JPS6012392A

JPS6012392A - 架台昇降式浮船台

Info

Publication number: JPS6012392A
Application number: JP12078283A
Authority: JP
Inventors: Nobutaka Miura; 信隆三浦
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-07-01
Filing date: 1983-07-01
Publication date: 1985-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は小型船舶を簡便な方法で海上で上下架し、海上
係留保管することができる浮船台に関する。

〔従来技術〕

漁船、ポート、ヨツトなど小型船舶は非使用時はごく一
部の陸上保管を除いて、通常、海上係留保管がほとんど
である。この場合、生物、異物等の耐着が時間経過に比
例して進み、船の走行、燃費、維持費等に多大の不利益
をもたらすことば周知の通りである、。特殊塗料の塗装
による対策も古くからあるが、持続性がな５＜、長期的
％果はいまだに望めないのが現状であり、定期的船底保
守作業に要する多大の労力と併せ、塗装材料、その他燃
費の増大など資源の綜合的なＩｎ失は多大なものがある
。これを解決するため、浮ドツク式の係留保管装置が近
年開発されている。しかし従来装置のほとんどは浮室と
架台が接続した一体構造となっており、浮室に海水を流
し、排水することによって浮沈させる方法が一般的であ
った。したがって構造的には完全な水密、気密性を要求
されている部分が多く、特に浮力体をなす浮室は絶対に
水密、気密の構造体でなければならず、高度な技術が要
求され、コスト的にも高水準のものであった。

また使用に際して、浮上の場合には浮室に空気圧縮機で
空気の圧入による排水、また動力ポンプによる排水で浮
上し、沈下に際しては海水の流入がなされるが、この場
合、出入口が比較的小さいため時間が多くかかり、迅速
を必要とするときの沈下進水、浮上作業には煕点があっ
た。また使用時に船体、架台の重心が合致して水平度が
保たれていても、上、下架の際、流入や排水による水量
。

空気量の変化によるバランスの不均衡のため、船体や架
台の水平度が失われ、著しく傾斜角度が出やすく、船体
の上架はもちろん下架進水の場合、かなりの不安定性且
つ危険性を伴うものであった。

また他物体の衝突による浮室のわずがの損傷も、即沈没
につながる危険性が多く、その他コスト面などいろいろ
の観点から、いまだに一般的に広く使用されるに至って
いないのが現状である。

〔発明の目的〕

本発明はこのような従来技術の有する欠点を解決しよう
とするものであり、その目的は水密性。

気密性を不要となすことによって安価に製作でき、かつ
浮沈操作を安全にかつ短時間にて行うことができる架台
昇降式浮船台を提供することにある。

〔発明の構成〕

上記目的を達成するため、本発明では浮船台を浮体と船
体支持架台とより構成し、浮体は常時水面」二に浮上可
能となし、所要の昇降装置によって船体支持架台のみを
浮力体に対して昇降自在となし、係留保管位置と進水位
置をとらせる構成としている。

〔実施例〕

以下添付図に示す一実施例に基いて本発明を具体的に説
明する。

なお、第１図は架台昇降式浮船台の全体斜視図、第２図
は浮体の長手方向断面図、第３図ば浮体内の架台昇降装
置を示す斜視図、第４図は船体を」載架して浮上した状
態を示す説明図、第５図は船体の進水状態を示す略断面
図、第６図は他の実施例を示す説明図である。

第１図から第５図において、（１）は船体（２）を支持
する船体支持架台であり、同支持架台（１）は、平行す
る二横架部材（３）を主フレーム（４）にて連結して■
型構造物を形成し、同Ｉ型構造物の両端に傾斜支持面（
５）を有する一対の船体支持受（６）を固着することに
よって構成している。（７）は各横架部＋Ａ（３）の−
側部に取付けた固定兼ガイド杆であり、これによって後
述する浮体（９）に対する船体支持架台＋１１の昇降を
円滑かつ確実に行うことができる。また（８）は各横架
部＋Ａ（３）の両側部に取付ける略Ｕ字状の脚部である
。

（９）は船体支持架台（１１の両側に配設されている浮
体であり、実質的に長矩形形状を有しており、これは金
属、ＦＲＰ等の素材よりなる外殻αＯ）内に発泡スチロ
ール等の浮力発生用素材（１１）を充填することによっ
て構成している。なお、外殻（１０１としては、金属、
ＦＲＰ等一定の機械的強度を有する素材が好ましく、か
かる構成とすることによって、浮体（９）は十分な浮力
を常時保有することができるとともに、他物体との衝突
により外殻００）が破損することがあっても、浮力発生
用素材（１１）の存在により浸水を防止でき、沈没を防
止することができる。なお、浮体（９）は本実施例では
正方形断面としているが、方形断面３円形断面とするこ
ともできる。また両岸体（９１，１９）を船体（２）の
進行を阻害しないようにして別途横架部材（図示せず）
にて連結することもできる。また浮体（９）はその内部
に凹所（１２）を形成しており、同凹所（１２）内に浮
体（９）に対して船体支持架台（１１を昇降する架台昇
降装置（１３）が配設されている。

第２図及び第３図にかかる架台昇降装置（１３）の詳細
が示されており、（１４）　、（１５）は凹所（１２）
の両端に設けた索具挿通孔であり、同索具挿通孔（１４
）　、（１５）を通して索具（１６）　、（＋７）が上
下に移動する。索具（１６）　、（１７）はその下端を
船体支持架台（１１の脚部（８）の一部をなす外側伸延
杆（８ａ）の上端に連結しており、一方、索具（１６）
、（１７）はその上端をプーリ　（１８）　、（１９）
　。

（２０）、滑車（２１）及び索具（２２）を介して凹所
（１２）の−側に配設したウィンチ（２３）と連結して
いる。上記構成によって、ウィンチ（２３）を駆動する
と、索具（１６）　、（１７）は上下に移動し、これに
よって船体（２）を載架する船体支持架台（１１も浮体
（９）に対して相対的に昇降することになる。なお第４
図に示す如く、係留保管位置において、脚部（８）の外
側伸延杆（８ａ）は索具挿通孔（１４）、（１５）内に
挿入するので、さらに船体支持架台（１）と浮体（９）
は強固に連結される。

ついで上記構成を有する架台昇降式浮船台の使用状態に
ついて、上架ｐ％船体の上架、船体の下架、進水の順に
説明する。

（上架前の状態）第３図のウィンチ（２３）を船体（２）上の電源に導線
（２４）で接続し、ウィンチ（２３）を始動し、索具（
２２）をゆるめると、滑車（２１）、プーリ（１８）　
、（１９）　、（２０）を介し、脚部（８）に連係した
索具（１６）　、（１７）がゆるみはじめ、船体支持架
台＋１１が沈下する。第５図のように入渠する船体（２
）の船底（２ａ）よりやや深く沈んで停止するよう索具
（１６）　、（１７）をあらかじめセットしておく。船
体（２）と浮船台全体との重心点については、あらかじ
め実際の上架以前に試験的上架を行って、前後左右のバ
ランス、長手方向の重心点などを見出しておき、所定の
マークをつけるなどして以後の上架に際し重心点の合致
をしやすくしておく。

（船体の上架）以上の操作により、第５図のように所定の深さに沈下し
た船体支持架台（１１の上に、固定数ガイド杆（７）を
使って前記所定の重心マーク位置まで船体（２）を導入
し、適宜索具等で船を前後動しないよう固定する。次に
ウィンチ（２３）を船体（２）上の電源に導線（２４）
によって接続し、ウィンチ（２３）を始動、巻揚げると
、索具（１６）　、（１７）が引かれ、船体（２）が船
体支持架台（１１と一体に第４図の完全上架の位置まで
引揚げられる。索具（１６）　、（１７）に適当な方法
でストッパー機構を施しておき、完全上架後ストッパー
をかけて上架を完了する。

（船体の下架進水）船体（２）を船体支持架台（１１に固定していた索具を
解き、前記ストッパーを解除し、ウィンチ（２３）で索
具（１６）　、（１７）をゆるめると、船体（２）、船
体支持架台（１１は共に一定量降下し、第５図のように
船体（２）は船体支持架台（１１上の船体支持受（６）
を離れ、進水を完了する。

以上が本発明に係る装置の働きのすべてであるが、さら
に本発明においては、一度、船体（２）及び船体支持架
台（１）の重心点をセット出来ると、上下架の途中にお
いて富に船体と装置全体の動作が安定し、従来装置の如
く上下架途中において船体（２）。

船体支持架台（１）が共に傾き、不安定で且つ危険な状
態をもたらすことは全くなく、きわめて安定した安全な
水平状態のままで上下架出来る大きな利点を有する。

また上下架時のスピードもウィンチ性能の選定如何によ
ってはきわめて早い数十秒単位の高速上下架が可能とな
る。

なお上記実施例において、架台昇降装置は、索具とウィ
ンチを用いたが、第６図のように船体支持架台（１）の
一部をなす脚部（８）をそれぞれ延長して独立したラッ
ク（２５）とし、浮体（９）内にモータ（図示せず）や
ピニオン（２６）を内蔵し、それぞれを−斉に連動、上
下させることもできる。またランク（２５）にかえてボ
ールネジ（図示せず）などを採用すればなお滑らかな作
動を得ることが出来る。

またその他の実施例としては、図示しないが、浮体（９
）内に動力源のバッテリーを組込み、外部に太陽電池を
取付け、日照時に常時自動的に充電可能にしておけば、
他からの電力供給が不要で、浮船台自身で動力をまかな
うことができる利点がある。

〔発明の効果〕

以上述べてきた如く、本発明は、下記の効果を奏する。

（イ）本願の場合は架台と浮体が一体構造でなく分離し
ており、浮室をなす浮体は注排水により浮沈する方法で
はなく常時浮上状態にあり、水密、気密の必要もないの
で全体をｆｆ車な構造とすることができる。

（ロ）架台の浮上、沈下に際しては、架台と浮体内のあ
らかじめ双方が水平、平行であるようセットされた索具
等の距離を機械的方法により伸長、短縮するだけでよく
、したがって電動ウィンチ、チェンブロノク、油圧機器
その他適切な動力器具をセットすることにより、数十秒
での浮沈操作が可能となる。

（ハ）また上下架の際安全度も向上することができる。

（ニ）構造的に複雑な骨組や補強など必要とせず、浮体
は機構部の一部を除いて外殻に発泡体を充填したシンプ
ルな構造であるため、コスト面においてもきわめて製作
に実施、供給できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は架台昇降式浮船台の全体斜視図、第２図は浮力
体の長手方向断面図、第３図は浮体内の架台昇降装置を
示す斜視図、第４図は船体を上架して浮上した状態を示
す説明図、第５図は船体の進水状態を示ず略断面図、第
６図は他の実施例を示す説明図である。（１）船体支持架台　（２）船体（３）　横架部材　（４）主フレーム（５）　傾斜支持面　（６）　船体支持受（７）固定数
ガイド杆　（８）脚部（８ａ）外側伸延杆　（９）浮体（１０１外殻　（１１）浮力発生用素材（１２）凹所　
（１３）架台昇降装置（１４）索具挿通孔　（１５）索具挿通孔（１６）索具
　（１７）索具（１８）　プーリ　（１９）プーリ（２０）プーリ　（２１）滑車（２２）索具　（２３）ウィンチ（２４）導線　（２５）ランク（２６）ピニオン実用新案登録出願人　三　浦　信　隆代理人　手掘　益（ほか２名）特許庁−長官　若杉　和夫殿１．事件の表示 ■計重５８年　特許願　第１２０７８２号２、発明の名
称架台昇降式浮船台３、？ｉｌｉ正をする考事件との関係　特許出願人住所４、代理人（１１特許請求の範囲を以下の如く訂正する。「１．イ）水上に當時浮上可能かつ浸水防止可能な浮体
、口）上面に船体支持部を有する船体支持架台、ハ）浮体
より船体支持架台を昇降自在に支持し、船体支持架台を
係留保管位置と進水位置にもたらす架台昇降装置、とよりなる架台昇降式浮船台。」（２）明細書第１１頁第３〜５行「、コスト面において
もきわめて製作に実施、供給できる。」を「、コスト面
においても、きわめて容易に製作できるので、安価に供
給できる。」に訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】１、イ）水上に常時浮上可能な浮体、口〉上面に船体支持部を有する船体支持架台、ハ）浮体
より船体支持架台を昇降自在に支持し、船体支持架台を
係留保管位置と進水位置にもたらす架台昇降装置、とよりなる架台昇降式浮船台。