JPH0419504B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0419504B2 JPH0419504B2 JP58051208A JP5120883A JPH0419504B2 JP H0419504 B2 JPH0419504 B2 JP H0419504B2 JP 58051208 A JP58051208 A JP 58051208A JP 5120883 A JP5120883 A JP 5120883A JP H0419504 B2 JPH0419504 B2 JP H0419504B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- array
- focal length
- thickness direction
- acoustic lens
- aperture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000003491 array Methods 0.000 claims 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims 1
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、アレイ振動子より発生する音波ビー
ムを厚み方向において集束させるようにしてなる
多焦点超音波診断装置に関する。
ムを厚み方向において集束させるようにしてなる
多焦点超音波診断装置に関する。
[従来の技術]
従来より、複数個の振動子TD1〜TDnを直線
状に配列してなるリニアアレイ探動子を用いた超
音波診断装置はよく知られている。そして、この
探触子より発生するビームをアレイの配列方向と
は直角な方向いわゆるスライス厚み方向に対して
集束させ、スライス方向の分解能の向上を図つた
ものである。
状に配列してなるリニアアレイ探動子を用いた超
音波診断装置はよく知られている。そして、この
探触子より発生するビームをアレイの配列方向と
は直角な方向いわゆるスライス厚み方向に対して
集束させ、スライス方向の分解能の向上を図つた
ものである。
スライス方向に対してビームを集束する方法と
しては、通常音響レンズL1を用いて集束する方
式が採られる。しかしながら、この方式ではレン
ズの焦点距離がある一点に固定であるので、ビー
ム幅は焦点付近では細くなるものの焦点の前後で
は急激に幅広くなつてしまうという欠点があつ
た。
しては、通常音響レンズL1を用いて集束する方
式が採られる。しかしながら、この方式ではレン
ズの焦点距離がある一点に固定であるので、ビー
ム幅は焦点付近では細くなるものの焦点の前後で
は急激に幅広くなつてしまうという欠点があつ
た。
この点を改良したものとして、第1図に示すよ
うに、アレイ振動子TD1…を厚み方向にも分割
して、2次元アレイを形成し、厚み方向の開口素
子数又は開口幅を診断深さに対応して変化させる
方法がある。
うに、アレイ振動子TD1…を厚み方向にも分割
して、2次元アレイを形成し、厚み方向の開口素
子数又は開口幅を診断深さに対応して変化させる
方法がある。
しかしながら、この方法(音響レンズが固定焦
点である)により、近距離に対して小開口、遠距
離に対して大開口で超音波を発生させたとき、そ
のビーム幅は大2図で示すように小開口では実線
A、大開口では実線Bのようになるが、近距離か
ら遠距離にわたつて十分に細いビーム幅は得られ
ていないという問題があつた。
点である)により、近距離に対して小開口、遠距
離に対して大開口で超音波を発生させたとき、そ
のビーム幅は大2図で示すように小開口では実線
A、大開口では実線Bのようになるが、近距離か
ら遠距離にわたつて十分に細いビーム幅は得られ
ていないという問題があつた。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の目的は、このような点に鑑み、厚み方
向中央の振動子による超音波ビームは全て近距離
に効率よく集束し、厚み方向外側の振動子による
超音波ビームは全て遠方に効率よく収束し、広い
範囲の診断深さにおいて厚み方向の分解能がよ
く、構成が簡単な多焦点超音波診断装置を提供す
ることにある。
向中央の振動子による超音波ビームは全て近距離
に効率よく集束し、厚み方向外側の振動子による
超音波ビームは全て遠方に効率よく収束し、広い
範囲の診断深さにおいて厚み方向の分解能がよ
く、構成が簡単な多焦点超音波診断装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段]
本願発明の多焦点超音波診断装置は、スライス
厚み方向に分割されたアレイ振動子と、中央部分
は周辺部分に比べ焦点距離が短く前記アレイ振動
子の分割位置に一致した位置において焦点距離が
変化していることを特徴とした音響レンズとを備
えた構成になつている。
厚み方向に分割されたアレイ振動子と、中央部分
は周辺部分に比べ焦点距離が短く前記アレイ振動
子の分割位置に一致した位置において焦点距離が
変化していることを特徴とした音響レンズとを備
えた構成になつている。
[作 用]
中央のアレイ振動子による超音波ビームは全て
焦点距離の短い音響レンズの中央部分によつて近
距離に完全に集束し、外側のアレイ振動子による
超音波ビームは全て焦点距離の長い音響レンズの
周辺部分によつて遠距離に完全に集束する。
焦点距離の短い音響レンズの中央部分によつて近
距離に完全に集束し、外側のアレイ振動子による
超音波ビームは全て焦点距離の長い音響レンズの
周辺部分によつて遠距離に完全に集束する。
[実施例]
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。第
3図は本発明の実施例図で、第1図のものと異な
るところは、音響レンズが振動子の分割に対応し
て多焦点となつた点である。すなわち、第3図に
おける音響レンズL2は、開口幅に応じて焦点距
離が変るような曲率分布を有する。更に詳しく説
明すれば、レンズの中央部では曲率半径を小さく
して焦点距離を短くし、レンズの外側になるほど
曲率半径を大にして焦点距離を長くしている。特
に、このレンズの焦点距離の変化する位置は、ア
レイ振動子TDi…の厚み方向の分割位置に一致し
ている。
3図は本発明の実施例図で、第1図のものと異な
るところは、音響レンズが振動子の分割に対応し
て多焦点となつた点である。すなわち、第3図に
おける音響レンズL2は、開口幅に応じて焦点距
離が変るような曲率分布を有する。更に詳しく説
明すれば、レンズの中央部では曲率半径を小さく
して焦点距離を短くし、レンズの外側になるほど
曲率半径を大にして焦点距離を長くしている。特
に、このレンズの焦点距離の変化する位置は、ア
レイ振動子TDi…の厚み方向の分割位置に一致し
ている。
このような構成の探触子によるビーム幅は、第
2図に示すように小開口では点線a、大開口では
点線bのようになり、従来の場合の実線A,Bに
比べてより細くなつている。
2図に示すように小開口では点線a、大開口では
点線bのようになり、従来の場合の実線A,Bに
比べてより細くなつている。
特に、レンズの焦点距離が変化する位置と、ア
レイ振動子TDi…の厚み方向の分割位置が一致し
ているので、中央のアレイ振動子TDi′による超
音波ビームは焦点距離の長い音響レンズの周辺部
を通過することなく全て焦点距離の短い中央部を
通過し近距離に完全に集束する。また、外側のア
レイ振動子TDi,TDi″による超音波ビームは焦
点距離の短い音響レンズの中央部を通過すること
なく全て焦点距離の長い音響レンズの周辺部を通
過し遠距離に完全に集束する。従つて、近距離に
おいても遠距離においても薄いスライス厚を得る
ことができる。これらの位置がずれていると、ア
レイ振動子TDi′による超音波ビームの一部が遠
距離に集束して近距離におけるスライス厚が厚く
なつたり、アレイ振動子TDi,TDi″による超音
波ビームの一部が近くに集束して遠距離のスライ
ス厚が厚くなつたりして、厚み方向の分解能が悪
くなる。
レイ振動子TDi…の厚み方向の分割位置が一致し
ているので、中央のアレイ振動子TDi′による超
音波ビームは焦点距離の長い音響レンズの周辺部
を通過することなく全て焦点距離の短い中央部を
通過し近距離に完全に集束する。また、外側のア
レイ振動子TDi,TDi″による超音波ビームは焦
点距離の短い音響レンズの中央部を通過すること
なく全て焦点距離の長い音響レンズの周辺部を通
過し遠距離に完全に集束する。従つて、近距離に
おいても遠距離においても薄いスライス厚を得る
ことができる。これらの位置がずれていると、ア
レイ振動子TDi′による超音波ビームの一部が遠
距離に集束して近距離におけるスライス厚が厚く
なつたり、アレイ振動子TDi,TDi″による超音
波ビームの一部が近くに集束して遠距離のスライ
ス厚が厚くなつたりして、厚み方向の分解能が悪
くなる。
なお、開口及び焦点距離の分割数は多段に増や
し、多焦点として差し支えない。また、本発明が
対象とする振動子は、上述のようなリニアアレイ
に限らない。
し、多焦点として差し支えない。また、本発明が
対象とする振動子は、上述のようなリニアアレイ
に限らない。
このような探触子は、図示しない超音波診断装
置の本体側から送受波に関連してその開口が制御
される。
置の本体側から送受波に関連してその開口が制御
される。
[発明の効果]
以上説明したように、本願発明の多焦点超音波
診断装置は、スライス厚み方向に分割されたアレ
イ振動子と、中央部分は周辺部分に比べ焦点距離
が短く前記アレイ振動子の分割位置に一致した位
置において焦点距離が変化していることを特徴と
した音響レンズとを備えた構成になつているの
で、中央のアレイ振動子による超音波ビームは全
て焦点距離の短い音響レンズの中央部分により近
距離に完全に集束し、外側のアレイ振動子による
超音波ビームは全て焦点距離の長い音響レンズの
周辺部分により遠距離に完全に集束する。従つ
て、近距離でも遠距離でも超音波ビームは効率よ
く集束し、簡単な構成で広い診断深さにわたつて
厚み方向の分解能のよい良質の画像を得ることが
できる。
診断装置は、スライス厚み方向に分割されたアレ
イ振動子と、中央部分は周辺部分に比べ焦点距離
が短く前記アレイ振動子の分割位置に一致した位
置において焦点距離が変化していることを特徴と
した音響レンズとを備えた構成になつているの
で、中央のアレイ振動子による超音波ビームは全
て焦点距離の短い音響レンズの中央部分により近
距離に完全に集束し、外側のアレイ振動子による
超音波ビームは全て焦点距離の長い音響レンズの
周辺部分により遠距離に完全に集束する。従つ
て、近距離でも遠距離でも超音波ビームは効率よ
く集束し、簡単な構成で広い診断深さにわたつて
厚み方向の分解能のよい良質の画像を得ることが
できる。
第1図は従来の探触子の一例を示す構成図、第
2図は送受波される超音波ビームの診断深さと厚
み方向ビーム幅との関係を示す図、第3図は本発
明に係る多焦点超音波診断装置の探触子の一例を
示す実施例構成図である。 TD1〜TDn…振動子、L2…音響レンズ。
2図は送受波される超音波ビームの診断深さと厚
み方向ビーム幅との関係を示す図、第3図は本発
明に係る多焦点超音波診断装置の探触子の一例を
示す実施例構成図である。 TD1〜TDn…振動子、L2…音響レンズ。
Claims (1)
- 1 アレイがその配列方向に直角なスライス厚み
方向に分割され、近距離に対しては分割された中
央部のアレイを動作させ遠距離に対してはスライ
ス方向に開口を拡げて周辺部のアレイも含めて動
作させるアレイ振動子と、アレイ振動子の超音波
放射方向に設置されスライス厚み方向に曲率を持
つた音響レンズとを備え、該音響レンズは中央部
のアレイ振動子に対応する部分は周辺部のアレイ
に対応する部分に比べ焦点距離が短く、前記アレ
イ振動子のスライス厚み方向の分割位置に一致し
た位置において前記音響レンズの焦点距離が変化
していることを特徴とした音響レンズであり、ス
ライス厚み方向の開口幅を変化させることにより
大きな開口には小さな開口より焦点距離が大とな
るようにした多焦点超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58051208A JPS59174150A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 多焦点超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58051208A JPS59174150A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 多焦点超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59174150A JPS59174150A (ja) | 1984-10-02 |
JPH0419504B2 true JPH0419504B2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=12880486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58051208A Granted JPS59174150A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 多焦点超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59174150A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4670683A (en) * | 1985-08-20 | 1987-06-02 | North American Philips Corporation | Electronically adjustable mechanical lens for ultrasonic linear array and phased array imaging |
JPS646860A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-11 | Yokogawa Medical Syst | Acoustic lens for ultrasonic probe |
JPH0620452B2 (ja) * | 1987-06-30 | 1994-03-23 | 横河メディカルシステム株式会社 | 超音波探触子 |
JPS646858A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-11 | Yokogawa Medical Syst | Ultrasonic diagnostic device |
JP2008228873A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Hitachi Medical Corp | 超音波探触子及び超音波診断装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611374A (en) * | 1979-07-04 | 1981-02-04 | Philips Nv | Echo signal processing circuit |
JPS5640129A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-16 | Akashi Seisakusho Kk | Composite acoustic lens for probe of ultrasonic diagnosis apparatus |
JPS56151029A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-21 | Tokyo Keiki Kk | Ultrasonic diagnosis apparatus |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP58051208A patent/JPS59174150A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5611374A (en) * | 1979-07-04 | 1981-02-04 | Philips Nv | Echo signal processing circuit |
JPS5640129A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-16 | Akashi Seisakusho Kk | Composite acoustic lens for probe of ultrasonic diagnosis apparatus |
JPS56151029A (en) * | 1980-04-23 | 1981-11-21 | Tokyo Keiki Kk | Ultrasonic diagnosis apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59174150A (ja) | 1984-10-02 |
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