JPS6012690Y2 - ラップ加工装置 - Google Patents

ラップ加工装置

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JPS6012690Y2
JPS6012690Y2 JP1981094650U JP9465081U JPS6012690Y2 JP S6012690 Y2 JPS6012690 Y2 JP S6012690Y2 JP 1981094650 U JP1981094650 U JP 1981094650U JP 9465081 U JP9465081 U JP 9465081U JP S6012690 Y2 JPS6012690 Y2 JP S6012690Y2
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JP
Japan
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plate
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lap
holder
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JP1981094650U
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JPS58852U (ja
Inventor
寿 松本
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富士通株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軟質の帯状部を有する加工面をラップするラッ
プ加工装置の改良に係るものである。
軟質の帯状部を有する加工平面をラップする従来のラッ
プ加工装置は第1図に示す機構のものが広く使用されて
いる。
第1図のイは従来のラップ加工装置の平面図、口は断面
図、ハは加工物保持部の拡大平面図である。
同図において1は上面1′上に砥粒6が散布され水平面
内で回転する円板状のラップ板である。
2は装置本体に装置されたアームで、ラップ板1の上方
に突出した先端部は弧状に形成され、その弧状の両端に
は、それ垂直軸2″に嵌着し、回転可能なリング2′が
装置されている。
3は保持具であって、外周面がリング2′に接触し、ラ
ップ板1の上面1′に載置された中空円筒状の保持リン
グ3′と保持部リング3′の中空部内に嵌入する円板状
の加工物保持部板3″とからなり、加工物保持部板3″
の下面には加工物5が貼着されている。
加工物保持板3″の上面には、所望のラップ圧力を加工
物5に付与する重り4が載置されている。
このような構造であって、ラップ板1を矢印Aの方向に
回転せしめると、上面1′上に載置された保持部リング
3′は、矢印Bの如く自転する。
したがって、保持部リング3′内に保持された加工物5
は回転されながら、加工物5をラップ板1の上面1′と
の間に般入された砥粒6によって、下端面54がラップ
加工される。
このラップする加工物5の詳細を第2図を参照して述べ
る。
第2図のイは加工物5の斜視図、口はイの点線枠M部の
拡大図である。
同図の5は2板の短形状のセラミック材51゜5□を接
着材53で接着したもので、ラップする下面5.には、
接着材53の軟質な帯状部分5′、がセラミック材の硬
質部に挾まれている。
このような軟質部53を有する加工物5を第1図に示し
たラップ加工装置でラップすると、加工物5がゆるやか
に回転するので帯状部分5′4が、ラップ板1の回転方
向と一致する状態が交互に生ずる。
帯状部分5′、が、回転方向に一致すると、この部分は
軟質のため他の下面54より砥粒6が多く進入する。
したがって、この帯状部分5′4は他の下面54よりラ
ップされる量が大となり、下面54の平坦度が悪くなる
おそれがあった。
例えばセラミック材51,5□をエポキシ樹脂の接着材
53で、帯状部分5′、の幅20μmで接着した磁気ヘ
ッドをラップ加工すると約0.8μm帯状部分5′、が
凹状となり、このために磁気ヘッドが磁気ヘッドが磁気
ディスク、磁気テープなどの媒体を損傷せしめるおそれ
があった。
また従来のラップ加工装置では、平面の縁部例えば第2
図の口の縁部5″、を角度αの傾斜面にラップ加工する
事は困難であった。
本考案の目的は上記の従来の問題点に鑑み、軟質の帯状
部を有する加工平面の平坦度の精度が高く、かつ基準面
に対して傾斜した平面をも容易にラップ加工しうるラッ
プ加工装置を提供することにある。
この目的は、水平面にて回転するラップ板と、該ラップ
上に加工物のラップ面を所定方向に保ち加圧当接せしめ
る保持部と、該保持部を該ラップ板面に対して所望角度
に斜傾可能にして、かつラップ板の運動方向とほぼ直交
する方向に往復摺動可能のごとく、一端に該保持部を装
着し他端が装置本体に装着されたアーム部とを具備した
ラップ加工装置を使用して、軟質部に過度の砥粒の進入
を防止することによって達成出来るものであって、以下
図示実施例を参照して、本考案について詳細に説明する
第3図は本考案の一実施例の斜視図、第4図は第3図の
アーム部の装着部分の断面図である。
第3図、第4図において、1は上面1′上に砥粒6を含
むラップ剤が散布され、水平面内で図示してない駆動源
によって矢印Aのごとくに回転運動をするラップ板であ
る。
10は加工物5を保持し、加工物5の下面である加工面
5.をラップ板1の上面1′に圧接する保持部であり、
20は一端が保持部10に偏着し、他端部が本体15に
装着され保持部10をラップ板1に対して斜傾させうる
ともに、ラップ板1の矢印A方向の回転運動に直交する
方向(矢印C)に往復運動せしめるアーム部である。
保持部10の加工物ホルダ11は、T状の平板で頭部の
下面には、ラップ板1の半径方向に並行する凹溝11′
が穿設され、凹溝11′には、加工物5が加工面5.を
下方とし、加工面5.上の軟質な帯状部分5′、が凹溝
11′の溝方向に並行するごとくに挿着されている。
ホルダ11の頭部の上面には円筒形のピン12が突出し
ており、ピン12には所望の加工圧力を加工物5に付与
する重り13が嵌着されている。
ホルダ11の脚部の上面には円筒形のピン14が突出し
、細長い板状のロッド7の一端の挿通孔7′が嵌入して
いる。
本体15のラップ板1の外側で所定の位置にほぼ垂直に
装着され、図示してない駆動源によって回転される(矢
印C□力方向、駆動軸8の上部にはクランク9が固着さ
れており、クランク9の先端には自動調心形の軸受部9
′が構成されている。
ロッド7の挿通孔7′と反対側の先端には、下方にピン
7″は軸受部9′の軸受孔に挿入されており、クランク
9の円運動を保持部10に伝達する。
なお、ロッド7は着脱自在なものである。
本体15のラップ板1の外側で所定の位置にアーム部2
0を装着する軸受部材16が固着されている。
軸受部材16は有底の中空円筒形の外周にフランジ16
3が形成され、本体15の挿通孔15′を貫通し開口部
を上方にして、フランジ163の下面が本体15に当接
して固着されている。
軸受部材16の中空部162には、はぼ円柱形で上部端
面に角形の凹溝27′が穿設された軸27カ唾直に挿入
され、軸27の外周はニードル軸受17、下端面はスラ
スト軸受18で枢支されて、上下移動、回転運動自在に
挿着されている。
軸受部材16の底部には調整ねじ19が螺合するねじ孔
161が螺刻されている。
調整ねじ19の先端はスラスト軸受18の下端面に当接
しているので、ねじ19を回動することにより軸27を
上下に移動(矢印り方向)出来るものである。
軸27の凹溝27′には長方形の板状に下板25が水平
の嵌着され、下板25の上方には、下板25と同形状の
上板24が、それぞれの、一端面を板ばね26で固着さ
れて、所定の空隙をもって相対向しと装着されている。
下板25と上板24との板ばね26の反対側の空隙部に
調整ねじ28を装着して、調整ねじ28を回動すること
により上板24の調整ねじ28側端部を板ばね26を支
点として上下移動(矢印Eで示す)させることが出来る
ようにしである。
上板24の上部には、コ字形のアーム受22が、開口側
を上方にして固着されている。
長い棒状で根本部21″がほぼ長方体状に形成されたア
ーム21の先端21′は、ホールダ11の脚部の側端面
に固着され、根本部21″はアーム受22の両脚部をほ
ぼ水平に貫通するピン23にて枢支されているので、保
持部10はアーム部21に根本部21″を中心とて揺動
可能である。
またホールダ11の凹溝11′とアーム受22のピン2
3は並行になるごとく装着しである。
上述のとおりアーム21は水平面内で揺動可能であるの
でクランク9の回転運動(C1)は、保持部10のほぼ
直線運動(矢印Cで示すラップ板1の半径方向)に変換
される。
また加工物5の加工面5.をラップ板1の上面1′に密
着させるには調整ねじ19を操作してアーム受22の上
下を調整し、アーム21を上面1′に並行にすれば良い
なお調整ねじ28にて、加工面5.のラップ板1の半径
方向の密着性予め調整しておく。
加工面54の傾斜面5″4をラップする場合は調整ねじ
19にて、所定量アーム21の根本部21″を上げれば
良い。
本考案者は、この実施例に示すラップ加工装置で、11
4μmのダイヤモンド砥粒を含むラップ剤を使用し、ラ
ップ代10μm(前加工は研摩仕上)の第2図に示す磁
気ヘッドをラップして、軟質部5′4の平坦度をほぼ0
.1μと、また傾斜面5″。
の角度をほぼ40分にラップ加工することが出来た。
以上説明したように本考案は、軟質部分に過度の砥粒が
進入することを防止する構造にしたことにより、軟質の
帯状部を有す加工面の平坦度の精度が高く、かつ傾斜し
た面をもラップ加工しうるといった例えば磁気ヘッドな
どを加工して実用上すぐれた効果のあるラップ加工装置
である。
【図面の簡単な説明】
第1図のイは従来のラップ加工装置の平面図、口は断面
図、ハは保持部の拡大平面図、第2図のイは加工物の斜
視図、口は点線枠Mの拡大図、第3図は本考案の一実施
例の斜視図、第4図は第3図のアーム部の装着部分の断
面図である。 図中1はラップ板、2はアーム、3は保持具、4は重り
、5は加工物、6は砥粒、7はロッド、9はクランク、
10は保持部、11はホルダ、13は重り、25は本体
、16は軸受部、19は調整ねじ、20はアーム部、2
1はアーム、22はアーム受、27は軸を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平面にて回転するラップ板と、 該ラップ板面に加工物のラップ面を対向させ保持する保
    持部と、 該保持部の該ラップ面とは反対の側に突出配置されるピ
    ンと、 該ピンに対し回転自在に嵌合する孔を一端に有する第1
    のアーム7と、 該ラップ板の円周外の位置に設けられ、該第1のアーム
    の他端に回転自在に契合し、回転駆動手段の回転により
    、該第1のアームを該ラップ板の半径方向に移動させる
    クランクと、 一端が該保持部に固定され、該第1のアーム7と略直角
    方向に伸びる第2のアームと、 該ラップ板の円周より外側に設けられ、該ラップ板面に
    平行なピンにより該第2のアームを軸着するアーム受け
    と、 該アーム受けの下部に設けられ、該アーム受けをラップ
    板面に対して垂直方向に回転した特定の位置で保持する
    調整ネジとを備えることを特徴とするラップ加工装置。
JP1981094650U 1981-06-26 1981-06-26 ラップ加工装置 Expired JPS6012690Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981094650U JPS6012690Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 ラップ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981094650U JPS6012690Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 ラップ加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58852U JPS58852U (ja) 1983-01-06
JPS6012690Y2 true JPS6012690Y2 (ja) 1985-04-24

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ID=29889572

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981094650U Expired JPS6012690Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 ラップ加工装置

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JPS58852U (ja) 1983-01-06

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