JPS60125100A - 超音波プロ−ブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、超音波診断装置等で用いられる超音波プロー
ブに関する。

（従来技術） 超音波診断装置等で用いられる超音波プローブでは、振
動子アレイの一方の面に不要な超音波ビームをを吸収す
るためのバッキング材が設けられている、。

第１図は、従来のこのような超音波プローブの一例を示
ス購成図であって、１は例えばＰＺＴ（チタン酸ジルコ
ン酸鉛）系の素材で構成された超音波振動子アレイ（以
下単に振動子アレイと略す）であり、この振動子アレイ
１の一方の面（背面）には振動子アレイ１から背面に向
かう不要な超音波ビームを吸収覆るためのバッキング材
２が設けられている。尚、振動子アレイ１の他方の面（
前面）には整合層や音響レンズが設番プられるが図示し
ない。

ところで、従来のバッキング材２の露出面２ａは第１図
に示すように平坦面として形成されている。このために
、バッキング材２に入射した不要な超音波ビームＳＢは
、第２図に示り゛ようにほぼ直進して露出面で反射する
ことになり、入用方向と平行な方向に比較的大きな反射
波ＳＢ’　を生じることがある。尚、破線は乱反射成分
を表わしている。このｌこめに、バッキング材２での超
音波ビームの吸収能力を高めるためには、同−ｔｔＡ　
’ｊ’ｉの場合にはその厚みを厚くしなければならず、
それだけ構造が大形化するという欠点がある。

（発明の目的） 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、不要な超音波ビームの吸収能力の優れたバ
ッキング材を有する超音波プローブを提供することにあ
る。

（発明の構成） このような目的を達成する本発明は、振動子アレイの一
方の面に不要な超音波ビームを吸収する−ためのバッキ
ング材が設けられた超音波プローブにおいて、前記バッ
キング材の露出面に多数の凹凸部を形成したことを特徴
とするものである。

（実施例） 以下、図面を参照し、本発明の実施例を詳細に説明する
。

第３図は、本発明の一実施例を示づ構成図であり、（ａ
）は側面図を示し、（ｂ）は底面図を示している。尚、
第１図と同等部分には同一符号を付けている。第３図に
おいて、バッキング材２の露出面２Ｂには、振動子アレ
イ１の配列ピッチをｄとすると、この配列ピッチｄと等
しい直径を有し深さがｄ／２の多数の半球状四部３が形
成されている。

このような構成において、バッキング材２に超音波ビー
ムＳＢが入射されると、該超音波ビームＳＢは、第４図
に示すように、凹部３の曲面間で反射しながら露出面２
ａに到達する。この結果、第５図に示すように、乱反射
成分が増大し入射方向と平行な方向の反射波ＳＢ’　は
、従来のような平・坦な露出面で反射する場合（第２図
参照）に比べて減表したものとなる。

即ち、このように構成することにより、従来と同一材質
のバッキング材２を用いるものとすると、従来と同等の
超音波ビームの吸収能力が従来よりも薄い厚みのもので
得ることができ、従来と同等の厚みのものを用いる場合
には従来よりも優れた超音波ビームの吸収能力が得られ
従来に比べて小形化が図れる。

尚、上記実施例では、バッキング材２の露出面２ａに振
動子アレイ１の配列ピッチｄと等、しい直径を有し深さ
がｄ／２の多数の半球状四部３を形成する例を示したが
、凹凸部の形状はこれに限るものではなく、バッキング
材２の材質や超音波ビームの周波数に応じて適宜変化さ
ゼてもよい。

又、上記実施例では、超音波診断装置で用いる超音波プ
ローブの例について説明したが、他の超音波機器で用い
る超音波プローブについても適用できる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、不要な超音波ビ
ームの吸収能力の優れたバッキング材を有する超音波プ
ローブが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の超音波プローブの一例を示す構成図、第
２図は第１図における超音波ビームの吸収説明図、第３
図は本発明の一実施例を示す構成図、第４図及び第５図
は第３図実施例におＬＪる超音波ビームの吸収説明図で
ある。 １・・・超音波振動子アレイ ２・・・バッキング材 ３・・・半球状凹部（凹凸部）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 振動子アレイの一方の面に不要な超音波ビームを吸収す
   るためのバッキング材が設けられた超音波プローブにお
   いて、前記バッキング材の露出面に多数の凹凸部を形成
   したことを特徴とする超音波プローブ。