JPS60135977A - トナ−像定着装置 - Google Patents

トナ−像定着装置

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JPS60135977A
JPS60135977A JP24670083A JP24670083A JPS60135977A JP S60135977 A JPS60135977 A JP S60135977A JP 24670083 A JP24670083 A JP 24670083A JP 24670083 A JP24670083 A JP 24670083A JP S60135977 A JPS60135977 A JP S60135977A
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roller
fixing roller
toner image
rubber
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正明 桜井
Kazuo Kagiura
鍵浦 和夫
Shuji Kon
修二 今
Hisashi Akaha
赤羽 久史
Susumu Hirai
進 平井
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    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真、静電記録、その他適宜の画像形成手
法により転写材・エレクトロファックス紙・静電記録紙
等の像支持材面に形成した未定着トナー像を永久固着像
として像支持材面に定着する装置、更に詳しくは互いに
抑圧接触させて回転駆動させた定着ローラと加圧ローラ
とからなる並行一対のローラ間に未定着トナー像支持材
を導入通過させることによりトナー像を像支持材面に熱
又は加熱加圧又は圧力で定着させるローラ式トナー像定
着装置に関する。
ローラ式定着は主に加熱定着式が主流を占めているので
、以下この例を挙げて説明する。第1図は熱ローラ式ト
ナー像定着装置の極く概略構成を示す横断側面図である
。図に於てへ及び2は互いに適度に抑圧接触させて」ニ
下に並行に軸受支持させた熱ローラ(以下定着ローラと
記す)と加圧ローラであり、矢示方向に回転駆動される
定着ローラlはアルミニウム等の金属製中空ローラ11
を芯金とし、その外周囲をトナーオフセットの生じ難い
耐熱性会耐摩耗性の離型性材料層12で被覆処理し、芯
金内空にハロゲンヒータ棒等のヒータ13を挿入配設し
てなり、該ヒータの発熱で加熱される。そして不図示の
自動温調手段によりヒータ13への通電がオンΦオフ制
御或は通電量増減制御されて定着ローラ外周面の温度が
常時所定の略一定温度(例えば180〜200℃)に維
持管理される。
加圧ローラ2は鉄・アルミニウム等の金属製ローラを芯
金21としその外周囲を比較的厚いゴム等の弾性材層2
2で被覆したものである。
3は定着ローラlの外周面に離型助剤としてのシリコー
ンオイルを塗布する装置であり、シリコーンオイルを予
め含浸させた長尺のウェブ部材31をロール巻にしたも
のを繰り出し軸32に装着保持させ、そのロール巻ウェ
ブR8材の自由端を巻取り軸33に係止し、繰り出し軸
と巻取り軸間のウェブ部材部分を押付はローラ34で定
着ローラ1面に押付は状態にすると共に、繰り出し軸側
のロール巻ウェブ部材を巻取り軸側へ少しづつ巻取る(
例えばIs/1万枚(A4版)通紙)ことにより定着ロ
ーラlの外周面へウェブ部材の含浸離型助剤をコーティ
ングする構成のものである。このつニブ部材は定着ロー
ラ外面のクリーニング部材も兼ねている。
面して上記定着ローラ1と加圧ローラ2との回転駆動状
態に於てその両ローラのこツブ部4に未定着トナー像T
を担持した像支持材5をトナー像担持面側を定着ローラ
l側にして導入し通過させると、トナー像Tが定着ロー
ラlの熱、及び定着ローラ1と加圧ローラ2の相互押圧
力により像支持材5面に永久固着像として順次に熱圧定
着処理されるものである。
なお、6は定着ローラ1の面から像支持材5を確実に分
離させるべく配設した分離爪部材、7は定着ローラlの
温調のため該ローラ外周温度を検出するセンサ、Wは定
着ローラ1と加圧ローラ2の相互接触部にツブ部)の幅
寸法にツブ幅)を示す。
定着ローラ1に於て芯金11の外周囲を被覆する#型性
材料12の層厚は該材料層外面即ち定着ローラ外周面へ
のヒータ熱の伝導補給が迅速になされるように一般にか
なり薄いもの(例えば0.5mm程度)に設定される。
又その層材料としては一般にPTFE (4弗化エチレ
ン樹脂)・PFA(4弗化エチレン−フロロアルコキシ
エチレン共m 合m 脂)等の弗素系樹脂、若しくはシ
リコーンゴム等ノ耐熱・耐庁耗性ゴムが使用される。
弗素系樹脂で被覆した定着ローラはシリコーンゴム被覆
のものと比較して高強度であり、シリコーンオイルを塗
布すれば離型性も良好である。
しかし被覆層に弾性がないために、シリコーンゴム被覆
の定着ローラと比較してトナー像Tの像支持材5面に対
する定着性が悪く、かつトナー像支持材上のトナー像を
定着する際画像をつぶす効果が大きく画質を低下させて
しまう欠点を持っている。更に、該定着ローラにクリー
ニングブレード等の当接物がある場合固いゴミがローラ
上に付着してローラと当接物量に侵入してきた場合力の
逃げ場がなく、傷が生じやすい。
」ニ記定着性の違いはシリコーンゴムのような弾性体被
覆の場合は支持材5自体の面凹凸、及び支持材上にのっ
ているトナー像Tの凹凸に対応して弾性体被覆の外面が
倣い変形して凹凸トナー像Tと各部均一に接触するため
に、定着性が良好であると考えられる。ところが弗素系
樹脂のように剛体被覆の場合は、上記支持材及びトナー
像の凹凸により、凸部はローラと強い接触をし、四部は
ローラと不安定にしか接触をしないために、凹部の定着
が非常に甘くなると考えられる。
そこで定着ローラ1としては画像性を重視する観点から
弗素系樹脂被覆のものよりもシリコーンゴム被覆のもの
を利用する傾向にあり、該シリコーンゴム被覆定着ロー
ラについての種々の改善研究が積極的に行われている。
その1つとして、離型性の向上、その離型性の長期的維
持(ローラライフの長期化)笠を目的として、シリコー
ンコム被覆定着ローラlとしてその被覆ゴム層12に予
めトナー離型助剤としてシリコーンオイルを含ませたも
のを使用し、又加圧ローラ2についてもその被覆ゴム層
22に予めシリコーンオイルを含ませたものを使用する
ようにしたものがある。
シリコーンオイル含有ゴムは、例えばコム加硫後に膨n
η工程を設けて加硫ゴム肉質内にシリコーンオイルを浸
透含有させることにより、或は生ゴムのR練時にシリコ
ーンオイルを添加配合することにより得ることができる
。膨潤法によりシリコーンオイルを含有させたゴム被覆
ローラを得る一例を述べると、シリコーン生ゴムに架橋
剤、及び必要に応じてフィラー(シリカ等)、その他の
添加剤を配合した生ゴム混和物をシート状に成形し、そ
れをローラ芯金外周囲にプライマを介して巻(=fけて
接着する。それをプレス型に納めて加熱・加圧して加硫
処理する。シリコーンゴムは熱加硫型 (HTV)或は
付加反応型 (LTV)が一般的であり、熱加硫型の場
合は一次加硫の段階で架橋剤である有機過酸化物が分解
して加硫と同時に分解残渣を生成する。従ってこれを取
除く2次加硫処理が行われる。付加反応型の場合も高温
熱処理した方が特性が安定する。次いで被覆層加硫済み
ローラをシリコーンオイルに浸漬して被覆層内にシリコ
ーンオイルを含浸させる。もしこのオイル浸漬段階での
被覆層の厚味が所要厚味よりもかなり厚い場合は略所要
厚味まで研削処理してからオイル侵情してもよい。オイ
ル浸漬完了後被覆層外周を研削して所定外径のローラに
仕上げる。オイル浸漬条件には別設限定はないが、例え
ば被覆層12の厚さが0.5mmの定着ローラlの場合
は一般にオイル温度約180℃、浸漬時間8〜24時間
で行われる。被覆層22の厚味が上記定着ローラよりも
厚い(例えば5 mm)加圧ローラ2の場合は浸漬時間
が例えば2日程度に延長される。
ローラド2の被覆層12・22に対する含浸用シリコー
ンオイルは被覆の肉質内にオイルを浸透含有させる関係
上、例えば20〜1000cs程度の範囲のものから選
択使用される。20cs以下のものは被覆肉質内への浸
透性はよいが、耐熱性が悪く、又定着ローラ熱により揮
発消失するので不適当である。1000cs以上の高粘
度のものは被覆肉質内への浸透性が悪くオイル浸漬処理
に長時間を要するし、又含浸させても被覆表面にブリー
ドするため効果的でない。又被覆肉質内へ含浸させるシ
リコーンオイル量は定着ローラについては被覆肉質に対
するオイルの平衡1tHflc飽和含浸)を 100%
としたときその10%以上は含浸させるべきであり、そ
れ以下だとローラライフの延長効果は低いものとなる。
尚、木明細書に於てシリコーンオイルの粘度数(cs、
センチストークス)は25°Cに於けるものとする。又
そのオイルは種々の粘度のシリコーンオイルをブレンド
してその粘度数に調整したオイルではなく、始めからそ
の粘度数を単一ピークとするものを合成製造したものと
する。
以上のように、ゴム被覆定着ローラ1としてその被覆ゴ
ム層12に予めシリコーンオイルを含ませたものを使用
することにより、被覆層にシリコーンオイルを含ませな
い場合よりもglI型性の向上、及びその離型性の長期
的維持、即ちローラライフの長期化がなされる。
しかしそのローラライフの長期化効果は実際上は未だ不
十分で満足すべきものではなかった。即ち従来例として
下記仕様の定着装置について試験した。
定着ローラl:φ80mm、 0.5+nm厚シリコー
ンゴム& iff、 100csのジメチルシリコーン
オイル(品番KF91(、信越化学)に180℃×8時
間浸漬処理、加熱使用温度(表面温度)180℃。
加圧ローラ2:φ80mm、5mm厚シリコーンゴム被
覆、 100C8のジメチルシリコーンオイル(同、同
)に180℃×48時間浸漬処理。
オイル塗布装置3:第1図示のようなウェブ方式、商品
名ノーメンクスペーパーウエブ(不織布)、1万CSの
ジメチルシリコーンオイル(品番に98H1同)含浸、
ウェブ送り速度1m11万枚(A4版)通紙。
通紙速度=50枚/分 定着ローラ1と加圧ローラ2のニップ巾W:9〜10+
nm 而して次の (1)及び(2)の試験を行った。
(1)強制ジャムテスト 定着ローラ1と加圧ローラ2の間に未定着トナー像支持
材5を次々と導入し、予め定めた通紙枚数時点毎にその
とき上記両ローラ1拳2間を通過中の像支持材5をその
ままローラド2間に挾ませた状態にしてローラド2の回
転駆動を1分間停止させる。この1分間のローラド2の
回転駆動停止によりローラド2間に挾まれている像支持
材5部分のトナー像部分が定着ローラのニップiJW領
域面に強制的にオフセットする。1分経過後ローラド2
を再び回転状態に戻す。そして定着ローラ1面に−に記
強制的にオフセットしたトナーがクリーニングを兼用し
ているオイル塗布装置3を通過したとき定着ローラ面か
ら拭掃除去されているか否かを観察する。オフセットト
ナーが拭掃除去されている場合はそのまま通紙を次の強
制オフセラ)・処置枚数時点まで続行する操作を繰返し
、ついにオフセットトナーが装置3で拭掃除去されなく
なった通紙時点枚数をめる。
この強制ジャムテストそのものは通常のラインクピーと
は直接関係しないが、トナーがローラに接着し、オフセ
ラI・原因となることから強制ジャムテストで定着ロー
ラ1面にオフセットしたトナーが装置3で拭掃除去され
ないほど強固に定着ローラ面に刺着する現象が生じはじ
める通紙枚数が少ないほどローラライフが短く、逆に多
いほどローラライフが長くなるということにつながる。
(2)通紙ライフテスト 定着ローラ1と加圧ローラ2間に未定着トナー像支持材
5を次々と導入し、定着ローラlの使用による離型性の
逐次低下で定着ローラ1面へのトナーのオフセット量が
増加することに伴なう定着画像品位の低下状態、或いは
定着ローラへのトナー像支持材の巻きつき(すなわち、
ジャム)の有無を観察する。そしてその品位低下が実用
上許容される限界に至るか、或いは頻繁にジャムが発生
するまでの通紙枚数をめる。
以上の(1)及び(2)の試験結果を表1の従来側柵に
示す。即ち強制ジャムテストは23000〜28000
枚程度、通紙ライフテストは10〜15万枚程度であり
、この程度では未だ不十分で満足すべき性能であるとす
ることはできない。
本発明はこのように、トナー像面に接するゴム被覆定着
ローラとゴム被覆加圧ローラとを互いに抑圧接触させて
回転駆動させそのローラ間に未定着トナー像支持材を導
入通過させてトナー像を定着させ、少なくとも定着ロー
ラのゴム被覆には予めシリコーンオイルを含有させ、別
に定着ローラのゴム被覆外周面に対してシリコーンオイ
ルを少しづつ塗布する手段を備えるトナー像定着装置に
ついてこれを更に改善して従来のものよりもローラライ
フを大幅に延ばすことをI′i丁能にしたものを提供す
ることを目的とするもので、定着ローラはゴム被覆外周
面′に対して塗布するシリコーンオイルは、定着ローラ
のゴム被覆に予め含有させるシリコーンオイルの粘度近
傍或はそれ以下の粘度の第1オイルと、第1オイルより
大きい粘度の第2オイルを有するものにした点に特徴が
ある。
即ち木発明者等は本発明の開発研究過程で次のような実
験を行った。
実験1:含有オイル移行実験 シリコーンオイル1膨潤度(含有率)の同じ、或は力、
いに種々光なる2つのシリコーンオイル含有シリコーン
ゴム試験片A−B同士を接触加圧状態に放置した場合に
於ける両試験片間の含有オイルの挙動を調べた。尚この
実験に於て試験片A−Bは何れも同質のシリコーンゴム
で、含有シリコーンオイルは何れも 100csのジメ
チルシリコーンオイル(品番に96、信越化学)を用い
た。表2はその数例を代表して示したものである。
この実験により次の結果が得られた。
(1)オイル膨測度が同じ試料同士に於ては両者間に於
て含有オイルの経時的相互移行は起らない。
(2)互いのオイル膨潤度が異なると、オイル膨潤度の
高い試料側のオイルが低い試料側へ移行する。
実験2:従来装置に於ける含有オイルの移行調査前記の
強制ジャムテスト・通紙ライフテストに使用したと同じ
仕様の定着装置に第2図示のように通紙可能最大サイズ
よりも小サイズの未定着トナー像支持材5を右又は左の
片側基準搬送で次々と導入して3万枚の通紙を実行する
。この場合通紙開始前の定着ローラl及び加圧ローラ2
の各ゴム被覆層12・22中のシリコーンオイルW潤度
(初期膨潤度)を測定(抽出法)した。その結果を表1
に示す。
又定着ローラ1について通紙した像支持材5面と接する
ローラ周面領域部を通紙部P、像支持材5の通過がなく
常に加圧ローラ2面と直接に接触して回転している上記
通紙部外のローラ周面領域部を非通紙部Qとする。
面して3万枚通紙終了後の定着ローラlの通紙部Pと非
通紙部Qの両部のゴム被覆層中のシリコーンオイル膨潤
度を測定した。その結果を表1に示す。
即ち定着ローラlのゴム被覆層12のオイル膨潤度は初
期は通紙部P・非通紙部Qは共に62%膨潤状態である
ところ、3万枚通紙後は通紙部Pは29%膨潤に、又非
通紙部Qは38%膨潤に低下している。非通紙?BQに
於けるオイル膨潤度の低下は上記実験lによる知見から
3万枚通紙の間!1続して定着ローラlのゴム被覆層1
2面が直接に加圧ローラ2のゴム被覆層22面と抑圧接
触していてオイルw潤度の大きい定着ローラ1のゴム被
覆層12内の含有オイル分がオイル膨潤度の小さい加圧
ローラ2のゴム被覆層22側へ移行したからである6又
通紙部Pに於ける低下は通紙した個々の像支持材5面に
極めて微量づつ付着して持ち去られるのも一因であるが
、これは量的にはそれほど多いものではなく、主因はm
々の像支持材5の通紙間隔部で定着ローラlと加圧ロー
ラ2とが直接に加圧接触状態になる毎に上記非通紙部Q
の場合と同様に定着ローラ1のゴム被覆層12側から含
有オイルが加圧ローラ2のゴム被覆層22側へ移行して
いるからである。
実用機の場合は上記実験2のように連続3万枚通紙を行
うケースはまずなく、装置休止期間・コピー前後の前回
転、後回転期間・空回転期間等定着ローラ1と加圧ロー
ラ2とが全長にわたって直接に抑圧接触するトータル期
間が多い。そのため実用機については定着ローラlのゴ
ム被覆層12内のオイル膨潤度低下度は上記実験2の場
合よりも更に大きくなると思われる。
従来装置に於て定着ローラlのゴム被覆層12の初期オ
イル1膨潤度と加圧ローラ2のゴム被覆層22のそれと
が前者が大きく、後者が小さい関係になるのは、定着ロ
ーラ1のゴム被覆層12はその層厚が小さく比較的短時
間のオイル浸漬処理で高率のオイル膨潤度にすることが
できるのに対して、加圧ローラ2のゴム被覆層22はそ
の層厚が大きいものであるため高率のオイル膨潤度にす
るには多くの日数をかけてオイル浸漬処理をしなければ
ならないし、又加圧ローラ2は未定着トナー像支持材5
の裏面と接触するものであり定着ローラlにめられるよ
うなトナー離型性はあまり必要ではないという観点から
、製造上・コストとの兼合いでせいぜい2日程度のオイ
ル浸漬処理で済ませているためである。
而して上記実験1ψ2により、シリコーンオイル含有処
理ローラを利用した従来定着装置のローラライフ長期化
効果が未だ不十分で満足すべきものにならない原因が、
定着ローラlのゴム被覆層12中のシリコーンオイルが
経時的に加圧ローラ2のコム被覆層22側へ移行して定
着ローラlのゴム被覆層12中のオイル膨潤度の低下、
即ち離型性の低下が比較的早期に起ることにあることが
究明された。
そこで本発明は定着ローラゴム被覆12中の含有オイル
分が経時的に加圧ローラゴム被覆22側へ移行していっ
てもその移行オイル分を定着ローラゴム被覆12中に経
時的に逐次補充含浸させることにより定着ローラゴム被
y612のオイル含有率を長期的に初期含有率に略保持
させる、或は含有率の経時的低下を可及的に鈍化させて
ローラライフの大幅な延長化を行うよう1こしたもので
ある。そして定着ローラゴム被512に対してシリコー
ンオイルを経時的に逐次補充含浸させる具体的手段とし
て、定着ローラ外周面に対してシリコーンオイルを少し
づつ塗布する手段3に着L1し、これに使用するシリコ
ーンオイルとして、前述したように定着ローラゴム被覆
に予め含有させるシリコーンオイルの粘度近傍或はそれ
以下の粘度の第1オイルと、第1オイルより大きい粘度
の第2オイルを右するものにしたものである。
このような第1及び第2オイルのブレンドオイルを用い
ると、定着ローラ1の外周面即ちゴム被覆12の外周面
に少しつづ塗布される」下記ブレンドオイルのうち第2
オイル分は高粘度つまり分子量が大きいものであること
からゴム被覆12の肉質中にはほとんど浸透せず専らに
該ゴム被覆外周面コーティング用液体として作用する。
一方第1イルの粘度近傍或はそれ以下の粘度のもの、即
ち分子量的に該ゴム被覆肉質中に浸透拡散可能なもので
あるから、該ゴム被filZ中から加圧ローラ2側のゴ
ム被覆22側へ経時的に逐次移行して失われる移行オイ
ル分を逐次補う液体として作用する。
而して上記の第1オイル分の定着ローラゴム被覆に対す
る逐次浸透補充作用により、定着ローラ1側から加圧ロ
ーラ2側へもともとの含有オイルが経時的に移行してい
っても定着ローラゴム被覆12のオイル含有率は長期的
に初期含有率に略保たれるか或は含有率の経時的な低下
が可及的に鈍化されるもので、これによりローラライフ
を大幅に延長させることができる。又得られる定着画像
はソフト画像で定着性のよいものであり、弗素系樹脂被
覆の定着ローラに比較して定着温度を5〜10℃程度低
目に設定しても十分な定着を行わせることが可能となり
、省エネタイプの装置を得ることができる。
定着ローラ1のゴム被覆12、又必要に応じて加圧ロー
ラ2のゴム被覆22に予め含有させるシリコーンオイル
は前述従来装置で述べたと同じ理由で20〜1000c
s程度の範囲のものから選択使用すべきである。又該オ
イルによるゴムの初期膨潤度も10%1膨1¥J以上に
すべきである。
従って定着ローラゴム被覆外周面に塗布するオイルの第
1オイル分は上記粘度範囲から選択されて定着ローラゴ
ム被覆肉質中に含有させたオイルの粘度近傍又はそれ以
下の粘度のものになる。定着ローラのゴム被覆肉質中に
含まれるオイルの粘性をηとすると、該定着ローラ外周
面に塗布するオイル中の第1オイルとしては、粘性ηと
同一か又はそれ以下の粘性が好ましいが、第1オイルの
粘性は粘性ηよりも」ニ限400cs大きくても良く、
さらに良いのは200〜300cs程度大きいものであ
る。これは、定着ローラゴム被覆中の粘性ηのオイルが
滲出した部分に対して、浸入できる程度の範囲であるか
らである。
第2オイルはその第1オイルよりも粘度の太きいもの、
例えば1000cs以上のものから選定使用される。
又第1及び第2オイルの配合割合は第2オイル100重
量部としたとき第1オイルは5〜40重量部の範囲とす
べきである。即ち5重量部以下にすると、該第1オイル
分の定着ローラゴム被覆12中に対する経時的補充量が
少な過ぎ良好なローラライフ延長効果が得られない。逆
に40重量部以上多量にブレンドした場合は過補充によ
り定着ローラゴム被112中のシリコーンオイルの含有
率が経時的に増大し、何れ100%膨潤状態にまでも達
し、その高含有率が持続されることによりゴム被覆12
の過膨潤による層厚増大化、表面波打ち変形(コピー紙
のしわの原因となる)、過補充液体分のブリード、その
ブリード液体による定着トナー像品位低下等の問題を生
じる。
実施例 前述従来例として挙げた仕様の定着装置に於てオイル塗
布装置3のウェブ部材31として下記のブレンドシリコ
ーンオイルを含浸させたものを使用することにより本発
明に従う装置を構成した。
面してこの定着装置につ(゛て前記(1)及び (2)
の強制ジャムテスト、通紙ライフテスト、及び実験2の
含有オイル移行調査を行った。その結果を表1の実施側
柵に示した。
即ち従来例のものとの対比に於て強制ジャムテスト・通
紙ライフテスト成績は格段によく、又含有オイル移行調
査結果は3万枚通紙後に於て定着ローラコム被覆層12
のオイル膨潤度が通紙部P・非通紙部Qの何れも従来装
置の場合よりもその経時的低下度が明らかに小さく(正
確には定着ローラからコピー紙へは、毎回極a Mのオ
イルが移行し、そのことによって1lIl型性が維持さ
れている)、ローラライフの十分に長い優れた定着装置
であった。
又本発明実施例に於て定着ローラlと加圧ローラ2とを
 100時間連続回転駆動させ、その間通紙せず両ロー
ラ1争2を直接接触加圧回転状態に保たせ、又定着ロー
ラ1はその間所定の温調温度である略180°Cに加熱
保持させて100時間経過後の定着ローラゴム被覆のオ
イル膨潤度を測定したところ、はぼ初期オイル1膨潤度
が保たれいた。
表 2 尚表1に於ける定着ローラ及び加圧ローラの使用被覆ゴ
ム、及び表2に於ける試験片A及び同Bの使用ゴムは何
れも 100csオイルに関しての 100%膨潤(平
衡膨潤・飽和膨潤)時のゴム100g当りの含有オイル
量(飽和含有量)は30g、300csオイルに関して
のそれは15gのものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱ローラ式トナー像定着装置の極く概略構成を
示す横断側面図、第2図は定着・加圧ローラ対のネ1面
図である。 ■は定着ローラ、2は加圧ローラ、3は離型助剤塗布装
置、5は未定着トナー像支持材、Tは未定着トナー像。 特許出願人キャノン株式会社 同 [す」和電線電纜株式会社 代 理 人 福 1) 勧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナー像面に接するゴム被覆定着ローラと、コム
    被覆加圧ローラとを互いに抑圧接触させて回転駆動させ
    そのローラ間に未定着トナー像支持材を導入通過させて
    トナー像を定着させ、少なくとも定着ローラのゴム被覆
    には予めシリコーンオイルを含有させ、別に定着ローラ
    のゴム被覆外周面に対してシリコーンオイルを少しづつ
    塗布する手段をり11えるトナー像定着装置に於て、定
    着ローラのゴム被覆外周面に対して塗布するシリコーン
    オイルは、定着ローラのゴム被覆に予め含有させるシリ
    コーンオイルの粘度近傍或はそれ以下の結成のfj51
    オイルと、第1オイルより大きい粘度の82オイルを有
    する、ことを特徴とするトナー像定着装置。
  2. (2)定着ローラゴム被覆に予め含有させるシリコーン
    オイルは25℃に於ける粘度が20cs以上で1000
    未満の範囲のものである、特許請求の範囲 (1)項に
    記載のトナー像定着装置。
  3. (3)第1オイルは第2オイル100重量部に対して5
    〜40重量部の配合割合である、特許請求の範囲(1)
    項に記載のトナー像定着装置。
  4. (4)定着ローラ及び加圧ローラのゴム被覆はシリコー
    ンゴムである、特許請求の範囲(1)項・(2)項又は
    (3)項に記載のトナー像定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03168787A (ja) * 1989-11-29 1991-07-22 Canon Inc 画像定着装置
JPH0429178A (ja) * 1990-05-24 1992-01-31 Canon Inc 定着装置

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JPH03168787A (ja) * 1989-11-29 1991-07-22 Canon Inc 画像定着装置
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