo ストッキング回復率=L寺;三×・oo 実施例 1 テレフタル酸ジメチル52都‘こ1・4ーブタンジオ−
ル48部を加え、さらにテレフタル酸ジメチル1重量部
に対し3×10‐4重量部の塩化コバルト2×10‐4
重量部の酢酸カルシウムを加え、損拝しながら160〜
210ooで反応させ、メタノールを蟹去させた後、2
5000に昇溢し徐々に減圧し減圧度1肋Hg以下に2
時間保持し、粘鋼な重合体を得、ガット状に紋出して水
冷後カットしてPBTべレット凶を得た。
これとは別に、テレフタル酸ジメチル75部とィソフタ
ル酸ジメチル25部、1・4−ブタンジオ−ル6頚部、
数平均分子量1000のPTMG65部および触媒のチ
タンテトラブトキシドとをオートクレープに仕込み、1
70℃で30分間、引き続いて23030で30分間加
熱し、生成するメタノールを系外に留去した。
温度を250ooに上げ徐々に減圧して0.2柳Hgと
し、さらに2時間重合反応を継続して、テレフタル酸の
比率が75モル%でィソフタル酸の比率が25モル%で
ありPTMG単位が共重合体の28れ%を占める融点1
7000の粘鋼な重合体‘B}を得た。同様の方法で、
上記ィソフタル酸ジメチルの代りにオルトフタル酸ジメ
チルを使用して重合を行ない、融点168℃のポリマー
に}を得た。ポリマー凶とポリマー曲、ポリマー凶とポ
リマー{C}を、それぞれ複合紡糸機に供給し、260
00で別々に溶融し、複合比率50対50のバイメタル
状に複合紡糸し、45仇h′mmで引き取り4.4倍延
伸し、20デニール2フィラメント糸をそれぞれ得た。
これをストッキングのレッグ用糸として編み込み、仕上
げ加工して伸縮性および着用時のタルミの評価を行なっ
た結果、いずれも伸長率230〜240%、回復率90
〜92%で良好な伸縮性を有し、着用時のタルミも発生
しなかった。実施例 2 実施例1のポリマーのとポリマー{B)とを複合紡糸機
に供給し、複合比5岱対50の30デニール6フィラメ
ントのバイメタル状複合糸を得た。
これを整経機にかけ整縫ビームを作成し、トリコット編
機で32ゲージハーフトリコット【11を編成した。常
法に従って精練した後、分散染料を用いて98qo常圧
で60分間染色を行ない、しなやかで伸縮性に富む美し
いカラーのトリコットを得た。一方、285ooにおけ
る溶融粘度がそれぞれ900ポイズ、5600ポイズの
ポリエチレンテレフタレート‘功・脚を285o0で熔
融し、複合比率5の封50のバイメタル状に複合紡出し
て、30デニール6フィラメント糸を得た。
これを、トリコット‘1}と同一の編成条件で32ゲー
ジのハーフトリコット■に編成し、仕上げ加工した結果
、ほとんど染色できず、また得られた編地は伸長後の回
復性が劣り、タッチも粗硬であった。トリコット【1)
・■について、“セリトンフアーストィェローG”4%
梁液を用いて98〜100qoで6粉ご間染色を行ない
、残液濃度法により染料の吸尽率を測定した結果は第1
表のとおりであった。
第1実施例 3 実施例1のポリマー職と同様の製造方法で、ハードセグ
メントとしてテレフタル酸ジメチルとイソフタル酸ジメ
チルのモル比が90/10・75/25・60/40・
45/55・100/0のものならびに上記ィソフタル
酸ジメチルの代りにオルトフタル酸ジメチル、アジピン
酸ジメチル、セバチン酸ジメチルをそれぞれ用い、テレ
フタル酸と各メチルェステルのモル比がそれぞれ75/
25であるものを用い数平均分子量1000のPTGM
をソフトセグメントとし、共重合体中のPTMG舎率が
それぞれ5仇W%のポリマー(F}・■・皿・(1)・
(J)・凪・山・Mをそれぞれ得た。
これらのポリマー【F}〜肌を、それぞれ250q0で
溶融し、フィルムおよび単独成分の糸を得、フィルムの
引張り弾性率および弾性回復率ならびに単独成分系のヒ
ステリシス曲線を測定して得た結果を第2表に示した。
第2表 また、実施例1のポリマー凶を一成分とし、ポリマー(
F}〜側をそれぞれ他成分とし、複合比率50対50の
バイメタル状に複合紙糸し、20デニール2フィラメン
トの複合糸{3}〜剛をそれぞれ得た。
これらの複合糸{3’〜tl■のケン縦伸長率およびケ
ン縮回復率を測定した結果を第3表に示し。また、これ
らの複合糸をそれぞれストッキングのレッグ糸として編
成し、仕上げ加工した後、ストッキングの伸長率および
回復率を測定し、結果を第3表に示した。第3表から明
らかなごと〈、本発明の複合糸【4)・‘5)・【8}
およびそれから得たストッキングは、複合糸のケン縮伸
長率、ケン縮回復率、ストッキングの伸長率、回復率も
大きく、良好な特性を有していた。
一方、本発明以外の複合糸{3}・■・【9}・{IQ
は、回復特性が劣ったものしか得られず、また複合糸‘
61から得たストッキングは収縮異常であった。第3表 実施例 4 実施例1のポリマー(B}と同様の方法で、テレフタル
酸の比率が70モル%でィソフタル酸の比率が30モル
%および1・4−ブタンジオールからなるポリエステル
成分をハードセグメントとし、PTMGをソフトセグメ
ントとし、PTMG含率を4びWt%としたブロックポ
リエーテルエステルポリマーにおいて、PTMGの分子
量を第3表のごとく変更せしめてポリマー肌・■。
企)・■を得た。これらのポリマーを、それぞれ実施例
1で使用したポリマー凶と復合紡糸して、20デニール
2フィラメントの複合糸OU〜04を得た。これらの複
合糸についてケン縮特性を測定した結果を第4表に示し
た。第4表から明らかなごとく、本発明の複合糸02・
03は良好なケン綱性を示したが、本発明以外の複合糸
血・血はケン緒伸長率、ケン縮回復率ともに小さく、ケ
ン縞特性が劣っていた。第4表
【図面の簡単な説明】
図は、各種共重合ポリエステル単独成分糸の弾性ヒステ
リシス曲線のパターンを示すものであり、AおよびBは
、本発明以外の共重合ポリェステルについて、Cは本発
明で使用するブロックポリェーテルェステルについての
それぞれの単独成分糸の弾性ヒステリシス曲線のパター
ンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複合第一成分がポリブチレンテレフタレートを主成
    分とする非弾性ポリエステルであり、複合第二成分が、
    テレフタル酸の比率が50モル%以上80モル%未満で
    イソフタル酸またはオルトフタル酸の比率が20モル%
    を越え50モル%以下である混合ジカルボン酸を酸成分
    とし、1・4−ブタンジオールおよび数平均分子量が3
    00以上3,000未満のポリ(チトラメチレンオキシ
    ド)グリコールをジオール成分とし、かつポリ(テトラ
    メチレンオキシド)グリコール単位が共重合体の10〜
    70wt%を占める弾性ブロツクポリエーテルエステル
    である高ケン縮性複合繊維。
JP4233976A 1976-04-16 1976-04-16 高ケン縮性複合繊維 Expired JPS601404B2 (ja)

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