JPS6024045Y2 - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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Publication number
JPS6024045Y2
JPS6024045Y2 JP14231079U JP14231079U JPS6024045Y2 JP S6024045 Y2 JPS6024045 Y2 JP S6024045Y2 JP 14231079 U JP14231079 U JP 14231079U JP 14231079 U JP14231079 U JP 14231079U JP S6024045 Y2 JPS6024045 Y2 JP S6024045Y2
Authority
JP
Japan
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ultrasonic
focus
focal
vibrator
transducer
Prior art date
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Expired
Application number
JP14231079U
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English (en)
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JPS5660377U (ja
Inventor
康人 竹内
Original Assignee
横河電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 横河電機株式会社 filed Critical 横河電機株式会社
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Publication of JPS5660377U publication Critical patent/JPS5660377U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複数の焦点を有する超音波振動子の改良に関
するものである。
超音波パルスエコー・システムにおいて超音波の送受波
に用いられる振動子は、超音波ビームを絞ってエコグラ
フの分解能を高めるために、適当な焦点を持つように作
られる。
焦点は、単一形振動子の場合は振動子の表面を曲面にし
て作られる。
焦点の深度はできるだけ深いことが望ましいが、1つの
焦点の深度は自ずと限度があるので、より深い焦点深度
が必要なときは複数の焦点が作られる。
単一形振動子につき、複数の焦点を作るには、従来は、
円板形振動子の表面にそれぞれ曲率の異なる曲面を同心
的に形成するようにしていたが、このような振動子にお
いては、同心的な各曲面がそれぞれ異なるアパーチュア
形態のフォーカル・ゾーンをなし、外縁に近い曲面の実
効アパーチュアはリングとなって、サイドロープなどの
特性が円板から大きく変わってくるので不都合である。
本考案の目的は、複数の焦点用のそれぞれのフォーカル
・ゾーンが同一の実効アパーチュアとなる超音波振動子
を提供することにある。
本考案は、円板形振動子の表面と裏面をそれぞれ曲率の
異なる曲面とし、表面で発生して表面から出る超音波の
ビームを1つの焦点に結ばせ、裏面で発生し表面を通じ
て放射される超音波のビームを別な焦点に結ばせるよう
にしたものである。
以下、図面によって本考案を説明する。
第1図は、本考案実施例の円板形振動子りの断面図であ
る。
第1図において、dは電歪材料からなる円板で、表面と
裏面の曲率が異なるレンズ状に成形され、かつ、表裏面
にl対の電極板eが設けられている。
1対の電極板にはリード線を通じて送受信回路(図略)
が接続され、それにより、振動子りに対する電気的駆動
パルスの印加と振動子りに入感した反射波信号の受信が
行なわれる。
振動子りは、表裏面の曲率の相違によりその厚さが半径
に従って異なることと、表裏面が互いに接近しているこ
とにより、特定の周波数で鋭い共振を示すことがないよ
うになっており、また裏面のバッキングが軽減あるいは
省略されていることにより、裏面における超音波の送受
波感度が減殺されないようになっている。
このような振動子りに電気的駆動パルスが印加されると
、振動子りの両面において超音波パルスが発生し、表面
に生じたパルスは表面から被検音場に放射され、裏面に
生じたパルスは裏面から裏側に放射されるとともに電歪
材料dの内部を通って表面から被検音場に放射される。
ない、表面に生じた超音波は電歪材料dの内部を通って
裏側にも放射される。
振動子りの表面に生じて被検音場に放射される超音波パ
ルスのビームは、表面の曲率によって定まる焦点f□に
集束され、裏面に生じて電歪材料dを通り被検音場に放
射される超音波パルスのビームは裏面の曲率と電歪材料
dのレンズ効果によって定まる焦点f2に集束される。
この例では、表面の曲率半径を裏面の曲率半径より大き
くしであるので、焦点f□はf2よりも遠くにある。
曲率半径の率を逆にすれば、焦点f1とf2の関係も逆
になる。
このように送波された超音波に対して被検音場からのエ
コーが振動子りの表面と裏面にそれぞれ帰投したとき、
表面においては、焦点f□およびその近傍からのエコー
の波面がそろい、裏面においては焦点f2およびその近
傍からのエコーの位相がそろう。
このため表面に入感するエコー信号は焦点f1にピント
が合っている。
したがって焦点f19f2の位置およびそれらの焦点深
度を適切に定めることにより、合成の焦点深度を音線上
所望の深さまで伸ばすことができる。
このようにして2つの焦点を持った超音波振動子が得ら
れる。
この振動子りにおいては、2つの焦点を与える2つのフ
ォーカル・ゾーンは互いに重なった円となり、同一の実
効アパーチュアを有する。
したがってサイドロープなどの特性が互いに同一であり
、好ましいものである。
振動子りは単一の電歪板で作るかわりに、第2図のよう
に、2枚の電歪板を用いて構成してもよい。
すなわち、厚さが均一で面の曲率が互いに異なる2枚の
電歪板d4.d2にそれぞれ1対の電極板e1.e2を
設けて2つの振動子を形威し、これらをセラミック等か
らなる中間部材gを介して接合し、一方の振動子側にバ
ッキング材すを設ける。
中間部材gとバッキング材すは電歪材料と同じ音響学的
インピーダンスρCを持つものを用いる。
そして、電極板は中間部材gを挾んで対向するもの同志
を共通に接地し、残りを送受信回路(図略)に接続する
送受信回路から電極間に電気的駆動パルスが印加される
と、2つの振動子はそれぞれ超音波パルスを発生し、そ
れぞれ面の曲率によって定まる焦点に集束する超音波ビ
ームを被検音場に放射し、また被検音場からのエコーは
、2つの振動子により、それぞれの焦点位置にピントを
合わせて検知される。
エコー信号の受信回路としては、例えば、第3図または
第4図のようなものが用いられる。
第3図は振動子の入感信号を一旦増幅した後ローカット
・フィルタまたはバンドパス・フィルタFで波面(ピン
ト)が合わない部分の信号を除去して増幅検波するよう
にしたものである。
波面があわない組合わせの入感信号は、コンボリューシ
ョン積分効果により周波数が低下しているので、ローカ
ット・フィルタまたはバンド・パスフィルタFの遮断周
波数を適切に定めることにより除去できる。
ただし、振動子りにおける超音波信号の2つの送受波部
の位置の違いにより、受波信”号に焦点領域ごとの時間
のずれが生じるが、これはエコグラム・ディスプレイ装
置の掃引速度を変えれば補正することができる。
これに対して第4図は、入感信号を焦点領域ごとに異な
るテンプレートでデコンボリューションするようにした
もので、入感信号をディレィ・ラインDLに通じ、焦点
領域に対応して設けられたディレィ・ライン上のタップ
群から信号を抜き出して合皮するようにしたものである
これによって、焦点領域ごとの時間軸のずれの補正も含
めたデコンボリューション処理を行うことができる。
以上のように、本考案は、円板形振動子の表面と裏面を
それぞれ曲率の異なる曲面とし、それぞれの面から発生
する超音波を同一方向の別々な焦点に結ばせるようにし
た。
このため、2つの焦点用のそれぞれのフォーカル・ゾー
ンが同一のアパーチュアとなる超音波振動子が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図、および第2図は本考案実施例の概念的構成図、
第3図、および第4図は送受信回路例のブロック図であ
る。 D・・・・・・振動子、d・・・・・・電歪材料、e・
・・・・・電極板、g・・・・・・中間部材、b・・・
・・・バッキング、F・・・・・・フィルタ、DL・・
・・・・ディレィ・ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円板形振動子の表面と裏面とをそれぞれ曲率の中心が同
    じ軸線上の同じ側にあり曲率半径が異なる曲面とし、表
    面で発生して表面から放射される超音波のビームを1つ
    の焦点に結ばせ、裏面で発生し表面を通じて放射される
    超音波のビームを別な焦点に結ばせるようにした超音波
    振動子。
JP14231079U 1979-10-15 1979-10-15 超音波振動子 Expired JPS6024045Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14231079U JPS6024045Y2 (ja) 1979-10-15 1979-10-15 超音波振動子

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14231079U JPS6024045Y2 (ja) 1979-10-15 1979-10-15 超音波振動子

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Publication Number Publication Date
JPS5660377U JPS5660377U (ja) 1981-05-22
JPS6024045Y2 true JPS6024045Y2 (ja) 1985-07-17

Family

ID=29373594

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JP14231079U Expired JPS6024045Y2 (ja) 1979-10-15 1979-10-15 超音波振動子

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JPS5660377U (ja) 1981-05-22

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