JPS60124802A - ガラス封止型サ−ミスタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は５００’Ｃまでの高温領域においても連続使用
可能な信頼性の高いガラス封止型サーミスタに関するも
のである。

従来例の構成とその問題点 ２　ページ 近年、機器の電子制御化が進むなかで、温度センサも高
耐熱化が要求されるようになってきている。以下、図面
を参照しながら、従来のガラス封止型サーミスタについ
て説明を行う。

従来のガラス封止型サーミスタは、第１図に示すように
２つのデュメット線３間に、電極２を形成したサーミス
タ素体１を挾持させ、す〜ミスタ素体１およびデュメッ
ト線３を鉛ガラスチューブ４で溶着封止した構造であっ
た。しかしながら、前記のような構成では、デュメット
線および鉛ガラスチューブの連続使用可能な限界温度は
４００°Ｃまでであり、これ以上高い温度では鉛ガラス
チューブが溶融し、機能を果たさなくなるものであった
。

また、この構成では、高温無酸素雰囲気で溶着封止し々
〈てはならないため、サーミスタ素体の結晶構造が変化
し、サーミスタ素体の抵抗値が大きく変化してしまうも
のもあ−）た。従って、高温サーミスタとしてｓｏｏ’
Ｃ＜らいまで、安定して使用できる信頼性の高いサーミ
スタが望まれてい３１−−〕゛ た。

発明の目的 本発明は前記のような欠点を解消するもので、６００°
Ｃ″！１での高温領域においても連続使用可能で、かつ
空気中にて溶着封止可能なガラス封止型サーミスタを提
供するものである。

発明の構成 この目的を達成するために本発明のガラス封止型サーミ
スタは、両端に電極を形成したサーミスタ素体と、円周
面にガラスをコーティングし先端部に耐熱金属をメッキ
したコバールからなるリード線と、硼硅酸ガラスからな
るガラスチューブとから構成されている。この構成によ
って５００°Ｃの耐熱性、および空気中にて溶着封止可
能という著しい効果を有するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第２図、第３図は本発明の一実施例におけるガラス封止
型サーミスタを示すものである。

まず、サーミスタ素体５の両端に電極６を形成し、前記
サーミスタ素体６を、あらかじめ円周面に望捷しくは硬
質なカラス９をコーティングし、かつ先端部に白金から
々る耐熱金属８のメッキを施したコバールからなるリー
ド線７間に挾持させ、前記サーミスタ素体６および、前
記コバールからなるリード線７を硼硅酸ガラスからなる
ガラスチューブ１０にて溶着封止することにより構成さ
れている。

発明の効果 以上のように構成された本発明は次のような効果を有す
る。

１）コバールのリード線間にサーミスタ素体を挾持させ
、それらを硼硅酸ガラスからなるガラスチューブで溶着
封止しているため、気密をとった際には、両者の熱膨張
係数は極めて類似しており、しかも硼硅酸ガラスの融点
は極めて高いため、５ｏ○°Ｃの連続使用条件下や急激
なヒートサイクルにおいても気密は十分保たれ、信頼性
のあるカラス封止型サーミスタが得られる。

６１・−ミ″ １１）リード線の円周面にガラスをコーティングし、か
つ先端部に耐熱金属をメッキしであるため、空気中にお
いて溶着封止することができるので、溶着封止工程にお
けるサーミスタ素体の抵抗値の変化を小さくすることが
でき、歩留りも極めてよくなる。それと共にコスト的に
も耐熱金属の使用量が少なくてよいため有利となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のカラス封止型サーミスタの断面図、第２
図は本発明によるカラス封止型サーミスタの一実施例を
示す断面図、第３図は同分解斜視図である。 ５・・・サーミスタ素体、６・・・・・電極、７・・・
・・リード線、８・・・・・・耐熱金属、９・・・ガラ
ス、１０・・・・ガラスチューブ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ご　６

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）両端に電極を形成したサーミスタ素体を、円周面
   にガラスをコーティングし、かつ先端部に耐熱金属をメ
   ッキしたコバールからなるリード線間に挾持させ、前記
   サーミスタ素体および前記リード線を硼硅酸ガラスから
   なるガラスチューブにより溶着封止してなるガラス封止
   型サーミスタ。
2. （２）　コーティング用ガラスに硬質ガラス、耐熱金属
   に白金を用いてなる特許請求の範囲第１項記載のガラス
   封止型サーミスタ。